扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
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其の三百六十四 沈身切返 大東流合気柔術 東京稽古会 
【謹んで新年のご挨拶を申し上げます】
大東流合気柔術東京稽古会は、本年も日本古武術の継承・発展を目指し、愉快なる修練を継続していく所存です。
当ブログをご覧の皆様にとって幸い多き一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
さて、新年一回目の動画だが、これまでに積み上げた操作法を「切返」の形に落とし込んでいく。

YouTubeのコメント欄で「切返」の定義とは何か?という質問があり、私は「正面から肩を掴まれたときに、上体を左右に傾けて相手に崩しをかけるところを切返と称したと推測しますが、技の要諦は相手の裏に踏み込んで姿勢の力で崩し倒す点にあります」と回答した。動画の中でも「通常の切返」として上記の動作をおこなっている。
例えば相撲や柔道などに言う「切返」は相手の背後に踏み込んで、脚を引っ掛けるようにして後ろ向きに投げ倒すことを指す。
こちらもやはり、お互いが攻め手を奪い合って流動している状況の中で相手の体勢を崩しえたところで「脚を引っ掛け」なければ技として成立しない。
話が少し脇道にそれたが、大東流の技は常に「崩し」をかけるところ、つまり技の始まりが最重要である。
切返においても、相手の裏に入る前の崩しが出来なければならない。

前回・前々回と両手取や正面打に対して切返を行ってきたが、その二つとも上半身の力ではなく全身の連動によって相手の体幹を崩すことを目的としていたことを思い出してほしい。

今回の動きは、その崩しを「真下に沈む」ことによって実現する。
「沈む動き」は身体の一部分を使うわけにはいかない。必ず全身が一体となって接点に作用する。
その動きが相手に大きな力となって届くのだ。

なお、この動きの中には沈みつつ腰を回転させるというもう一つの要点が含まれており、さらにその回転軸は垂直に保たれなければならない。
そうした動きの複合が、豪快に見える切返の技となって結実していくのだ。
其の百十四、はさむ 大東流合気柔術 東京稽古会 
相手に掴まれているところを利用して、逆に制してしまう操作法です。
一見、大きく動かしている腕で相手に力を伝えているように思いますが、そうではなくて身体全体の力を相手の手首の一点に集中させています。

その分、かなり痛いんですが。
動画を見ましょう。
相手が肩のあたりを掴んできます。
身体を開くように外に踏み出しながら(この時フェイント的に当身を入れても良い)、掴まれた腕の上に自分の手を巻き付けるようにかざします。
同時に空いた方の手で、掴んできている相手の手の甲を包むようにします。
かざした手を伸ばすようにして下ろします。
相手の腰が崩れたら、そのまま体勢を低くしましょう。

相手の腕を斬り落とすようにしているところで、肘を逆関節にとって極めているように見えるかもしれませんが、そうではありません。
一番効いているのは、肩をつかみに来た手首です。
ここを、肩と手ではさんで操作しているんですね。

肩と手ではさむ、と書いてますが、実際には相手の手首に伝わっているのは全身の力です。それが手首の関節に集中しますから、相手はとても抵抗できません。
この時に、焦って肘を押し下げようとすると、手首への力の集中が切れて、途端に相手は楽になります。
受け手からすれば、伸びてきた腕からの攻撃を警戒した途端に、掴んでいたはずの自分の手首が極められてしまうわけですから、心理的にも虚を突かれてダメージが大きいんです。

もう一つ大事なのが、その場で立ったままやらないこと。
しっかりと身体を開いて、相手の崩れるスペースを作ることが必要です。
さらに足を捌いて位置を変えながら、全身の力をうまく相手に伝えましょう。
「技は足でかける」。これ、大事です。
テンパると、すぐ忘れてしまうんですけどね。
一見、大きく動かしている腕で相手に力を伝えているように思いますが、そうではなくて身体全体の力を相手の手首の一点に集中させています。

その分、かなり痛いんですが。
動画を見ましょう。
相手が肩のあたりを掴んできます。
身体を開くように外に踏み出しながら(この時フェイント的に当身を入れても良い)、掴まれた腕の上に自分の手を巻き付けるようにかざします。
同時に空いた方の手で、掴んできている相手の手の甲を包むようにします。
かざした手を伸ばすようにして下ろします。
相手の腰が崩れたら、そのまま体勢を低くしましょう。

相手の腕を斬り落とすようにしているところで、肘を逆関節にとって極めているように見えるかもしれませんが、そうではありません。
一番効いているのは、肩をつかみに来た手首です。
ここを、肩と手ではさんで操作しているんですね。

肩と手ではさむ、と書いてますが、実際には相手の手首に伝わっているのは全身の力です。それが手首の関節に集中しますから、相手はとても抵抗できません。
この時に、焦って肘を押し下げようとすると、手首への力の集中が切れて、途端に相手は楽になります。
受け手からすれば、伸びてきた腕からの攻撃を警戒した途端に、掴んでいたはずの自分の手首が極められてしまうわけですから、心理的にも虚を突かれてダメージが大きいんです。

もう一つ大事なのが、その場で立ったままやらないこと。
しっかりと身体を開いて、相手の崩れるスペースを作ることが必要です。
さらに足を捌いて位置を変えながら、全身の力をうまく相手に伝えましょう。
「技は足でかける」。これ、大事です。
テンパると、すぐ忘れてしまうんですけどね。
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