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東京稽古会への入会・一般参加について

通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
一般参加が可能な本稽古は 1月23日(日)16時30分から19時30分まで開催します
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
東京稽古会への入会または本稽古参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百六十二 両手取切返 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術の修練の過程では、現代人が常識としている意識の転換が要求される。
そのことをこのところ何度かにわたって繰り返し述べてきた。



両手取切返3



今回の動きについていうと、「両手を掴まれたときに腕の力を使わず、脚を動かして身体全体で対処する」ということだ。







「身体全体で動く」という点についてはイメージしやすいが、「腕の力を使わない」」というところがやはり難しい。
稽古のときに、苦労するのもまさにその部分だ。



両手取切返5



どうしても、肩から先の筋力で相手を動かしたくなる。
だがそれは、相手の体重を自分の腕で支えていることにほかならない。



両手取切返1



肩から先の筋力で対応するということは、自分の腕の力で相手を動かすということだから、相手の全体重が自分の腕にかかってしまう。
古武術として、効率の悪い力の使い方なのだ。



両手取切返2



ここで意識を転換し、相手の重心を自分の体幹の上に乗せてしまう。
すると、驚くほどの力を発揮することが出来るようになる。

そのために、「両腕の筋力を使わない」という思考を自分のものにするための修練を積むのだ。




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Posted on 2021/12/19 Sun. 10:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  重心  転換 
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其の三百六十一 前に置く 大東流合気柔術 東京稽古会  




人間、どうしても変えることのできない癖(へき)というものがある。
日常の嗜好や、ちょっとしたモノの見方に至るまで、習慣やこだわりに捉えらえて全く自由ではない。



前に置く2



大東流合気柔術の修行は、そうした日常生活の執着にまで目を向けさせてくれるから面白い。
今回取り上げたこの動きなども、さしずめその代表的なものと言えるだろう。







両手を掴んできた相手の身体に対し、腕の力を完全に空しくして、ただ下半身の動作によって意思を伝達していく。
動画の後半を見てもらえれば良くわかると思うが、これがまさに意識の転換を要求していて、難しい。



雨に置く1



現代人は長年の習慣から、「動かそう」という意思は、腕や手先の操作によって達成されるのものだと考えてしまう。
良し、悪しをいうのではなく、我々はそういう思考のもとに生活してきている。



前委に置く4



比較的長く修練してきている会員でも、その考え方から脱するのは至難の業だ。
まさに、「こだわりを捨てる」ことにほかならないからだ。



前委に置く3



一方で、素直に口伝を呑み込んで、ただ言われたとおりに脚だけを動かせば、あっけないほどに力は伝わる。

かくして大東流合気柔術は意識の転換を要求する。そのことを実感するために、とても良く適した鍛練法である。






Posted on 2021/12/12 Sun. 10:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  転換 
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其の三百六十 並んで極める 大東流合気柔術 東京稽古会  




掴んだ手首を何故か離すことが出来なくなり、自分の意志とは裏腹に固め、極められてしまう。
そうした大東流合気柔術の一見不可解にも見える動きを数回にわたって取り上げてみる。



並んで極める3



前回は居捕合気上」の変化応用について考察したが、今ここでは両者立った状態で両腕の手首を掴む攻撃を受けるところから開始する。

掴まれた手首をそのままに相手の隣に並ぶように体を転換すると、肩が詰まったように搦めとられ、動けなくなってしまう。







相手に「掴ませたままにする」というのが、大東流合気柔術ならではの考え方であり、またそれを習得するのが困難なところだ。

だが、考えてみれば元より攻撃を仕掛けようと意志をもって掴みかかってきたのは相手側だ。



並んで極める4



心理的に見れば攻撃の意志があるものにとって、それを瞬時にまた自在に切り替えるということはなかなか出来ないものである。
技をかける方は、その心の動きを理解したうえで攻撃を受けた部分を操作していく。



並んで極める1



つまり「違和感を感じさせないように」掴ませ続けるのだ。



並んで極める2



言葉にすれば容易に思える思考法であるが、これを実地に移すのはかなり難度が高い。
脱力、手刀の使い方についての理解、全身の連動などが統合されて成立する非常に精緻な操作法なのだ。

東京稽古会ではその理論的な裏付けを都度行いながら、体感的に修練を重ねていく。







Posted on 2021/12/05 Sun. 10:07 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  連動  居捕  合気上  転換 
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其の三百五十九 くっつける 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術に通じるには多くの階梯を経る必要があるが、中でも重要でありかつ難度が高いのが「意識の転換」である。



くっつける2



これから数回にわたって取り上げる操作、思考法はそうした意識の転換によって成立する。
いわば大東流の極意に近づくものと言っていい。







動画で取り上げた動きは、いわゆる「合気上げ」の変化応用形である。
座ったままにして、相手の攻撃を受け入れ、逆に投げ返し、制してしまう。



くっつける1



さまざまな要素がからむ技術であるから、単純に要約することは出来ないが、やはりここでも初動が最も核心だ。
相手の攻撃を受け入れるように、手刀を柔らかく開き、手の甲を接点に密着させる。



くっつける4



常識的に考えて、攻撃してきた相手の掴み手に対して、「柔らかく受け入れる」ということはナンセンスに思われるかもしれない。
上手い譬えではないが、自宅に押し入った強盗を奥の間に招き入れ、お茶を出してもてなすようなものだ。



くっつける3



しかしそうするうちに、相手は何も奪わずに大人しく帰っていく、それが大東流の動きに対して私が抱いている理想のイメージだ。

そのくらいの意識の転換を要求される考え方が、この合気上げ変化技には含まれている。
それを念頭に稽古していただきたい。




Posted on 2021/11/28 Sun. 10:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  合気上  転換 
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其の三百五十二 担いで投げる 大当流合気柔術 東京稽古会  




両腕を掴んできた相手のその腕を自分の肩に担ぎあげて、大きく振り落とすように投げ倒す。



担いで投げるサムネ



柔道や少林寺拳法などにも相手を投げる技法は数多くあるが、今回の動きは大東流合気柔術の独特の考え方に基づく。







相手の攻撃を受け止めるようにして手刀でつながりを作る。これは前回まで繰り返し述べたところ。
そのつながりを維持しながら相手と並ぶように転換する。



担いで投げる4



この動きで相手は肘を逆にとられ、肩が詰まって身動きできなくなる。
その場で真下に沈むと、支えを失った相手はなすすべなく前方に投げ落とされる。



担いで投げる3



剣の使い方などを利用する技の詳細は動画の解説に譲るが、特徴的なのはこの一連の操作の中で、捕り手側は一切力づくの押引きを使った崩しをかけないことだ。



担いで投げる1



最初に受けた攻撃の圧力を極力維持するように、自分の体の位置と手刀によって形づくられた接点を移動させる。

それだけで敵を制しうるとする、合気柔術の奥深い思考法である。






Posted on 2021/10/10 Sun. 10:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術 
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