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東京稽古会への入会について

通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 11月23日(水・祝)12時30分から14時30分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。

東京稽古会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の四百九 親指で引く 大東流合気柔術 東京稽古会  




今回は大東流合気柔術 初伝一カ条の肘返(ひじがえし)という形を使って手刀の使い方を解説する。

手刀を使って「引きつける」動作を行う場合、親指側、つまり手刀の峰を使うことで大きな力を発揮するという実例を見ていこう。



峰で引く4



受け手側の攻撃は、胸取り。当然ながらこの攻撃は単発ではない。

次の一手でさらなるダメージを与えようとする意図を持っている。







この時に登場するのが親指=手刀の峰だ。

相手の腕をなでるようにして自分の胸まで親指を引き付けてくる。すると相手の胸取りの手首はぴたりと自分の身体に密着する。



峰で引く2



これは、腕の筋肉の力で引きつけるのとはまた少し異なる強さを発揮して、相手の手首を固定してしまう。

そのうえで腰を少し前方に進めると、胸倉を掴んできだ相手はもう次の手を出すどころではなくなるのだ。



峰で引く3



同じように相手の肘の裏に親指を当てて固定する場合にも、抗いがたい大きな力を出すことが可能になる。

手首と肘の直線を接点の上に乗せ、相手の体重が手首関節に集中することで、たまらず腰を浮かせてしまう。



スクリーンショット 2022-11-09 125336



正しい姿勢で脇を締め、肩甲骨を含む背中全体の力が親指に集約されることで、この「引きつける」力が出る。

この肩に限らず、様々な場面で有効な「親指で引きつける」感覚を、日常の稽古の中で修得してほしい。






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Posted on 2022/11/19 Sat. 19:00 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  古武術  姿勢  重心 
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其の四百一 入身投 大東流合気柔術 東京稽古会  




初伝一カ条「入身投」。大東流合気柔術に特徴的な、自分が坐位で、相手が経った姿勢で攻撃をしてくる、いわゆる「半座半立」の形である。



入身投サムネ3



この操作にも、実は「沈む」動きが大きく関係している。







初動で大切なのは相手の攻撃(両手取り)を受けた時、それを押し返さずに自分の腰に乗せたまま前方に膝行することである。
これを力で対抗すると、必ず失敗する。



入身投3



自然体であることを要諦とする合気柔術にあって、立った状態で前傾して攻撃を加えてくる相手は、制しやすいのである。
逆説的に聞こえるかもしれないが、動画で行われている操作をみてもらうとわかるはずだ。



入身投



前方に重心移動したら、その場で180度転換をして相手と背中合わせになり、手刀を前方に斬り落として投げる。
この転換の際に、一瞬立ち上がるのであるが、「沈む」動きはここで用いられる。

腰に乗せた相手の重心を、一瞬沈むことで体の崩れを誘い、それに乗じて大きな方向転換を行うのだ。



入身投1



地球の引力に合致した真下への沈み込みである必要があるのは言うまでもないが、やはり腕力に任せて振り回そうとするとうまくいかない。

脱力を心がけて、鍛錬してほしい。









Posted on 2022/09/10 Sat. 18:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  重心  転換 
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其の四百 切返 大東流合気柔術 東京稽古会  




「沈む」という言葉は単純ではあるが、大東流合気柔術においては決して字義どおりではなく深い含蓄を持つ。

自然体で立っている状態から、重心をそのままに低くなる。
体勢を前傾させたり、反り返ったりすることなく、骨盤の上に沿う半身を真っすぐにのせたまま「沈む」のである。



切返サムネ2



今回の動画で取り上げた「切返」という形には、その理合が非常によくあらわれている。







この技をはじめに教わるときには、概略
「正面から両腕でつかみかかられたら、その相手の腕をくぐり、相手の裏(後ろ)に踏み込んで倒す」
という説明を受ける。



切返3



古武術に通じていない人にとっては、この「相手の腕をくぐり」というところが曲者で、文字通り頭を下げてくぐろうとして失敗してしまう。
攻撃を仕掛けてくる相手は、体勢の崩れを見逃してはくれない。



切返4



だから、東京稽古会では「胸を張ったまま体勢を低くして、相手の腕の下を通過するように」と説明をしている。

こうすることで「沈む」という言葉の意味が徐々に腑に落ちてくるのだ。



切返1



言うは易しではあるが、適切な言葉を選択して伝えていくことも、古武術継承における重要な要素であると捉えている。






Posted on 2022/09/03 Sat. 18:00 [edit]

category: 両袖捕

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tag: 大東流  手刀  古武術  姿勢  重心 
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稽古日誌 令和4年8月7日 11日 13・14日夏合宿 大東流合気柔術東京稽古会  




大東流合気柔術東京稽古会の稽古日誌。
今回は夏合宿を含む8月前半の稽古の記録です。

まずは8月7日(日)の稽古。



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正面打、胸取を捌いて制する技を中心に、間合いの取り方、重心の移動を研究しました。



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基本の動きではありますが、そこには数多くの技法が重層的に含まれます。



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初心者からベテランまで、常に自分の未踏領域を研究する心を持って稽古していきたいものです。



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続いては8月11日(木・祝)の稽古。3時間の拡大版で修練しました。



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大東流の基本的な身体操作である「手刀」の使い方をテーマに。

いつも行う手刀詰にも片手取、両手取、立合、半座などいくつもの別法があります。



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力づくで動くのではなく、剣を使うように柔らかく、鋭く。



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そうした精確な動きが、攻めの厳しさにつながります。古武術習得に必要な、大事な修練となりました。



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続いては夏合宿です。

今年はお盆のさなか、8月13~14日の実施となりました。



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今年のテーマは、正面打。一カ条から四カ条まで大東流の体系的な考え方を研究します。



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普段の稽古ではなかなか取り組めない技にもじっくりと時間をとって・・・



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初級技との違いを知ることで、技の本質を理解することにもつながっていきます。



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また、合宿ならではの稽古として当会に伝わる秘伝書を解読しての総伝技の研究も行いました。

武田惣角先生直伝の技術を、当時大変貴重だった写真に収めた、非常に重要な書物です。



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大変興味深い稽古をすることができました。



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稽古の後は、久しぶりの懇親会を兼ねての夕食。

夜半まで楽しい話が続きました。



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東京稽古会では一年に一度の合宿を恒例としています。

来年もまた有意義な合宿ができますように。



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Posted on 2022/08/22 Mon. 20:25 [edit]

category: 稽古日誌

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tag: 大東流  姿勢  中心  正面打  一本捕  武田惣角  合気柔術  古武術 
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其の三百九十八 落下する 大東流合気柔術 東京稽古会  




今回の動画解説は「つながる」ということを中心に述べてみる。



落下するサムネ2



大東流合気柔術の技術体系に特徴的なことの一つに、無理なく力を伝えていくという考え方がある。
力づくで制圧するのではなく、一見不思議に思えるようなかたちで相手を無力化していく。







そのために必要な要素として、相手の発する力を受け止め「つながる」という操作を行う。

言葉だけ聞くとややうさん臭く感じられるかもしれないが、実際の感覚はまさにこの語感に近い。



落下する2



ここで重要なことが、自分がしっかりと自然体をとれているかどうかである。

正しい姿勢で重力を素直に感じられる体勢でありながら、相手の力を自分の中心に流し込むように受ける。



落下する1



接点につながる腕や上半身は十分に脱力して、柔らかく伸ばすことで相手の体幹部分に刺激を与える。
この操作で、相手を自分の重心に乗せてしまうのだ。これが、われわれが考えている「つながる」という動きである。

「つなげる」ことで、この動画にあるような大きな崩しを、比較的小さな力で実現することができる。
合気柔術に対して「ヤラセではないか」といわれることがよくあるが、古武術を未経験の人にとってはそれも無理からぬことかもしれない。



落下する3



動画では上級者の動きとして、接触した瞬間に短く、軽い動きで相手の身体とつながる操作も紹介した。

初心者用の動きと基本の考え方は同じである。ぜひ継続して取り組んでいただきたい。










Posted on 2022/08/20 Sat. 18:00 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  姿勢  中心  重心 
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