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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 新型コロナウィルス感染症拡大による外出自粛要請のため、未定です
詳細はお問い合わせください

其の二百九十三 挟んで斬る 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回は、古武術の動きに合掌「いただきます」のかたち)が非常に有効だという話をします。
 
日本人は昔から、自然の恵みや、人知を超えた存在に対して敬虔な気持ちになったとき、そっと手を合わせて感謝の気持ちを表すことをしてきました。
 


挟んで斬る3



掌を自然に合わせると、口から顎の高さに指先があり、脇が締まります。
肩甲骨は自然に下がり、身体の力は抜けて、重みがの丹田のあたりで感じられるのではないでしょうか。
この感覚で体を動かすことが、大東流の操作法として、とても理にかなっているんです。
 
動画を見ましょう。
 






相手が中段突で攻撃してくるところを、体を捌いて外します。
 
このときに突きこんできた拳(手首)と、肘の急所(前々回「其の二百九十一 肘を斬る」参照)を同時に手刀で挟むようにします。
 


挟んで斬る6




手首は峰(親指側)で引き付けるように、肘は刃(小指側)で切り込むように伸ばします。
この押し引きのバランスで相手の腕を攻めることで、全身の動きを止めるのですが、両方の手刀の使い方に極意があります。

それが、「いただきます」のかたちなんです。



挟んで斬る1



これまでも大東流の身体操作法を何度も解説してきましたが、伸ばした手刀と、引き込んだ手刀は、どちらも自分の中心で使われていることが重要です。

正しい方法で相手の突きを止めたとき、両方の手刀を合わせると掌はぴたりとくっつくはずです。
このかたちが合掌、つまり「いただきます」になるんですね。



挟んで斬る2



脇が締まり、肩の力が抜け、指先まで柔らかく張って手刀が活きた状態。
この状態が相手を抵抗なく制する、柔(やわら)の身体運用法です。



挟んで斬る4



稽古では、お互いに感謝の気持ちを忘れずに、身体を動かすことのできる幸せを感じながら…とよく話します。
さまざまなことに合掌する気持ちで、修練することも大切かもしれませんね。



Posted on 2020/06/21 Sun. 12:12 [edit]

category: 中段突

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  古武術  姿勢  中心  攻撃線  丹田  合掌  中心線 
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其の二百十九、一カ条立合逆腕捕 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術、一カ条の形を解説するシリーズ。続いては逆腕捕です。この形の要所は、中心で操作する、ということですね。
早速動画を見てみましょう。





胸捕に来た相手の攻撃線を捌いて外します。
この時に手刀を自分の前に出します。中心線上にちょうど合掌をするように片手を挙げましょう。
その手刀が相手の肘に触れるように自分の体の向きを調節してください。

手刀が肘に触れたら、その位置を決して動かさず体を外側に捌きます。
最初はどうしても腕に力が入ってしまって、手刀で肘を押すような感じになってしまうかもしれません。


一カ条立合逆腕捕3


これまで修練してきた「芯を通して脱力する」考え方を使いましょう。
上手くできれば、相手の肘関節の逆をとって攻撃線を外すことができます。

次に体の中心から当身を打ちます。しっかりと踏み込んで打ちましょう。
ここでも出てきました。中心で操作する」ですね。当身が自分の中心からぶれてしまうと、相手に力が伝わりません。


一カ条立合逆腕捕2


中心で相手に攻め込むと、相手の肩は内側に折れるように曲がります。
こうすることで、反対側の腕からの攻撃を防ぎます。

次に胸を掴んでいる相手の手を逆腕に取ります。
これも何度も取り上げてきた捕り方です。
小指球の付け根に小指をひっかけ、相手の手の甲を包むように掌を密着させます。
親指は相手の母指球の外側に当ててください。


一カ条立合逆腕捕4


この捕り方が出来たとき、相手の肘と手首に触れている両手が自分の中心にあるかどうかを確認してくださいね。ずれていると、やはり力をうまく伝えることができません。

中心に置けていたら、次に倒しにかかります。足、腰の回転と、上体の動きが連動するように相手の肘、手首を斬り落とします。


一カ条立合逆腕捕5


腕だけで操作したり、下半身が先走って上体が遅れないようにしましょう。あくまでも、接点を中心で操作することを心がけてください。

相手が膝をついたら、逆腕に取った手首を鼠径部につけ、膝を脇に当てます。


一カ条立合逆腕捕6


腰を回して相手の中心を攻めるようにします。これで相手の手首はさらに角度がきつくなります。とどめを打って、残心。

どうでしょうか?技の要所に「中心で操作する」が出てきました。
これは大東流合気柔術の基本的な思考法ですね。逆腕捕はそれを習得するのに最適な形でもあります。
一緒に稽古してみませんか?


Posted on 2019/01/10 Thu. 19:08 [edit]

category: 一カ条

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  中心  連動  攻撃線  合掌  中心線  当身  一本捕 
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其の二百六、手を合わせる 大東流合気柔術 東京稽古会  



「手を合わせる」といっても、「いただきます」や、「なんまんだぶ」のことではありません。
相手の掌に自分の手の甲をくっつけていく大東流合気柔術ならではの身体操作です。
このことが、ちょっと見ただけでは「ヤラセちゃうか」と思わせるくらい不思議な効果を生むんですね。


手を合わせる2


実際にこの動きを受けてみると、突然腰に大きな力がのしかかってくるように感じてしまいます。
その力の根拠が分からないままなので、対処することが出来ません。
まさに「為す術なく」という感じで崩されてしまうんですね。

動画を見ましょう。





片手を掴んできた相手の外側に捌きながら、手のひらを上に向けます。

このとき、相手を引っ張るようにせず、自分の手の甲を相手の掌の膨らんだ部分(掌底)に密着させるような意識をもって操作してください。

相手の外側に踏み込みながら腕を動かしましょう。
腕だけで操作すると、上手くいきません。連動が大事です。


手を合わせる3


しっかりと連動させると、相手の肘が曲がってくるはずです。
そうなったら、その肘から相手の腰に向かって力を流すようにしましょう。
ちょっと意味が分かりにくいかもしれませんね。

動画の中で先生が説明されていますが、相手の掌に「乗る」ような感覚が必要になります。
腕で押し込むのではなく、「乗る」んです。


手を合わせる1


さらに分かりにくくなりましたかね?
肩から先を脱力して、相手との接点に重心をかけていくようなイメージなんです。
このときに、相手の肘から腰にかけて意識を向けると、相手の体が崩れていきます。

まずはしっかりと身体を捌いて連動させること。次に密着と、脱力。
力づくでやると、稽古の目的が変わってきます。


手を合わせる4


少し難しいですが、最近はこの動きを自主稽古で良く取り上げてます。
東京稽古会に、参加してみませんか?




Posted on 2018/10/11 Thu. 18:41 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  姿勢  連動  重心  合掌 
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其の二十三、身体を開く  

これ、一本捕の変形技です。
正面打ちを受け、捌いて当て身を入れます。受けた手刀を斬りおろして相手を崩しますが、そのとき身体を開いてさらに相手を導いて逆腕に(相手の掌を上にして)手首をつかむのが、通常の一本捕と異なるところです。



「なんば歩き」と同様に、上下半身をバラバラに使うのではなく一体にして操作します。手先、足先で相手を動かそうとしていては技が成立しないことが体感できます。

中でも大事なことは自分の身体の中心で操作することです。
先生が常におっしゃるように、手先だけ足だけでやらないこと。これだけでも技の中身が大きく変わってきます。

さて、ここからは私の妄想です。

合掌」という習慣は、神道や仏教の礼拝の仕草です。キリスト教でも祈るとき両手を胸の前で組みますよね。
昔の人にとって、神や仏に対するとき、自分が最も「正しいかたち」になることは至極当然のふるまいだったでしょう。文化を問わず、神仏の前で「合掌」が「正しいかたち」として古くから認められていたと推察されます。

img_2.jpg

ためしに、「いただきます」の形で手を合わせてください。自然と姿勢がまっすぐ伸びるでしょ。そして、なんとなく身体の中心が意識されませんか?

つまり、身体の中心で物事を行うことに深い意味があると、我々の祖先たちは知っていたのではないでしょうか?

その知恵が、古武術の身体操作法の中にも保存されているのだと、私には思えるのです。

Posted on 2015/04/20 Mon. 20:27 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 一本捕  合気柔術  古武術  大東流  合掌 
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