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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 9月20日(月・祝)14時00分から17時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百四十九 手刀で乗せる 大東流合気柔術 東京稽古会  




「乗せる」という考え方を使うと、無理なく相手に自分の力を伝えることが出来る。今回は小手返の初動を通じてそんなことを考察してみたい。



手刀で乗せる1



前回の動画では、片手取に対処するために手刀を使って相手の動きを止めた。
この時に剣を構えるようにして全身を連動させると、相手は身体を自由に動かせない。







ただこの時、相手に力を届けようとするあまり、手刀で相手を押すようにして反発が起きてしまうことが多い。



手刀で乗せる2



なぜそうなるか。
それは、相手が攻撃してきた力を、自分の体の表面、もしくは接点に近い位置だけで受けていることに起因する。
そうではなく、相手の力を一旦自分の中心に通すようなイメージで「受け入れる」ことが必要になってくる。



手刀で乗せる4



その上でさらに接点の下に自分の重心を潜らせるようにする。
膝を柔らかく使い、沈み込むように体を使うのだ。

この操作で、相手を「乗せて」しまう。



手刀で乗せる3



手刀で突き込むだけでなく、同時に相手の重心を捉えてしまうことで自由をうばう。
「相手の下に立つ」とは、現代では否定的なニュアンスを持つ言葉だが、古武術においては奥義につながる思考方法なのだ。





Posted on 2021/09/19 Sun. 10:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  連動  重心  攻撃線  小手返  逆襷 
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其の三百四十八 対片手取 大東流合気柔術 東京稽古会  




小手返は武術を知らない人にとっても比較的ポピュラーな技だろう。
アクション映画などでも、手首を捻るようにして痛みを与えて取り押さえるような場面を何度か見た記憶があると思う。



対方手取サムネ



大東流合気柔術にも当然その技の体系があり、手首関節をとって倒すというところは変わらない。

ただ私個人としては小手返の操作法そのものよりも、その技をかけるに至るまでの過程大東流の特徴なり優位性を感じている。
以降、何回かに亘ってそうした観点から解説してみたい。







対峙した相手の圧力をどのように無力化するかということが最初の課題になる。
ここでは片手を掴んできた相手の攻撃にどう対処するか、その方法が問われる。



対片手取4



この時に大東流が使うのが剣の理合い」だ。
腕の力を使わず、剣を構えるように手刀を張り、相手の肩口から詰め込んで、腰の動きを止める。



対方手取3



瞬時にこれを行い、相手が次の攻撃を仕掛けられない状態にしておいてから、小手返しの操作へと移っていく。

剣を使うように全身を動かすということの本義についてはこれまでにも何度も言及している。
「脱力」「姿勢」「中心力の発揮」など、基本的な要素の複合であるが、これを体得するのが至難の業でもある。



対片手取2



次回以降もそうした剣の動きにまつわる私個人の見解を述べるつもりだ。
東京稽古会での修練で大東流の技術に対する認識は日々改まるが、現時点での到達点を記すことに、いくばくかの意義があると信じたい。





Posted on 2021/09/12 Sun. 10:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  小手返  剣の理合 
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其の三百四十六 反して投げる 大東流合気柔術 東京稽古会  




不意に視界の外から悪意ある攻撃を受けたとき、平常心で対処すればそれを切り抜けられるか、否か?
今回は古武術の思考法でそうした問いに答える試みである。



反して投げる3



動画で取り上げた操作は、前回解説した「腕の反し」を使って相手を腰の動きに乗せて投げ倒すもの。







肩から先に力がこもってしまうと相手は全く動かない。
正しく脱力し、相手に十分手刀を掴ませたまま、自分は骨盤の上にまっすぐに乗って動くことで力を伝えていく。



反して投げる5



冒頭の問いに武術的に答えるなら、可である。
平常心、自然体をもって、攻撃を受けた個所にこだわらず、自分の体幹からの力を発揮すること。
それによって攻撃してきた相手を制することは、出来る。



反して投げる1



さて、この思考法を日常に置き換えてみる。
不意の災害が発生した場合。あるいは偶然の大きな事故で危急の状態に陥った場合。

この時に、取り乱すことなく、粛々と普段の訓練通りに動き遂せることが出来る人は、強い。
そしてそうした人が多いほど、その集団は生き残る確率が高い。



反して投げる7



大東流合気柔術は古流の体術であるが、そこに現代を包摂する普遍性がある。
我々修行者は、その境地を目指して日々の稽古に取り組んでいることを、忘れてはならないだろう。




Posted on 2021/08/29 Sun. 10:00 [edit]

category: 後捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  手刀 
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稽古日誌 令和三年 8月12日、15日本稽古、18日 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌。
今回は8月中旬の3回分を。まずは8月12日(木)扶桑教太祠 本殿での稽古。



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合気上鍛錬法では、腕をつかませたまま連続で相手の身体をコントロールすることに重点を置いて修練。



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片手捕小手返しは手刀を柔らかく使い攻撃線を意識して崩す発想が必要。



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さらに同様の要素を活かして逆腕捕、一本捕。車倒、裏落などにも取り組みました。
上級者と初心者がお互いにアドバイスしあって研究を進めていく、良い稽古となりました。



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続いて8月15日(日)高津スポーツセンターで行われた8月の本稽古。
お盆のさなかの開催となりました。



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「片手取りを制する」をテーマに、手首を柔らかく使う操作法を取り上げて鍛錬。
さらに相手とのつながりを作って投げる動作…。



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それらを両手取りに応用して真下に沈んで投げる動き。



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また、腕の反しを利用して相手の腰を無力化する操作。



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いわゆる抱締です。柔らかい動きと、身体の伸展が必要になります。



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手首を掴ませたまま後捕を投げる動作。これは少し難しかったですね。



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本稽古らしい要素を発見していく、充実の内容でした。



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最後は8月18日(木)、扶桑教太祠 本殿での稽古。
この日は柔術らしい崩し、固めにフォーカスしました。



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中段突きを捌いて肘の崩し、胸捕を捌いて小手詰。
手刀を使って詰める操作など…。



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固め手法の一環として立極めも修練しました。



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日頃より物心両面でサポートをいただいている冨士道扶桑教さんから、この日もスイカの差し入れをいただきました。



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さまざまな支えを受けて古武術の修行に専念できる幸せに感謝したいと思います。



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Posted on 2021/08/27 Fri. 10:49 [edit]

category: 稽古日誌

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稽古日誌 令和三年 7月22日、25日、30日  




7月22日(木)。この日は五輪競技会開催につき、海の日の振り替え休日でした。
と言っても、そのことに気づいたのは当日のことで、普段は平日の稽古には来られないメンバーが参加。



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合気上げからの受け身稽古。肩から先の脱力を養成します。



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手刀詰~小手詰めの鍛錬法。腰で操作する感覚をとります。



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肘返。腕ではなく腰を使って崩していく稽古。



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両肩捻。姿勢に注意して体幹の力を伝えます。

さらに短刀での中段突きを一本捕に制する修練。



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このほど、いつもお世話になっている扶桑教の富士吉田本祠が国の有形文化財に登録されました。
本祠は145年前の建築を当時のそのままに保存されており、大変貴重な建造物であるところが評価されたそうです。
まことにおめでたいことですね。



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7月25日(日)、扶桑教太祠での稽古。



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手首の鍛錬連続技から居捕逆腕捕で二ヶ条をお浚いした後、両手取を「くっつけて」投げる動作…



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その動きから体を転換して四方投の裏



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受け身もしっかりとれています。鍛練を重ねて動きに迷いがなくなって来ました。



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その後は習熟度に合わせて鍛錬。
肘返、裏落に取り組むチームと…



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搦投、切返の重量級組…



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猛暑もあって、いささか消耗したようです!



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立会の正面打一本捕に丁寧に取り組んだ初心者組。



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猛暑の中でしたが、充実した稽古となりました。



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最後は7月29日(木)、扶桑教太祠での稽古です。



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合気上げ鍛錬法



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立合い胸取に対して逆腕捕。



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相手の攻撃線に沿って崩しをかけていきます。



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腕の力ではなく、腰を効かせて制するように。

居捕でも同じく。姿勢正しく崩せています。



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大東流合気柔術の重要な動きを使いこなすための基礎的な修練でしたが、充実した稽古になりました。



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新しく入会した会員を経験者がサポートし、お互いに向上していく良い循環が生まれていますね。

まだまだ暑さは続きますが、気を引き締めて鍛錬を続けていきましょう。

Posted on 2021/08/07 Sat. 15:03 [edit]

category: 稽古日誌

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

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