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東京稽古会への入会について

通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 10月16日(月・祝)16時00分から19時00分まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。

東京稽古会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の四百二 腰車 大東流合気柔術 東京稽古会  




「柔よく剛を制す」と言うと手垢のついた言葉に思われるかもしれないが、この大東流合気柔術一カ条「腰車」という形はまさにそんな感覚で捉えるのがしっくりくる。



腰車4



大きな動きで投げ倒す技ではあるが、これが腕の力をほとんど使っていないと言うと、疑いの目を向ける方も多いだろう。

一度体験すればわかることだが、腕の力、すなわち膂力を用いてこの技に臨むと、まず成功しない。







相手は両手を使って渾身の力で首を絞めに来ている。
稽古の便宜上、襟を使って頸動脈を締め込みに来ているが、これが素手で直接首を絞めに来たのであっても同じことである。



腰車2



力で対抗すると相手はより強い力で立ち向かってくる。

そのために大東流では全身の連動と共に自分の体幹を沈身する。すなわち、重力に沿って「沈む」のだ。



腰車1



その際に相手が締め込んできている腕の、肘のあたりに軽く手刀を当て、その部分だけを固定しておく。
そうすると、肘の一点に自分が沈むことで生じる重力の力が集中してかかる。

これが、我々が使う「柔らかい力」だ。いわゆる「柔よく剛を制す」がここで発動する。



腰車3



相手を投げ倒すときも、決して腕の力で投げ落とすことのないように。
自分の腰の上に相手の重心を乗せ、腰を回すことで相手の身体を楽に運ぶような意識で行ってほしい。

「腰車」の名の由来に、「腕の力を使わない」という口伝がすでに含まれていると考えると、非常に興味深い。









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Posted on 2022/09/17 Sat. 19:00 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  重心  古武術 
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其の四百一 入身投 大東流合気柔術 東京稽古会  




初伝一カ条「入身投」。大東流合気柔術に特徴的な、自分が坐位で、相手が経った姿勢で攻撃をしてくる、いわゆる「半座半立」の形である。



入身投サムネ3



この操作にも、実は「沈む」動きが大きく関係している。







初動で大切なのは相手の攻撃(両手取り)を受けた時、それを押し返さずに自分の腰に乗せたまま前方に膝行することである。
これを力で対抗すると、必ず失敗する。



入身投3



自然体であることを要諦とする合気柔術にあって、立った状態で前傾して攻撃を加えてくる相手は、制しやすいのである。
逆説的に聞こえるかもしれないが、動画で行われている操作をみてもらうとわかるはずだ。



入身投



前方に重心移動したら、その場で180度転換をして相手と背中合わせになり、手刀を前方に斬り落として投げる。
この転換の際に、一瞬立ち上がるのであるが、「沈む」動きはここで用いられる。

腰に乗せた相手の重心を、一瞬沈むことで体の崩れを誘い、それに乗じて大きな方向転換を行うのだ。



入身投1



地球の引力に合致した真下への沈み込みである必要があるのは言うまでもないが、やはり腕力に任せて振り回そうとするとうまくいかない。

脱力を心がけて、鍛錬してほしい。









Posted on 2022/09/10 Sat. 18:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  重心  転換 
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其の四百 切返 大東流合気柔術 東京稽古会  




「沈む」という言葉は単純ではあるが、大東流合気柔術においては決して字義どおりではなく深い含蓄を持つ。

自然体で立っている状態から、重心をそのままに低くなる。
体勢を前傾させたり、反り返ったりすることなく、骨盤の上に沿う半身を真っすぐにのせたまま「沈む」のである。



切返サムネ2



今回の動画で取り上げた「切返」という形には、その理合が非常によくあらわれている。







この技をはじめに教わるときには、概略
「正面から両腕でつかみかかられたら、その相手の腕をくぐり、相手の裏(後ろ)に踏み込んで倒す」
という説明を受ける。



切返3



古武術に通じていない人にとっては、この「相手の腕をくぐり」というところが曲者で、文字通り頭を下げてくぐろうとして失敗してしまう。
攻撃を仕掛けてくる相手は、体勢の崩れを見逃してはくれない。



切返4



だから、東京稽古会では「胸を張ったまま体勢を低くして、相手の腕の下を通過するように」と説明をしている。

こうすることで「沈む」という言葉の意味が徐々に腑に落ちてくるのだ。



切返1



言うは易しではあるが、適切な言葉を選択して伝えていくことも、古武術継承における重要な要素であると捉えている。






Posted on 2022/09/03 Sat. 18:00 [edit]

category: 両袖捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  古武術  姿勢  重心 
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其の三百九十九 肩落 大東流合気柔術 東京稽古会  




真下に沈むということは、重力の作用による自由落下と言い換えることができる。
自然の摂理に適った動きなので、無理な力を使うことなく柔らかい身体運用が可能になる。



肩落サムネ1



動画で取り上げた形は、大東流合気柔術の一カ条後捕の一つ、「肩落」であるが、これはその真下に沈む動きを効果的に使う。







初動で必須なのが、相手を自分の身体に密着させることだ。
これは相手が自分の首を絞めようとしてつかみかかってくるわけであるから、それに逆らわずただ絞められるに任せておけばよいと思われるかもしれないが、そうではない。



肩落2



片羽締めにつかまれた腕を,刀を斬り上げるように目の前に差し出して構える。

さらに前襟をつかんで首を絞めに来る腕に、自分の小指をひっかけ、脇を締めて固定する。



肩落1



これらの操作で相手の身体が自分の背中にくっついたら、先ほど述べたように真下に沈む。
意識的には、本当に自由落下するような感覚を持ってほしい。

動画で表現しているように、真上から見た際に自分の影が拡がらないように、わかりにくい喩えかもしれないが、アルミ缶を真上からクシャっと潰すような、そんなイメージをもって動くのだ。



肩落3



東京稽古会では、頭で思い描いた映像の通りに自分の身体を動かしてみるのも、古武術の身体操作を会得するうえで効果的な修練方法であると考えている。







Posted on 2022/08/27 Sat. 18:00 [edit]

category: 後捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀  重心 
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其の三百九十八 落下する 大東流合気柔術 東京稽古会  




今回の動画解説は「つながる」ということを中心に述べてみる。



落下するサムネ2



大東流合気柔術の技術体系に特徴的なことの一つに、無理なく力を伝えていくという考え方がある。
力づくで制圧するのではなく、一見不思議に思えるようなかたちで相手を無力化していく。







そのために必要な要素として、相手の発する力を受け止め「つながる」という操作を行う。

言葉だけ聞くとややうさん臭く感じられるかもしれないが、実際の感覚はまさにこの語感に近い。



落下する2



ここで重要なことが、自分がしっかりと自然体をとれているかどうかである。

正しい姿勢で重力を素直に感じられる体勢でありながら、相手の力を自分の中心に流し込むように受ける。



落下する1



接点につながる腕や上半身は十分に脱力して、柔らかく伸ばすことで相手の体幹部分に刺激を与える。
この操作で、相手を自分の重心に乗せてしまうのだ。これが、われわれが考えている「つながる」という動きである。

「つなげる」ことで、この動画にあるような大きな崩しを、比較的小さな力で実現することができる。
合気柔術に対して「ヤラセではないか」といわれることがよくあるが、古武術を未経験の人にとってはそれも無理からぬことかもしれない。



落下する3



動画では上級者の動きとして、接触した瞬間に短く、軽い動きで相手の身体とつながる操作も紹介した。

初心者用の動きと基本の考え方は同じである。ぜひ継続して取り組んでいただきたい。










Posted on 2022/08/20 Sat. 18:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  姿勢  中心  重心 
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