FC2ブログ

大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 3月21日(木・祝) 11時から13時00分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加ご希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

 

また、3月31日(日)にも本稽古を行う予定です。自主稽古は随時開催しています。
(※自主稽古には東京稽古会会員のみ参加できます)詳細はお問い合わせください

其の二百二十七、攻撃を防ぐ 大東流合気柔術東京稽古会  




手刀で打ちかかってきた相手を、素早くつま先立ちにさせて無力化する…。
大東流合気柔術ならではの動きですが、これも解きほぐしていくと単純な考え方のもとに整理していくことができます。



攻撃を防ぐ2



一言で言うなら、「相手の攻撃を防ぎ、自分を有利な位置に置く」ということなんですね。
その思考法を突き詰めていくことで、操作の原理が理解できます。
また、理屈が分かるとどう動けばいいのかが直感でとらえられるようにもなります。

動画を見てみましょう。







相手の攻撃は正面打ちです。
それを受け止めるだけではなく、こちらからも当身を入れて相手を止めましょう。
当身は手で打つのではなく、踏み込んで体全体で打つことが大事です。

同時に体を捌いて相手の攻撃線を外します。これはいつもやっている操作ですね。
この二つの動きで、相手の身体を伸ばします。これが第一段階。



攻撃を防ぐ5




続いて相手の手刀を捕ります。
手刀の刃の部分、小指球を親指とほかの四指で挟むようにします。
そのまま、その手刀を斬り落とし、刃(小指球側)を相手の方に向けるようにしてみてください。

手先の力でねじるようにしてはうまくいきません。先ほど言った「挟む」感覚で相手に刃を向けるんですね。
この時に、はじめにやった「相手を伸ばす」動きが出来ているかどうかが大事になってきますよ。



攻撃を防ぐ1




これで、相手は尺骨側の筋を伸ばされてつま先立ちになります。
小指球を向けられることで、捻りが入り、こちらに対して攻撃ができない状態になります。これが「攻撃を防ぐ」操作です。言葉を変えるならば、相手の攻撃できる場所を「遠ざける」ということもできますね。

そのまま手刀を持ち替えて、さらに相手の背後に回って掌を背中につけるようにしてみましょう。
腕の関節の詰まりが、肩から腰に及んで身動きが取れないようになるはずです。



攻撃を防ぐ3




相手の攻撃から遠い場所に移動することで、自分を有利な位置に置くことになるんですね。
ただ逃げるのではなく、相手の身体の部位を利用して「攻撃を防ぐ意思」を持ち続けることでこの操作が有効になります。

大東流合気柔術らしい、体の構造を利用した思考法を紹介してみました。
東京稽古会で、体験してみませんか?




Posted on 2019/03/07 Thu. 18:41 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  正面打  当身  攻撃線 
tb: 0   cm: 0

其の百九十六、縦に絡める 大東流合気柔術 東京稽古会  


腕を剣に見立てて操作する大東流合気柔術の技法の続きです。

今回は相手の腕をくっつけ、絡めてしまうような動きです。
初伝一ヶ条では「搦投」という型になりますが、その基本形を修練してみましょう。


縦に絡める4


この動きの中に前回解説した「縦に使う」動きが入って来るんですね。

動画を見てください。





相手が手刀を使って、上段から打ちかかってきます。正面打ちです。
捕り手側はそれを手刀で受け止めます。
同時に当身。相手の顔面に突きを打ちます。

すると相手は、当身に対して防御の手を差し出しますので、その手を捕り、脇につけるようにしましょう。
さらに正面打ちを受けた手刀を斬り落とすようにします。

このとき、相手の腕を引っ張り落とすようにするのではなく、打って来た正面打ちの軌道を素直になぞるように落としてください。


縦に絡める3


すると、当然ですが相手の腕は、小指側を下向きにした形になります。
手刀は小指側を刃と見立てますからね。

こうすることで、相手の腕を(剣に見立てて)「縦に使う」わけです。

相手の腕を脇の下で交叉させます。縦に使うことで、絡みはきつくなり、相手は爪先立ちになります。
そのまま倒し、固めます。


縦に絡める2


相手の腕を強く掴んだり、捻じったりすると、小指側で絡めることが出来なくなり、上手く絡みません。

さらに絡めを強めるために、いくつかの操作のコツがあるのですが…それは稽古会でお伝えしますね!



Posted on 2018/08/02 Thu. 18:50 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀  正面打  当身 
tb: 0   cm: 0

其の百四十三、粘着させる 大東流合気柔術  



正面打ちに来た相手の肘を制して、崩し固める。これが一本捕でしたよね。

東京稽古会では繰り返し取り上げ、修練してきた技です。
今回はこの一本捕のやり方を少し変えて、大東流合気柔術ならではの身体操作法の鍛錬をしてみましょう。


粘着させる2


まずは動画を見てみます。





初めは一本捕とまったく同じです。
打ち込んできた相手の攻撃線を外します。外側に足を捌いて身体を移動させましょう。
手刀で相手の打ち込みを受けます。押し返すのではなく、掬い上げるような意識です。

ほぼ同時に相手の肘をつかみます。これも力づくではなく、やや下から入るように心がけてください。

次に、相手の打ち込んできた腕を、斬り下げます。
腕だけで操作しないでくださいね。身体の中心で、手刀を使いましょう。


粘着させる4


本来、一本捕ではこの段階で相手を崩し切ってしまいますが、ここでは斬り落とした腕を掬い上げるように手刀に引っかけて、相手の肘を吊り上げます。

手首を柔らかく使って、手刀を相手の腕に粘着させます。少し難しいですね。

二つのことを意識しながら稽古してください。

一つ目は、手刀を自分の中心で使うこと。
最初は何とか相手の手首に絡めようとして、自分の手を回すように、横方向に回転させてしまいがちです。
そうすると、小手先で操作することになってしまい、相手は思ったようについてきてくれません。


粘着させる


手刀を自分の中心で真っすぐ縦に斬り落として、真っすぐ縦に斬り上げます。
先生の手本でも、一見すると腕を横に回しているように見えますが、腕の動きと連動して、身体の向きを変えているんです。
じっくり見ると、手刀を一貫して縦に操作していることが、分かると思います。

二つ目は手刀の「張り」を意識することです。
指をしっかりと開いて、のびやかに手刀を形成してみてください。
特に親指は重要です。指先を引き上げるように、しっかりと立ててみましょう。

外国人が「good」みたいなジェスチュアで親指を立てますよね。あの感じです。
そうすることで相手の腕への密着度が増していきます

この二つの意識を並行して操作すると、上手くいくと思います。


粘着させる3


相手に絡みつき、粘着するというのは大東流の身体操作の中に様々な形で登場してきます。
更にいうならば相手との接点に均等に力を加えること、肘の使い方、棒立ちになるのではなく、重心を低く構えること、などなど沢山克服するポイントがあります。

まだまだ奥行きは深いですが、まずは一歩ずつ、修行していきましょう!


Posted on 2017/05/03 Wed. 18:03 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  姿勢  古武術  手刀  正面打  一本捕  合気柔術 
tb: 0   cm: 0

其の百二十七、手鏡 大東流合気柔術 東京稽古会  

今日は少し変わった技法を紹介します。
今ではあまり見なくなりましたが、把手(とって)のついていない、名刺大の鏡、皆さん知ってますか?

小さいガラスに反射材を塗って、エナメルで固めただけ…みたいな鏡が、僕の子供のころにはまだありました。昭和です
今でいうと…スマホ???


手鏡4


それを使って自分の顔を見るような。
そんな動きで、大の男の肘を極め、爪先立ちにさせる、面白い身体の使い方です。

動画を見てみましょう。





正面打ちを受け、捌きます。
ここ何回か連続してやっている、攻撃線を外す身体の捌き方です。

相手の手首に接した手刀をずらすようにして、掌の小指丘に滑らせ、親指とその他の4指ではさむようにします。そのまま、あわてずに大きく軌道を描きながら、相手の掌が自分の顔の前に向くように持ってきます。


手鏡2


手先で引っ張ろうとしてはダメですよ。
足、腰を使って(体を動かして)、常に自分の身体の正面に相手の掌を置き続けるようにします。

その時、自分の肘と相手の肘を結んだ線が一直線になるように。
さらに、その線が地面に対して垂直になるように持ってきます。


手鏡1


相手の小指球を挟んでいる、自分の手の指先は真っすぐ上を向いています。
そう、ちょうど手鏡を見るように
スマホじゃないですよ。スマホは、指が横向いてしまいますよね。

さあ、その形に相手の肘を極めたら、しっかり体重移動して、自分の膝の延長線上に相手を乗せるようにしましょう。
そうすると、あら不思議。
挟んだ指先で吊り上げるように相手の腰が浮きました。つま先立ちで痛がっています


手鏡3


これを、ヒョイっと引き落とすようにすると、簡単に倒すことが出来ます。
双方座った状態(居捕)でこれをやると、木葉返(こばがえし)という技になります。

今度また、やってみましょう。





Posted on 2016/10/29 Sat. 09:02 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  手刀 
tb: 0   cm: 0

其の百二十四、捌いて入る 大東流合気柔術 東京稽古会  


古武術に特徴的な身体の使い方です。
このブログで何度も取り上げている全身の連動を鍛錬します。


捌いて入る1


これまでに出てきた型の中にも、この動きが出来れば上手くいくものが沢山あります。
負荷が小さい分、わかりやすく、練習しやすい動きですね。

動画を見ていきましょう。





正面打ちを打ってきた相手の攻撃線を外すように外側に捌きます。
「其の百二十、攻撃線を外す」で解説したように、相手の打撃を受けた手刀を動かしてはいけません
受けたところで接点を保ったまま、足を動かして身体を移動させます。

初めのうちは、手で相手の腕を払いのけようとしてしまいがちです。
そうすると小手先の力で相手に対処してしまうことになり、結局は、腕力でのせめぎあいになってしまいます。

何かと生きにくい世の中。それでは、しんどいですよね。


捌いて入る3


古武術では相手の攻撃に、全身の力を使って対処します。
自分の持っている力を全部使うことで、効率よく事に当たろうという思想です。

ここが、今回のポイントです。

さて、捌いて相手の外側に出たら、空いている方の腕を相手の脇の下に差し入れます。
チョップを打つように叩きに行くのではありませんよ。
柔らかく伸ばすように相手の胸の辺りに当てるだけです。
このとき相手に触れた接点が後々モノを言います。


捌いて入る2


両腕を相手の方に伸ばしている姿勢のまま、相手の背面に踏み込みます。

先ほど言ったポイントを思い出しましょう。
手の力だけで相手の体を動かそうとしても、上手くいきません。
ましてや、自分に斬りかかってきている相手です。

腕を伸ばした形をそのままに、身体全体で相手の後ろに身体を移動させましょう。
この、「腕を伸ばした形をそのままに」というところが重要です。
これは、腕だけの力で相手を押すのではなく、全身の力(地面の反発力)を相手に作用させると言い換えることも出来ます


sabaitehairu 5


攻撃線を外されて、踏ん張れない位置に入りこまれた相手は、バランスを崩します。
こうなったら、相手との接点を保ったまま体勢を低くします
ここでも、腕で相手を払い倒そう、押し下げようとはしないこと。
あくまで全身の連動で崩し、倒してください。


捌いて入る4


相手にダメージを与えようと思うのではなく、全身の力を使う鍛錬だと思って、繰り返しやってみましょう。
受ける側は、後ろ受身です。
顎を引いて、後頭部を守る意識をもって稽古してくださいね!






Posted on 2016/10/08 Sat. 10:47 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  手刀 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

稽古への参加希望はこちらから

大東流合気柔術って何?

これまでの動画と記事

最新記事

最新コメント

カテゴリ

アクセス数

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top