東京稽古会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 6月26日(日)14時00分から17時00分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
東京稽古会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 6月26日(日)14時00分から17時00分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
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稽古日誌 令和4年3月24日、27日本稽古、31日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌です。
今回は3月後半の記録です。

3月24日(木)は世田谷総合運動公園体育館での稽古。

軸を意識して相手の攻撃を受け止めて、崩す…

基本的な考え方ですが、実際に相手に対するとなかなか思うようには動けません。

正しい姿勢を維持すること一つとっても、頭で考えているイメージ通りにできないのが実情です。

稽古はそうした「自分の不可能性」を意識して、向上への意欲をかきたてるための場でもあります。

3月27日(日)は3月の本稽古でした。

この日は基本的な古武術の体の動かし方から始めました。

摺足を使って相手の攻撃を捌く動き。
スピードある突きや、木剣などの武器に対する動きを体感していきます。

これは実は毎日の稽古で行っている基本動作の中に含まれている動きなのですが、改めて意識すると見えてくるものがあります。

そして、基本動作が複雑な形の中に活かされることを学び、修練する…3時間にわたってじっくりと取り組める本稽古ならではのメニューです。

また、この日は5級審査も開催。

昨年入会した会員が初の審査に挑み、合格。
今後のさらなる精進を望みます。

稽古はこの後、居捕逆小手、肘当投、裏落。

前半で学んだ要素を使って、技をより深く理解していきます。

本稽古で基本の考え方を知ることは、大東流合気柔術の習得においてとても重要です。
東京稽古会では本稽古の内容をYouTube動画にして公開するなど、古武術の思考法を紹介することを一つの目的にしています。
このブログもその一つです。

もちろん実際に本稽古に参加して、実際に古武術の一端に触れることによって得られるものは非常に大です。

現在のところ、東京稽古会では本稽古への一般参加が可能です。
大東流合気柔術を体感してみたいという人は、メールフォームから問い合わせください。

最後は3月31日(木)の稽古。

手首の鍛錬から、裏落、両肘返、居反、合気上…。

相手を自分の重心の上に乗せるということをテーマに修練しました。

会員相互で自主的に内容を話し合って稽古を組み立てました。

自ら武術の道を探求していくことのできる、頼もしいメンバーたちです。

稽古日誌 令和4年3月10日、13日、17日、21日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術東京稽古会の稽古日誌。今回は3月中旬の記録です。
まずは3月10日(木)、扶桑教太祠 本殿での稽古。

合気上げ鍛錬法、片手取転換投、居捕逆腕捕、二カ条極めの4本。

相手に密着して操作する、重心を乗せるなど、繊細な身体感覚を修練しました。
これらはすべて大東流の奥義につながる考え方です。

この日は日本の伝統芸能「地唄舞」のお師匠さんが稽古の見学に来られました。

丹田を意識した動き、重力を真っすぐに身体に受ける姿勢。
武術と舞踊との間の共通点についても稽古後に皆で話し合い、楽しく意見交換させていただきました。

3月13日(日)の稽古には、大阪琢磨会より小林清泰先生が東京稽古会に指導に来てくださいました。

稽古は一本捕、逆腕捕、車倒、肘返など

主に大東流初伝の基本形に取り組みました。

技のディティールにこだわった指導を受け、初心者にとって有意義な時間となったと思います。

遠く東京にまでお越しいただき、非常に熱心に指導していただけることに感謝です。

続いて3月17日(木)、世田谷総合運動公園体育館での稽古。

手首の鍛錬を中心に基礎稽古。
鎌手詰、小手返、手刀詰、3カ条詰…

手首の鍛錬ではありますが、局部を意識するのではなく、全身の連動や、身体全体をさばいていくことが需要だということが改めて理解できます。

充実した稽古内容が、シブい表情でキメた写真でうかがえます。

3月21日(月・祝)は春分の日。新木場の東京スポーツ文化館での稽古。

一年ぶりの会場です。

稽古は大東流の特徴的な技法「搦める」を中心に取り上げました。

さらに相手の攻撃を受けた時と、はずした時の動きの違いについて。

生きた武術として稽古するためには、時には受けての動きを意表を突いた方法で処理していくことも必要です。

揺れ動く社会情勢や、人間関係の中で自分の軸を失わずに生活していくのも、一つの武術的思考スタイルです。

純然たる受け身で修練していては大東流合気柔術の核心部分をつかむことはできません。

自分なりの工夫をしながら取り組めるような稽古の流れを、今後はもっと多く取り入れて行こうと考えています。

稽古日誌 令和4年2月13日 17日 20日 23日 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術東京稽古会の稽古日誌です。
2月13日(日)は扶桑教太祠 本殿での稽古でした。

「自然体を維持する」をテーマに2時間の修練。

「自然体」とは第一義には重力を自然に受けて立つこと。
地球の中心に向かって真っすぐに体を位置させることを目指します。

取り組んだのは合掌捕、逆腕捕、諸手取の崩し、腰車、抜手捕など。

滞らず、水が低いところに流れるように柔らかく人間の体を動かすというのは、言葉でいうのは簡単ですが、実に難しい。
日々の修練でこの境地に少しでも近づくように、精進です。

2月17日(木)も扶桑教太祠 本殿での稽古。

この日はまず、力比べのように両手をつかんで押し合いする鍛錬から始めました。

押される方が力で対抗すると、やはり体力勝負になりますが、体の芯でその力を受け止めて立つ大東流の体の使い方を使うと、非常に楽になります。

その考え方を使って合気上げ鍛錬、両手取り小手返、逆腕捕、切返。
力ではなく打開していく大東流の思考法で、形の修練
にじっくり取り組みました。

2月20日(日)も扶桑教太祠 本殿での稽古です。

この日は複雑な連続関節極めを皮切りに、一本捕、車倒、居捕各一本捕などなど

大東流の基本技ともいえる一本捕ですが、それだけに多くの核心的要素が含まれています。

受け、掴み、当て、崩し、極める。
重心の移動、脱力、伸筋の使い、姿勢の力で制する意識…

一つの形を繰り返し修練することで大東流の思考法を研究するのも、一つのアプローチです。

2月23日(水)は天皇誕生日。
世田谷総合運動公園 体育館での稽古でした。

いつもの合気上鍛錬から、腕の返しなどの基本操作を修練。

接点にこだわらず、全身の動きを使って力を伝えるところに極意があります。

人間の全体性を意識することは単なる武術の操作法にとどまらない思考の転換につながります。

大東流合気柔術の修業を日常に生かすうえで、大きな意味を持つ考え方といえるでしょう。

稽古日誌 令和4年1月20日、23日本稽古、27日 大東流合気柔術 東京稽古会 
1月後半の稽古日誌です。大東流合気柔術東京稽古会の習練の日々を記録していきます。
この日1月20日(日)は明大前の神道扶桑教太祠を拝借しての稽古。

毎日同じように行う稽古だからこそ、新しい世界を発見しようという気持ちで取り組むことが大事です。

今日の稽古はただ一度きりのものです。今この一瞬の技を全く同じようにかけることは二度とできないわけです。

一期一会。自戒を込めて皆に話しています。

稽古の方は合気上鍛錬法から片手取の崩し、手刀を柔らかく使う動きから片手取四方投、両手取四方投。
後半は一本捕組と一カ条立合居捕組の2組に分かれて修練しました。
お互いにフィードバックしあう良い稽古でした。

1月23日(日)は令和4年最初の本稽古を高津スポーツセンターで行いました。
本稽古にはこのブログを介して東京稽古会に興味を持った2名の方が参加されました。

基本動作である正面打・胸取・袖捕の捌き方、そこから派生して半座肘挫、片手取肘当投…

後半はこちらも基本動作となる飛受身鍛錬、二カ条肩車、片手捕巻詰などなど

護身術的要素を取り入れながら、基本と応用を段階を追って習練しました。

稽古は目的意識をもって取り組むことでよりその輪郭をとらえやすくなります。
そのためには「何のためにこの動きを行うのか」という動機付けが重要です。

そしていざ動くときは虚心坦懐。
あまり難しく考えることなく伸び伸びと力を発揮してください!

1月27日(木)扶桑教太祠での稽古。

胸取に対して逆腕捕、小手返。
捌き方によって二つの対処に変化します。

さらに正面打を裁いて一本捕。
先日の本稽古の内容を復習するように深めました。

この積み重ねが、武術上達には欠かせません。
安易に近道をとらず、着実な研鑽を心がけます。

それでは、次回の稽古日誌まで。
稽古日誌 令和3年 12月16日、19日、23日、26日稽古納め 
今年最後の更新となった大東流合気柔術東京稽古会の稽古日誌。
一年間いろいろな方の支えを受けて、稽古を続けることが出来ました。何よりもまず感謝の思いを述べたいと思います。
ありがとうございました。

12月16日(木)は明大前の扶桑教太祠 本殿での稽古。
毎週2回、美しく静謐な環境で稽古させていただきました。
ありがとうございました。

前回、前々回の本稽古の内容を中心に、密着と全身の連動を修練。
正面打ちを切返に崩す動き。

小手返、半座合気上から投げ倒しての受け身鍛練、最後に外脈極で手首の鍛錬。

小手先の力を使わないことの重要性を改めて感じる稽古になったと思います。

12月19日(日)は世田谷総合運動公園 体育館での稽古。

後ろからの攻撃に対処する後捕から、両肩捻。

同じく後捕、立襟捕。

こちらは片手取りに対して、双方の身体を伸ばして制する操作。

年末の稽古納めに予定されている昇級審査に向けての確認も大詰めです。

12月23日(木)、扶桑教太祠 本殿での稽古。

両手取に対応して相手の身体を詰め、可動域をうばう操作。

手刀を柔らかく活かして、密着して制します。

同じように両手取りを四方投。これは裏を攻めます。

手刀を剣に見立て、縦に操作することで力を伝える。毎回の稽古で繰り返し修練してきた要素です。

12月26日(日)、令和三年の稽古納めです。この日も扶桑教太祠 本殿を拝借して。

胸取を一本捕に制します。攻撃線の捌きと密着の要素。

正面打ちを切返に制する。これも同じく攻撃線の捌きと、手刀の密着。
ひとしきり今年目標にしていた重点動作を鍛錬したのち、2級の昇級審査。

一カ条立合、居捕、後捕の計16本を演武します。

修練の成果を十分に発揮して、合格です。
その後は恒例の、審査を受けて気になった点を全員で稽古。
逆腕捕の詰めを緩ませないように崩していきます。

稽古が終わった後は、一年間の感謝を込めて本殿の清掃。

東京稽古会では、毎回稽古後に拭き掃除を行いますが、この日はいつもよりも数段丁寧に拭き込みます。

コロナ感染症による緊急事態宣言が長く発出されるなど、社会情勢は困難なところもありましたが、会員諸氏の熱意、周囲の温かいサポートもあり、本年も充実した稽古を継続することが出来ました。
古武術である大東流合気柔術の修練を通じて、日本に古来から伝わる精神や知恵を現代に伝えていきたいという思いから、東京稽古会を始めて七年が経ちました。
常に初心に還りながら、また気持ちを新たに進んでいきます。

冒頭に記した通り、関係する多くの方々、また人知を超えた大きな存在にも感謝の念をささげて、一年の修行の締めくくりとさせていただきます。
合掌。
感謝。
