扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
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稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
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其の四百二十六 一ヶ条立合 大東流合気柔術 扶桑会 
大東流合気柔術 初伝118カ条のうち「一ヶ条」と呼ばれる31本の形を3回にわたって紹介する。
第1回目の今日は「立合」の十一本。双方が立った状態で行う形である。
扶桑会では昇級審査の5級で一本捕、逆腕捕、4級で左記に加えて車倒、裏落を行う。
3級以上は11本すべてが審査項目に入ってくるため、この動画を参考にして習熟されたい。
以下に形の名称を読み方とともに記す。
一本目 「一本捕(いっぽんどり)」
二本目 「逆腕捕(ぎゃくうでどり)
三本目 「車倒(くるまだおし)」
四本目 「裏落(うらおとし)」
五本目 「小手返(こてがえし)」
六本目 「腰車(こしぐるま)」
七本目 「帯落(おびおとし)」
八本目 「搦投(からめなげ)」
九本目 「切返(きりかえし)」
十本目 「四方投・表(しほうなげ・おもて)」
十一本目「四方投・裏(しほうなげ・うら)」

動画の見方であるが、最初に通常の速度での演武、続いて再生速度を落としてポイントごとに解説を加えている。
いわゆる「楷書」のように一点一画をおろそかにせず、しっかりと詰め、崩しを入れて制していく「柔術」的動きである。
最初はこのように、柔術的技法を大切にして形を覚えていくことが望ましい。
なお、それぞれの形の解説の末尾に「合気柔術」として動きを簡略化した方法を掲げた。
簡略化と言っても単純にコンパクトにしたというものではなく、より少ない動きの中に柔術的崩しを包含させている。
一見すると体捌きなどが省略されているようだが、これらも微妙な重心の移動や身体操作で柔術的技法と同じかそれ以上の威力を発揮させている。
より発展的な研究に役立てていただければ幸いである。
稽古日誌 令和5年1月19日 22日 26日 29日 大東流合気柔術 扶桑会 
大東流合気柔術 扶桑会の稽古日誌。今回は一月後半の稽古内容です。
まずは1月19日(木)、扶桑教世田谷太祠 本殿での稽古です。

この日は「中心を攻める」を主題にして研究しました。
中心と一口に言っても、そこをどのようにとらえるか、お互いが動いている中でそれなりに難しいものです。

ただ単に相手の中心を見つけ出すだけではなく、次には自分の中心力を発揮することも必要になります。
筋力に依存した力任せの操作では、相手とぶつかってしまいがちです。

形稽古を通じて、流動的な動きに備えた感覚を養成していきます。

続いて1月22日(日)の稽古。

この日は前日に公開したブログの内容「其の四百十八 受け止める」をおさらいする形で進めました。
相手の力を受け止めるとき、自分が力を内に込めてしまっては、はじき返すような形になり、合気柔術の動きとは言えません。

自分の中心から放射するように「力を出す」。
そのためには身体を「伸ばす」ことが必要です。

理論で裏付けた操作法を、実践して身体に練り込む。
毎回の稽古でその過程を着実に踏んでいきます。

1月26日(木)も扶桑教太祠 本殿での稽古です。

前回に引き続き「伸ばす」動きに焦点を当てて修練しました。

さらには「沈む」動きで切返。

複雑に見える形に取り組むときほど、基本の身体操作に立ち返って反復練習します。
我々扶桑会では、そうした核心の身体操作、思考法を「要素」と呼んでいます。

1月29日(日)は、今年初めての本稽古でした。
この日のテーマは「手刀」の使い方。

これまで日常の稽古の中で何度も取り上げている考え方ですが、改めて体系的に「一から」捉え直す機会としました。

人体の一部を「道具」に見立てて使うことの意味と、その具体的な運用法。
「剣の理合」に基づいた動きが、いかに効果的な力を発揮するか。

3時間の稽古の中で、実感できたのではないでしょうか。
月に一回の本稽古では、こうした基本の考え方に、基礎からじっくりと取り組んでいきます。

其の四百二十 一筆で倒す 大東流合気柔術 扶桑会 
今回は、柔術技法における「一筆書き」ということについて述べてみたい。
私どもが普段稽古しているのは、書道になぞらえれば「楷書」ともいうべき方法である。
すなわち、「止め、はね、はらい」を着実に行って一つの文字を書き上げるように、部分的な動作をしっかりと連続させ、一つの技を形成していく。

楷書に対し、一画一画を流れるように形作っていくのが行書であり、
全体を一筆で書き上げていく草書となるとその流麗さに比して技術的な難易度は格段に上がる。
私も「下手の横好き」で筆をとることがあるが、やはり楷書の域を脱して行書・草書に達するには、余程の習熟を経なければ難しいと実感できる。
筆の運び、勢いの緩急、全体の中での部分の調和。
書道における技術的留意点はそのまま大東流の柔術技法にも当てはめられる。

話が横道にそれたので、動画解説に戻ろう。
今回、「一本捕」を一筆書きの要領で流れるように行ってみたのであるが、楷書的な柔術技法にしても、行書・草書的な合気柔術技法であっても、初動の「乗せる」という操作が重要であることには変わりがない。

「乗せる」とは、攻撃してきた相手を自分の腰(体幹)と繋げてしまうことであり、そこで無力化してしまうことだ。
その上で、柔術的技法で行う一つ一つの操作をほぼ同時的に、なおかつ簡潔に最小の動きを用いて行うことで「一筆書き」の技が成立する。

上記説明した一連の動きは、相手の攻撃の意思を妨げることなく、自分の優位なところに導くようにして制する手法であるが、「合気之術」という境地にまで達すると、この「乗せる」動きが相手を物理的・心理的に支配するような形で発動されるという。
其の四百十九 八の字 大東流合気柔術 扶桑会 
今回からは大東流合気柔術の代表的な形ともいえる一本捕について解説していきたい。
特に体重移動で技をかけていくという、まさに大東流らしい考え方を含む身体操作法を取り上げるので、ぜひ参考にしてほしい。

まずは、初動である。
正面打ちで攻撃してくる相手の腕を、はじき返すのではなく全身を一体とした手刀の柔らかな動きで受け止める。
この瞬間に相手を乗せてしまうところに極意があるのだが、これは前回の「受け止める」でも解説しているのでそちらを参照されたい。
初動で相手とつながったら、そのつながりを失わないよう、一動作ごと丁寧に運んでいくのだが、最後に腕を斬り落とすときにどうしても力づく、つまり腕の力を用いて引っ張ったり引き落としたりということになってしまう。
ここで出てくるのが、冒頭で述べた体重移動による崩しである。

相手は両足が地面に接する二点で自分の身体を支えている。
これを固定したまま、その二点を底辺とする二等辺三角形の頂点に相手の重心を移動させれば、物理の法則にしたがって支え続けることは出来なくなる。
そして、その位置への移動を自らの身体を動かすことによって行えば、相手の抵抗はほとんど起こらない。
何故なら相手の意思に反した無理な力が働かないからである。

動画ではこの時に、相手の両足を結ぶ線と、自分の両足の作る線が「八」の字になるように運足する、としている。
これを「4点で台形を作る」「真ん中に鏡を置いたと想定して足を対称位置に置く」など、様々な口伝があるが、どれにしても要は相手の重心を三角点に導くために、自分の体重をどこに移動させるかということを語っている。

相手を動かそうとして無理に引っ張りまわすのでなく、素直に自分の位置を変えてことを進める。
古武術大東流の知恵に満ちた思考法だと感じるのだが、いかがだろうか。
稽古日誌 令和4年9月15日、19日本稽古、25日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌。今回は9月中旬から下旬にかけての記録です。
まずは9月15日(木)、世田谷総合運動公園体育館での稽古。

基本の形から修練を始め、その変化・応用へと段階を追って進みます。
この日は立襟捕など、後ろからの攻撃に対する考え方を取り上げました。

正面からの攻撃と違って、後ろから接触された場合にどう臨むか。
予期しない攻撃に対して反応するために必要なものは何か?

そうした「心構え」的なものを練り上げていくのも、古武術修行の現代的な意義です。

9月19日は9月の本稽古。
この日は「正面打」をテーマに、大東流合気柔術の基本的思考法について学びました。

正面打ちの打ち方、受け方に始まった稽古は、「受け」が「攻め」そのものに転じることや、身体の中心を使うこと、全身を柔らかく運用することなど、大東流の核心的な思考法を身体操作に置き換えていく刺激的なものでした。

一カ条から、二カ条、四カ条まで、正面打ちという動きを使って様々なバリエーションの形に取り組みます。

最後は同じ思考法で「胸取」にも応用が可能であることを確認。

今後の稽古に活かしてほしい、重要な術理を学べた本稽古となりました。

最後は9月25日(日)の稽古。
この日は相手の攻撃してきた身体の部分を「盾」にして使う考え方から稽古を始めました。

これは胸をつかんできた相手の腕の陰から攻め込んでいく動き。

お互いの動きをどう感じ、どう修正すればよいかを話し合うことが、充実した修練につながります。

さらにその考え方を使って、片手取りの四方投げなど。
変化応用は基本の考え方のベースによって理解度が深まります。

この日は帯の色が同じ人同士がそれぞれの習熟度に合わせて自由練習にも取り組みました。
お互いが切磋琢磨して技術向上を目指していきます。

稽古日誌 令和4年9月1日、4日、8日、11日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌、今回は令和4年9月上旬の記録です。

この日は基本の形を中心に、時間をたっぷりとって修練しました。
細かい疑問点にも取り組むことができ、理解を深められたようです。

後捕両肘返、切返。どちらも「沈む」動きを初動に使います。
相手の入力に逆らわず、効果的な崩しに繋げていく操作法です。

会員が自主的に練習の内容を決めて、その本質をとらえていくのも大事な修行です。
良い修練になったと思います。

続いては9月4日(日)の稽古。

この日は白帯の会員が初めての審査に臨みました。
入門から初審査まで少し時間がかかりましたが、継続して鍛錬したことで無事に認定です。

東京稽古会では古武術の技術理解の向上をはかるため、その目安として習熟度を昇級によって示します。
決して昇級や昇段が目的ではなく、そこから単なる技術にとどまらない、日本伝来の思考法や精神性の継承に繋げていくことを目指しています。

昇級は一つの区切りではありますが、そこに満足せず次の階梯にたゆまず向かう心構えが大事です。
より一層の精進を目指してほしいと思います。

9月8日(木)も扶桑教太祠での稽古。

攻撃をしっかりと受け、柔らかく全身を使って自分の重心に「乗せて」しまう動きを研究しました。

裏落、車倒、二カ条肘挫など。
乗せる動きが初動にあらわれます。

こういった修練では受手側の攻撃の意識が非常に重要です。
稽古は双方の真摯なやり取りの中から出なくては充実しません。

最後は9月11日(日)の稽古。この日kは大阪琢磨会から小林清泰先生が指導に来られました。

脱力を使って、相手の身体にからみつくようにして制する動きを多くご教授いただきました。

また、後取両肘返、肘返、腕返などの形にも取り組みました。

いつも東京稽古会に新鮮な学びをもたらしてくださいます。
丁寧なご指導に感謝申し上げます!

稽古日誌 令和4年8月18日、21日、25日、28日本稽古 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌。今回は8月後半の記録です。
まずは8月18日(木)の稽古から。

この日は基本の動きの後、四カ条の裏落、抱首などの動きを修練。
普段はあまり馴染みのない操作法が出てきますが、考え方は変わりません。

技の難易度が上がるにつれて重要なことは、受手側の攻撃が中途半端にならないことです。
攻める気持ちがない者を制することは出来ません。大東流合気柔術の思考法の根幹がそこにあります。

受け手に一定の技量がなければ、難しい技を充分に習練することは出来ないのです。
相互に上達を図りながら、稽古をしていくことが重要です。

続いては8月21日(日)。

この日は相手が後ろから攻撃してきたときの対処法、「後捕」を中心に習練しました。

正面から攻めてくる場合に対して、相手が何をしてくるかわからない「後捕」。
その初動は、相手の攻撃を瞬時に想定して、それを無効化するものでなくてはなりません。

形の稽古とは言え、そうした意識を充分に持ったうえで修練することが必要です。
東京稽古会では、単純な形の反復ではなく、そうした心構えの部分を大事にして稽古を重ねていきます。

この日の稽古後には、扶桑教さんから甘いスイカの差し入れをいただきました。
本殿の畳の上でスイカ。夏らしい光景です。

8月25日(木)も、扶桑教太祠 本殿での稽古です。

相手の攻撃を押し返すのではなく、全身を使って乗せてしまう動きを研究しました。

一カ条車倒、立襟捕、2カ条半座手刀詰などなど…。

稽古の最後には、大東流合気柔術の核心技法でもある合気上げの秘伝ともいえる考え方を伝えました。
東京稽古会独自である重要な秘伝です。
これまで、技がかからなかった会員も、突然相手の身体が動いて、びっくりの経験でした。

最後は8月28日(日)、8月の本稽古です。

相手の手首を攻める操作、受け手からすれば手首を強くする鍛錬法を連続して行うために。

四カ条合掌捕、一カ条小手返、三カ条手鏡、二カ条小手詰と、順を追って修練します。

各個の操作法を使って流れるように動き、相手の身体の中心を制していきます。

とどまらず、こだわらず、柔らかく。
大東流らしい考え方を再確認した稽古となりました。

稽古日誌 令和4年8月7日 11日 13・14日夏合宿 大東流合気柔術東京稽古会 
大東流合気柔術東京稽古会の稽古日誌。
今回は夏合宿を含む8月前半の稽古の記録です。
まずは8月7日(日)の稽古。

正面打、胸取を捌いて制する技を中心に、間合いの取り方、重心の移動を研究しました。

基本の動きではありますが、そこには数多くの技法が重層的に含まれます。

初心者からベテランまで、常に自分の未踏領域を研究する心を持って稽古していきたいものです。

続いては8月11日(木・祝)の稽古。3時間の拡大版で修練しました。

大東流の基本的な身体操作である「手刀」の使い方をテーマに。
いつも行う手刀詰にも片手取、両手取、立合、半座などいくつもの別法があります。

力づくで動くのではなく、剣を使うように柔らかく、鋭く。

そうした精確な動きが、攻めの厳しさにつながります。古武術習得に必要な、大事な修練となりました。

続いては夏合宿です。
今年はお盆のさなか、8月13~14日の実施となりました。

今年のテーマは、正面打。一カ条から四カ条まで大東流の体系的な考え方を研究します。

普段の稽古ではなかなか取り組めない技にもじっくりと時間をとって・・・

初級技との違いを知ることで、技の本質を理解することにもつながっていきます。

また、合宿ならではの稽古として当会に伝わる秘伝書を解読しての総伝技の研究も行いました。
武田惣角先生直伝の技術を、当時大変貴重だった写真に収めた、非常に重要な書物です。

大変興味深い稽古をすることができました。

稽古の後は、久しぶりの懇親会を兼ねての夕食。
夜半まで楽しい話が続きました。

東京稽古会では一年に一度の合宿を恒例としています。
来年もまた有意義な合宿ができますように。

稽古日誌 令和4年7月14日、18日、21日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌です。
今回は7月中旬の修練の様子です。まずは7月14日(木)。

体の捌きを中心に、いくつかの動きに取り組みました。

また、この日は稽古の終わりに所作・礼法について時間をとって修練。
東京稽古会では、「古武術は所作である」ということを繰り返し伝えていますが、それを実感してもらえたでしょうか。

柔らかく、かつ端然と。日本人の細胞に記憶されている身体感覚を呼び覚ましていきましょう!

続いては7月18日(月・祝)、世田谷総合運動公園体育館での稽古。

手首の鍛錬を相対稽古で行ったのち、一本捕、逆腕捕。
さらに車倒、裏落、肘返…。

最後は合気上げ鍛錬で、「肚を使う」大東流の考え方を練り込みました。。

この日は都合により代理教授が指導を担当してくれました。
工夫を凝らしてよい稽古ができたようです!

最後は7月21日(木)の稽古。

「乗せて崩す」動きについて研究しました。

当身を活用する方法、沈む動きと体捌きを連動させる方法…。
どちらも体を柔らかく使うところに極意があります。

単なる操作法の訓練ではなく、意識の道筋を見直していくプロセスが重要です。
身体と同時に、思考回路が刺激されるような稽古になりました。

稽古日誌 令和4年6月9日 12日 16日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌、今回は6月中旬の稽古の記録です。
まずは6月9日の稽古から。

このところ稽古の冒頭では初歩の形である正面打一本捕、胸取逆腕捕を継続して修練しています。

最近入会してきた会員や、毎回稽古に来られない会員にとって、一つの形を習得するのは難しいものです。

大東流初伝118カ条を修め、さらにその奥伝へと進むために。
まずは手掛かりとなる基本の二つの形を練り込むところから始めていきます。

6月12日は高津スポーツセンターでの稽古。

誰もが知っていることとは思いますが、人によって身体感覚は違うものです。
ましてや思考の道筋はより多様ですし、現実には皆が一つの物事を同じように感じることはほとんどありません。

誰もが分かっているはずのその事実を、修練の時は忘れがちです。
お互いが自分の習得した技と、それを実現するための感覚を伝えあって稽古していく中で、その「違い」を発見していくこと。

東京稽古会では、そのインタラクティブなやり取りこそが武術的な感性を磨くと考えています。
この日も、濃密な切磋琢磨となりました。

最後は6月16日の稽古。

これは半座半身投げ。
掴んだ手首を詰められているところ、関節を保護するために身体を跳躍させて受身を取らなければなりません。

これは比較的難度の高い受身の取り方になりますが、どの形にあってもそれに応じた適切な受身を行う必要があります。

受身は、もっとも実用的な護身術といえます。
東京稽古会では毎回必ず、受身の訓練を行ってから修練に入っていきます。
