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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 1月24日(日)14時00分から17時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百二十三 斬り崩す 大東流合気柔術 東京稽古会  




今回も古武術における「脱力」について一項を割いてみたい。



斬り崩す4



相手が両手首を掴んでいる状態を打開するために、大東流では手刀を活かすという操作を用いる。
そのことで、自ら腕を脱力した状態にしてしまう。







脱力が出来ると、攻撃に臨んだ相手は、その力の方向をみうしなってしまう。
少なくとも「つかみどころがない」という状態に一時的にではあっても陥る。



斬り崩す1



この時、相手に対して筋力をもって入力をしてしまうと、たちまち相手の攻撃は息を吹き返す。
そのため、次の動作でも腕は脱力した状態でなければならない。



斬り崩す2



脱力し、全身を連動させることで可能な限り身体の中心から出力していく意識が必要になる。
手刀、すなわち相手との接点については、力の放出口、ただの末端であると心得る。



斬り崩す3



その手刀で、相手の身体を撫で斬るようにすることで、今回の動きは目的を達するのだ。




Posted on 2021/01/17 Sun. 09:26 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  連動 
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其の三百二十一 横面打 大東流合気柔術 東京稽古会  




【謹んで新年のご挨拶を申し上げます。】

本年も大東流合気柔術 東京稽古会は日本古武術の継承発展を目指し、たゆまぬ鍛練を重ねていく所存です。
皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。



今年もまた、大東流の基本的な操作を、その思考法を解題しつつ取り上げていく。
令和三年の初回となる今回は「横面打」であるが、他武術の諸流派から当稽古会に参加する人には、修正するのに相当の時間を要してしまう、ある種の動きの「癖」がある。



横面打サムネ1



「癖」とは、剣を水平に振り回すように、相手の頭部を横薙ぎに斬る、という動きだ。
合気道などでは手刀を頭の横に振りかぶるようにして、大きく外側に踏み込むために必然的に腕が水平に振られることになる。







しかし、この動画でも詳しく説明している通り、大東流においては剣は縦に使うことを原則としている。
横面打ちであってもその例外ではなく、相手の攻撃線をわずかに外したところに捌き、正面打ちを側頭部を狙って斬り下ろす。

攻撃は中心線を通して発することによって、その効力を発揮するという考え方だ。



横面打2



捕手側も同じく、相手の中心を取るように捌きながら、自分の中心から手刀を発して迎え、受け止める。
いずれの側も、手刀を身体の外側に大きく出して操作することはない。

裏を返せば、手刀によって結ばれる相手との接点は、常に自分の中心の力が発揮できる範囲に収まっているということでもある。



横面打1



今回取り上げた動きは、その思考法をよく体現している。
中心で、無理なく扱うことで、柔らかく脱力した効果的な技となる。基本動作ではあるが、核心的なアイデアである。

今年も、こうした基本を積み重ねて稽古していきたい。





Posted on 2021/01/03 Sun. 09:42 [edit]

category: 横面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  攻撃線  正面打  剣の理合  中心線 
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其の三百十六 縦の意識 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術一本捕は、初級者が初めに取り組む型だが、そこには古武術の要素がふんだんに含まれている。

シンプルだが、探求すればするほど奥深い技術が必要になる技だ。



縦の意識3



一本捕」の「一本」とは何を指すかとよく言われるが、これもまた多種多様な答えができる。







受け手の腕を一本に伸ばして制することから、という考え方もあれば、自分の重心一本の足に乗せて崩すので、という説もある。

どれが正しく、どれが間違いということはなく、術者の習熟度に合わせて何を「一本」ととらえるかは変化していっていい。



縦の意識1



今回の動きは、この一本捕を後ろから腕をつかまれたときの対処法として使っている。

自分の手刀縦に上下させることで、相手の抵抗を受けずに肩を反し、肘を制する。



縦の意識2



振り返りざまに肘を取り、腕の自由を奪うためには、相手がこちらに対して力を出せない状態にする必要がある。

そのために、この縦の動き、つまり自分の身体の中心手刀を使う操作法が効果を発揮する。



縦の意識4



どのような状態で攻撃を受けたとしても、その対処法にある要素には共通性がある。

後捕もまた、一本捕の奥深さを知るには、よい鍛錬法と言える。


Posted on 2020/11/29 Sun. 09:34 [edit]

category: 後捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  中心  重心  一本捕 
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其の三百十五 交叉取一本捕 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術は、その技術体系の根っこに剣の理合い」を持つ。

聞きなれない言葉ではあるが、人間の身体を操作するとき、刀を使う際の動きを応用するというほどの意味である。



交叉取一本捕1



今回の動きもまた、その剣の理合い」を考えると、理解しやすい。

刀を構え、敵と相対した時に、手先だけで振り回すと、傍目にもみっともない。
例えば幼児が棒っ切れを振り回してチャンバラごっこしているような。







刀を両手で保持して、振ってみる。
さらに斜め前の目標を想定して、斬り下ろす。

そのとき、自然にその剣は自分の中心で振れているはずだ。

もちろん、両の腕がバラバラに動くことはあり得ない。



交叉取一本捕3



シンプルな操作だが、これを徒手で剣を使わずに行うところに、大東流合気柔術としての妙味がある。

そして、この思考法を「ガイド」として設置してくれたところが先人の凄味といえるだろう。



交叉取一本捕4



こうした古武術の中の知恵をかみしめながら、稽古を進めていきたいものである。


Posted on 2020/11/22 Sun. 09:06 [edit]

category: 交叉捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  中心  剣の理合 
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其の三百十三、親指を攻める 大東流合気柔術 東京稽古会  




手首の関節をとって相手を投げ倒す小手返
大東流合気柔術に限らず、徒手武術では代表的な操作法だが、初心者が往々にして陥りやすい難所がある。



親指を攻める4



それは、小手先の動きに気を取られすぎてしまうこと。
型の名前が「小手返」だからと言って、小手先の動きにとらわれると、相手は倒せない。







この技は小手(手首関節)を接点にとっていて、その部分を攻めているように見えがちであるが、実際はそうではなく、相手の体幹(腰)に崩しをかけている



親指を攻める3



接点である小手への攻めは重要であり、動画で示したように、そこには正確な位置や操作が求められるが、最終目的は手首をひねることではない。
気ばかり焦って、手元ばかりを凝視しながら技をかけようと奮戦しても、相手の身体は盤石のままだ。



親指を攻める1


また、手を持ち替え、指のかけ方が気になって姿勢が前に前に傾いてしまうこともある。
こうなると、相手から返し技で反撃を食うことになりかねない。

小手返は、小手を攻める技ではない」ということを心にとめて修練する必要がある。



親指を攻める2



名の印象に引きずられてその本質を見誤るというのは、武術だけでなく日常の生活においても起こりがちだ。
だからこそ、こうした古武術の修行を通じて、さまざまな出来事に対処する心構えを養成していってほしい。






Posted on 2020/11/08 Sun. 09:46 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  小手返 
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