扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
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稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
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稽古日誌 令和4年1月20日、23日本稽古、27日 大東流合気柔術 東京稽古会 
1月後半の稽古日誌です。大東流合気柔術東京稽古会の習練の日々を記録していきます。
この日1月20日(日)は明大前の神道扶桑教太祠を拝借しての稽古。

毎日同じように行う稽古だからこそ、新しい世界を発見しようという気持ちで取り組むことが大事です。

今日の稽古はただ一度きりのものです。今この一瞬の技を全く同じようにかけることは二度とできないわけです。

一期一会。自戒を込めて皆に話しています。

稽古の方は合気上鍛錬法から片手取の崩し、手刀を柔らかく使う動きから片手取四方投、両手取四方投。
後半は一本捕組と一カ条立合居捕組の2組に分かれて修練しました。
お互いにフィードバックしあう良い稽古でした。

1月23日(日)は令和4年最初の本稽古を高津スポーツセンターで行いました。
本稽古にはこのブログを介して東京稽古会に興味を持った2名の方が参加されました。

基本動作である正面打・胸取・袖捕の捌き方、そこから派生して半座肘挫、片手取肘当投…

後半はこちらも基本動作となる飛受身鍛錬、二カ条肩車、片手捕巻詰などなど

護身術的要素を取り入れながら、基本と応用を段階を追って習練しました。

稽古は目的意識をもって取り組むことでよりその輪郭をとらえやすくなります。
そのためには「何のためにこの動きを行うのか」という動機付けが重要です。

そしていざ動くときは虚心坦懐。
あまり難しく考えることなく伸び伸びと力を発揮してください!

1月27日(木)扶桑教太祠での稽古。

胸取に対して逆腕捕、小手返。
捌き方によって二つの対処に変化します。

さらに正面打を裁いて一本捕。
先日の本稽古の内容を復習するように深めました。

この積み重ねが、武術上達には欠かせません。
安易に近道をとらず、着実な研鑽を心がけます。

それでは、次回の稽古日誌まで。
其の三百六十九 首投 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術、初伝二カ条の形「首投」について述べてみたい。
外見的には腕を押さえて攻撃してくる相手を手刀で斬り崩し、首をつかんで投げ倒してしまうところに特徴がある。

首をつかんで投げる、というと何やら大げさな技のように聞こえるが、それは出口の部分に過ぎず、術としての要諦は初動から相手に崩しをかけるに至る過程にある。
無論、首を支点にして大きな負荷をかける形でもある。
必ず細心の注意を払って習練していただきたい。
受身に習熟していない初心者は必ず指導者の監督下に行われることをお願いする。

話は脇に逸れたが、この操作の成否はこれまで継続して取り上げている「肘の崩し」にかかる。
力を込めて攻撃してきた相手の腕を肘から折り曲げ、その効果として体幹部分、腰を無力化してしまう。

肘は一方向には曲がりやすい関節であることはたびたび言及しているが、やはり害意を持った相手を思うように操作するのは一筋縄ではいかない。
特に肘を「曲げよう」という意思をもって臨むと、肩から先の力で押し込むことになり、これでは相手の身体はビクともしないだろう。

手刀の脱力と全身の連動をもって「ただ相手にぶつからないところに進む」ような感覚で習練していただきたい。
動画の内容が皆さんの習練に役立てば幸いである。
稽古日誌 令和三年 10月14日、17日本稽古、24日、28日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術東京稽古会の稽古日誌。今回は10月後半の稽古を記録していきます。
まずは10月14日(木)。場所は世田谷区松原の冨士道扶桑教太祠 本殿です。
最近問い合わせが多く来ますが、京王線、京王井の頭線の2線が利用できる「明大前駅」より徒歩3分程度の神社で稽古させていただいています。

脱力をテーマに合気上。
この鍛錬法はさまざまな要素を取り上げて修練することが出来ます。

胸取を手刀で制する動き。

さらに胸取を腕を柔らかく伸ばして制する。上半身の脱力が必要です。

稽古の最後に手刀詰。これも脱力が必須となります。
大東流合気柔術らしい動きの連続でした。

10月17日(日)は、10月の本稽古。
接点を密着させ、相手を思い通りに操作する合気柔術の極意につながる動きをテーマに。

掌をくっつけて「合気上」の変化応用。

女性でも柔らかく手刀を使えば投げられます。
筋力を必要としない思考法が重要です。

掴んだ両手を離せなくなるので、この通り。

積み重ねて修練した一連の操作法を「切返」に応用しました。

難易度は高かったかもしれませんが、興味深い動きを取り上げて満足度も高かった本稽古でした。

木曜日は一回お休みして、10月24日(日)。明大前 扶桑教太祠 本殿での稽古。

居捕逆腕捕に始まり、

手解きからの抜手捕。

衣紋締を千鳥足で無力化して帯落。

後捕の両肘返。

このほか立襟捕、二カ条引落など、多彩な技を修練しました。
充実の表情です。

最後は10月28日(木),扶桑教太祠 本殿での稽古。

この日は受け身の稽古から。

正面打ちを切返にとる。

相手の攻撃を腕を搦めて制する搦投。

熱心に稽古しすぎて道着の袖が破れてしまいました

それもあってか、ちょっと妙なテンションの集合写真です


稽古日誌 令和三年 7月22日、25日、30日 
7月22日(木)。この日は五輪競技会開催につき、海の日の振り替え休日でした。
と言っても、そのことに気づいたのは当日のことで


合気上げからの受け身稽古。肩から先の脱力を養成します。

手刀詰~小手詰めの鍛錬法。腰で操作する感覚をとります。

肘返。腕ではなく腰を使って崩していく稽古。

両肩捻。姿勢に注意して体幹の力を伝えます。
さらに短刀での中段突きを一本捕に制する修練。

このほど、いつもお世話になっている扶桑教の富士吉田本祠が国の有形文化財に登録されました。
本祠は145年前の建築を当時のそのままに保存されており、大変貴重な建造物であるところが評価されたそうです。
まことにおめでたいことですね。

7月25日(日)、扶桑教太祠での稽古。

手首の鍛錬連続技から居捕逆腕捕で二ヶ条をお浚いした後、両手取を「くっつけて」投げる動作…

その動きから体を転換して四方投の裏

受け身もしっかりとれています。鍛練を重ねて動きに迷いがなくなって来ました。

その後は習熟度に合わせて鍛錬。
肘返、裏落に取り組むチームと…

搦投、切返の重量級組…

猛暑もあって、いささか消耗したようです!

立会の正面打一本捕に丁寧に取り組んだ初心者組。

猛暑の中でしたが、充実した稽古となりました。

最後は7月29日(木)、扶桑教太祠での稽古です。

合気上げ鍛錬法

立合い胸取に対して逆腕捕。

相手の攻撃線に沿って崩しをかけていきます。

腕の力ではなく、腰を効かせて制するように。
居捕でも同じく。姿勢正しく崩せています。

大東流合気柔術の重要な動きを使いこなすための基礎的な修練でしたが、充実した稽古になりました。

新しく入会した会員を経験者がサポートし、お互いに向上していく良い循環が生まれていますね。
まだまだ暑さは続きますが、気を引き締めて鍛錬を続けていきましょう。
稽古日誌 令和3年7月1日、4日、8日 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌。
今回は感染症による緊急事態宣言が2ヵ月ぶりに解除された7月の前半の稽古の様子です。
まずは7月1日(木) 扶桑教大嗣本殿を拝借しての稽古。

基本稽古を行ったのちに、合気上げ鍛錬法。

全身の連動をテーマに胸捕逆腕捕で体幹を崩す操作

上半身の力だけでは、相手は崩れないということを体感します。

続いて両手取小手返。初動で相手を乗せてしまうのにも、全身の連動が必要です。

その後は二組に分かれ、初級者は正面打ちを一本捕に捌く稽古…

もう一組は四方投げを中心に3級技に取り組みました。
少人数でしたが習熟度に合わせた鍛錬で、充実した稽古になったと思います。

続いては7月4日(日)、この日も扶桑教大嗣 本殿での稽古。

基本稽古での受け身、膝行など…。漫然と行うのではなく、意識的に動くことが重要です。

合掌捕で手首の鍛錬ののち、ガッツリ掴んできた片手取を手解き…

その要素を利用して抜手捕…

崩しをかけるには姿勢が重要です。

その後しばらく後取両肘返の組と、4級技の組に分かれて研究したのち…

最後は合気上げ鍛錬で締めました。

脱力、姿勢、大東流合気柔術の思考法のベースとなる技です。

技術の入り口は狭く、初心のころは途方にくれますが、たゆまず鍛錬すれば必ず道は開けます。

お互いに切磋琢磨していきましょう!

最後は7月8日(木) 扶桑教大嗣 本殿での稽古。

合気上げから受け身の修練。

肩から先を脱力すれば、相手はこちらの動きについてきます。

中段突きを捌いて入り身する動き…

自然体を意識して正しい姿勢を保つ修練

さらにそこから、小趾丘を捕って内腕返。
少し難しかったかも…

その後は二組に分かれ、三級技、抱締。

居捕搦投。

初級者は正面打ちの一本捕を丁寧に練り込みました。
緊張感を持続させて稽古に臨めたと思います!

継続して稽古できることに感謝をしつつ、社会混乱を招いている感染症騒ぎが着地するよう願わずにはいられません。
其の百四十九、押さえる 大東流合気柔術 
相手の拇指丘を攻める操作法です。
これまでやってきたことと同様に、力任せに操作しないことで相手を崩していく考え方を養いましょう。
動画を見てください。
まずは、片手を相手に握られたとき。
手を振りほどこうとするのではなく、相手の親指の付け根の膨らんだ部分に自分の掌を引っかけるようにします。
引っかかる部分であればどこでも構いませんが、自分の拇指丘を使えるよう、捕られる瞬間にやや手のひらを上に向けるようにしても良いでしょう。
今回は交叉捕で捕らせますが、片手捕でも同様です。その場合は手の内側ではなく、手の甲側で引っかけていく操作になりますね。少し難しくなります。

この時に大切なのが、肩から先、つまり腕の力で相手を動かそうとせず、身体全体の力を接点の拇指丘に集中させることです。
これを実際に行うには修練が必要ですが、丹田の力を接点に伝えるためには、まず正しい姿勢、それから上半身の使い方の意識を変えることです。
具体的には腕を動かしていくときの意識ですが、これは稽古に参加された方だけにお伝えするようにしています。あしからずご了承ください。
そして、相手を導いていく方向も重要です。具体的には相手が踏ん張れないところ、つまり相手の膝のやや外側、前方へと垂直に落としていく要領です。

両手を捕られたときは、自分の手を刀を構えるように合わせます。
今度は拇指丘というよりは親指の付け根の「手の甲」側を押さえます。
全身の力を集中させて、適切な方向へ導き崩してください。

拇指丘を攻めることで、相手の手をくっつけてしまうことが出来ます。
実際に経験した人は分かると思いますが、不思議なことに、離そうと思っても離せないんですね。そのメカニズムは、まだ未熟な私には解説出来ませんが、交叉捕、両手捕に関わらず、他の技を行うにあたっても、幅広く応用できる操作法です。

これを基礎として、大東流合気柔術に特徴的な、「粘着」や「絡める」といった動きを体得していきましょう!
これまでやってきたことと同様に、力任せに操作しないことで相手を崩していく考え方を養いましょう。
動画を見てください。
まずは、片手を相手に握られたとき。
手を振りほどこうとするのではなく、相手の親指の付け根の膨らんだ部分に自分の掌を引っかけるようにします。
引っかかる部分であればどこでも構いませんが、自分の拇指丘を使えるよう、捕られる瞬間にやや手のひらを上に向けるようにしても良いでしょう。
今回は交叉捕で捕らせますが、片手捕でも同様です。その場合は手の内側ではなく、手の甲側で引っかけていく操作になりますね。少し難しくなります。

この時に大切なのが、肩から先、つまり腕の力で相手を動かそうとせず、身体全体の力を接点の拇指丘に集中させることです。
これを実際に行うには修練が必要ですが、丹田の力を接点に伝えるためには、まず正しい姿勢、それから上半身の使い方の意識を変えることです。
具体的には腕を動かしていくときの意識ですが、これは稽古に参加された方だけにお伝えするようにしています。あしからずご了承ください。
そして、相手を導いていく方向も重要です。具体的には相手が踏ん張れないところ、つまり相手の膝のやや外側、前方へと垂直に落としていく要領です。

両手を捕られたときは、自分の手を刀を構えるように合わせます。
今度は拇指丘というよりは親指の付け根の「手の甲」側を押さえます。
全身の力を集中させて、適切な方向へ導き崩してください。

拇指丘を攻めることで、相手の手をくっつけてしまうことが出来ます。
実際に経験した人は分かると思いますが、不思議なことに、離そうと思っても離せないんですね。そのメカニズムは、まだ未熟な私には解説出来ませんが、交叉捕、両手捕に関わらず、他の技を行うにあたっても、幅広く応用できる操作法です。

これを基礎として、大東流合気柔術に特徴的な、「粘着」や「絡める」といった動きを体得していきましょう!
其の百三十六、合気上げと受身の鍛錬 大東流合気柔術 
東京稽古会ではこれまでに、繰り返し合気上げの鍛錬を行っています。
また、それと並行して毎回基礎鍛錬として、受身の稽古も必ず行います。
今回解説するのは、合気上げと受身の鍛錬を同時にやってしまおうという、便利な稽古法です。

まずは、動画を見てみましょう。
はじめは双方座った状態からです。膝に置いた手を相手に押さえてもらいます。
いつもやっている通り、腕の力で上げるのではなく、相手の重心の下にはいるように腕を伸ばします。
さらに、相手を手刀で掬い上げるような感覚で、肘の上に乗せていきます。
姿勢をまっすぐ伸ばすことが肝心ですよ。
上手くいくと、相手の腰が浮いてきますので、倒したい方向に身体を向け、腕を伸ばしてください。そうすると、相手は体勢を崩して倒れていきます。
最初のころは、腕の力だけで振り回そうとしがちですが、それでは力を使う割に相手に伝わっていきません。
全身で、且つ、自分の身体の中心で操作するようにしましょう。

受ける側は、横受身です。相手からの力に逆らわず、身体を丸くして転がりましょう。
直線的に床に身体を打ち付けないように、柔らかく着地する鍛錬です。
この受身は比較的簡単ですね。
合気上げの方は、文字で書くのは簡単ですが、なかなかこの通りに出来るものではありません。
ただ、出来ないからと言って投げやりにならないこと。稽古を続けていけば、少しづつ理解できるようになります。

とは言え、やはり座った状態からの合気上げは初心者には難しいものです。
次に、受け側が立った状態で行う「半座半立」で同じ動きを行ってみましょう。
こうすると、かなり楽に相手の重心の下に入ることが出来るのではないでしょうか?
特に、相手が体勢を崩している状態で手首をつかみに来ていることで、自分のお腹(丹田)に相手を乗せる感覚を体感し易いと思います。
受ける側は、今度は少し難しいですね。
前回り受身です。回転したい方向に足を差し出すと転がり易いですよ。
いたずらに恐怖心を持たずに、「丸~く丸~く」と頭の中で声を出しながらやってみましょう。
座れば合気上げが難しく、受ける側は簡単。立てば合気上げは簡単ですが、受身の難易度が上がります。

こうした鍛錬を繰り返していくことで、大東流の基本がだんだんと身についてきます。
出来るようになった人も、基礎鍛錬と見くびらずに、真摯に取り組んでもらいたいと思います。
次の稽古でも、やってみましょう!
其の九十、車倒詳解 大東流合気柔術 東京稽古会 
恒例になった(なったのか?)「詳解」シリーズです。
今回は「車倒(くるまだおし)」です。

相手の横面打ちを受けながら、突き、崩しを入れ、相手を後ろ側に倒します。
動画と写真で型を覚えてしまいましょう!
まずは、横面打ちを受けます。
これは前回の「横面打ちを受ける」で解説しましたのでそちらも参照してください。

側面に回ってきた相手の攻撃を、自分も捌いて正面で受けます。
同時に相手の前進を止めるように、やや体勢を低くしながら当身を打ちます。
この時しっかりと踏み込んで体重移動してください。

次に、当身を入れた拳を開き、上に上げます。
顎に当てた手をさらに持ち上げ、相手をのけぞらせます。
相手の顎を向こうに押しすぎないこと。
意識としては垂直に手を上げるようにしてください。
相手が爪先立ったら、相手の横に並ぶように体重移動します。
外側の足で踏み込んで、寄せ足。
この際、下半身だけが動いて、上半身が残っていては意味がありません。
全身で移動することが重要です。

相手の体勢はここまでの操作でかなり崩れているはずです。
ここからさらに、相手の後ろに踏み込んで体重移動です。
相手の顎に当てた手を、肩に移して向こう側に擦り出すようにします。
外側の手刀を大きく斬り下ろすようにすると、バランスを崩された相手はたまらずたまらずあおむけに倒れます。
相手が着地する直前に手刀で相手の手首を掴み、自分の腰骨のところにつけるようにします。

脇腹と腕が伸びるように押さえ、止めを刺します。
残心。
ここまでが、大東流初伝の型「車倒」の要点です。
もちろん、これだけで説明し尽せるものではありません。
上達すればするほど、それぞれの局面でより深い動き方、考え方が現れます。
相手によっても、その時の攻撃の微妙な違いによっても技は変化します。
ここではあくまで基本的な考え方を示しました。
でも、それが「型で稽古する」出発点なのです。
何度も反復して、練りこんでいきましょう!
今回は「車倒(くるまだおし)」です。

相手の横面打ちを受けながら、突き、崩しを入れ、相手を後ろ側に倒します。
動画と写真で型を覚えてしまいましょう!
まずは、横面打ちを受けます。
これは前回の「横面打ちを受ける」で解説しましたのでそちらも参照してください。

側面に回ってきた相手の攻撃を、自分も捌いて正面で受けます。
同時に相手の前進を止めるように、やや体勢を低くしながら当身を打ちます。
この時しっかりと踏み込んで体重移動してください。

次に、当身を入れた拳を開き、上に上げます。
顎に当てた手をさらに持ち上げ、相手をのけぞらせます。
相手の顎を向こうに押しすぎないこと。
意識としては垂直に手を上げるようにしてください。
相手が爪先立ったら、相手の横に並ぶように体重移動します。
外側の足で踏み込んで、寄せ足。
この際、下半身だけが動いて、上半身が残っていては意味がありません。
全身で移動することが重要です。

相手の体勢はここまでの操作でかなり崩れているはずです。
ここからさらに、相手の後ろに踏み込んで体重移動です。
相手の顎に当てた手を、肩に移して向こう側に擦り出すようにします。
外側の手刀を大きく斬り下ろすようにすると、バランスを崩された相手はたまらずたまらずあおむけに倒れます。
相手が着地する直前に手刀で相手の手首を掴み、自分の腰骨のところにつけるようにします。

脇腹と腕が伸びるように押さえ、止めを刺します。
残心。
ここまでが、大東流初伝の型「車倒」の要点です。
もちろん、これだけで説明し尽せるものではありません。
上達すればするほど、それぞれの局面でより深い動き方、考え方が現れます。
相手によっても、その時の攻撃の微妙な違いによっても技は変化します。
ここではあくまで基本的な考え方を示しました。
でも、それが「型で稽古する」出発点なのです。
何度も反復して、練りこんでいきましょう!
其の四十、小手返 
正面打ちからの小手返しです。

この稽古会が始まった最初のころにも一度、小手返しをやりました(以前の記事「其の十三、小手返し」)。
その時は、相手の攻撃は中段突きでしたね。

始めたばかりのころは、手首の関節を痛めないように、小手を返す動きまででした。

今回は、地面に倒して制し、固めて短刀を取るまで、一連の技の稽古です。
動画を見てみましょう。
<「小手返」動画は上の画像をクリック!>
前回の動画と比べると一目瞭然だと思います。
お互いが動きに慣れて、スムーズに技に入っていけていることがよくわかります。

また、受身の取り方を稽古したこと、打ち込みの基礎を覚えたことで受け側の安定感が増しています。

こうして、時系列で稽古の様子を見ていくと、積み上げたものが具体的にわかります。
一つ一つの稽古の意味も、より意識しやすくなりますよ。

ブログの以前の動画を何度か見返すのも、良い稽古になると思います。
最後は宣伝っぽくなりましたが。

この稽古会が始まった最初のころにも一度、小手返しをやりました(以前の記事「其の十三、小手返し」)。
その時は、相手の攻撃は中段突きでしたね。

始めたばかりのころは、手首の関節を痛めないように、小手を返す動きまででした。

今回は、地面に倒して制し、固めて短刀を取るまで、一連の技の稽古です。
動画を見てみましょう。
<「小手返」動画は上の画像をクリック!>
前回の動画と比べると一目瞭然だと思います。
お互いが動きに慣れて、スムーズに技に入っていけていることがよくわかります。

また、受身の取り方を稽古したこと、打ち込みの基礎を覚えたことで受け側の安定感が増しています。

こうして、時系列で稽古の様子を見ていくと、積み上げたものが具体的にわかります。
一つ一つの稽古の意味も、より意識しやすくなりますよ。

ブログの以前の動画を何度か見返すのも、良い稽古になると思います。
最後は宣伝っぽくなりましたが。
其の三十七、合気上げから受身 
大東流合気柔術を初歩から学んでいる東京稽古会では、
受身が自在に取れるようになることを当面の大きな目標にしています。

これを身につけると日常生活の中で、とても大きく役立ちます。
また、体を回転させ、地面に接触させることは、身体感覚を磨くのにもってこいです。

稽古場は柔らかい畳ですから、家で受身の練習ができない人も思いっきり転がることができます。
慣れてくると、これが気持ちいいんです。
<「合気上げから受身」動画は上の画像をクリック!>
今回の稽古は、合気上げから前回り受身をとる訓練です。
一人が前に座り、次から次にかかっていきます。
これを「かかり稽古」といいます。

大東流は、型の稽古を基本とする古武術ですが、
「かかり稽古」はより実戦的な訓練法として、一人に対して多人数が四方八方から攻撃してくるのを捌いていきます。

東京稽古会でも、だんだんと「かかり稽古」を取り入れられるようにしていきたいですね。

満面の笑みです!!

受身が自在に取れるようになることを当面の大きな目標にしています。

これを身につけると日常生活の中で、とても大きく役立ちます。
また、体を回転させ、地面に接触させることは、身体感覚を磨くのにもってこいです。

稽古場は柔らかい畳ですから、家で受身の練習ができない人も思いっきり転がることができます。
慣れてくると、これが気持ちいいんです。
<「合気上げから受身」動画は上の画像をクリック!>
今回の稽古は、合気上げから前回り受身をとる訓練です。
一人が前に座り、次から次にかかっていきます。
これを「かかり稽古」といいます。

大東流は、型の稽古を基本とする古武術ですが、
「かかり稽古」はより実戦的な訓練法として、一人に対して多人数が四方八方から攻撃してくるのを捌いていきます。

東京稽古会でも、だんだんと「かかり稽古」を取り入れられるようにしていきたいですね。

満面の笑みです!!
