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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 9月20日(月・祝)14時00分から17時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百二十一 横面打 大東流合気柔術 東京稽古会  




【謹んで新年のご挨拶を申し上げます。】

本年も大東流合気柔術 東京稽古会は日本古武術の継承発展を目指し、たゆまぬ鍛練を重ねていく所存です。
皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。



今年もまた、大東流の基本的な操作を、その思考法を解題しつつ取り上げていく。
令和三年の初回となる今回は「横面打」であるが、他武術の諸流派から当稽古会に参加する人には、修正するのに相当の時間を要してしまう、ある種の動きの「癖」がある。



横面打サムネ1



「癖」とは、剣を水平に振り回すように、相手の頭部を横薙ぎに斬る、という動きだ。
合気道などでは手刀を頭の横に振りかぶるようにして、大きく外側に踏み込むために必然的に腕が水平に振られることになる。







しかし、この動画でも詳しく説明している通り、大東流においては剣は縦に使うことを原則としている。
横面打ちであってもその例外ではなく、相手の攻撃線をわずかに外したところに捌き、正面打ちを側頭部を狙って斬り下ろす。

攻撃は中心線を通して発することによって、その効力を発揮するという考え方だ。



横面打2



捕手側も同じく、相手の中心を取るように捌きながら、自分の中心から手刀を発して迎え、受け止める。
いずれの側も、手刀を身体の外側に大きく出して操作することはない。

裏を返せば、手刀によって結ばれる相手との接点は、常に自分の中心の力が発揮できる範囲に収まっているということでもある。



横面打1



今回取り上げた動きは、その思考法をよく体現している。
中心で、無理なく扱うことで、柔らかく脱力した効果的な技となる。基本動作ではあるが、核心的なアイデアである。

今年も、こうした基本を積み重ねて稽古していきたい。





Posted on 2021/01/03 Sun. 09:42 [edit]

category: 横面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  中心  攻撃線  正面打  剣の理合  中心線 
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其の三百五 当身で張る 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術、車倒(くるまだおし)を、当身と張り」の観点から研究してみたい。

車倒は横面打で攻撃してきた相手を仰向けに倒してしまう形であるが、前がかりに来る身体に対し、後ろに重心をかけさせるのは相当に難しい。



当身で張る1



無論、形の修練であるので、初めのうちはある程度、お互いの動きに合わせる形で稽古を進めていく必要があるが、それでも思うように相手の身体をコントロールするには時間がかかる。







動かしづらい相手を「運ぶ」ために、大東流身体を伸ばし、張るという戦略をとる。

動画にあるように、横面打を受けた手刀と、下腹部に伸ばした当身によって、脇腹から腕にかけての部分に筋肉の伸張を作ってしまうのだ。

当身の方向がずれると、この操作は上手くいかない。



当身で張る2



また更に、相手の横面を受ける手刀の位置も重要で、出来るだけ手首に近い位置で接点を作った方が良い。

もうお分かりかと思うが、接点が手首に近いほど相手の身体は大きく広がり、そのために張りが強くなるからだ。



当身で張る3



これまで、当身で身体に張りを作る動きを数回にわたって紹介してきたが、原理的にはどれも同じで、自分の身体を柔らかく伸ばすことで、相手の身体が緊張できない状態を作り出し、結果的にそれが相手を無力化していく。



当身で張る4



口で言うほどその操作は簡単ではなく、柔(やわら)の修行は生涯追及しうる深いものだが、初心者のうちからそうした奥深い形の稽古に取り組めるのもまた、大東流の魅力といえるのではないだろうか。

東京稽古会への参加問い合わせは、ブログ内に設置のメールフォームよりどうぞ。






Posted on 2020/09/13 Sun. 09:06 [edit]

category: 横面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  重心  当身 
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其の百四十七、剣を使う(立合) 大東流合気柔術  


前回の鍛錬法「其の百四十六、剣を使う」の続きです。


剣を使う(立合)2


今度は双方が立ったままで行います。受け側の攻撃は横面打ちです。
捕り手はそれを捌いて受け、刀を突き込む要領で相手を崩し、制します。

動画を見てください。





前回と違うところは、座った状態と比べて移動が簡単なことです。
その代わり、相手も下半身が自由ですのでその分しっかりと崩さなくてはなりませんね。

そのために大事になってくるのが相手の手刀の捕り方です。
横面打ちの受けはこれまで「其の四十九、車倒」「其の八十九、横面打ちを受ける」 などで解説してきましたので、そちらを参照してください。


剣を使う(立合)3


受けた手刀を斬り落とし、刀の柄を握るように相手の手首を捕るのですが、この時大事なのが腕を縦に使う意識です。

皆さん初めのうちは、相手の手刀を回すようにして握ってしまいがちですが、それをまっすぐ縦に斬り落とすように意識してください。言い換えれば、自分の中心で操作するんです。それが足の捌きと共に体の向きを変えることで、あたかも相手の手刀を回し制しているように見えているんですね。

ここがうまくいけば、体幹の威力が効果的に伝わり、相手は大きく崩れます。


剣を使う(立合)1


その後は、前回と同じように剣を正眼(中段)に構えるようにして、そのまま斬り落とします。
相手の肘の向きに注意してくださいね。肘の先端で逆の肩を狙うようにすると、崩れが大きくなり反撃を防ぐことが容易になります。

これも、実際にやってみるのが一番ですね。百聞は一触に如かず、です。
東京稽古会は、常時参加者受付中ですよ!


Posted on 2017/06/23 Fri. 20:13 [edit]

category: 横面打

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tag: 大東流  古武術  手刀  正面打  姿勢 
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其の百二十一、打ち込む(車倒) 大東流合気柔術 東京稽古会  

質問:初心者が武術修行をするうえで、早く上達するためにはどうすればよいと思いますか?


打ち込む3


なんと今回は、その答えを大公開します。
動画を見ましょう。





はい。もうわかりましたね。

答は「相手に届くように攻撃する」です。

なんじゃそれ と言うツッコミ、ありがとうございます。
でも、初めのうちは、ほんとに皆さんキチンと打ち込めていないんです。

手が届いていなかったり、相手に力が伝わっていなかったり、付き合いたての恋人同士のようにただぎこちなく手を握り合っているだけ、みたいなことも多々あります。

大東流の修業は、まずは「受け」と「捕り」を仮想しての型稽古が中心です。
約束の上で技を始めることが大半ですから、お互いが変な馴れ合いで中途半端な攻撃をしてしまいがちです。

そうすると、技を行う意味がなくなってしまうんです。


打ち込む2


今回取り上げた「車倒(くるまだおし)」では手刀を使った「横面打ち」です。
受けの手刀が捕り手に届いてない場合、もしくは届いていてもちゃんと踏み込んで斬りこんでいなかったりした場合、捕り手側の次の動作には何の必然性も生まれません
なぜなら、何もしなくても安全だから。
手刀を受けなくてもいいし、当身で相手の前進を止める必要もない。

型稽古が、「振り付けの練習」になってしまうんです。

でも、そうなってしまうのも無理はないかもしれません。
人に対して攻撃を仕掛けることなんて、日常的には考えられませんよね。

「相手のこめかみから乳首に向かって斬り下げろ」とか言われてもピンときません。
分かります。私も最初はそうでした。

ただ、古武術の稽古そのものが非日常的な体験であるということを考えるならば、刀で命のやり取りをしていた当時の人々の意識に寄り添うことは必須です。


打ち込む1


「相手を殺すつもりで攻撃する」ことで、開けてくる意識の地平があります
これが、武術修行の上達につながっていくんです。

賢明な皆さんには言わずもがなとは思いますが、決して暴力を推奨しているのではありません。
生命の存立の境界をイメージすることが、より良い生き方につながると言えば少し大げさでしょうか。

Posted on 2016/09/17 Sat. 09:46 [edit]

category: 横面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀 
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其の九十一、車倒詳解(続) 大東流合気柔術 東京稽古会  

前回(「其の九十一、車倒詳解」)の続きです。
解説の中で何度も出てきた言葉が「体重移動」でしたね。
重心を移動させることで崩していくのが基本的な考え方です。


車倒詳解(続)3


今回はさらに技の切れ味を増すために必要な操作です。
単に動きというよりは「考え方」「意識」を変えると思ってもらった方がいいかもしれません。

動画を見ましょう。





相手に対して自分の身体の位置を変え、重心を移動させていくことは、動きが大きいだけになんとなくわかりやすかったと思います。

そこをクリアしたら、次は相手の横面打ちを受けた手の操作です。
自分の両腕で、相手の顎、ないしは肩と、手首の間に「張り」を作ることが大事なのですが、ここが緩んでしまうことが多いんです。
相手を「倒そう」という気持ちが強ければ強いほどそうなる傾向があります。


車倒詳解(続)


動画で見たように、相手が短刀を持っていると仮定して技に臨んでみましょう。

短刀で斬られると大怪我をしますよね。
だから、相手の手首が自由に攻撃してこられないように何とかして操作しようとするはずです。
この「意識」を持つことで、技が変わってきます。
型をなぞるだけではなく、技の本質(何を目的にしているのか)について考えるようになるんです。


車倒詳解(続)5


具体的には、相手の腕を上から押さえつけずに、下から自分の手刀に乗せるようにして「張り」を作ることです。
そのために、相手より低い位置で技をかけて行く意識が必要です。


車倒詳解(続)4


これを理解するためには、自分が短刀を手にして「受け」側に回ってみることです。
そして技の途中で、隙があれば相手を斬ろうと意識してみましょう。
それを繰り返しながら、どうすれば反撃しにくいか、捕り手(技をかける方)と一緒に研究してみるんです。

車倒に限らず、この「相手が刃物を持って攻撃している」発想を持つことは、他の技にも応用できます。


車倒詳解(続)2


「意識」、「発想」の違いで技が変わる(上達する)。
これも、古武術である大東流の面白いところです。


Posted on 2016/03/22 Tue. 09:51 [edit]

category: 横面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀 
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