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東京稽古会への入会について

通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 8月28日(日)16時00分から19時00分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。

東京稽古会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百八十五 逆襷 大東流合気柔術 東京稽古会  




相手の攻撃に対して自分の体勢を崩さずに応じる動きについて、これまでに何度か解説を加えてきた。
今回の操作法ではその動きから転じて相手を崩すために働きかける。



逆襷サムネ



当然のことながら、攻撃を仕掛けてくる相手も最初から自分が技をかけられて倒されることを前提にしているわけではない。
こちらを圧倒し、制することを期して立ち向かってくるのである。







そういう相手に対して効果的にこちらの力を伝えるために、古武術では脱力の思考法で応じていく。



逆襷2



逆説的に聞こえるだろうが、この逆襷の動きもまさにその思考法を体現したものだ。

中段を突いてくる相手に対し、その攻撃線に沿うように身体を捌く。腰を中心に動いていくことはこれまでに見てきた通りである。



逆襷1



さらに相手の裏に入り身しながら、腕を斜めに巻き付けるように相手の腕と首に伸ばす。
この時に自分の上半身を柔らかく脱力した状態で使えるかが成否を分ける。

腰で捌き、腰を中心に力を発揮する意識が、上半身の筋力を使わない操作につながるのだ。



逆襷3



相手に力を伝えるときこそ、接点ではなく自分の中心を意識する。
思考の転換が必要となるこの動きを、反復修練してほしい。






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Posted on 2022/05/21 Sat. 18:00 [edit]

category: 中段突

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  中心  攻撃線  入身 
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其の二百二十九、一カ条立合腰車 大東流合気柔術 東京稽古会  




東京稽古会の審査形解説です。今回から三級技を取り上げていきますよ。
その前に、大事なことなので、もう一度おさらいしておきますね。

大東流合気柔術の形は、相手の攻撃や崩れ方に応じて、また、彼我の体格差などに応じて変化します。決して固定化された動きではありません。



一カ条立合腰車2



動画ではポイントを止めて解説していますが、これはあくまでも形の習得のための基本の考え方を示したものです。
技の理解が進めば、身体の動きはどんどん簡略化されて行きます。ポイントは集約され、あたかも「一筆書き」のように切れ目を見つけられない一つの連続体になっていくんですね。

そこを目指して、はじめは「楷書」のお手本を丁寧になぞるところから始めて行きましょう。

では、立合腰車(こしぐるま)の解説動画を見てください。







受け手の攻撃は衣紋締めです。
奥襟と前襟をつかみ、肘を張って押し込むように頸動脈を絞めます。

捕り手は顎を引き、頸動脈に腕が当たらないようにブロックします。
稽古とは言え、気を抜いていると血流が止まり危険ですので、必ずこの操作を行ってくださいね。



一カ条立合腰車3



相手の攻撃線を外すように外側に捌きます。同時に当身。相手の絞めを緩めます。
次に相手の肘に手刀を当て、やや持ち上げるようにします。



一カ条立合腰車5



この時に、手刀が自分の中心で操作できるように体の向きを修正します。



一カ条立合腰車6



同時に反対の手で相手の袖をつかみ、千鳥の足さばきで腰を切ります。
腰と連動して上体が回転し、肘をとられた相手が大きく崩れます。
つまり、腕の力で相手を崩すのではなく、相手の重心を腰に乗せて、体全体で操作していくんですね。

これは大東流の主要な考え方ですので、意識して稽古してください。



一カ条立合腰車4



相手が崩れたら、自分の腰を相手に密着させるように前進します。
腰の上を転がすように相手の肘をまっすぐ斬り落とし、倒します。

とどめを刺して、残心。



一カ条立合腰車1



最後は駆け足になりましたが、全身を連動させる操作で崩すという点を忘れないでくださいね。
次回は同じ考え方を居捕で行う「絞返(しぼりがえし)」を解説しますよ。




Posted on 2019/03/21 Thu. 18:15 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  攻撃線  連動  重心  入身  居捕 
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其の二百三、斬り落とす 大東流合気柔術 東京稽古会  



大東流合気柔術、初伝一ヶ条の型、「両手捕四方投」です。
相手の出足(踏み込んでいる方の足)の逆側に捌いていくのが表技、その反対側に入っていくのが裏技です。

今回は表技を修練しましょう。


斬り落とす1


何度か取り上げてきている技ではありますが、特に手刀の操作について、詳しく解説していきたいと思います。

まずは動画を見てください。





両手首を掴まれると同時に、しっかりと指を張り、手刀を作ります。
やや手刀切っ先を立てるようにしながら、全身で入身していきます。

このとき、腕だけが先行したり、あるいは腕が相手の力に負けて残ってしまうことのないようにしてくださいね。

こうすることで、相手の身体は崩れていくんですが、ここで前回までに解説したことを思い出してください。

相手の掌の膨らみ(掌底)に手刀を密着させる、というアレです。
ここまでの操作が正しく行われていれば、この密着は外れていないはずです。


斬り落とす2


さらに転換して、斬り落とす際にも、同様のことが言えます。
腕だけで相手の手を振り回そうとしてしまうと、どうしても、相手から遠い方の腰が離れてしまいます。

腰が離れることで、さらに小手先の動きにおちいってしまい、相手の崩れは小さくなります。

しっかりと腰を回し、手刀が相手の掌に密着させた状態で斬り落としましょう。
腰を入れて手刀を操作することで、投げの威力が増します。


斬り落とす3


実際に稽古で体感してみると、その効果が理解できるはずです。
東京稽古会で待ってますよ。





Posted on 2018/09/20 Thu. 19:16 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  からだ  連動  転換  入身 
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其の二百二、引きつける 大東流合気柔術 東京稽古会  


相手の肘関節を逆にとって動きを封じる操作です。
大東流合気柔術には「七里引」という逮捕術に派生していく技がありますが、最終的にはそのかたちに捕っていきます。


引きつける3


同時に、初動で相手を封じてしまうところがとても重要です。
前回「其の二百一、 片手捕を止める」で解説した操作法と併せて行うことで修得が容易になりますよ。

動画を見て見ましょう。





相手が片手の手首を掴んできます。片手捕です。
とられると同時に指を開き、手刀を張ります。

押し返すのではなく、「止める」意識を使いましょう。
相手の力をからだ全体で受け止めます。

このとき、手刀を柔らかく使うことで、相手の掌の膨らんだ部分、いわゆる掌底を攻めます。強く押し付けるのではなく、密着させていくイメージですね。
(動画では補助として、相手の親指のあたりを押さえています)


引きつける4


手刀の切っ先、つまり指先は相手の中心(正確には遠い方の肩のあたり)に向け続けてください。
これが上手くいくと相手の攻撃を封じることが出来ます。

その「止める」感覚を失わないように、身体を転換させ、相手に並ぶようにします。
やや体勢を低くし、相手の脇の下にくっつくように入身しましょう。

相手の肘のやや上方を、自分の肩に当てるようにして、手刀を自分の方に引きつけます。
そうすることで、手刀相手の掌に密着したままとなります。ここがポイントです。


引きつける2


相手の腕を担いで、力任せに折るようにすると、密着が失われてしまいますので注意してくださいね。


Posted on 2018/09/13 Thu. 19:02 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 合気柔術  大東流  手刀  からだ  入身  転換  中心 
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其の百八十六、引き込む 大東流合気柔術 東京稽古会  


手を捕って、肘関節を極めて制する身体操作です。


引き込む1


見慣れない動きのようですが、やっていることはこれまでに何度も稽古してきた技と同じですよ。

動画を見てください。





相手が片手を掴んできます。
ここで、とられた接点を引っ張らず、また押し返さず、「止めます」。

そのまま相手の横に並ぶように入身しましょう。
この時、相手の肘の状態はどうなっていますか?接点を自分の中心で操作すること、また自分の手刀を活かしていれば、肘は伸びているはずです。
手刀相手を攻める意識が大事です。


引き込む3


続いて空いている方の手で相手の手の甲を挟むようにして捕ります。
親指が相手の拇指丘に、小指を含む四指が相手の薬指の付け根辺りに当たっているでしょうか?
この形で捕ることによって、相手の小手から肘には強くロックがかかります。

どこかで見た形ですよね…そう、小手返の捕り方です。
これで、相手は腕を極められて動けなくなります。


引き込む4


この時に小手返しにとることに固執しがちですが、あくまでも手刀を使っている意識を忘れてはいけませんよ。
手首が曲がったり、姿勢を崩して相手の手の甲ばかりを見ているようでは技になりません。

剣の理合い」を思い出しましょう。刀を使うように、自分の腕をしっかりと伸ばし、操作してください。
そうすることで、無理なく相手に力を伝えられます。

さらに相手の腕を脇にはさむようにして、固めて下さい。


引き込む5


正確な位置で小手返しにとることはもちろん必要ですが、そこにばかりこだわっていると、動きが小さくなってしまいます。
足の捌き、手刀の使い、全身を連動させる中で、小手返しのディテールも活かせるようにしていきましょう!

そのためには、稽古、稽古。繰り返しが大事ですよ。

Posted on 2018/05/24 Thu. 16:55 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 姿勢  連動  入身  小手返  手刀  剣の理合 
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