FC2ブログ

大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 8月12日(月) 15時半から17時半まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加ご希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。


 
また、自主稽古はおおむね週1~2回開催しています。(※自主稽古には東京稽古会会員のみ参加できます)
詳細はお問い合わせください

其の二百三十、一カ条居捕絞返 大東流合気柔術 東京稽古会  




前回解説した「腰車」と同じような動作を行うのがこの絞返(しぼりがえし)
大東流合気柔術では、居捕と立合で上半身の操作が同じという形がいくつかあります。

「同じような」と言いましたが、立った状態と正座(跪坐)の状態では自ずと異なるところがあります。
今回はその点を中心に解説してみます。

動画を見てください。









受け手は衣紋締で攻撃してきます。しっかり踏み込んで肘を曲げて押し込みます。
捕り手は相手の手首に顎を当て、頸動脈が絞まるのを防いでください
それと同時に相手の攻撃線の外側に、膝行して捌きます。さらに外側の膝を立て、当身を入れてください。

居捕の場合、この膝行での捌きがすべての動作の基盤となります。
また、捌くだけにとどまらず、膝に体重を乗せ、重心を移動することで膝行と同様の効果を上げることもあります。

一番陥りがちな弱点は、重心の移動をせずに上半身の力だけで技を行おうとしてしまうことです。稽古する時は、常にそのことを念頭に置いてください。



一カ条居捕絞返2



この捌きによって、相手の体勢が崩れます。顎と相手の手首の接点で相手を攻める考え方ですが、決して顎で相手を押すのではないですよ。
身体の方向を変えることで、相手との接点に全身の力が加わるように操作しましょう。

相手が崩れたら、自分の中心手刀を上げ、相手の肘に当てます。さらにもう一方の手で反対の腕の袖を取ります。
この操作は立合の腰車と同じですね。立合ではこの後、千鳥の体捌きで腰を切り、相手を大きく崩しました。



一カ条居捕絞返6



ところが居捕では、腰の方向を変えるのが立合いほど容易ではありません。
そのために、ここでは「膝の立て替え」を行って体の転換を行います。
180度、体の向きを変えるんですね。



一カ条居捕絞返1



この体の転換に追随させるようにして、上半身の向きを変えると、相手を不思議なほど軽々と倒すことができてしまいます。



一カ条居捕絞返5



解説を読んだだけでは、感覚がつかみづらいかもしれません。
練習方法としては、肩から先の力を出来るだけ抜いて技をかけてみることがあります。自分の重心に相手を乗せることができるように、稽古してみましょう。




Posted on 2019/03/28 Thu. 18:25 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  中心  連動  重心  攻撃線  居捕  転換  体重移動 
tb: 0   cm: 0

其の二百二十五、一カ条居捕肘返 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回は一カ条居捕肘返(ひじがえし)です。
東京稽古会では、立合一本捕からこの肘返までの8本が4級の審査技となります。
大東流合気柔術の一カ条はこのほかに17本、計25本の形があり、東京稽古会ではそれらを一通り習得すれば初段に認定されます。

先は長いですが、着実に進んでいきましょう!

では動画を見ます。





受け手が胸を捕ってきますので、その手首を押さえて外に捌きます。
攻撃線を外す操作ですね。
ただ攻撃を避けるのではなく、反対の手で二次攻撃をしてくる、それを防ぐような気持ちで行うと、有効です。


一カ条居捕肘返1


相手の肩が内側に折れたら、踏み込んで当身を打ちます。さらに相手の体勢は崩れて、二次攻撃を無効にすることが出来ました。

当身を打った腕を、身体の中心に置いたまま、外側に膝を開きます。
こうすると、受け手の肘が自然と曲がるはずです。
腕の力で、相手の肘を動かそうとしても、抵抗されてそう簡単には曲がりません。
身体全体で操作することで、拍子抜けするほど楽に動かすことができるんですね。


一カ条居捕肘返4


その体勢のまま、膝行して前進します。
相手の肘はさらに曲がります。こうなると、受け手は肩の力を十分に出せません。

間を置かず、相手の肘と手首の間(小手)を詰めるような意識で自分の手刀を引き付けます。
同時にやや沈み込みながら、受け手の小手を自分の腰の上に乗せるように操作してください。動画では「肘を出すように」と表現していますね。

この辺りは稽古していく中でコツを掴んでいく以外ありませんが、操作の基本として覚えていてほしいのは、手刀を体の中心で操作する」ということです。


一カ条居捕肘返3


胸の前で相手の手首を固定している手刀と、相手の肘に当てている手刀
この二つを自分の中心で一直線になるように構え、動かすことを意識してください。

ここがずれると、力ずくの美しくない動きになってしまいますよ。

肘から先を詰められた相手は、たまらず腰を浮かせます。
軽くなった相手を豪快に投げ飛ばします。後ろに体を転換させましょう。
ここでも同様に、構えた手刀中心に置いたままです。
すると、相手の体は自然と前方へ飛んでいきます。


一カ条居捕肘返5


動きが複雑に見えるかもしれませんが、意識すべき点をひとつずつ積み重ねていけば、技の本質が理解できてきますよ。繰り返し、修練しましょう


Posted on 2019/02/21 Thu. 18:29 [edit]

category: 一カ条

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  中心  攻撃線  居捕  転換  当身 
tb: 0   cm: 0

其の二百十六、抱締捕 大東流合気柔術 東京稽古会  



大東流合気柔術の初伝一カ条にある後捕の形「抱締捕」です。
「だきしめ」ではなくて「だきじめ」ですので。どうでもいいですが。


抱締捕2


後捕は相手が見えない状況で、どうやって効率的に自分を有利にし、相手を崩すかというところがミソです。
動きを分解して考えていくと、とてもよく考えられていて感心しますよ。

動画を見てください。





後から、体ごと抱えられるように腕を回して締め付けられます。
身動きが取れないので、まずは相手の手を切ります

力任せにせず、相手が自分に近づいていることを利用して、当身をいれます。
後ろ頭で頭突き、かかとで足先を踏みつけ、手の甲を拳骨で打ち下ろします。
合計三発の当身のうちどれかが当たればラッキーです。

相手がひるんだすきに手の甲の「合谷」と呼ばれるツボを親指で掴んで、体ごと沈みます。これで相手は手を放します。
手で引っ張るのではなく、腰を落として体全体で切り離しましょう。


抱締捕4


身体ごと沈むことで、相手の重心は前にかかり、こちらの背中にくっつくようになっていますね。これが狙いです
さらに相手の出足とは逆の方の足を前に踏み出します。しっかりと踏み込んで重心を移動させると、相手の体勢はさらに崩れます。

こちらは相手の両手を掴んでいますが、その手も相手の崩れに応じて開きます。
すると相手は、あたかもその掴まれている接点にすがりつくように、そこでバランスを取ろうとします。


抱締捕3


踏み込んだ側の手だけを離し、相手の崩れを保持したまま、体を転換します。
接点の位置は引っ張るのでも、押し込むのでもなく、動かさないようにしましょう。
相手が体勢を戻さないように向き直ったら、逆腕捕の要領で斬り落として、固めます。

体を転換するときは、相手にとっての三角点(バランスを崩しやすい位置)を意識しましょう。相手からすれば、頼っていた杖が急に取り払われたようになって、たまらず倒れてしまうんですね。


抱締捕1


相手が自分の自由を奪おうと密着してきた。それを逆に利用して、どうにもならない状況に陥らせる…うまく考えたもんだと、思いませんか?





Posted on 2018/12/20 Thu. 19:10 [edit]

category: 後捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  重心  当身  転換  からだ 
tb: 0   cm: 0

其の二百九、両肩捻 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回も後ろからの攻撃に対処する動きです。

大東流合気柔術には、初伝だけで118カ条の形が存在します。
最初は一カ条の30本の手順を覚えるだけでも大変です。
この両肩捻なども一見複雑な動きを見せますので、なおさら覚えにくく思えるかもしれません。


両肩捻2


ただ、形は「相手を崩す」ための動きのつながりであることを念頭に置いて整理していくことで、シンプルに技をとらえていくことができるようになるはずです。

さて、動画を見てみましょう。





受け手側が後ろから肩を掴み、押さえつけるようにします。
わざわざ「受け手側が」と書いたのは、この攻撃がちょっと肩に触れているだけだったり、道着を掴まずに手をのせているだけだったりすると、この形は成立しにくいからです。

もちろん武田惣角先生級の達人ならば、どう取られてもバンバン投げるんでしょうが、初心者同士の稽古の場合は、そんなことは起こりえません。

しっかりと道着を握って押さえられることで、捕り手は力を伝えやすくなります。


両肩捻4


肩を取られたら、相手の出足の方に身体を回転させます。
この時、軸となる足を千鳥に切って腰を回してください。

相手が掴んでいる肩の接点を通じて、力を伝え、崩していくわけですが、やってしまいがちなのが、相手の手を肩で引っ張ること。
すると、逆に自分の上半身が前傾して崩れてしまい、相手に引き倒されてしまいます。

いつも言うように、全身を連動させて動きましょう。腰の動きに全身を追随させる意識ですね。


両肩捻


回転して相手のほうを向いたら、相手の顎を下から斬り上げるようにして腕を伸ばします。
それと同時に相手の裏側に踏み込むように足を出しましょう。

ここでも、連動が大事になってきます。
上半身と、下半身で相手を挟み込むようにして崩していきます
この崩しは、立ち合い技の「切返」と同じ原理ですね。


両肩捻1


上半身が腰の上にしっかりと乗っていることが成功の秘訣ですよ。



Posted on 2018/11/01 Thu. 18:08 [edit]

category: 後捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  連動  武田惣角  転換 
tb: 0   cm: 0

其の二百三、斬り落とす 大東流合気柔術 東京稽古会  



大東流合気柔術、初伝一ヶ条の型、「両手捕四方投」です。
相手の出足(踏み込んでいる方の足)の逆側に捌いていくのが表技、その反対側に入っていくのが裏技です。

今回は表技を修練しましょう。


斬り落とす1


何度か取り上げてきている技ではありますが、特に手刀の操作について、詳しく解説していきたいと思います。

まずは動画を見てください。





両手首を掴まれると同時に、しっかりと指を張り、手刀を作ります。
やや手刀切っ先を立てるようにしながら、全身で入身していきます。

このとき、腕だけが先行したり、あるいは腕が相手の力に負けて残ってしまうことのないようにしてくださいね。

こうすることで、相手の身体は崩れていくんですが、ここで前回までに解説したことを思い出してください。

相手の掌の膨らみ(掌底)に手刀を密着させる、というアレです。
ここまでの操作が正しく行われていれば、この密着は外れていないはずです。


斬り落とす2


さらに転換して、斬り落とす際にも、同様のことが言えます。
腕だけで相手の手を振り回そうとしてしまうと、どうしても、相手から遠い方の腰が離れてしまいます。

腰が離れることで、さらに小手先の動きにおちいってしまい、相手の崩れは小さくなります。

しっかりと腰を回し、手刀が相手の掌に密着させた状態で斬り落としましょう。
腰を入れて手刀を操作することで、投げの威力が増します。


斬り落とす3


実際に稽古で体感してみると、その効果が理解できるはずです。
東京稽古会で待ってますよ。





Posted on 2018/09/20 Thu. 19:16 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  からだ  連動  転換  入身 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

稽古への参加希望はこちらから

大東流合気柔術って何?

これまでの動画と記事

最新記事

最新コメント

カテゴリ

アクセス数

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top