FC2ブログ

大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 8月15日(日)14時00分から17時00分まで
開催場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百三十九 包む 大東流合気柔術  




末端の器官である手。古武術の経験の浅いうちは、その筋力を使って術を行おうと試行錯誤する。



包む4



しかし、手首~掌に至る筋力は、どのように鍛えたとしても、おのずと限界がある。
無論、力士などパワー系の競技者は素晴らしい膂力を発揮できるだろう。







大東流の基本思想は、自分がそうした体力を使って優位に立てない場合にも、生き延びるためには何が必要か、という観点に立つ。



包む5



たとえば、加齢による衰え。筋力やスタミナが落ちた場合であっても、強い相手から蹂躙されないためにはどうするか?
あるいは、けがや体調不良の際に危機が訪れたときでも、致命的状況に陥らないためにはどうするか?



包む2



今回の操作法はいわゆる二ヶ条手首極めの形であるが、手の筋力を発揮せず、「カゴ」を作って相手の手を包むように手刀を作り、それをもって斬り込み、制する動きだ。



包む1



「カゴ」や、「包む」という概念は、私が個人的に発想したものであり、異論のある諸先生方もおられると思う。
大東流合気柔術に既存しない、現時点での私の仮説であることを補足しておく。





Posted on 2021/07/11 Sun. 22:32 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  古武術 
tb: 0   cm: 0

其の三百三十二 捌いて外す 大東流合気柔術 東京稽古会  




相手の攻撃は、一つの力の筋道としてとらえられる。
これは特に合気柔術に限ったことではないが、攻撃を受けた側は、その両側に立ち位置をとることで直接力を受けずに対処することが出来る。



捌いて外す6



今回は、その立ち位置の変化にちょっとしたアクセントを加えることで、反対に相手の力を封じて、コントロールしてしまう一連の動きを取り上げてみる。







胸倉をつかんできた相手の攻撃線の内側から外側に捌き、同時に相手の手を二ヶ条に捕る。
先ほど言ったアクセントだが、この時の二ヶ条を敢えて軽く、小指だけを引っ掛けるように使ってほしい。



捌いて外す3



力を入れずに身体の位置を攻撃線の内外で変化させる、このことによって接点となる手首に腰からの大きな力が伝達され、それが相手の体幹に及ぶ。



捌いて外す5



これは小指を使った操作であることが肝心である。従来ここで解説を試みているように、小指は身体全体のパワーを無理なく伝達するのに適した器官であり、その使い方は大東流の極意に通ずる。



捌いて外す1



百聞は一見に如かずの謂いの通り、これは実際に体験してみることが理解の近道だ。
東京稽古会への参加は、ブログ内のメールフォームにて問い合わせください。



Posted on 2021/03/21 Sun. 09:22 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢 
tb: 0   cm: 0

其の三百十 逆腕捕 大東流合気柔術 東京稽古会  




修行を続けていると、大東流合気柔術が元来、非常に実戦に向いた武術だと実感することが多い。



逆腕捕3



「元来」といったのは、その普及の過程で体系立てて技を整理する必要があり、また修行者にとって理解の便宜を図るために形稽古の体裁を整えていく中で、幾分かその荒々しい野性味が放逸してしまったに違いないからだ。







今回の「逆腕捕」は、修行者が早い段階で出会う技であり、手首関節の極めを使って体幹部分を制する、きわめて柔術的な技だといえる。

ただ、これが形の稽古となると、一つ一つの動きを分解して、言わば段取りを踏むように操作の行程を行っていくようなきらいがないとは言えない。



逆腕捕2



古武術として、あくまで実地に使うための術として修めるからには、やはり相手の攻撃に流動的に対処できなければならず、その訓練を稽古の中に取り入れていくことが必要だ。



逆腕捕4


例えば胸捕の場合、完全に胸倉をつかまれてから技を発動するようでは、やはり「段取り」に陥ってしまう。

今回の動きのように、相手が手を伸ばしてくるその勢いそのものを捉え、流れの中で取り押さえていくように稽古してみることも大事だ。



逆腕捕1



もちろん、流れの中にあっても、正確な動き、慌てずに正しい姿勢を保つことなど、形稽古において留意する点と何も変わらない。

こうした稽古を相互に繰り返して、古武術の神髄をつかんでいきたい。





Posted on 2020/10/18 Sun. 09:36 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  連動 
tb: 0   cm: 0

其の三百二 下から崩す 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術における当身の意味と、その使い方について前回、前々回の2回にわたって取り上げた。

では、それを使って具体的にはどういうことが出来るのか?



下から崩す4



まずは、シンプルに相手に向けて打突を入れることで体幹を崩していく動きを紹介しよう。







動画で取り上げた動きの前半は、いわゆる胸取の逆腕捕だが、最後の崩し落とす部分が違う。
本来は相手の手首を二か条にとって極め落とすが、今回はそれをせず、純粋に当身による崩しを「運ぶ」形で制している。



下から崩す1



動画を一見すると、肘に当てた手刀で関節の逆を取って押し倒しているように見えるかもしれないが、実際にやってみると、それだけでは相手の大きな抵抗を受けてしまう。なかなか簡単に倒せるものではない。



下から崩す3



受け手の足先に注目してほしい。

当身の直後、受けのかかとが浮き上がるようにつま先立ちになっている。
これが、相手を無力化した何よりのポイントで、こうなってしまうと反撃をすることもできず、ただ自分の体重を支えるのに手いっぱいになってしまう。



下から崩す



そのために必要なのが、下から攻め込むこと。さらに両手を一直線上に伸ばすように使うことだ。
このことが、自分の中心の力をもってして、受け手を崩す。

きわめて古武術的な、身体運用法といえる。

東京稽古会への問い合わせは、ブログ内のメールフォームからどうぞ。




Posted on 2020/08/23 Sun. 09:25 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  連動  攻撃線  当身  中心線 
tb: 0   cm: 0

其の二百九十四 居捕肘返 大東流合気柔術 東京稽古会  



 
大東流合気柔術では、関節や体の構造を研究し利用することで、通常では生み出せない力の伝達を行います。今回はここ数回にわたって取り上げてきた肘についての考え方を統合して、ひとつの形を習得していきます。



肘返6



一カ条の居捕肘返という形ですが、肘を利用して力を伝え崩す過程が分かり易くあらわれています。

動画を見ましょう。







胸倉をつかんでくる相手の手首に親指の付け根をあて、胸と密着させます。
前回、「挟んで斬る」や、前々回の「曲げて斬る」でやった考え方ですね。

足を進めて当身を打ちます。両手が一直線上に乗るように出ることで、威力を増します。



肘返1



続いて、相手の肘を曲げるように腕の方向を変え、さらに前進。
肘が曲がる方向に、身体全体で出ることで、無理なく相手に力を伝えます。



肘返3



ここまで崩したら、相手の肘と手首が一直線になるように手刀の峰側(親指の付け根)を引き寄せます。
相手の腕を挟んで、手刀が一直線上に乗っている状態です。「いただきますの形」を前後に分離させる考え方ですね(「其の二百九十三 挟んで斬る」)。



肘返2


わずかに身を沈め、構えた手刀を立てるようにすると、相手の腰が持ち上がります。
引き落とすのではなく、真下に沈むように。

相手はこれで無力化しますので、足を立て替え、180度転換して、投げます。



肘返5



複雑に見える動きの連続ですが、肘を攻めて力を伝えていく、ひとつ一つは単純な動きの複合体です。

東京稽古会では、こうした多岐にわたる考え方の習得を通じて、大東流そのものを理解していきます。積み上げた一つ一つの要素を、複合させ、派生させながらより深いところにある武術の神髄に迫っていきましょう。
 
 









Posted on 2020/06/28 Sun. 15:25 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  中心  当身  転換 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

稽古への参加希望はこちらから

大東流合気柔術って何?

これまでの動画と記事

最新記事

最新コメント

カテゴリ

アクセス数

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top