扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
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稽古日誌 令和4年8月7日 11日 13・14日夏合宿 大東流合気柔術東京稽古会 
大東流合気柔術東京稽古会の稽古日誌。
今回は夏合宿を含む8月前半の稽古の記録です。
まずは8月7日(日)の稽古。

正面打、胸取を捌いて制する技を中心に、間合いの取り方、重心の移動を研究しました。

基本の動きではありますが、そこには数多くの技法が重層的に含まれます。

初心者からベテランまで、常に自分の未踏領域を研究する心を持って稽古していきたいものです。

続いては8月11日(木・祝)の稽古。3時間の拡大版で修練しました。

大東流の基本的な身体操作である「手刀」の使い方をテーマに。
いつも行う手刀詰にも片手取、両手取、立合、半座などいくつもの別法があります。

力づくで動くのではなく、剣を使うように柔らかく、鋭く。

そうした精確な動きが、攻めの厳しさにつながります。古武術習得に必要な、大事な修練となりました。

続いては夏合宿です。
今年はお盆のさなか、8月13~14日の実施となりました。

今年のテーマは、正面打。一カ条から四カ条まで大東流の体系的な考え方を研究します。

普段の稽古ではなかなか取り組めない技にもじっくりと時間をとって・・・

初級技との違いを知ることで、技の本質を理解することにもつながっていきます。

また、合宿ならではの稽古として当会に伝わる秘伝書を解読しての総伝技の研究も行いました。
武田惣角先生直伝の技術を、当時大変貴重だった写真に収めた、非常に重要な書物です。

大変興味深い稽古をすることができました。

稽古の後は、久しぶりの懇親会を兼ねての夕食。
夜半まで楽しい話が続きました。

東京稽古会では一年に一度の合宿を恒例としています。
来年もまた有意義な合宿ができますように。

稽古日誌 令和4年7月14日、18日、21日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌です。
今回は7月中旬の修練の様子です。まずは7月14日(木)。

体の捌きを中心に、いくつかの動きに取り組みました。

また、この日は稽古の終わりに所作・礼法について時間をとって修練。
東京稽古会では、「古武術は所作である」ということを繰り返し伝えていますが、それを実感してもらえたでしょうか。

柔らかく、かつ端然と。日本人の細胞に記憶されている身体感覚を呼び覚ましていきましょう!

続いては7月18日(月・祝)、世田谷総合運動公園体育館での稽古。

手首の鍛錬を相対稽古で行ったのち、一本捕、逆腕捕。
さらに車倒、裏落、肘返…。

最後は合気上げ鍛錬で、「肚を使う」大東流の考え方を練り込みました。。

この日は都合により代理教授が指導を担当してくれました。
工夫を凝らしてよい稽古ができたようです!

最後は7月21日(木)の稽古。

「乗せて崩す」動きについて研究しました。

当身を活用する方法、沈む動きと体捌きを連動させる方法…。
どちらも体を柔らかく使うところに極意があります。

単なる操作法の訓練ではなく、意識の道筋を見直していくプロセスが重要です。
身体と同時に、思考回路が刺激されるような稽古になりました。

稽古日誌 令和4年6月9日 12日 16日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌、今回は6月中旬の稽古の記録です。
まずは6月9日の稽古から。

このところ稽古の冒頭では初歩の形である正面打一本捕、胸取逆腕捕を継続して修練しています。

最近入会してきた会員や、毎回稽古に来られない会員にとって、一つの形を習得するのは難しいものです。

大東流初伝118カ条を修め、さらにその奥伝へと進むために。
まずは手掛かりとなる基本の二つの形を練り込むところから始めていきます。

6月12日は高津スポーツセンターでの稽古。

誰もが知っていることとは思いますが、人によって身体感覚は違うものです。
ましてや思考の道筋はより多様ですし、現実には皆が一つの物事を同じように感じることはほとんどありません。

誰もが分かっているはずのその事実を、修練の時は忘れがちです。
お互いが自分の習得した技と、それを実現するための感覚を伝えあって稽古していく中で、その「違い」を発見していくこと。

東京稽古会では、そのインタラクティブなやり取りこそが武術的な感性を磨くと考えています。
この日も、濃密な切磋琢磨となりました。

最後は6月16日の稽古。

これは半座半身投げ。
掴んだ手首を詰められているところ、関節を保護するために身体を跳躍させて受身を取らなければなりません。

これは比較的難度の高い受身の取り方になりますが、どの形にあってもそれに応じた適切な受身を行う必要があります。

受身は、もっとも実用的な護身術といえます。
東京稽古会では毎回必ず、受身の訓練を行ってから修練に入っていきます。

稽古日誌令和4年 5月26日 29日 6月5日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術東京稽古会の稽古日誌です。
今回は5月下旬から6月上旬にかけての修練内容を記録していきます。

まずは5月26日(木)の稽古。

中心の力を伝える「いただきます」の形からの操作法で、相手の体勢を崩していきます。

これから夏が近づき、徐々に気温が上がっていく中での稽古となります。
熱中症や、集中力の途切れによって思わぬ怪我をする可能性もあります。
指導者側も適切な水分補給を促すなどしますが、やはり個々人が自分の体調を管理していくことが必要です。

自分自身の判断によって自分の身を守る。これも立派な武術的思考法です。

5月29日(日)は世田谷総合運動公園 体育館での稽古。

上体を骨盤の上にまっすぐ乗せる身体の使い方をテーマに修練しました。

地球の中心から伸びる重力の線と自分の身体の軸を合致させることによるスムーズで力強い動き。
それが、東京稽古会が重視する「自然体であること」につながっていきます。

概念としてそれを捉え直し、意識化したうえで実際に身体に練り込んでいく鍛錬ですが、頭ではわかっていても実技に落とし込むのは大変難しいものです。

まずは知ること。そして実行すること。
一夕一朝には成らない武術修行の奥行きです。

6月5日(日)は扶桑教太祠 本殿での稽古。

基本の型を冒頭に2つ修練しました。
一本捕と逆腕捕。

基本とはいいながら、非常に多くの要素を含む重要な技です。
これから継続して毎回行っていきます。

その後裏落、車倒。
さらに半座半立ちの形を複数。

この夏は昇級審査に挑む会員が多く控えています。

昇級昇段は最終目標ではありませんが、技術向上の手掛かりとして、気持ちの張りにもなります。
稽古会としても、お互いにサポートしあっていきます!

稽古日誌 令和4年3月24日、27日本稽古、31日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌です。
今回は3月後半の記録です。

3月24日(木)は世田谷総合運動公園体育館での稽古。

軸を意識して相手の攻撃を受け止めて、崩す…

基本的な考え方ですが、実際に相手に対するとなかなか思うようには動けません。

正しい姿勢を維持すること一つとっても、頭で考えているイメージ通りにできないのが実情です。

稽古はそうした「自分の不可能性」を意識して、向上への意欲をかきたてるための場でもあります。

3月27日(日)は3月の本稽古でした。

この日は基本的な古武術の体の動かし方から始めました。

摺足を使って相手の攻撃を捌く動き。
スピードある突きや、木剣などの武器に対する動きを体感していきます。

これは実は毎日の稽古で行っている基本動作の中に含まれている動きなのですが、改めて意識すると見えてくるものがあります。

そして、基本動作が複雑な形の中に活かされることを学び、修練する…3時間にわたってじっくりと取り組める本稽古ならではのメニューです。

また、この日は5級審査も開催。

昨年入会した会員が初の審査に挑み、合格。
今後のさらなる精進を望みます。

稽古はこの後、居捕逆小手、肘当投、裏落。

前半で学んだ要素を使って、技をより深く理解していきます。

本稽古で基本の考え方を知ることは、大東流合気柔術の習得においてとても重要です。
東京稽古会では本稽古の内容をYouTube動画にして公開するなど、古武術の思考法を紹介することを一つの目的にしています。
このブログもその一つです。

もちろん実際に本稽古に参加して、実際に古武術の一端に触れることによって得られるものは非常に大です。

現在のところ、東京稽古会では本稽古への一般参加が可能です。
大東流合気柔術を体感してみたいという人は、メールフォームから問い合わせください。

最後は3月31日(木)の稽古。

手首の鍛錬から、裏落、両肘返、居反、合気上…。

相手を自分の重心の上に乗せるということをテーマに修練しました。

会員相互で自主的に内容を話し合って稽古を組み立てました。

自ら武術の道を探求していくことのできる、頼もしいメンバーたちです。
