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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 1月24日(日)14時00分から17時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百二十二 脱力 大東流合気柔術 東京稽古会  




古武術としての大東流における核心的な思考法のひとつに「脱力」がある。

相手の入力に対して、こちらも力をもって処するのではなく、それとは異なる方法で打ち克っていくための考え方だ。



脱力3



力のぶつかり合いは、互いの消耗を生む。
力が強い方が勝つわけだから、力を増大させることが追及され、その追及は果てしなく続く。







戦場で生き残ることを目的に発達した古武術は、力で相手に勝ることを期待できない状態でどう振舞うかを、究極まで考え抜いたところに成立したと、私自身は考えている。



脱力4



その一つとして、脱力することで相手の攻撃を無力化し、力を失った場合であっても、窮地を切り抜ける技が発達していったのだ。



脱力2



今回修練した技は、掴まれた接点に意識をやらず、自分の体幹だけを使って操作することを目的とする。
言葉にすれば単純だが、革新的な思考であり、会得するのはさらに難しい。



脱力1



不断の鍛錬によって、この武術的遺産を身につけていただきたい。



Posted on 2021/01/10 Sun. 09:54 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  連動  姿勢 
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其の三百二十一 横面打 大東流合気柔術 東京稽古会  




【謹んで新年のご挨拶を申し上げます。】

本年も大東流合気柔術 東京稽古会は日本古武術の継承発展を目指し、たゆまぬ鍛練を重ねていく所存です。
皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。



今年もまた、大東流の基本的な操作を、その思考法を解題しつつ取り上げていく。
令和三年の初回となる今回は「横面打」であるが、他武術の諸流派から当稽古会に参加する人には、修正するのに相当の時間を要してしまう、ある種の動きの「癖」がある。



横面打サムネ1



「癖」とは、剣を水平に振り回すように、相手の頭部を横薙ぎに斬る、という動きだ。
合気道などでは手刀を頭の横に振りかぶるようにして、大きく外側に踏み込むために必然的に腕が水平に振られることになる。







しかし、この動画でも詳しく説明している通り、大東流においては剣は縦に使うことを原則としている。
横面打ちであってもその例外ではなく、相手の攻撃線をわずかに外したところに捌き、正面打ちを側頭部を狙って斬り下ろす。

攻撃は中心線を通して発することによって、その効力を発揮するという考え方だ。



横面打2



捕手側も同じく、相手の中心を取るように捌きながら、自分の中心から手刀を発して迎え、受け止める。
いずれの側も、手刀を身体の外側に大きく出して操作することはない。

裏を返せば、手刀によって結ばれる相手との接点は、常に自分の中心の力が発揮できる範囲に収まっているということでもある。



横面打1



今回取り上げた動きは、その思考法をよく体現している。
中心で、無理なく扱うことで、柔らかく脱力した効果的な技となる。基本動作ではあるが、核心的なアイデアである。

今年も、こうした基本を積み重ねて稽古していきたい。





Posted on 2021/01/03 Sun. 09:42 [edit]

category: 横面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  攻撃線  正面打  剣の理合  中心線 
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其の三百二十 両手取小手返 大東流合気柔術 東京稽古会  




古武術においては初動が肝心だ。稽古の中で常に話しているし、このブログでも何度か取り上げてきた。



両手取小手返



一言で初動といってもいささかあいまいな概念だが、大東流合気柔術では相手の攻撃を受ける直前から受けた直後、どういう体勢を取り、かつ動くかというところが、そのポイントとなる。







この両手取の小手返も、その一挙動によって技全体の効力に大きな差が生まれる。
すなわち、両手首を捕られ、押し込まれた瞬間にそれをどう受け止めるか。

上半身の力で、反発するように相手に対してしまうと、大きく崩すことは出来ない。



両手取小手返3



力のぶつかり合いをせず、相手の体幹部分をコントロールするためには、手刀の使い方を知らなければならない。

姿勢を維持し、相手の身体の重心を自分の腰の上に乗せていくような感覚で力を伝えていく。



両手取小手返2



初動によってこの体勢を整えられると、相手は自ら掴んで自由を奪ったはずの手首に絡めとられるように、身動きが取れなくなる。
ここに、大東流合気柔術の妙味がある。



両手取小手返1



この動画にその一端を見せたように、脱力して、力の方向を意識する鍛練が必要だ。

そうした技の成り立ちから丁寧に理解したうえで稽古することを心がけたい。



Posted on 2020/12/27 Sun. 09:29 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  小手返 
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其の三百十九 握る 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術は、いわゆる膂力(りょりょく)を用いておこなう武術ではない、という実例を再三取り上げてきた。
今回扱うこの操作法も、またその一つの例だ。



握る4

  

相手に掴まれた両手首を反し、掴ませたまま握り返す。
そうすることで相手は腰から崩れ、無力化してしまう。







この時に必要なことは、腕の筋肉でもなければ、体重の差による圧力でもない。
小指の締めを効かせることだ。



握る1



何度か言及している通り、小指は比較的弱い器官であるが、そのために全身の力を伝えることに適している。

この操作でも、親指で上からのしかかってしまうと相手は微動だにしない。
腕の筋力による出力は、ほとんど効果がないのだ。



握る3



ただし、小指の締めは、握力を使ってしまうと結局、腕力の一作用でしかなくなってしまう。
全身の動きを伝えるためには、脱力した上での操作が不可欠となる。



握る2



さらには、姿勢手刀、関節の詰めなど、単純な操作ではあるが、そこには古武術としての極意が隠されている。

文章や映像である程度の紹介をすることは可能だが、その先はやはり、個々人が継続的な修練によって会得し、磨いていくしかないだろう。




Posted on 2020/12/20 Sun. 09:21 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢 
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其の三百十八、合気上 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流修行者の関心が高い合気上」鍛錬法について一項を割いてみる。



合気上げ5



合気柔術の操作法には、その様態や考え方などを簡潔にあらわした名がつけられていることが多い。

ただ、その名に惑わされて技術の本質をつかむまでに遠回りするようなこともまた、多々ある。







この「合気上」に初めて触れる修行者は、その名の通り、相手を両の腕で持ち上げることをイメージしてしまいがちだ。
それも「合気」という摩訶不思議なものを介在させて。



合気上げ2



もちろん、外観上は術者によって受手の身体が持ち上げられているように見える。
だからと言って、腕の力を使って物理的に「上げ」ようとすると、大きな壁にぶつかってしまう。
初心者には、往々にして越えるのに年月を費やす壁だ。



合気上げ3



そうならないために、一度「合気上」という言葉の持つ語感をリセットして、無心になって技を受けてみることをお勧めする。

大事なことは体幹の力を使うことと、そのために正しい姿勢を保つことだ。


合気上げ4



動画の中で再三言及している言葉が、「合気上」の壁を乗り越えるヒントになる。

稽古会では、既存の概念にとらわれない、本質を見抜く修練を目指していきたい。


Posted on 2020/12/13 Sun. 09:23 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 合気上  大東流  合気柔術  姿勢  古武術 
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