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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 新型コロナウィルス感染症拡大による外出自粛要請のため、未定です
詳細はお問い合わせください

其の二百九十四 居捕肘返 大東流合気柔術 東京稽古会  



 
大東流合気柔術では、関節や体の構造を研究し利用することで、通常では生み出せない力の伝達を行います。今回はここ数回にわたって取り上げてきた肘についての考え方を統合して、ひとつの形を習得していきます。



肘返6



一カ条の居捕肘返という形ですが、肘を利用して力を伝え崩す過程が分かり易くあらわれています。

動画を見ましょう。







胸倉をつかんでくる相手の手首に親指の付け根をあて、胸と密着させます。
前回、「挟んで斬る」や、前々回の「曲げて斬る」でやった考え方ですね。

足を進めて当身を打ちます。両手が一直線上に乗るように出ることで、威力を増します。



肘返1



続いて、相手の肘を曲げるように腕の方向を変え、さらに前進。
肘が曲がる方向に、身体全体で出ることで、無理なく相手に力を伝えます。



肘返3



ここまで崩したら、相手の肘と手首が一直線になるように手刀の峰側(親指の付け根)を引き寄せます。
相手の腕を挟んで、手刀が一直線上に乗っている状態です。「いただきますの形」を前後に分離させる考え方ですね(「其の二百九十三 挟んで斬る」)。



肘返2


わずかに身を沈め、構えた手刀を立てるようにすると、相手の腰が持ち上がります。
引き落とすのではなく、真下に沈むように。

相手はこれで無力化しますので、足を立て替え、180度転換して、投げます。



肘返5



複雑に見える動きの連続ですが、肘を攻めて力を伝えていく、ひとつ一つは単純な動きの複合体です。

東京稽古会では、こうした多岐にわたる考え方の習得を通じて、大東流そのものを理解していきます。積み上げた一つ一つの要素を、複合させ、派生させながらより深いところにある武術の神髄に迫っていきましょう。
 
 









Posted on 2020/06/28 Sun. 15:25 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  中心  当身  転換 
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其の二百九十三 挟んで斬る 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回は、古武術の動きに合掌「いただきます」のかたち)が非常に有効だという話をします。
 
日本人は昔から、自然の恵みや、人知を超えた存在に対して敬虔な気持ちになったとき、そっと手を合わせて感謝の気持ちを表すことをしてきました。
 


挟んで斬る3



掌を自然に合わせると、口から顎の高さに指先があり、脇が締まります。
肩甲骨は自然に下がり、身体の力は抜けて、重みがの丹田のあたりで感じられるのではないでしょうか。
この感覚で体を動かすことが、大東流の操作法として、とても理にかなっているんです。
 
動画を見ましょう。
 






相手が中段突で攻撃してくるところを、体を捌いて外します。
 
このときに突きこんできた拳(手首)と、肘の急所(前々回「其の二百九十一 肘を斬る」参照)を同時に手刀で挟むようにします。
 


挟んで斬る6




手首は峰(親指側)で引き付けるように、肘は刃(小指側)で切り込むように伸ばします。
この押し引きのバランスで相手の腕を攻めることで、全身の動きを止めるのですが、両方の手刀の使い方に極意があります。

それが、「いただきます」のかたちなんです。



挟んで斬る1



これまでも大東流の身体操作法を何度も解説してきましたが、伸ばした手刀と、引き込んだ手刀は、どちらも自分の中心で使われていることが重要です。

正しい方法で相手の突きを止めたとき、両方の手刀を合わせると掌はぴたりとくっつくはずです。
このかたちが合掌、つまり「いただきます」になるんですね。



挟んで斬る2



脇が締まり、肩の力が抜け、指先まで柔らかく張って手刀が活きた状態。
この状態が相手を抵抗なく制する、柔(やわら)の身体運用法です。



挟んで斬る4



稽古では、お互いに感謝の気持ちを忘れずに、身体を動かすことのできる幸せを感じながら…とよく話します。
さまざまなことに合掌する気持ちで、修練することも大切かもしれませんね。



Posted on 2020/06/21 Sun. 12:12 [edit]

category: 中段突

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  古武術  姿勢  中心  攻撃線  丹田  合掌  中心線 
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其の二百九十二 曲げて斬る 大東流合気柔術 東京稽古会  




前回につづいて、肘の関節を利用して相手の動きを制していく考え方です。



曲げて斬るサムネ2



一方向にしか曲がらない関節である肘を、伸ばしてしまうことで動きを制限したのが前回「其の二百九十一 肘を斬る」)の方法ですが、今度はその特性を逆に使います。

動画を見てください。







袖を捕ってきた相手の肘に、親指の付け根を当てて腰を切ります。
手刀の「峰」側を使って斬り込む意識で行ってください。
相手の身体が前に泳ぐように崩れたら、手刀をかえして斬り落とすように体勢を低くします。



曲げて斬る1



肘を伸ばす方法と、曲げる方法。
時に応じて二つのやり方を使い分けますが、これは相手との距離感や、身体の状態によって選択します。
この場合は、近接したところで押し込まれているので、すでに相手の肘は曲がっており、それを利用するわけですね。



曲げて斬る3



さて、肘が曲がる方向に力を加えることで、抵抗なく相手を崩していくことが初めの動きの目的ですが、その時に力で押し込むと、相手は身体を固めてしまいます。



曲げて斬る6



腕の力で斬り込もうとせず、当てた手刀を脱力した状態で使うことが重要です。
また、手刀は手首から先だけを意識せずに操作しなければなりませんが、これについては実際に手を取ってやってみた方が理解しやすいでしょう。



曲げて斬る2



今回の動きには、脱力した状態で相手との接点にかかわるという極意が含まれています。

東京稽古会では、こうした古武術の核心技法を分かり易く解説しながら修練しています。
お問い合わせはブログ上部の「メールフォーム」からどうぞ。











Posted on 2020/06/14 Sun. 12:14 [edit]

category: 袖捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術 
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其の二百八十九 四方投表 独習法 大東流合気柔術 東京稽古会  




東京稽古会では、自宅で出来る稽古法として、体幹トレーニング木刀を使っての基本動作・形の鍛錬を取り入れています。

活動自粛期間中はそれぞれの自宅をオンラインで結んでの稽古ですが、2か月近く継続することで古武術の身体感覚を失わずに過ごすことが出来ていると思います。



四方投げ9




今回は、大東流合気柔術でも代表的な形である四方投の動きをひとりで修練する体操法です。オンラインでの自宅稽古でも行っているものです。

前回、前々回取り上げた一本捕、逆腕捕と同じく、剣(短刀)を使うことで、大きな効果を生みます。

動画を見てみましょう。







短刀を使って行うこの鍛錬では、相手に剣を向け、自分の腰の力を剣を通じて伝えることを意識することが重要です。

両手首を掴まれたと仮定して、短刀を相手の喉元を突き上げるように立てます。
この時に腕の力を使って剣を持ち上げるようにするのではなく、身体全体の力を剣に集約するような操作をします。



四方投げ1



このあとのすべての動きに共通する考え方ですが、肩から先の腕を動かして短刀を操作しては、この鍛練の効果は出ません。
腕を脱力し、腰を中心に動いていくようにしてください。



四方投げ4



外側に踏み込み、内側の足を寄せ足。さらに内側の足で相手の裏に踏み込んだら、木刀を額の前に斬り上げて、180度体を転換します。

この間、短刀の刃は常に相手に向けて斬り込んでいるという意識を継続させます。



四方投げ3



さらに、腰と連動させるために短刀を自分の中心軸上で構えることが重要です。
一人稽古ですが、実際に手をとられたときの重みを仮想し、感じながら修練することで、実際に相手をつけたときにも通用する身体の動きをつかんでいきましょう。



四方投げ7



また、相手を付けずに稽古することのメリットとしては、抵抗を受けないことで姿勢を正しく保った状態で動けることです。骨盤の上に上体をまっすぐのせ、常に重力を垂直に感じながら操作しましょう。



四方投げ8



脱力と、姿勢古武術において非常に重要な感覚の養成に役立ててください。

次回は同じ四方投の裏を取り上げる予定です。





Posted on 2020/05/26 Tue. 15:13 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  連動  攻撃線  一本捕  転換 
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其の二百八十八 逆腕捕独習法 大東流合気柔術 東京稽古会  



東京稽古会が行っている、一人でもできる古武術の修練法を紹介しています。



逆腕捕独習法9



今回は、逆腕捕をマスターするための要素を織り込んだ体操です。前回の一本捕と同じように、短刀を使うことで、その効果が高まります。



逆腕捕独習法1



ひとりで行う体操ではありますが、相手を想定しながら行うことで、古武術全般に応用の効く身体の動きを練り込んで行きます。

また、相対稽古とは違って抵抗がないので、力を入れずに正しい操作の道筋を反復できることもメリットの一つと考えられます。

では、さっそく動画を見てください。







1、相手が胸倉をつかんできたことを想定して、攻撃線を外しつつ、相手の肘に手刀を当て制します。

2、短刀を持った腕を、前方に伸ばし当身を入れます。この時、腕だけを伸ばすのではなく、全身で前に出る意識で行います。

さらに肘に当てた手刀と、伸ばした短刀は一直線に並ぶように操作してください。これで相手の肩が詰まり、抵抗が出来なくなります。



逆腕捕独習法10



3、胸をつかんでいる相手の手首を逆腕捕の掴み方で握ります。

小指を小指丘に引っかけ、親指の外側を包むように握ります。
これは、小指丘側を刃とし、親指側を峰と考えたとき、刀の柄を握り込んだ時の手の形と同様です。

つまり、短刀の柄の部分が相手の手であると仮想できるんですね。



逆腕捕独習法11



4、この状態で、相手の手首を斬り上げます。

重心を移動させ、足を踏み込みながら短刀を操作しましょう。
同時に肘に当てた手刀連動させてください。一人稽古ですが、相手の腕を操作していることを忘れずに行います。

5、短刀を斬り下げて、鼠径部(腰骨の下)に付けます。

この時も4と同様に両腕を連動させます。
相対稽古ではこの操作で相手の身体が崩れ、倒れます。



逆腕捕独習法12



6、腰に短刀をつけたまま、身体を開きます
相対稽古においては相手の肩がさらに地面近くに落ち、バランスが崩れます。

7、相手の脇に膝をつけるつもりで足を動かし、さらに脚幅を開いてスタンスを取ります。

身体を前傾させずに、相手を支えるためです。上半身は骨盤の上にまっすぐ乗せたままにしてください。



逆腕捕独習法2



8、腰を相手に向けて切ります。

短刀はしっかりと腰骨につけたままです。この操作で全身を使って相手の身体を極めます。

9、肘をつかんでいた(と想定していた)手刀を外して、とどめを打ちます。



キャプチャ1



10、残心しながら、元の位置に戻り、自然体に。

動画の中でも言っていますが、これはあくまでも一人で行うためにアレンジした体操法です。

大東流の形としては、最終的には流れるように、一筆書きで相手を制するところを理想としますので、この細切れに動きを止めるやりかたは、あくまでも考え方の整理としてとらえてください。



505キャプチャ2



ただ、こうして要点を意識化することで、あらためて技の理合いが見えてくることもあります。

特に短刀を使って、力の道筋を視覚化することは非常に有効な稽古法です。
ひとりで行う稽古の一環として活用することをお勧めします。



また、東京稽古会の自宅稽古では、初めに体幹トレーニングを行います。


以前このブログでも紹介した、
ストレッチ http://kobujutsu.jp/blog-entry-333.html




体軸バランス http://kobujutsu.jp/blog-entry-334.html




体幹トレーニング http://kobujutsu.jp/blog-entry-335.html




この三種を組み合わせることで古武術に必要な身体感覚を養成します。

脱力、軸の感覚、深層筋の活用など、古武術の動きに対してもメリットが大きい鍛錬法ですので、ぜひ取り入れてみてください。




Posted on 2020/05/10 Sun. 09:28 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  古武術  姿勢  連動  重心  攻撃線  一本捕  中心 
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