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東京稽古会への入会について

通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 6月26日(日)14時00分から17時00分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。

東京稽古会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百八十八 交叉させる 大東流合気柔術 東京稽古会  




今回は体を脱力させて柔らかく操作するための鍛錬法を紹介する。



交叉させる4



相手の攻撃に対し、体を前傾させずに自然体を保ち、中心の力を効かせることで無力化してしまう。

その時に必要な要素が、先ほども述べた「脱力」である。







動画を見れば一目瞭然であると思うが、この一連の捕手側の操作において相手との接点は終始「掴まれていない」。
対照的に相手の攻撃は両手を力いっぱいに掴んできている。



交叉させる2



掴むことで腕の内側の筋力が発動され、いわゆる「力が入った」状態になる。
すると、肩から先の腕力は発揮されるものの、身体全体としての力は無効となる。



交叉させる3



それに対して捕手側は、接点に手刀を当てるだけか、または四指と親指で接点を挟み込んでいる。

この「掴まない」操作が脱力の効果を生み、全身の連動による体全体の力を相手に伝える。



交叉させる1



その結果として、力を入れると決して発揮できない「柔らかい力」が相手の身体を絡めとってしまう。

文章ではなかなか伝わらないかもしれないが、この脱力の鍛錬で日本古武術の思考法である「やわら」の感覚を養成できるのだ。








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Posted on 2022/06/11 Sat. 18:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  中心 
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其の三百七十九 肘を下げる 大東流合気柔術 東京稽古会  




脱力することで自分の感覚が広がり、相手のどこを攻めるのが効果的かを知ることができる。

と、言葉にすれば怪しい宗教染みた物言いになるが、大東流合気柔術の術技において、これは正しいということが実感できる。



肘を下げるサムネ



今回取り上げた操作は、上から押さえつけてきた相手の身体を無力化し、逆に腰を崩して取り押さえてしまう。
普通に考えれば、相手の力に対してそれを上回るパワーをもって抵抗し、何とか凌ぎ返すというところが想像されるところだろう。







だが、ここでは押さえつけられた最初の状態から脱力することで突破していく。
腕の力は使わず、むしろ脱力して手刀の向きを探る。全身の連動を使って、相手の身体を斬り上げる道筋を探る。



肘を下げる3



次に相手の手首に手刀を巻き付けるように絡め、肘を広げて押し下げる。

これら一連の動きに腕の力が加わると、途端に相手とぶつかってしまい、技は停滞してしまう。




肘を下げる2



脱力し、自然体を守ることで、己が感覚が研ぎ澄まされる。
相手のどこに、どの方向に、どれだけの力を向ければいいかを教えてくれる。



肘を下げるサムネ2



決して宗教やオカルトではなく、これは我々稽古会が実際に体感することで育てている技術なのだ。




Posted on 2022/04/17 Sun. 18:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  連動 
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其の三百七十 抜手捕 大東流合気柔術 東京稽古会  




相手の身体の一部を「剣」に見立て、それを操作することで制圧していく。
大東流合気柔術、初伝一カ条の「抜手捕」はそのエッセンスを色濃く有した技だ。



抜手捕1



動画を見ればわかるように、抜手捕においては相手の腕が剣に相当する。
その腕を、地面に突き立てるように操作して相手を極め固めてしまう。







その際に、やはりどうしても腕を力を込めて握りこんでしまうことが多い。
相手からすれば、むざむざ痛い目にあいたくはないので、当然抵抗される。するとさらに力が入ってしまい…という悪循環だ。



抜手捕サムネ3



剣術の最初歩に教わることとして「剣の柄は卵を握るように軽く、柔らかく持つ」ということがある。
いわゆる「手の内」の教えだ。



抜手捕2



まさにこれこそが大東流の技においても適用されなければならない。
手の内を柔らかく操作してみると、驚くほど軽く相手の身体は動いていく。



抜手捕4



剣の理合」をかくも鮮やかに適用できる古武術大東流の技術体系には、いつも驚かされることが多い。

日常の稽古の中で、そうした新鮮な驚きを失うことなく技を深めていってほしい。






Posted on 2022/02/13 Sun. 18:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  剣の理合 
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其の三百六十二 両手取切返 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術の修練の過程では、現代人が常識としている意識の転換が要求される。
そのことをこのところ何度かにわたって繰り返し述べてきた。



両手取切返3



今回の動きについていうと、「両手を掴まれたときに腕の力を使わず、脚を動かして身体全体で対処する」ということだ。







「身体全体で動く」という点についてはイメージしやすいが、「腕の力を使わない」」というところがやはり難しい。
稽古のときに、苦労するのもまさにその部分だ。



両手取切返5



どうしても、肩から先の筋力で相手を動かしたくなる。
だがそれは、相手の体重を自分の腕で支えていることにほかならない。



両手取切返1



肩から先の筋力で対応するということは、自分の腕の力で相手を動かすということだから、相手の全体重が自分の腕にかかってしまう。
古武術として、効率の悪い力の使い方なのだ。



両手取切返2



ここで意識を転換し、相手の重心を自分の体幹の上に乗せてしまう。
すると、驚くほどの力を発揮することが出来るようになる。

そのために、「両腕の筋力を使わない」という思考を自分のものにするための修練を積むのだ。




Posted on 2021/12/19 Sun. 10:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  重心  転換 
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其の三百六十一 前に置く 大東流合気柔術 東京稽古会  




人間、どうしても変えることのできない癖(へき)というものがある。
日常の嗜好や、ちょっとしたモノの見方に至るまで、習慣やこだわりに捉えらえて全く自由ではない。



前に置く2



大東流合気柔術の修行は、そうした日常生活の執着にまで目を向けさせてくれるから面白い。
今回取り上げたこの動きなども、さしずめその代表的なものと言えるだろう。







両手を掴んできた相手の身体に対し、腕の力を完全に空しくして、ただ下半身の動作によって意思を伝達していく。
動画の後半を見てもらえれば良くわかると思うが、これがまさに意識の転換を要求していて、難しい。



雨に置く1



現代人は長年の習慣から、「動かそう」という意思は、腕や手先の操作によって達成されるのものだと考えてしまう。
良し、悪しをいうのではなく、我々はそういう思考のもとに生活してきている。



前委に置く4



比較的長く修練してきている会員でも、その考え方から脱するのは至難の業だ。
まさに、「こだわりを捨てる」ことにほかならないからだ。



前委に置く3



一方で、素直に口伝を呑み込んで、ただ言われたとおりに脚だけを動かせば、あっけないほどに力は伝わる。

かくして大東流合気柔術は意識の転換を要求する。そのことを実感するために、とても良く適した鍛練法である。






Posted on 2021/12/12 Sun. 10:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  転換 
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