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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 1月24日(日)14時00分から17時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百二十一 横面打 大東流合気柔術 東京稽古会  




【謹んで新年のご挨拶を申し上げます。】

本年も大東流合気柔術 東京稽古会は日本古武術の継承発展を目指し、たゆまぬ鍛練を重ねていく所存です。
皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。



今年もまた、大東流の基本的な操作を、その思考法を解題しつつ取り上げていく。
令和三年の初回となる今回は「横面打」であるが、他武術の諸流派から当稽古会に参加する人には、修正するのに相当の時間を要してしまう、ある種の動きの「癖」がある。



横面打サムネ1



「癖」とは、剣を水平に振り回すように、相手の頭部を横薙ぎに斬る、という動きだ。
合気道などでは手刀を頭の横に振りかぶるようにして、大きく外側に踏み込むために必然的に腕が水平に振られることになる。







しかし、この動画でも詳しく説明している通り、大東流においては剣は縦に使うことを原則としている。
横面打ちであってもその例外ではなく、相手の攻撃線をわずかに外したところに捌き、正面打ちを側頭部を狙って斬り下ろす。

攻撃は中心線を通して発することによって、その効力を発揮するという考え方だ。



横面打2



捕手側も同じく、相手の中心を取るように捌きながら、自分の中心から手刀を発して迎え、受け止める。
いずれの側も、手刀を身体の外側に大きく出して操作することはない。

裏を返せば、手刀によって結ばれる相手との接点は、常に自分の中心の力が発揮できる範囲に収まっているということでもある。



横面打1



今回取り上げた動きは、その思考法をよく体現している。
中心で、無理なく扱うことで、柔らかく脱力した効果的な技となる。基本動作ではあるが、核心的なアイデアである。

今年も、こうした基本を積み重ねて稽古していきたい。





Posted on 2021/01/03 Sun. 09:42 [edit]

category: 横面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  攻撃線  正面打  剣の理合  中心線 
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其の三百十二 搦める 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術には相手の身体の一部分を使って、その自由を奪ってしまう、いわゆる「搦め」という技法がある。



搦める3



筋肉や骨格、身体の構造を利用して一見不可解にも思えるような状態を作り出していく操作なのではあるが、成功させるにはいくつかの条件を満たさなければならない。







今回動画で取り上げたような場合では、正面打ちで攻めかかってきた相手の攻撃の道筋を妨げることなく導くことも、その一つだ。



搦める2



そのために、正面打ちの攻撃線を外しながら受けることが初動の必須事項となる。



搦める1



それも、大きく自分の位置を変えて受けるのではなく、出来る限り相手に近いところで捌く必要がある。
そうすることで、次の動きの効果が高まる。



搦める4



害意を持った相手から大きく距離をとるのではなく、「寄り添う」ように立ち位置をとる古武術の考え方は、現代のトラブル対処法としても示唆的であるといえよう。

Posted on 2020/11/01 Sun. 09:11 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  攻撃線  正面打  姿勢  手刀 
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其の三百十一 攻撃を外す 大東流合気柔術 東京稽古会  



大東流合気柔術において、もっとも肝要なのは初動であると誰もが教わる。

何事によらず、異常が発生したその最初の瞬間にどう対処するかが問われることは論を待たないが、それが一番難しく、また適確性を求められるものだ。



攻撃を外す2



初伝一カ条の一本捕は、相手が正面打ちに来た手刀を受け止め、崩し倒す形だが、やはり最初の捌きによって相手の体勢を崩すところにその秘伝がある。







その内容については動画を参照してもらいたいが、相手の攻撃がどのようなものであっても、それをその場に「居着いた」まま受けたのでは、その先の動きが滞る。



攻撃を外す1



今回の場合は、相手の打撃を外し、ずらすというところに初動の正確性が求められている。
それも、ただ相手から離れればよいというのではなく、言うまでもなく次の操作に移る際に有利な体勢を取ることと同義でなければならない。



攻撃を外す4



適切な位置で、正しい姿勢で、その攻撃にふさわしい力の加減で柔らかく受け止めることを目指すのが、当会における初動の理想形だ。



攻撃を外す3



最初に述べた通り、それが一番難しいことなのではあるが。



Posted on 2020/10/25 Sun. 14:24 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  中心  連動  攻撃線  正面打  一本捕 
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其の三百七 千鳥で張る 大東流合気柔術 東京稽古会  




この数回にわたって当身で張りを作り、相手の筋肉を伸ばして動けなくする操作法を積み上げてきた。



千鳥で張るサムネ4



今回の「帯落」という形は、それらの技術を複合的に組み合わせて使う、いわば集合体のようなもの。
ひとつ一つを確認しながら修練してもらいたい。







衣紋締といって、小手と前襟を使って頸動脈を締めてくる攻撃方法だが、このように首を締められることが実際に起こるとは考えづらい。

現実には当然、締め込まれる前に対処をするはずなので、やはりこれは形の修練のために拵えられたものと割り切って稽古する。
ただ、この体勢で鍛錬を積むことで実際に流動的になった動きの中でも最適に対処する感覚を養成できることを忘れないでほしい。



千鳥で張る2



形稽古は、格闘技の実戦諸派からはややもすると無意味であると捉えられることも多く、またそれは一面真実でもあるのだが、定型化した攻撃と、流動的なそれとを織り交ぜて稽古することで、欠点を補いつつ、動きの精度を高められる効用もあるということを強調しておきたい。



千鳥で張る3



帯落については、動画で触れられている身体操作を是非研究してもらいたいのだが、ここでは「千鳥足」が生む複合的な動きの利点を話しておきたい。

初動で当身を打って相手の体勢を崩しつつ張りを作る。
これまでに語ってきたことの延長線上にある考え方なのだが、そこにさらに加味される崩しの技術がある。



千鳥で張る1



それは千鳥足によって沈み、相手の重心を乗せてしまうという思考法である。

両手取や正面打を受けて相手の重心の下に入ることは比較的容易ではあるが、首を絞められた状態で腰を効かせ、なおかつ自分の軸に相手を乗せ、さらに腕の張りを使って相手の筋肉を伸ばすのだ。



惣角と久琢磨



千鳥足の一挙動で幾重もの罠を相手の身体に施し、無力化してしまう。
この天才的ともいえる発想が武田惣角という武術家の凄味であると思わざるを得ない。

また、こうした思考法の一端を100年あまりを経た現在においても追体験できる素地を継承してくれた先達にも感謝と敬意の念を抱くほかない。




Posted on 2020/09/27 Sun. 09:49 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  重心  武田惣角  当身  正面打 
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其の二百九十六 十字受 大東流合気柔術 東京稽古会  





今回は、自分の中心を使うための操作法です。
 
大東流合気柔術では、身体の中心で相手との接点を操作することで、大きな力を伝達します。
 


十字受1



とは言っても、攻撃に対処する動きの中では、自分の中心で相手をとらえるのは難しいものです。
そのときに目安となる鍛錬法です。
 
まずは動画を見ましょう。







両手の手首を交差させ、顔の前にさし上げてください。
この状態で、手首の交点は(前から見た場合の)自分の中心にあります。
 
相手が正面打ちで攻撃してきたとき、この交差した腕で受け止めます。
これを十字受(じゅうじうけ)といいます。



十字受4



次に、この接点を中心に保ったまま、身体を外側に開きます
つまり、腕だけを動かすのではなく、交差した両腕を脱力して伸ばしたまま、足を斜め前方に一歩踏み込んでください。
 
この操作で、相手の体幹部分を動かすことが出来ます。
中心で受け止め、その中心の力を相手に返していくことが、今回のポイントです。


十字受3



肩から先の腕に力が入ってしまうと、接点は中心からずれていきます。
いわゆる小手先の力で相手を動かしてしまう状態ですね。

身体の中心から相手の正面打ちがずれてしまうと、上半身は動きますが、肝心の腰、いわゆる体幹部分が残ったままです。これでは、相手を崩し倒すことはできません。

十字に受けた状態で、全身を連動させてください。



十字受2



さらに、中心を使うためには上半身が自分の軸上にまっすぐ乗っていることが重要です。
正面だけでなく、横から、上から見た場合においても、軸上にしっかりと乗っていること。



十字受 サムネ



これは、東京稽古会の体幹トレーニング(ストレッチ、体軸バランス)の鍛練でも習得・強化することができますよ。










Posted on 2020/07/12 Sun. 14:06 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  連動  正面打  中心線 
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