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東京稽古会への入会について

通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 6月26日(日)14時00分から17時00分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。

東京稽古会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百八十九 三つの丹田 大東流合気柔術 東京稽古会  




自由落下する物体はただその重みに身を任せることによって、最大の速度を発生する。

落下する速度はすなわちエネルギーだ。
そうであるなら、落下さえすれば自分が何ら動くことも必要とせず、ただ重力に従うだけで自重というエネルギーを使うことができる。



三つの丹田サムネ2



この動画で示したように、手をつかまれたとき、その接点に自重を最も効率よく作用させる方法がこの身体操作である。







地球は球体であるから、必然的にその中心に対して引力が向かっていく。

引力の方向に自分の重みを乗せきることができたら、自分はただ自由落下しているような状態でありながら、掴んでいる相手には非常に大きな力がかかっていく。



三つの丹田3



これは大変理にかなった効率的な体の使い方であり、日本古武術らしい考え方といえる。

だが同時に、地球の中心に向かって、自分にかかる重みに身を任せるということが、なかなかに難しい。



三つの丹田1



そのための修練法として、上・中・下、三つの丹田を丹田を意識し、それらを一直線上に乗せたまま動いてみるのだ。

上半身を天井から吊り下げられたと仮想して地球の中心に伸びる引力の線と、三つの丹田を合致させる。



三つの丹田2



これから数回にわたって、この思考法に則った身体操作をお伝えしていく。

皆さんの修行の参考にしていただければ、幸いである。





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Posted on 2022/06/18 Sat. 18:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

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其の三百七十八 七里引 大東流合気柔術 東京稽古会  




局所を攻めることで、全身を制してしまう場面を古武術の神秘的なイメージとして想像する向きも多いことだろう。



七里引サムネ



大東流合気柔術の七里引という形はまさにそうしたイメージに合致する動きだ。
手首をひねる(ように見える)だけで、相手は身動きが取れなくなってしまう。







ただしこの動きは、手首だけ、肘だけを痛めつければ成功するわけではない。
外見上そう見えるかもしれないが、攻めているのは相手の体幹部分、すなわち腰である。



七里引2



動画にあるように相手の腰が盤石な状態で技をかけても、ほとんど効果がない。
肘を逆関節に捕ることで生じる痛みはあるかもしれないが、それは激しく抵抗されるか、回避されて終わるレベルのものだ。



七里引1



初動で相手の腰を自分の中心にのせてしまい、つま先立ちにして無力化したところを攻める。
それが出j来てはじめて、手首のひねりと肘関節の固めが威力を発揮してくるのだ。



七里引3



せめぎ合っている接点よりも、その向こうにある本体を意識する。
これも古武術が内包する、奥深い知恵であると感じる。






Posted on 2022/04/10 Sun. 18:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  中心  手刀  小手返 
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其の三百七十七、取られる/取らせる 大東流合気柔術 東京稽古会  




自分の力を十分に発揮して、かつ相手の力はそうさせない。
武術に限らずあらゆる競技や交渉ごとにおいて、これが可能になれば達人と称されるだろう。



取らせる2



そのために重要なのは相手が仕掛けてくる「攻撃の受け方」だ。
今回は片手取りを例にして考えてみる。







大東流合気柔術の思考法として、中心の力を活かすということが必須である。
片手を取りに来る相手は人体の構造上、片足を踏み出して手を伸ばしてくる。



取らせる1



その踏み出した足の延長線上にいて攻撃を受けると、相手の中心の力は十分に生かされてしまう。
自分がその攻撃線から外れる位置に立って受けることもできるが、別の考え方もできる。



取らせる3



相手が取りに来る接点、つまり自分の手首を少しだけその攻撃線からずらすのだ。

もちろん小手先の動きになっては相手を上手に欺くことはできない。
微妙に全身を連動させて手首の位置を変えるのだが、ただこのようにするだけで相手は力を出せず、自分は比較的有利に事を運ぶことができる。



取らせる4



とはいえ、この操作は達意の人となるための極めて初歩の一段階であり、これをもって訓練を行うべきものに過ぎない。
基本的な操作法を身につけたうえで、起こりうる様々な状況に対応する術を導き出していってほしい。

Posted on 2022/04/03 Sun. 19:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  中心  攻撃線 
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其の三百七十六 掴む/開く 大東流合気柔術 東京稽古会  





片手取は大東流合気柔術の形稽古の中でも頻出する攻撃方法だが、単純なように見えて奥の深い動きでもある。
その基本的な操作について考えてみる。



掴む開くサムネ



手首を握ることによって相手の全身を制するのが片手取りの目的であるから、局所への入力を通じて全体に影響を及ぼさねばならない。
ただ手首だけを痛めつければ良いという言わけではない。







初心のころはそれが理解できないために、握力を込めて手首を懸命に掴もうとしがちだが、これはかえって逆効果で、相手の身体の体幹部分には全く力が伝わっていかない。



掴む開く1



むしろ握力は使わずに、小指を締めるようにして手刀を効かせる必要がある。
ここでは剣の柄を握るような意識をもって操作することが重要だ。

すなわち、相手の手首が剣の柄で、相手の肩が剣の切っ先と仮想して、片手取りを行う。
そしてその剣が斬り込む先は、相手の体幹部分である。



掴む開く2



同じく、その片手取りに対抗する操作も、手刀を開き、全身の力を使って相手の肩先から体幹部分に向けて斬り込む意識によって完遂される。



掴む開く3



局所から全体へ。全体を制するには自らの全体をもって対すること。
この思考法の根幹に、剣の理合が明確に含まれていることも古武術の奥深さを示しているように感じられる。




Posted on 2022/03/27 Sun. 18:00 [edit]

category: 片手捕

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tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  剣の理合 
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其の三百七十一 肘当投 大東流合気柔術 東京稽古会  




相手の肘に柔らかく腕を密着させて投げ崩していく「肘当投」。
今回はこの操作法をもとに力の方向の話をしてみたい。



肘当投4



日本人が古来から日常的に使っていた、なんばの動き。
これは古武術である大東流合気柔術の中にも当然、現存している。







なんばについては諸研究によりさまざまな見方があるが、東京稽古会では「全身の力を使うための身体操法」と定義している。

その前提のもと今回の肘当投においては、相手に接触している腕の方向は、足先、つまり膝・腰の方向と合致させなければ技がかからない。
それがずれていた場合には、結局のところ上半身の力で押し込むこととなり、相手の抵抗を受けてぶつかり合いが生じてしまう。



肘当投1



力の伝達は、上半身と下半身の力の合致によって最大効果を発揮する。
全身の力を一つに合わせ切り、さらにその精度をあげていくところに、大東流合気柔術の修練の奥行きが広がっている。



肘当投2



なお現時点での私の仮説ではあるが、操作の際に行う「脱力」はその全身の方向性を精度高く一致させるために寄与していると考えている。
動画でも見られる通り、力みのある状態では全身のアライメント調整が精妙に働かないのだ。



肘当投3



なんばと脱力によって、人間の身体がおのずから備えている力の方向性を合致させる能力を引き出してほしい。



Posted on 2022/02/20 Sun. 18:00 [edit]

category: 片手捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  連動 
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