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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 3月21日(木・祝) 11時から13時00分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加ご希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

 

また、3月31日(日)にも本稽古を行う予定です。自主稽古は随時開催しています。
(※自主稽古には東京稽古会会員のみ参加できます)詳細はお問い合わせください

其の二百二十九、一カ条立合腰車 大東流合気柔術 東京稽古会  




東京稽古会の審査形解説です。今回から三級技を取り上げていきますよ。
その前に、大事なことなので、もう一度おさらいしておきますね。

大東流合気柔術の形は、相手の攻撃や崩れ方に応じて、また、彼我の体格差などに応じて変化します。決して固定化された動きではありません。



一カ条立合腰車2



動画ではポイントを止めて解説していますが、これはあくまでも形の習得のための基本の考え方を示したものです。
技の理解が進めば、身体の動きはどんどん簡略化されて行きます。ポイントは集約され、あたかも「一筆書き」のように切れ目を見つけられない一つの連続体になっていくんですね。

そこを目指して、はじめは「楷書」のお手本を丁寧になぞるところから始めて行きましょう。

では、立合腰車(こしぐるま)の解説動画を見てください。







受け手の攻撃は衣紋締めです。
奥襟と前襟をつかみ、肘を張って押し込むように頸動脈を絞めます。

捕り手は顎を引き、頸動脈に腕が当たらないようにブロックします。
稽古とは言え、気を抜いていると血流が止まり危険ですので、必ずこの操作を行ってくださいね。



一カ条立合腰車3



相手の攻撃線を外すように外側に捌きます。同時に当身。相手の絞めを緩めます。
次に相手の肘に手刀を当て、やや持ち上げるようにします。



一カ条立合腰車5



この時に、手刀が自分の中心で操作できるように体の向きを修正します。



一カ条立合腰車6



同時に反対の手で相手の袖をつかみ、千鳥の足さばきで腰を切ります。
腰と連動して上体が回転し、肘をとられた相手が大きく崩れます。
つまり、腕の力で相手を崩すのではなく、相手の重心を腰に乗せて、体全体で操作していくんですね。

これは大東流の主要な考え方ですので、意識して稽古してください。



一カ条立合腰車4



相手が崩れたら、自分の腰を相手に密着させるように前進します。
腰の上を転がすように相手の肘をまっすぐ斬り落とし、倒します。

とどめを刺して、残心。



一カ条立合腰車1



最後は駆け足になりましたが、全身を連動させる操作で崩すという点を忘れないでくださいね。
次回は同じ考え方を居捕で行う「絞返(しぼりがえし)」を解説しますよ。




Posted on 2019/03/21 Thu. 18:15 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  攻撃線  連動  重心  入身  居捕 
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其の二百十四、伸ばして張る 大東流合気柔術 東京稽古会  



大東流合気柔術の初伝一カ条に帯落(おびおとし)という技があります。
相手が奥襟をつかんで首を絞めに来たところを、掴まれた接点を利用して身体を「伸ばして」しまい、仰向けに倒します。


伸ばして張る3


前回まで2回にわたり、「伸ばす」ことで相手の自由を奪うという操作を取り上げました。
その操作法を生かして、形に応用させていきます。

早速、動画を見ましょう。





冒頭に書いた通り、相手が奥襟をつかんで頸動脈を絞めに来ます。
注意してほしいのは、受け側の攻撃は相手を押し込むように肘が伸びた状態になっていることです。

これが受け側が肘を曲げ、引き込むように攻撃してきた場合は、対処法が変わり「腰車」で肘を攻めていくことになります。
複雑になるので深くは立ち入りませんが、ここは、受け側は肘を伸ばして押し込むようにするということを覚えてください。

相手の攻撃に対して、真正面から受けずに体を捌きます
千鳥足を使って腰を切り、半身になってください。この時に当身を入れることで相手の腰を引けさせます。


伸ばして張る1


半身になったら、相手に近いほうの腕を、顎につけていくように伸ばします。
最初のうちは、相手の腰から顎までの線をなぞるように、相手の体に沿って伸ばすようにしてみましょう。

この時、腕を伸ばすと同時に、身を沈めるように低くなります
ちょうど、天秤が振れるように、同じバランスで操作してください。
ここが、相手を「伸ばす」ための重要ポイントです。


伸ばして張る2


相手の顎に当てた手を、力づくで押し込んでしまいがちですが、そうするとうまくいきません。
大事なことは、相手が掴んでいる自分の奥襟と、手が当たっている顎の間の線を伸ばし、「張り」を作ることです。

うまく張りを作れたら、先ほど沈んだ分、体勢を元に戻します。この時自分の腕の角度は変えないことに留意してくださいね。


伸ばして張る4


身体の中心線を伸ばされた相手は、つま先立ちになります。
さらに帯を掴んで、顎との接点の間を均等な力で張ります。この操作は前回(其の二百十三、外から入る)解説したことと同じですよ。

伸ばして張りを作ることで、相手を制する。
東京稽古会で、大東流合気柔術の独特な身体操作を体験してみませんか?

Posted on 2018/12/06 Thu. 18:59 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  姿勢  中心線  当身 
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其の二百十三、外から入る 大東流合気柔術 東京稽古会  



前回(其の二百二、当身で伸ばす)に引き続き、相手を「伸ばして」崩しを入れていく大東流合気柔術の特徴的な操作です。
相手との接点を二つ作り、そこに張りを作ることで身動きの取れない状態にします。


外から入る1


ただ、はじめのうちはその操作がなかなか理解しづらいと思います。
どうやったら相手を伸ばせるのか、そのあたりを中心に解説していきますね。

まずは動画を見てください。





相手が片手の手首をつかんできます。
その力をまともに受けるのではなく、外側に捌いていなしながら、手刀相手の手首を斬りこむようにして前に出ます。

小手先をこね回してしまいがちですが、しっかりと体の中心で、手刀を縦に使うことを意識してください。

相手にぶつからないように手刀を使うことができたなら、腕が相手の顔面に向かって伸びているはずです。
全身で前に出ることで、相手は自分の手で顔のあたりを押さえられ、のけぞるような格好になっています。


外から入る2


これで一つ目の接点の位置が決まりました。
次に相手の帯を掴みます。

この時、帯を掴む場所が第二の接点となるんですが、二つの接点でできる直線を、まっすぐ両側に引き延ばすことで、相手の体には抵抗できない張りが生まれます。
ここがポイントです。

相手の顔に伸ばした手刀、そして相手の帯を掴んだ手。この二つをバラバラに動かすのではなく、同時に、また、均等な力で方向を合わせて動かしてみましょう。


外から入る3


動画でも触れていますが、直線を一本の棒であるとイメージして、その棒を傾けるようなイメージです。棒の両端を同時に、均等に動かします。
シーソーを動かすようなイメージといってもいいかもしれませんね。

こればっかりは、実際に動いてみないと伝えにくいんですが…。

次回はこの考え方を使った初伝一カ条の技「帯落」を解説します。



Posted on 2018/11/29 Thu. 18:34 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  中心 
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其の百四十五、正面で構える 大東流合気柔術  



相手との接点を自分の中心で操作する動きの続きです。大東流の技法として重要なところですので、繰り返しやっていきますよ。


正面で構える1


今回は「腰車」を取り上げます。
この形は攻撃してきた相手の腰を浮かせることがポイントです。腰を浮かせて、爪先立ちにしてしまえば、簡単に投げ落としてしまえます。
では、どうやって相手を浮かせるか?

まずは動画を見ましょう。





相手が奥襟を捕って締めに来ます。「衣紋締(えもんじめ)」ですね。
そのままにしていると、数秒で頸動脈から頭への血流が止まって落とされてしまいます。相手の腕が伸びてきたのと同時に外側に身体を捌いて、当身を入れます

この時、相手の腕は交叉して締めにかかってきますので、上になった腕(上手=うわて)の方に捌きます。身体全体で動くことが重要ですよ。


正面で構える2


さて、とりあえず首を絞められるピンチは脱しましたが、当然これで終わりではないですよね。今度はこちらが相手を制する番です。

相手の肘の下側に手刀をあてて持ち上げます
こうすることで相手の体は斜めに崩れます。

ただ、やってみればわかると思いますが、腕の力だけで相手の上半身を持ち上げ、崩すのは思ったより大変です。
グイグイ首を締めに来ているわけですから、おとなしく為すがままになるわけもありません。

先ほど、「手刀をあてて持ち上げる」と書きましたので、文字通りに取ると腕の力で対処しているように読めますが、実際にはここで「全身の連動力」を使って崩していきます。


正面で構える4


まず、手刀を自分の中心に摺り上げるように掲げます。相手の腕は自分の奥襟を起点として伸びていますから、必然的に掲げた手刀は相手の腕に接触します。

手刀が当たったら、力づくで上に伸ばそうとせずに、腰を内側に切ります。ここで使うのが「千鳥足」の技法です。
「其の百十六、千鳥足(一)」http://daitouryu.blog.fc2.com/blog-entry-120.html
「其の百十七、千鳥足(二)」http://daitouryu.blog.fc2.com/blog-entry-121.html
足の方向を変えることによってコンパクトに身体の向きを変えるんでしたよね。

身体の向きを変えながら、手刀を自分の鼻先辺りまで斬り上げます。
何度も言っていることですが、この時に手刀と身体の動きがバラバラではいけませんよ。しっかりと連動させましょう。必ず身体の中心で操作してください。

こうすることで、相手の体は驚くほど簡単に崩れます。
全身の力を接点に集めた威力が発揮されるんですね。


正面で構える3


相手が上体を崩し、つま先立ちになったら。下手を引き込みながら、腰の上を転がすように、投げます。
最後まで、相手の肘に当てた手刀が自分の中心にあることを意識しましょう。

文章では書ききれなかった細かな動き、例えば手刀をあてる際の方向転換や、相手を浮かせる時のわずかな沈み込みなど、形として成立させるためには他にも技術が必要になりますが、それは実際に道場でやってみましょう。

東京稽古会で、お待ちしています。



Posted on 2017/06/07 Wed. 19:54 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢 
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其の百四十、帯落再び 大東流合気柔術  



また更新が滞ってしまいましたが、もうすぐ平常運転に戻ります。
これまで出来なかった分、どんどん稽古するつもりですよ~。

ブログの方も、コンスタントにアップしていく予定ですので、よろしくお願いします!


今回は初伝一ヶ条の型、「帯落(おびおとし)」を解説しましょう。
以前も「帯落」を紹介しましたが、(「其の百二十三、帯落」)そこでは伝えきれなかったことを含めて、書いていきますね。
前回の記事(http://daitouryu.blog.fc2.com/blog-entry-127.html)も併せて読んでみてください。



帯落詳解4


大東流の多くの技同様、これも見た目に惑わされずに、動きに隠された要点を掴むことが成功の秘訣です。

動画を見ましょう。





相手が衣紋締めに捕ってきますので、すかさず攻撃線の外側に捌きましょう
相手の上手(奥襟を掴んでいる方)側に移動します。これで首が締められるのをとりあえず防ぎます。

その際に「千鳥足」という操作を使います。
この操作をすることで、最小限の動きで腰の向きを変えます
足を一歩進め、つま先を外に開きます。

腰が切れる、つまり身体の向きが突然変わることによって、相手の腕には自分の中心からの力がダイレクトに伝わります。
こうすることで相手を効率的に崩していくんですね。
この回避動作と、次の攻撃に移るための身体操作が一体になっているところが、帯落の面白いところです。


帯落詳解2 


次に、相手の上手の下から、自分の腕を真っすぐに伸ばしていきます。
更に腕を伸ばすのと同時に、腰の位置を徐々に下げていきます。
ちょうど「天秤」のように伸ばすのと同じ分だけ低くなる感じですね。

こうすることで、相手の腕に自分の腕がピタリと密着するようになります。
その形を崩さずに、腰の位置を上げる、つまり真っすぐ立ちます。

ここまでは、前回解説したことと同じです。「千鳥足」と「天秤」の動きですね。


帯落詳解3


ここからは、少し難しくなります。
大事なことは、この一連の操作によって、相手の腕に「張り」を作ることです。
相手が掴んでいる襟と、伸ばした自分の腕が密着している部分、それから伸ばした掌が当たっている部分。この三点を均一な力加減で一直線に伸ばしてください

更にその状態で、相手の帯の下部分を引き込みます。
これも、腕を伸ばした方向と一直線になるように、引き込む方向を合わせるんですね。

その事によって、ここでも「張り」が出来ます。
首と、ヘソの間がピンと伸びきってしまう感じですね。すると、相手の上体は自由を奪われたようになります。

…難しいですね。
文章で伝えるのは、至難の業です。



帯落詳解1


やってしまいがちなのが、腕を伸ばして相手の顎を「押して」しまうこと。
「押す」と相手は崩れません。
表現が難しいのですが、むしろ「引き込む」感覚を持ってやってみてください。

引き込みながら、相手を吊り上げる、と言えば良いでしょうか?

言葉にすると、支離滅裂なようですが…。

これもまた、今後継続して取り上げていこうと思います。
稽古会で、お会いしましょう!



Posted on 2017/04/03 Mon. 19:12 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  丹田 
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