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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 10月25日(日)16時00分から19時00分まで
開催場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百十一 攻撃を外す 大東流合気柔術 東京稽古会  



大東流合気柔術において、もっとも肝要なのは初動であると誰もが教わる。

何事によらず、異常が発生したその最初の瞬間にどう対処するかが問われることは論を待たないが、それが一番難しく、また適確性を求められるものだ。



攻撃を外す2



初伝一カ条の一本捕は、相手が正面打ちに来た手刀を受け止め、崩し倒す形だが、やはり最初の捌きによって相手の体勢を崩すところにその秘伝がある。







その内容については動画を参照してもらいたいが、相手の攻撃がどのようなものであっても、それをその場に「居着いた」まま受けたのでは、その先の動きが滞る。



攻撃を外す1



今回の場合は、相手の打撃を外し、ずらすというところに初動の正確性が求められている。
それも、ただ相手から離れればよいというのではなく、言うまでもなく次の操作に移る際に有利な体勢を取ることと同義でなければならない。



攻撃を外す4



適切な位置で、正しい姿勢で、その攻撃にふさわしい力の加減で柔らかく受け止めることを目指すのが、当会における初動の理想形だ。



攻撃を外す3



最初に述べた通り、それが一番難しいことなのではあるが。



Posted on 2020/10/25 Sun. 14:24 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  中心  連動  攻撃線  正面打  一本捕 
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其の三百七 千鳥で張る 大東流合気柔術 東京稽古会  




この数回にわたって当身で張りを作り、相手の筋肉を伸ばして動けなくする操作法を積み上げてきた。



千鳥で張るサムネ4



今回の「帯落」という形は、それらの技術を複合的に組み合わせて使う、いわば集合体のようなもの。
ひとつ一つを確認しながら修練してもらいたい。







衣紋締といって、小手と前襟を使って頸動脈を締めてくる攻撃方法だが、このように首を締められることが実際に起こるとは考えづらい。

現実には当然、締め込まれる前に対処をするはずなので、やはりこれは形の修練のために拵えられたものと割り切って稽古する。
ただ、この体勢で鍛錬を積むことで実際に流動的になった動きの中でも最適に対処する感覚を養成できることを忘れないでほしい。



千鳥で張る2



形稽古は、格闘技の実戦諸派からはややもすると無意味であると捉えられることも多く、またそれは一面真実でもあるのだが、定型化した攻撃と、流動的なそれとを織り交ぜて稽古することで、欠点を補いつつ、動きの精度を高められる効用もあるということを強調しておきたい。



千鳥で張る3



帯落については、動画で触れられている身体操作を是非研究してもらいたいのだが、ここでは「千鳥足」が生む複合的な動きの利点を話しておきたい。

初動で当身を打って相手の体勢を崩しつつ張りを作る。
これまでに語ってきたことの延長線上にある考え方なのだが、そこにさらに加味される崩しの技術がある。



千鳥で張る1



それは千鳥足によって沈み、相手の重心を乗せてしまうという思考法である。

両手取や正面打を受けて相手の重心の下に入ることは比較的容易ではあるが、首を絞められた状態で腰を効かせ、なおかつ自分の軸に相手を乗せ、さらに腕の張りを使って相手の筋肉を伸ばすのだ。



惣角と久琢磨



千鳥足の一挙動で幾重もの罠を相手の身体に施し、無力化してしまう。
この天才的ともいえる発想が武田惣角という武術家の凄味であると思わざるを得ない。

また、こうした思考法の一端を100年あまりを経た現在においても追体験できる素地を継承してくれた先達にも感謝と敬意の念を抱くほかない。




Posted on 2020/09/27 Sun. 09:49 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  重心  武田惣角  当身  正面打 
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其の二百九十六 十字受 大東流合気柔術 東京稽古会  





今回は、自分の中心を使うための操作法です。
 
大東流合気柔術では、身体の中心で相手との接点を操作することで、大きな力を伝達します。
 


十字受1



とは言っても、攻撃に対処する動きの中では、自分の中心で相手をとらえるのは難しいものです。
そのときに目安となる鍛錬法です。
 
まずは動画を見ましょう。







両手の手首を交差させ、顔の前にさし上げてください。
この状態で、手首の交点は(前から見た場合の)自分の中心にあります。
 
相手が正面打ちで攻撃してきたとき、この交差した腕で受け止めます。
これを十字受(じゅうじうけ)といいます。



十字受4



次に、この接点を中心に保ったまま、身体を外側に開きます
つまり、腕だけを動かすのではなく、交差した両腕を脱力して伸ばしたまま、足を斜め前方に一歩踏み込んでください。
 
この操作で、相手の体幹部分を動かすことが出来ます。
中心で受け止め、その中心の力を相手に返していくことが、今回のポイントです。


十字受3



肩から先の腕に力が入ってしまうと、接点は中心からずれていきます。
いわゆる小手先の力で相手を動かしてしまう状態ですね。

身体の中心から相手の正面打ちがずれてしまうと、上半身は動きますが、肝心の腰、いわゆる体幹部分が残ったままです。これでは、相手を崩し倒すことはできません。

十字に受けた状態で、全身を連動させてください。



十字受2



さらに、中心を使うためには上半身が自分の軸上にまっすぐ乗っていることが重要です。
正面だけでなく、横から、上から見た場合においても、軸上にしっかりと乗っていること。



十字受 サムネ



これは、東京稽古会の体幹トレーニング(ストレッチ、体軸バランス)の鍛練でも習得・強化することができますよ。










Posted on 2020/07/12 Sun. 14:06 [edit]

category: 正面打

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tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  連動  正面打  中心線 
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其の二百八十七 一本捕独習法 大東流合気柔術 東京稽古会  




今回は、大東流のエッセンスの詰まった一本捕を、一人でも修練できる体操法の紹介です。



サムネ1



この体操法は、短刀を使うことで、大東流の基本動作や、考え方を無理なく習得していくことができます。

また、以前紹介した体幹トレーニングを併用することで、さらにその効果が相乗的に上がります。



一本捕独習法2



東京稽古会ではすでに、この体操法を取り入れた自宅稽古を、オンライン上で継続して行っています。

それでは、動画を見てみましょう。







この体操法の核心部分は短刀を使用することです。「剣の理合」が大東流の重要思想ですが、剣の向き、全身の連動による操作、体軸に剣の動きを乗せることで重心移動をはかる、など、剣を使うことで様々なメリットが生じます。

剣を持ち、相手が実際に目の前にいると仮想して修練しましょう。



一本捕独習法3



順を追って説明します。

1、相手の正面打ちを、短剣で受けます。鞘から抜くような意識で、刃を上に向けて斬り上げてください。

この時に相手の攻撃線をわずかに外すようにしてみると、さらに精度が上がります。
ただし初心者は、まずは剣を使う意識を中心にしてみましょう。



一本捕独習法4



2、次に剣を持っていない方の手で相手の肘をつかみます。この時に手だけを出すのではなく、足を動かし、腰と一緒に腕を出しましょう。

いわゆるなんばの動きを意識します。

3、相手の手刀を斬り上げた短刀を腰に構え、前に突き出します。実際の形においては当身を打つところです。

ここも同じく、なんばの動きを意識して腰と同時に突きます。身体の軸の上に剣が乗り重心が移動していることを確認しながら行いましょう。



一本捕独習法5



4、突き出した短刀を鞘に戻し、そこから再び相手の手首めがけて斬り上げます。
ここで重要なことは剣の刃が相手の方を向いていることです。

また、腕だけを伸ばして姿勢が崩れると、力が伝わりません。
重心を移動させ、骨盤の上にまっすぐ乗った状態で剣を操作してください。

5、手首に当てた短刀、肘を押さえている手刀を、同時に動かして相手の腕を斬り落とします。

短刀が自分の鼠径部(腰骨のやや下あたり)にピタリとつけられているかどうかが重要です。



一本捕独習法6



6、鼠径部に短刀をつけたまま、腰を開きます。
こうすることで相手の肩が落ち、さらに崩れが大きくなります。

腕で引っ張り落とすのではなく、腰の動きで操作する感覚をもって下さい。

7、相手の脇に膝をつけるように、足を出します。
さらに歩幅を開いて身体を安定させます。前かがみにならないように、しっかりと胸を張りましょう。

正しい姿勢を維持することは、全般にわたって意識すべきところです。



一本捕独習法7



8、腰につけた短刀の切っ先を相手の中心に向けるように、腰を切ります。

9、肘を押さえたまま、短刀を使ってとどめを打ちます。

10、残心を取りながら、元の位置に戻って自然体を作ります。

以上が、一本捕の一人稽古法です。



一本捕独習法8



短刀は通信販売で1500円程度で入手できます。
どうしても購入できないという人は、直定規等でも代用できます。刃と峰の区別がつくものでやってみるといいでしょう。


次回は、逆腕捕の独習法を紹介します。










Posted on 2020/05/05 Tue. 11:57 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  一本捕  手刀  姿勢  連動  重心  攻撃線  正面打  剣の理合  当身 
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稽古日誌 令和2年2月16日、18日、20日自主稽古、24日本稽古  




2月後半も大東流合気柔術 東京稽古会では週に2回の稽古を開催しています。

まずは2月16日(日)の自主稽古。



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手刀詰鍛錬から、骨盤の上に垂直に乗る意識を中心に…



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片手取・袖取の裏落、半座肘挫、居捕小手返、半座入身投と積み重ねました。



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2月18日(火)の自主稽古。
平日稽古を火曜日に行うのは珍しいんですが、



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肩を詰めることを主題に、居捕の両手取、立合の片手取、両手取といろいろなパターンで研究…



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さらに衣紋締への対処を、抱締、背挫でやってみました。

形の稽古は、プロセスを完成していくのが楽しいですね。



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さらに2月20日(木)の自主稽古。
この日は3人で少数精鋭でした。



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片手取の対処を小手返と四方投。正面打ちを間合いで崩していく動きなどを。

稽古が終わったら、粛々とマットの上げ下ろしです。



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2月24日(月・祝)は明大前、扶桑会館で初の本稽古でした。



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天気もよく、熱のこもった修練となりました。



本稽古1



手刀について、初歩の考え方を確認した後、手刀詰。



本稽古3



基本中の基本だけに、理解していたつもりでも目からウロコだった人もいたようです。



本稽古4



その手刀の使い方をベースにして、小手返・・・



本稽古5



さらに応用して腕(かいな)の返しから裏落。



本稽古7



正面打一本捕、逆腕捕などを3時間にわたって反復練習しました。



本稽古6



感染症などの不安もありますが、正しい姿勢で日常を送りながら、着実に身を処していきましょう。

東京稽古会に参加希望の方は、ブログ内に設置のメールフォームにてお問い合わせください。








Posted on 2020/02/26 Wed. 12:43 [edit]

category: 稽古日誌

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  中心  正面打  居捕  一本捕  小手返 
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