fc2ブログ

東京稽古会への入会・一般参加について

通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
一般参加が可能な本稽古は 1月23日(日)16時30分から19時30分まで開催します
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
東京稽古会への入会または本稽古参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百六十四 沈身切返 大東流合気柔術 東京稽古会  




【謹んで新年のご挨拶を申し上げます】
大東流合気柔術東京稽古会は、本年も日本古武術の継承・発展を目指し、愉快なる修練を継続していく所存です。
当ブログをご覧の皆様にとって幸い多き一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。



さて、新年一回目の動画だが、これまでに積み上げた操作法を「切返」の形に落とし込んでいく。



沈身切返2



YouTubeのコメント欄で「切返」の定義とは何か?という質問があり、私は「正面から肩を掴まれたときに、上体を左右に傾けて相手に崩しをかけるところを切返と称したと推測しますが、技の要諦は相手の裏に踏み込んで姿勢の力で崩し倒す点にあります」と回答した。動画の中でも「通常の切返」として上記の動作をおこなっている。

例えば相撲や柔道などに言う「切返」は相手の背後に踏み込んで、脚を引っ掛けるようにして後ろ向きに投げ倒すことを指す。
こちらもやはり、お互いが攻め手を奪い合って流動している状況の中で相手の体勢を崩しえたところで「脚を引っ掛け」なければ技として成立しない。







話が少し脇道にそれたが、大東流の技は常に「崩し」をかけるところ、つまり技の始まりが最重要である。
切返においても、相手の裏に入る前の崩しが出来なければならない。



沈身切返4



前回・前々回と両手取や正面打に対して切返を行ってきたが、その二つとも上半身の力ではなく全身の連動によって相手の体幹を崩すことを目的としていたことを思い出してほしい。



沈身切返3



今回の動きは、その崩しを「真下に沈む」ことによって実現する。

「沈む動き」は身体の一部分を使うわけにはいかない。必ず全身が一体となって接点に作用する。
その動きが相手に大きな力となって届くのだ。



沈身切返1



なお、この動きの中には沈みつつ腰を回転させるというもう一つの要点が含まれており、さらにその回転軸は垂直に保たれなければならない。
そうした動きの複合が、豪快に見える切返の技となって結実していくのだ。











スポンサーサイト



Posted on 2022/01/02 Sun. 18:00 [edit]

category: 肩捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  姿勢  正面打  中心  連動 
tb: 0   cm: 0

其の三百五十七 内腕返 大東流合気柔術 東京稽古会  




顔面に殴りかかってきた相手を一挙動で搦め取って投げ返す。
大東流合気柔術らしいダイナミックな操作であるが、これも攻撃線の理解で可能になる。



内腕返し1



前回まで、相手の攻撃線に密着するように捌き、あるいは攻撃線を延長させて相手の体勢を崩すことについて見てきた。







取り上げたのは中段突、または短刀取など相手の体幹部分から発せられ、まっすぐ自分の方に向かってくる攻撃だが、そういう時こそ有効になる考え方だ。



内腕返4



その上で今回特筆するのは、「相手の中心に向かって攻める」という要素である。



内腕返2



突きを放った相手の拳を柔らかくつかみ、肘の内側に手を当てて腕を折り込むようにして腰を回転させる。
この時に相手の拳を顔面に向けて折り曲げることで相手は大きく体勢を崩す。



内腕返3



実際に修練した場合に、思ったように腕を折ることが出来ずに難しさを感じるかもしれない。

上半身の脱力と、柔らかい腕の使い方に留意して稽古してほしい。








Posted on 2021/11/14 Sun. 12:59 [edit]

category: 中段突

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  攻撃線 
tb: 0   cm: 0

稽古日誌 令和3年9月5日、9日 大東流合気柔術 東京稽古会  



大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌です。
9月5日(日)は扶桑教太祠本殿での稽古。



_20210905_204324.jpg



小手返で手首の鍛錬を行った後、攻撃線の捌きの訓練から小手返



_20210905_192139.jpg



どちらも剣の使い方をイメージしながら修練します。
基本動作の後は、形を中心に。

車倒。



_20210905_203451.jpg



切返。



_20210905_191551.jpg



裏落。



_20210905_190933.jpg



どちらも相手の裏に踏み込んで崩していきます。
久々のメンバーの顔も見られて、にぎやかな稽古になりました。



_20210905_204043.jpg








9月9日(木)は夜の稽古。
扶桑教太祠 本殿をお借りしての修練です。いつもありがとうございます。



_20210909_220502.jpg



合気上げ鍛錬の後、中段突を裏に踏み込んで逆襷(ぎゃくだすき)。



_20210909_214827.jpg



重心の置き方に秘伝があります。
また、力が入ってしまうと技がかかりません。複雑な動きですが脱力が必要です。



_20210909_220102.jpg



居捕、短刀での中段突きを捌いて一本捕
鼠径部で極め、膝行で崩します。



_20210909_215038.jpg



さらに胸取から突いてくるのを捌いて搦投。



_20210909_205305.jpg



四級審査技の組は裏落、肘返、車倒を中心に。
姿勢が美しくなってきました。



_20210909_215839.jpg



充実した稽古となりました。

徐々に気温も下がり、稽古に最適な季節となりつつあります。
体調管理に心がけ、古武術稽古で免疫力を昂進させていきましょう!



_20210909_214451.jpg




Posted on 2021/09/14 Tue. 13:39 [edit]

category: 稽古日誌

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  古武術  姿勢  中心  連動  重心  一本捕  合気柔術  小手返  居捕 
tb: 0   cm: 0

其の三百四十八 対片手取 大東流合気柔術 東京稽古会  




小手返は武術を知らない人にとっても比較的ポピュラーな技だろう。
アクション映画などでも、手首を捻るようにして痛みを与えて取り押さえるような場面を何度か見た記憶があると思う。



対方手取サムネ



大東流合気柔術にも当然その技の体系があり、手首関節をとって倒すというところは変わらない。

ただ私個人としては小手返の操作法そのものよりも、その技をかけるに至るまでの過程大東流の特徴なり優位性を感じている。
以降、何回かに亘ってそうした観点から解説してみたい。







対峙した相手の圧力をどのように無力化するかということが最初の課題になる。
ここでは片手を掴んできた相手の攻撃にどう対処するか、その方法が問われる。



対片手取4



この時に大東流が使うのが剣の理合い」だ。
腕の力を使わず、剣を構えるように手刀を張り、相手の肩口から詰め込んで、腰の動きを止める。



対方手取3



瞬時にこれを行い、相手が次の攻撃を仕掛けられない状態にしておいてから、小手返しの操作へと移っていく。

剣を使うように全身を動かすということの本義についてはこれまでにも何度も言及している。
「脱力」「姿勢」「中心力の発揮」など、基本的な要素の複合であるが、これを体得するのが至難の業でもある。



対片手取2



次回以降もそうした剣の動きにまつわる私個人の見解を述べるつもりだ。
東京稽古会での修練で大東流の技術に対する認識は日々改まるが、現時点での到達点を記すことに、いくばくかの意義があると信じたい。





Posted on 2021/09/12 Sun. 10:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  小手返  剣の理合 
tb: 0   cm: 0

其の三百四十六 反して投げる 大東流合気柔術 東京稽古会  




不意に視界の外から悪意ある攻撃を受けたとき、平常心で対処すればそれを切り抜けられるか、否か?
今回は古武術の思考法でそうした問いに答える試みである。



反して投げる3



動画で取り上げた操作は、前回解説した「腕の反し」を使って相手を腰の動きに乗せて投げ倒すもの。







肩から先に力がこもってしまうと相手は全く動かない。
正しく脱力し、相手に十分手刀を掴ませたまま、自分は骨盤の上にまっすぐに乗って動くことで力を伝えていく。



反して投げる5



冒頭の問いに武術的に答えるなら、可である。
平常心、自然体をもって、攻撃を受けた個所にこだわらず、自分の体幹からの力を発揮すること。
それによって攻撃してきた相手を制することは、出来る。



反して投げる1



さて、この思考法を日常に置き換えてみる。
不意の災害が発生した場合。あるいは偶然の大きな事故で危急の状態に陥った場合。

この時に、取り乱すことなく、粛々と普段の訓練通りに動き遂せることが出来る人は、強い。
そしてそうした人が多いほど、その集団は生き残る確率が高い。



反して投げる7



大東流合気柔術は古流の体術であるが、そこに現代を包摂する普遍性がある。
我々修行者は、その境地を目指して日々の稽古に取り組んでいることを、忘れてはならないだろう。




Posted on 2021/08/29 Sun. 10:00 [edit]

category: 後捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  手刀 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

入会・参加希望はこちらから

大東流合気柔術って何?

これまでの動画と記事

最新記事

最新コメント

カテゴリ

アクセス数

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top