大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール
次の本稽古は 3月20日(土・祝)11時00分から14時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
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其の十五、逆襷 
「タスキ」というものを使った経験のある方がどれぐらいいるでしょうか?
何か作業をするとき、袖や袂(たもと)が邪魔にならないようにおさえるための布や紐のことですが、和服を着て生活することなどない殆どの人にとって、無縁のものですよね。
身近にあるタスキと言えば、駅伝のバトンの代りをしているやつ、ぐらいでしょうか?選挙演説のとき、候補者が名前をでかでかと書いてるアレも、そうですね。

でもあれは、本来のタスキの役割に使うものではないので、輪っかを斜めがけにしているだけです。実際にはタスキは背中で斜めに交差します。
今回の技の「逆襷(ぎゃくだすき)」は、相手の胸に斜めに腕を絡めていくところから、その名がついたものと思われます。背中ではなく、胸に巻きつけるので「逆襷」。なかなかいいセンスだな~と感じます。
相手の攻撃に対して「入身」。巻き付けるように腕を添わせます。さらに体そのものを相手の身体に密着させるように「体重移動」し、崩します。
腕の力で制しているように見えますが、実際にやってみると相手の体の重心を崩すのは、腕の力だけでは無理があります。また、力任せに腕力を使うと強い抵抗を受けます。
相手の身体を崩したいなら、自分の重心を移動する。大東流の身体操法、考え方が、ここでも活かされます。
何か作業をするとき、袖や袂(たもと)が邪魔にならないようにおさえるための布や紐のことですが、和服を着て生活することなどない殆どの人にとって、無縁のものですよね。
身近にあるタスキと言えば、駅伝のバトンの代りをしているやつ、ぐらいでしょうか?選挙演説のとき、候補者が名前をでかでかと書いてるアレも、そうですね。

でもあれは、本来のタスキの役割に使うものではないので、輪っかを斜めがけにしているだけです。実際にはタスキは背中で斜めに交差します。
今回の技の「逆襷(ぎゃくだすき)」は、相手の胸に斜めに腕を絡めていくところから、その名がついたものと思われます。背中ではなく、胸に巻きつけるので「逆襷」。なかなかいいセンスだな~と感じます。
相手の攻撃に対して「入身」。巻き付けるように腕を添わせます。さらに体そのものを相手の身体に密着させるように「体重移動」し、崩します。
腕の力で制しているように見えますが、実際にやってみると相手の体の重心を崩すのは、腕の力だけでは無理があります。また、力任せに腕力を使うと強い抵抗を受けます。
相手の身体を崩したいなら、自分の重心を移動する。大東流の身体操法、考え方が、ここでも活かされます。
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其の十四、一本捕 
一本捕は、大東流合気柔術を修行する人が最初に出会う技です。
初伝一ヶ条には、居捕(いどり=座って行う)と立合(たちあい=立って行う)の両方にこの一本捕があります。
ボクシングでいうところの丹下段平トレーナーの手紙にあったという左ジャブ、「あしたのために、その一」です。

一義的には相手の腕を捕り、肘を制することで抑える技ですが、その変化形は多岐にわたります。初伝一ヶ条では受けの正面打から技が始まりますが、今回紹介する動画のように短刀捕から始まる場合や、正拳突、袖捕などさまざまな攻撃を一本捕で制することができます。
さらに一本捕には、この武術が持つ様々な極意が内包されているといっても過言ではありません。大東流の基本的な考え方を学ぶことが出来る技であり、奥義にもまた通じる技と言えるでしょう。
相手との距離、自分の位置、身体の合気柔術的な使い方など、その奥行きははかり知れません。
初伝一ヶ条には、居捕(いどり=座って行う)と立合(たちあい=立って行う)の両方にこの一本捕があります。
ボクシングでいうところの丹下段平トレーナーの手紙にあったという左ジャブ、「あしたのために、その一」です。

一義的には相手の腕を捕り、肘を制することで抑える技ですが、その変化形は多岐にわたります。初伝一ヶ条では受けの正面打から技が始まりますが、今回紹介する動画のように短刀捕から始まる場合や、正拳突、袖捕などさまざまな攻撃を一本捕で制することができます。
さらに一本捕には、この武術が持つ様々な極意が内包されているといっても過言ではありません。大東流の基本的な考え方を学ぶことが出来る技であり、奥義にもまた通じる技と言えるでしょう。
相手との距離、自分の位置、身体の合気柔術的な使い方など、その奥行きははかり知れません。
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其の十三、小手返 
刃物を持った相手に突きかかってこられたら、どうするか?その対応法として考えだされたのが「短刀取り」という各種の技です。ここで紹介するのは「小手返」。
これまで積み重ねた基本の動きが、技の各所に活かされます。
相手の攻撃線から外れるための入身、転換。次の動作に移るための体の捌き。
自分の姿勢を保ったまま技を行うことも重要です。
「刃物で???」そんなことは起こらないと思う方が殆どでしょうし、実際そんなことが起きないまま生涯を終える人の方が圧倒的多数のはずです。
でも、包丁で突きかかられなくとも、ある瞬間に人生を左右するような決断を下さなければならなくなったら?

冷静に、相手や状況に圧倒されることなく、自分の尊厳を保ちながら、尚且つ正しいと信じる選択を行わねばなりません。あらゆる意味で「生き延びなければ」なりません。
そこに、古武術である大東流を修行する意味があるのではないかと私は思っています。
これまで積み重ねた基本の動きが、技の各所に活かされます。
相手の攻撃線から外れるための入身、転換。次の動作に移るための体の捌き。
自分の姿勢を保ったまま技を行うことも重要です。
「刃物で???」そんなことは起こらないと思う方が殆どでしょうし、実際そんなことが起きないまま生涯を終える人の方が圧倒的多数のはずです。
でも、包丁で突きかかられなくとも、ある瞬間に人生を左右するような決断を下さなければならなくなったら?

冷静に、相手や状況に圧倒されることなく、自分の尊厳を保ちながら、尚且つ正しいと信じる選択を行わねばなりません。あらゆる意味で「生き延びなければ」なりません。
そこに、古武術である大東流を修行する意味があるのではないかと私は思っています。
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