FC2ブログ

大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 8月30日(日)10時30分から13時30分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
また、会員のみが参加可能な通常稽古は週二回開催しています。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の二百九十三 挟んで斬る 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回は、古武術の動きに合掌「いただきます」のかたち)が非常に有効だという話をします。
 
日本人は昔から、自然の恵みや、人知を超えた存在に対して敬虔な気持ちになったとき、そっと手を合わせて感謝の気持ちを表すことをしてきました。
 


挟んで斬る3



掌を自然に合わせると、口から顎の高さに指先があり、脇が締まります。
肩甲骨は自然に下がり、身体の力は抜けて、重みがの丹田のあたりで感じられるのではないでしょうか。
この感覚で体を動かすことが、大東流の操作法として、とても理にかなっているんです。
 
動画を見ましょう。
 






相手が中段突で攻撃してくるところを、体を捌いて外します。
 
このときに突きこんできた拳(手首)と、肘の急所(前々回「其の二百九十一 肘を斬る」参照)を同時に手刀で挟むようにします。
 


挟んで斬る6




手首は峰(親指側)で引き付けるように、肘は刃(小指側)で切り込むように伸ばします。
この押し引きのバランスで相手の腕を攻めることで、全身の動きを止めるのですが、両方の手刀の使い方に極意があります。

それが、「いただきます」のかたちなんです。



挟んで斬る1



これまでも大東流の身体操作法を何度も解説してきましたが、伸ばした手刀と、引き込んだ手刀は、どちらも自分の中心で使われていることが重要です。

正しい方法で相手の突きを止めたとき、両方の手刀を合わせると掌はぴたりとくっつくはずです。
このかたちが合掌、つまり「いただきます」になるんですね。



挟んで斬る2



脇が締まり、肩の力が抜け、指先まで柔らかく張って手刀が活きた状態。
この状態が相手を抵抗なく制する、柔(やわら)の身体運用法です。



挟んで斬る4



稽古では、お互いに感謝の気持ちを忘れずに、身体を動かすことのできる幸せを感じながら…とよく話します。
さまざまなことに合掌する気持ちで、修練することも大切かもしれませんね。



Posted on 2020/06/21 Sun. 12:12 [edit]

category: 中段突

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  古武術  姿勢  中心  攻撃線  丹田  合掌  中心線 
tb: 0   cm: 0

其の二百八十五 腰で斬る 大東流合気柔術 東京稽古会  



大東流合気柔術の考え方を、修練を通して学んでいく東京稽古会の本稽古。

本稽古で基本の動きを習ったあとは、それを型の稽古に落とし込んで繰り返し練り込んでいくという方法で古武術の上達を目指しています。



腰で斬る6



今回の動きは、手刀を全身の連動で使うということを一つの主題としていますが、大東流の型としては、片手取小手返と呼ばれています。

まずは動画を見ましょう。







片手を掴んで攻撃してきた相手に対し、手刀を活かして肩を詰めます
前回、前々回から取り上げている手刀の概念をいま一度おさらいしておいてください。

柔らかく指を開き、掌から丹田の力を放出するような意識が重要です。

身体を捌きながら、手刀で外側から斬り込むようにします。相手の親指を斬っていくようなイメージを持ってください。



腰で斬る4



ここが今回の最大のテーマですが、肩から先の力で手刀を動かしてしまうと、相手の力とぶつかり合って、崩すことはできません。いわゆる、「小手先の動き」になってしまうんですね。
刀を振る時のように、足を使い、腰を動かして手刀を操作しましょう。

相手の身体の中心を、腰を使って斬るような意識で稽古してみてください。



腰で斬る2



手刀がうまく使えれば、相手の身体は体幹部分から崩れます。
続いて、斬り込んだ手の先を小手返しに捕ります。

小手返しのポイントは動画内で説明していますので、そちらを見てください。
それよりも注意したいのは、この小手を取りに行くときに、手先だけを伸ばさない、ということです。



腰で斬る5



先ほど今回の最大のテーマといいましたが、手刀を操作するときに小手先だけで動かしたのでは、力を伝えることができません。
ここでも同じように、腰と連動させるようにして、小手返しに手首を極めましょう。

この動きを習慣づけられるようになりましょう。
基本の考え方ですが、非常に効果的で、重要です。



腰で斬る1



もちろん小手返は、この手刀の操作法だけではなく、ほかにも様々な技法を組み合わせて行われますが、こうした一つ一つのアプローチを引き出しとして習得することで、総合的に技術向上へとつなげていきましょう。





Posted on 2020/04/19 Sun. 18:40 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  中心  連動  攻撃線  丹田  小手返 
tb: 0   cm: 0

其の二百八十一、体幹トレーニング 大東流合気柔術  




大東流合気柔術 東京稽古会の鍛錬法を3回にわたって紹介しています。
今回は<体幹トレーニング>です。



体幹2




脱力した状態で、大きなパワーを生み出すことのできる体幹の筋肉。
体幹を鍛錬することで、古武術に必要な小手先の筋肉に頼らない動きを手に入れることができます。
また、インナーマッスルを使うことで、効率的で疲れの少ない身体運用が可能になります。

では、動画を見てください。








【※正しいフォームを取らないと、トレーニングの効果は上がりません。最初は鏡を見たり、誰かにチェックしてもらうのが良いでしょう】




体幹4



①クランチ(腹直筋)

仰向けに寝る。両膝を立て、腕を体の脇に伸ばします。掌は下向きです。

ドローインして、へそを覗き込むように上体を起こします。
肩甲骨が床から離れる程度にしてください。



体幹5



起き上がる時に腕を使わず、腕は床と平行になるように肩と一緒に浮かせます。

ゆっくり持ち上げ、同じ速度で戻します。5~8回を1セット。2~3セット行いましょう。



体幹6



②クロスクランチ(腹直筋、腹斜筋)

仰向けに寝た状態で右膝を立て、左の手を頭の後ろに回します。

ドローインして、右膝からつま先までを床と平行に伸ばし、右膝の外側と左ひじの外側が触れるまで、上体と足を引き上げてください。



体幹8



ゆっくり引き上げ、同じ速度で戻します。

足の角度を床と平行に保ってください。
息を止めず、呼吸をしながら行いましょう。引き上げるときに吐き、伸ばすときに吸います。

5~8回を1セット。2~3セット行いましょう。手足を変えて同じ動きをおこないます。



体幹9



③フロントブリッジ(腹直筋)

うつぶせの状態から、肩幅に肘を突き、骨盤幅につま先をついて身体を持ち上げます。

ドローインして、頭の先から尾てい骨までが一直線になるようにお尻を引き上げます。
ゆっくりと引き上げて、同じ速度で戻します。



体幹11



肘や足の筋肉を使わず、骨盤周りの力を意識して行います。
また、お尻や頭が上がりすぎたり、下がりすぎたりしていては効果はありません。正しいフォームで行ってください。

5~8回を1セットとして2~3セット行います。



体幹20



④サイドブリッジ(腹斜筋)

横に寝た状態から、肩の真下に肘を突き、上体を持ち上げます。



体幹13



ドローインして、頭の先から腰までが床と平行になるように腰を引き上げてください。
この時、上から見ても頭から足先までが一直線になるようにフォームを取ります。
ゆっくりと引き上げて、同じ速度で戻しましょう。

頭が前に出たり、腰が後ろに出たりしがちなので、気を付けてください。
胸を張り、骨盤と上体がまっすぐになっていることをイメージしましょう。



体幹14



肘の力で持ち上げようとするのではなく、脇腹のあたりを意識して使います。
上手くできない人は肘を肩のやや内側につくと、やりやすくなるでしょう。

方向を変えて同様に。5~8回を1セットとして2~3セット行います。



体幹15



⑤ダイアゴナル(脊柱起立筋)

両手両膝をついた状態で、ドローインします。
右腕と左足を、背中と平行になるように伸ばしてください。

この時、手の指先からかかとまで、横から見たときに一直線になっているように。
また、膝が外側を向きがちですが、まっすぐに引き上げます。



体幹16



背中が反りすぎると、効果がありません。また、丸くなりすぎても同じです。
テーブルのように、平らに、床と平行になるように調整してください。

背骨の周りの筋肉を意識して使うことが必要です。
ゆっくりと引き上げ、同じ速度で戻しましょう。



体幹17



古武術に必要な体幹トレーニングを紹介してきました。こうして体幹を鍛錬することで、基礎代謝を上げることができます。

古武術の上達にもつながります。一人でもできる稽古法としてお勧めです。
皆さんも毎日の鍛錬に取り入れてみてください。






Posted on 2020/03/19 Thu. 13:54 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  丹田 
tb: 0   cm: 0

其の二百八十、体幹トレーニング(体軸バランス) 大東流合気柔術  




大東流合気柔術 東京稽古会の体幹トレーニング、今回は「体軸バランス」です。

身体の軸を保つことで、ブレない動きが可能になります。正しい姿勢を維持することができるようになると、相手に力を効果的に伝えられます。



バランス1



重心の移動と、丹田の意識(ドローイン)は、普段の古武術の鍛錬にも役立ちます。

では早速、動画を見てください。







丹田の意識(ドローイン)

両膝をついて、膝立ちになり、骨盤と上半身の関係性を意識します。
そのまままっすぐに立ち上がり、骨盤の幅に足を開いて立ちます。これが、自然体です。



バランス9



次に、腹式呼吸で鼻から息を吸いながら丹田(へその下)を膨らませます。口から細く息を吐きながら丹田を背中の方に引き込むように軽くへこませていきます。

背中をそらさず、背中に下腹部を近づけていくような感覚で。
その状態を維持して、呼吸を続けてください。



バランス2




②開脚バランス

自然体のまま、両手で手刀を作って、骨盤から体側を撫でるようにまっすぐ上に伸ばします。真上から引っ張られるような意識で。

そのままゆっくりと右足に体重を乗せていきます。体軸が右側に移った状態で、左足を浮かせましょう。



バランス10



左足を外側に引き上げ、元の位置に戻します。この時に上半身がぐらつかないように、骨盤の筋肉を使う意識で、ゆっくりと行いましょう。
これを10回。

ぐらつく場合はドローインを意識します。

反対側も同じように行ってください。



バランス3



③縦スクワット

自然体から、両足を一直線上に乗せるように縦に並べます。

骨盤が床と平行を保つように意識しながら、エレベーターが上下するように膝を曲げて上体を下げ、さらに膝を伸ばして上体を上げます。



バランス8



勢いで上下せず、出来るだけゆっくりと重心を感じながら行ってください。

上半身は前や後ろに傾かないように、骨盤の上にまっすぐに乗せたまま行いましょう。
これを10回。

足を入れ替えて、逆側も同様に。



バランス4



④一本足バランス

自然体から、腕を床と平行になるように上げます。掌は下向き。
右足に重心を乗せ、さらに骨盤を前に倒すように上体を前傾させます。
同時に左足を後ろに上げましょう。



バランス5



頭の先からかかとまでが一直線になるように、上体と左足を傾け、制止します。
この時、両腕は地面と平行を保ったまま。
軸となる右足の膝は、曲げないでください。

この姿勢で8~10秒。



バランス6




膝を曲げず、背中を丸めないこと。出来る人は、背中が床と平行になるところまで傾けてもよいでしょう。

どの種目を行う際にも、丹田(ドローイン)を意識してください。



バランス7



体軸バランスで軸の感覚が出来てくると、普段から美しい姿勢で過ごすことができるようになります。

古武術だけでなく、日常生活にも活かすことのできる体操法として、やってみてもいいですね。

次回は<体幹トレーニング>です。












Posted on 2020/03/15 Sun. 13:26 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  重心  丹田  体重移動  姿勢  手刀 
tb: 0   cm: 0

其の二百七十九、体幹トレーニング(ストレッチ) 大東流合気柔術  





大東流合気柔術 東京稽古会では古武術の身体づくりの一環として体幹トレーニングを取り入れています。
畳一帖あれば出来る、一人でもできる効果の高いトレーニング方法を公開します。



ストレッチ1




古武術に使える体幹トレーニングは三本の柱を組み合わせて行います。

1)ストレッチ:全身の血流を循環させる。鍛錬の準備をする。
2)体軸バランス:体軸の感覚、正しい姿勢の意識を高める。
3)体幹トレーニング:体幹の筋肉を鍛える。

この三つを15~20分ほどかけて行います。

それでは、動画を見てください。








ストレッチだけでなく、体幹トレーニング全般に言えることですが、正しい姿勢で行うことが重要です。ポイントは、骨盤と上体の関係性。

お盆の上にコップを乗せているところを想像してください。お盆が骨盤、コップが上半身です。



ストレッチ2



骨盤が傾けば上半身も同じ関係性で傾きます。これが自然な形です。骨盤と上体は常に自然体の形を意識してください。

ストレッチを正しく行うことで、怪我をしにくい身体の状態を作ることができます。



ストレッチ4



①体側の筋肉を伸ばす

正座の状態から、膝をついて膝立ちになります。これが骨盤が地面と平行になっている状態。上半身も安定している。肩を落として頭が骨盤の真上に乗るように。
この自然体の感覚を常に持つことが大事です。

両手を上に上げる。指先まで柔らかく伸ばして、真上に引き上げられるようなイメージで。



ストレッチ5



手刀の刃の部分を前に向ける。
右手の四本の指先を、左手の小指球に引っかける。強く掴んではいけません。
そのまま右腕の重みを乗せるように体を傾けます。引っ張るのではなく、重みに従うように。

伸ばしたら、脱力して呼吸します。8~10秒。息を止めないように。

骨盤は地面と平衡を保ったまま。



ストレッチ3



手刀の意識を持つことで、柔らかく体を伸ばす動きが出来てきます。
この体幹トレーニングを古武術に活かすことができるメリットがそこにあります。

古武術の、「芯を作って脱力する」意識の鍛錬にもつながるんですね。身体をフニャフニャにするのではなく、張りは残したまま、力を抜くイメージをもってやってみてください。



ストレッチ6



②首から肩周りの筋肉を伸ばす

頭の後ろで両手を組んで重みをかけ、首を前に倒します。首肩回りの筋肉が伸びたら、脱力。
呼吸をしながら、さらに筋肉が伸びていることを感じる。8~10秒。
脱力しても伸びが弱い場合は、まだ力が入っていると考える。

骨盤は地面と平行に。腰から曲げるのではなく、肩甲骨の下あたりから前に倒す意識で。



ストレッチ12



③お尻の筋肉を伸ばす(大臀筋)

腰を地面につけて足を延ばす。骨盤は地面と平行に。
左膝の上に右足のくるぶしを乗せ、左膝を立てる。右足のひざ下部分は地面と平行になるように。
右足のひざ下部分に胸を近づけていきます。この時、骨盤と上半身の関係がまっすぐになるように。背中を曲げてはいけません。

右側のお尻の筋肉が伸びたら、脱力。呼吸をしながら8~10秒同じポーズで。



ストレッチ7



続いて、立てた左膝を外側に倒して、くるぶしをお尻につけます。
右膝と左胸をくっつけるようにすると、再びお尻の筋肉が伸びます。
脱力して呼吸する。8~10秒。同じように反対側の足でも行います。

背中が曲がらないように気をつけましょう。骨盤と上半身の関係性を意識してください。



ストレッチ8



④股関節を伸ばす(内転筋)

両足の裏をくっつけて、股関節の方に引き込む。この時に座骨が床についていることが望ましいですが、無理はしないでください。

この状態で、太ももの外側を床につけるように足を開きます。
さらに、骨盤を前に倒します。この時、上半身だけを倒すのではなく、骨盤ごと前に傾けていく意識を持ってください。無理をせず、太ももの内側の筋肉が伸びていることを感じられれば良いでしょう。
脱力して、呼吸します。そのまま8~10秒静止してください。



ストレッチ9



⑤足の後ろ側を伸ばす(腓腹筋、ハムストリングス)

両手両膝を床につけ、右膝のかかとに左足を乗せます。
右足のかかとを地面につけて膝を伸ばし、さらにお尻を引き上げてください。

かかとから尾てい骨までが一直線になるように。同じように頭の先から尾てい骨までもまっすぐに。頭を下げすぎないようにしましょう。

辛い場合は、手を突く位置を膝から離してもかまいません。
脱力して、呼吸。8~10秒。反対の足も同様に行ってください。



ストレッチ10



⑤骨盤の中を伸ばす(腸腰筋)

正しい姿勢を維持するのに重要な、骨盤の中にある腸腰筋という筋肉の柔軟性を高めます。

右膝を立て、左足を引きます。右足に重心をかけながら、左手をまっすぐに上に伸ばします。手刀の意識を忘れずに。刃を前に、柔らかく指先まで伸ばしてください。
この時、骨盤が床と平行であることを意識してください。また、上半身は骨盤の上にまっすぐ乗るようにしましょう。

左腕を右側に倒します。骨盤は平衡を保ったまま、さらに後ろの壁を見るように右側に上体をひねりましょう。

骨盤の中を意識しながら、脱力。呼吸して9~10秒静止します。反対側も同様に行ってください。



ストレッチ11



ストレッチは、痛みを感じない程度に、気持ち良いところで伸ばし続けることが大切です。
呼吸をしながら、無理なく行ってください。
次回は<体軸バランス>を紹介します。







Posted on 2020/03/14 Sat. 11:33 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  丹田  体重移動 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

稽古への参加希望はこちらから

大東流合気柔術って何?

これまでの動画と記事

最新記事

最新コメント

カテゴリ

アクセス数

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top