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東京稽古会への入会について

通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 5月22日(日)14時30分から17時30分まで開催します。
場所は 神道扶桑教太祠 本殿  です。

東京稽古会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百七十六 掴む/開く 大東流合気柔術 東京稽古会  





片手取は大東流合気柔術の形稽古の中でも頻出する攻撃方法だが、単純なように見えて奥の深い動きでもある。
その基本的な操作について考えてみる。



掴む開くサムネ



手首を握ることによって相手の全身を制するのが片手取りの目的であるから、局所への入力を通じて全体に影響を及ぼさねばならない。
ただ手首だけを痛めつければ良いという言わけではない。







初心のころはそれが理解できないために、握力を込めて手首を懸命に掴もうとしがちだが、これはかえって逆効果で、相手の身体の体幹部分には全く力が伝わっていかない。



掴む開く1



むしろ握力は使わずに、小指を締めるようにして手刀を効かせる必要がある。
ここでは剣の柄を握るような意識をもって操作することが重要だ。

すなわち、相手の手首が剣の柄で、相手の肩が剣の切っ先と仮想して、片手取りを行う。
そしてその剣が斬り込む先は、相手の体幹部分である。



掴む開く2



同じく、その片手取りに対抗する操作も、手刀を開き、全身の力を使って相手の肩先から体幹部分に向けて斬り込む意識によって完遂される。



掴む開く3



局所から全体へ。全体を制するには自らの全体をもって対すること。
この思考法の根幹に、剣の理合が明確に含まれていることも古武術の奥深さを示しているように感じられる。




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Posted on 2022/03/27 Sun. 18:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  剣の理合 
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其の三百七十 抜手捕 大東流合気柔術 東京稽古会  




相手の身体の一部を「剣」に見立て、それを操作することで制圧していく。
大東流合気柔術、初伝一カ条の「抜手捕」はそのエッセンスを色濃く有した技だ。



抜手捕1



動画を見ればわかるように、抜手捕においては相手の腕が剣に相当する。
その腕を、地面に突き立てるように操作して相手を極め固めてしまう。







その際に、やはりどうしても腕を力を込めて握りこんでしまうことが多い。
相手からすれば、むざむざ痛い目にあいたくはないので、当然抵抗される。するとさらに力が入ってしまい…という悪循環だ。



抜手捕サムネ3



剣術の最初歩に教わることとして「剣の柄は卵を握るように軽く、柔らかく持つ」ということがある。
いわゆる「手の内」の教えだ。



抜手捕2



まさにこれこそが大東流の技においても適用されなければならない。
手の内を柔らかく操作してみると、驚くほど軽く相手の身体は動いていく。



抜手捕4



剣の理合」をかくも鮮やかに適用できる古武術大東流の技術体系には、いつも驚かされることが多い。

日常の稽古の中で、そうした新鮮な驚きを失うことなく技を深めていってほしい。






Posted on 2022/02/13 Sun. 18:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  剣の理合 
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稽古日誌 令和3年11月28日本稽古 12月3日、5日、9日、12日本稽古  




大東流合気柔術東京稽古会は毎月1回、一般の人でも参加可能な公開稽古を行っています。
本稽古がそれにあたります。それ以外の会員限定の稽古を通常稽古と言っています。



外小手r



この日11月28日は11月の本稽古。初参加の方を交えて、大東流の基本的な考え方を学びました。



一本捕r



今回のテーマは「胸取」への対処法。

身体の中心を掴んでくる攻撃にどう対応していくかを研究します。



肘挫1r



掴まれたとき密着して崩す。あるいは腕が伸びてきたその拍子をとらえて崩す。



帯落r



いずれも力を使うのではなく、自分の重心を移動させたり、優位な位置に身体を捌き、全身の連動を必要とします。



裏落r



現代的な感覚からは少し難しく感じる動きの連続でしたが、これが今後の通常稽古のベースとなっていきます。



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続いては12月2日(木)の通常稽古。



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木曜夜は基本的に明大前にある扶桑教太祠 本殿を拝借して稽古させていただいています。



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肘を攻め、相手の重心を崩す動きを連続して修練。



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相手の手刀を手鏡に捕って崩す。



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肘を上下に斬り分けて投げ倒す。
細かいところまで丁寧に反復して修練できました。



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12月5日(日)の通常稽古は「腕を伸ばす」をテーマに2時間。



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胸取を側面に捌いて、帯落に制する。

掴まれるその一瞬前に一本捕にとって制する。



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重心を移動させて裏落。



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肩を詰めて、肘を折る膝締。



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沢山の形を次から次に稽古しながら、その中に含まれる要素への理解を深めていきます。



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12月9日(木)の稽古は合気上から。



IMG_20211209_235220_507.jpg



基本の訓練ですが、大東流の奥に通ずる考え方を養成します。



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脱力、伸筋の使い方、剣の理合



IMG_20211209_234818_613.jpg



じっくりと基本に取り組んでいくこともまた、重要です。



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12月12日(日)、今年最後の本稽古を世田谷総合運動公園 体育館にて行いました。



一本捕_104314



今回のテーマは「肘」。
伸ばし、曲げ、関節の構造を利用して崩しをかけていきます。



肘を制する_104603r



強い攻撃にも、無理のない体の使い方で対処する思考法が重要です。



首投_104455r



自然に体が崩れる方向を、体感的に察知できるような稽古を目指します。



肘当投_104703r



本稽古で学んだ要素を、通常稽古で繰り返し練り込んでいくのが、東京稽古会のベースにある修練法となります。



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Posted on 2021/12/26 Sun. 18:18 [edit]

category: 稽古日誌

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  中心  連動  重心  正面打  一本捕  剣の理合  体重移動 
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其の三百五十 引きつける 大東流合気柔術 東京稽古会  




片手取に対してその初動をどのように行うか。
大東流合気柔術中心にある「剣の理合」の考え方を用いていくつかの動きを紹介してきた。



引きつける4



全身の連動で剣を構えるように肩を詰めて動きを止め、さらに重心を下げることで攻撃の下に潜り込んで優位に立つ。
これらを一瞬のうちに行うことで相手を制する動きに繋げていく。







今回はそれに加えて、重要な概念を導きいれたい。
それは「縦」の考え方だ。



引きつける1



刀を操作することをイメージすると分かり易いが、刀身を寝かした状態で上下に振ることは無意味であることがわかる。
「その方向には斬れない」からだ。



引きつける3



だが、これが手刀になると、どうしても捻ったり、持ち上げたりという動きになってしまう。
剣の理合」とは刀が効果を発揮する方向、すなわち「縦」に手刀を操作することが含まれる思考法だ。



引きつける2



常に剣を使っていることを念頭に置いて大東流の動きを解釈することで、相手への力の伝達が高まることを体感してほしい。




Posted on 2021/09/26 Sun. 10:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  中心  連動  重心  剣の理合 
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其の三百四十八 対片手取 大東流合気柔術 東京稽古会  




小手返は武術を知らない人にとっても比較的ポピュラーな技だろう。
アクション映画などでも、手首を捻るようにして痛みを与えて取り押さえるような場面を何度か見た記憶があると思う。



対方手取サムネ



大東流合気柔術にも当然その技の体系があり、手首関節をとって倒すというところは変わらない。

ただ私個人としては小手返の操作法そのものよりも、その技をかけるに至るまでの過程大東流の特徴なり優位性を感じている。
以降、何回かに亘ってそうした観点から解説してみたい。







対峙した相手の圧力をどのように無力化するかということが最初の課題になる。
ここでは片手を掴んできた相手の攻撃にどう対処するか、その方法が問われる。



対片手取4



この時に大東流が使うのが剣の理合い」だ。
腕の力を使わず、剣を構えるように手刀を張り、相手の肩口から詰め込んで、腰の動きを止める。



対方手取3



瞬時にこれを行い、相手が次の攻撃を仕掛けられない状態にしておいてから、小手返しの操作へと移っていく。

剣を使うように全身を動かすということの本義についてはこれまでにも何度も言及している。
「脱力」「姿勢」「中心力の発揮」など、基本的な要素の複合であるが、これを体得するのが至難の業でもある。



対片手取2



次回以降もそうした剣の動きにまつわる私個人の見解を述べるつもりだ。
東京稽古会での修練で大東流の技術に対する認識は日々改まるが、現時点での到達点を記すことに、いくばくかの意義があると信じたい。





Posted on 2021/09/12 Sun. 10:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  小手返  剣の理合 
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