大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール
次の本稽古は 3月20日(土・祝)11時00分から14時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
其の四十四、居捕逆腕捕(二) 
居捕の逆腕捕の続きです。
前回の記事では座った状態でしっかり足を動かすことが重要、と書きました。

ただ、やはり皆さんが実際にやってみて戸惑っていたのは、相手の手をどう取ればいいのか、というところでした。

逆腕捕では、相手の手の甲に自分の掌を重ねるようして掴みます。
その状態で自分の腕を伸ばすようにすると、相手に力がしっかり伝わって、崩れます。
動画の中で先生が解説しています。
<「居捕逆腕捕(二)」動画は上の画像をクリック!>
一見、手を横に動かしているように見えますが、そうではありません。
腰の動き(に追随する上半身の動き)に連動するようにして、手を「縦に」動かします。
この「手を縦に動かす」考え方が大事なんです。

それは、「手刀」を意識するとわかりやすくなるかもしれません。

手刀について解説(其の三十三、手刀)したとき書いたように、手を刀に見立てて使う稽古をしたのを覚えているでしょうか?

刀は、刃を相手に向けないと用をなしません。
同じように手刀も、横の面をいくら使っても力を発揮しにくいのです。

そして、手刀を使うということは「小指を使う」ことを意識することにもつながるのですが・・・。

それは次回に。
前回の記事では座った状態でしっかり足を動かすことが重要、と書きました。

ただ、やはり皆さんが実際にやってみて戸惑っていたのは、相手の手をどう取ればいいのか、というところでした。

逆腕捕では、相手の手の甲に自分の掌を重ねるようして掴みます。
その状態で自分の腕を伸ばすようにすると、相手に力がしっかり伝わって、崩れます。
動画の中で先生が解説しています。
<「居捕逆腕捕(二)」動画は上の画像をクリック!>
一見、手を横に動かしているように見えますが、そうではありません。
腰の動き(に追随する上半身の動き)に連動するようにして、手を「縦に」動かします。
この「手を縦に動かす」考え方が大事なんです。

それは、「手刀」を意識するとわかりやすくなるかもしれません。

手刀について解説(其の三十三、手刀)したとき書いたように、手を刀に見立てて使う稽古をしたのを覚えているでしょうか?

刀は、刃を相手に向けないと用をなしません。
同じように手刀も、横の面をいくら使っても力を発揮しにくいのです。

そして、手刀を使うということは「小指を使う」ことを意識することにもつながるのですが・・・。

それは次回に。
其の四十三、居捕逆腕捕(一) 
居捕とは、「受け」と「取り」双方が座って行う技のことです。

以前の記事(「其の一、座り方」)で書いたように、大東流は武士が殿中で行うことを想定して作られた武術の体系でもあります。
自分が座った状態で攻撃を受けたとき、いかに相手を制するか。
動画を見てみましょう。
<「居捕逆腕捕(一)」動画は上の画像をクリック!>
この逆腕捕では、相手が胸倉をつかんで攻撃します。
取り(技をかける側)は、当然、次の攻撃があることを想定した対応をしなければなりません。
短刀で突いてくるかもしれないし、目つぶしを入れてくるかもしれません。

そこで当身を入れます。相手の体勢を崩すためです(過去記事「其の六、当身」)。

それも、手先だけで打つのではなく、全身の力を使わなければならない。
そのために重要なのが「寄せ足」です。
立っている時と違って、座りながら動くのですから不自由です。
だからこそ、片方の足を動かして位置を変えたら、必ずもう一方の足を追随させます。
そうすることで自分の正しい姿勢を保持し続けます。

手を抜かず、動く(動かすのは足ですが)。ここが大事です。

以前の記事(「其の一、座り方」)で書いたように、大東流は武士が殿中で行うことを想定して作られた武術の体系でもあります。
自分が座った状態で攻撃を受けたとき、いかに相手を制するか。
動画を見てみましょう。
<「居捕逆腕捕(一)」動画は上の画像をクリック!>
この逆腕捕では、相手が胸倉をつかんで攻撃します。
取り(技をかける側)は、当然、次の攻撃があることを想定した対応をしなければなりません。
短刀で突いてくるかもしれないし、目つぶしを入れてくるかもしれません。

そこで当身を入れます。相手の体勢を崩すためです(過去記事「其の六、当身」)。

それも、手先だけで打つのではなく、全身の力を使わなければならない。
そのために重要なのが「寄せ足」です。
立っている時と違って、座りながら動くのですから不自由です。
だからこそ、片方の足を動かして位置を変えたら、必ずもう一方の足を追随させます。
そうすることで自分の正しい姿勢を保持し続けます。

手を抜かず、動く(動かすのは足ですが)。ここが大事です。
其の四十二、車倒 
相手を崩す、という身体の操作が初心者にもわかりやすいのが、
この「車倒」という技です。

横面打で攻撃してきた相手の手刀を受け、当身を入れます。
ここまでは前回の記事「其の四十一、横面打」でやりましたね。

次に、手刀を受けた手と、当身で伸ばした手をそのままに、前に出ます。

手で押したり、もたれかかったりするのではなくのではなく、身体ごと、自分に十分な姿勢を保ちながら、出ます。
先生の動きを見てください。
<「車倒」動画は上の画像をクリック!>
腰が砕けるように、崩れています。
両手で相手と接点を持ちながら、やや持ち上げるように下から攻めています。

実際に技をかけてみた人は分かったと思いますが、腕の力だけで相手を崩すのは至難の業です。
でも、正しい姿勢で前に出さえすれば、不思議なほどに崩れてくれましたよね。

見事! しっかりと崩してます。
この「車倒」という技です。

横面打で攻撃してきた相手の手刀を受け、当身を入れます。
ここまでは前回の記事「其の四十一、横面打」でやりましたね。

次に、手刀を受けた手と、当身で伸ばした手をそのままに、前に出ます。

手で押したり、もたれかかったりするのではなくのではなく、身体ごと、自分に十分な姿勢を保ちながら、出ます。
先生の動きを見てください。
<「車倒」動画は上の画像をクリック!>
腰が砕けるように、崩れています。
両手で相手と接点を持ちながら、やや持ち上げるように下から攻めています。

実際に技をかけてみた人は分かったと思いますが、腕の力だけで相手を崩すのは至難の業です。
でも、正しい姿勢で前に出さえすれば、不思議なほどに崩れてくれましたよね。

見事! しっかりと崩してます。
其の四十一、横面打 
横面打は、相手に対する攻撃の技法のひとつです。

相手の側頭部、こめかみのあたりを「霞(かすみ)」と言いますが、
そこを狙って斬り下ろします。

手刀をななめに振り回すようにしがちですが、体を捌いて相手のやや側面から打ち込むことで
横からの打撃に見えるという所がポイントです。
<「横面打」動画は上の画像をクリック!>
これに対して、受ける側もしっかりと身体を捌き、自分の正面で相手の打撃を受けます。

さらに当身。
踏み込んで打つことで相手を崩します。

このぐらい体格差があっても、自分の姿勢でいさえすれば
相手は崩れます。

むしろ、攻撃を仕掛ける側のほうが自分の十分な姿勢を崩してくるのだ、
というのが、大東流の考え方です。

そこをついて、自分の有利な状態に持ち込み、先制攻撃に及んだ相手を制します。
これこそが、「戈(ほこ)を止める=武」。
日本の古武術の誇るべき思想ではないでしょうか。

相手の側頭部、こめかみのあたりを「霞(かすみ)」と言いますが、
そこを狙って斬り下ろします。

手刀をななめに振り回すようにしがちですが、体を捌いて相手のやや側面から打ち込むことで
横からの打撃に見えるという所がポイントです。
<「横面打」動画は上の画像をクリック!>
これに対して、受ける側もしっかりと身体を捌き、自分の正面で相手の打撃を受けます。

さらに当身。
踏み込んで打つことで相手を崩します。

このぐらい体格差があっても、自分の姿勢でいさえすれば
相手は崩れます。

むしろ、攻撃を仕掛ける側のほうが自分の十分な姿勢を崩してくるのだ、
というのが、大東流の考え方です。

そこをついて、自分の有利な状態に持ち込み、先制攻撃に及んだ相手を制します。
これこそが、「戈(ほこ)を止める=武」。
日本の古武術の誇るべき思想ではないでしょうか。
其の四十、小手返 
正面打ちからの小手返しです。

この稽古会が始まった最初のころにも一度、小手返しをやりました(以前の記事「其の十三、小手返し」)。
その時は、相手の攻撃は中段突きでしたね。

始めたばかりのころは、手首の関節を痛めないように、小手を返す動きまででした。

今回は、地面に倒して制し、固めて短刀を取るまで、一連の技の稽古です。
動画を見てみましょう。
<「小手返」動画は上の画像をクリック!>
前回の動画と比べると一目瞭然だと思います。
お互いが動きに慣れて、スムーズに技に入っていけていることがよくわかります。

また、受身の取り方を稽古したこと、打ち込みの基礎を覚えたことで受け側の安定感が増しています。

こうして、時系列で稽古の様子を見ていくと、積み上げたものが具体的にわかります。
一つ一つの稽古の意味も、より意識しやすくなりますよ。

ブログの以前の動画を何度か見返すのも、良い稽古になると思います。
最後は宣伝っぽくなりましたが。

この稽古会が始まった最初のころにも一度、小手返しをやりました(以前の記事「其の十三、小手返し」)。
その時は、相手の攻撃は中段突きでしたね。

始めたばかりのころは、手首の関節を痛めないように、小手を返す動きまででした。

今回は、地面に倒して制し、固めて短刀を取るまで、一連の技の稽古です。
動画を見てみましょう。
<「小手返」動画は上の画像をクリック!>
前回の動画と比べると一目瞭然だと思います。
お互いが動きに慣れて、スムーズに技に入っていけていることがよくわかります。

また、受身の取り方を稽古したこと、打ち込みの基礎を覚えたことで受け側の安定感が増しています。

こうして、時系列で稽古の様子を見ていくと、積み上げたものが具体的にわかります。
一つ一つの稽古の意味も、より意識しやすくなりますよ。

ブログの以前の動画を何度か見返すのも、良い稽古になると思います。
最後は宣伝っぽくなりましたが。