大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール
次の本稽古は 3月20日(土・祝)11時00分から14時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
其の百十四、はさむ 大東流合気柔術 東京稽古会 
相手に掴まれているところを利用して、逆に制してしまう操作法です。
一見、大きく動かしている腕で相手に力を伝えているように思いますが、そうではなくて身体全体の力を相手の手首の一点に集中させています。

その分、かなり痛いんですが。
動画を見ましょう。
相手が肩のあたりを掴んできます。
身体を開くように外に踏み出しながら(この時フェイント的に当身を入れても良い)、掴まれた腕の上に自分の手を巻き付けるようにかざします。
同時に空いた方の手で、掴んできている相手の手の甲を包むようにします。
かざした手を伸ばすようにして下ろします。
相手の腰が崩れたら、そのまま体勢を低くしましょう。

相手の腕を斬り落とすようにしているところで、肘を逆関節にとって極めているように見えるかもしれませんが、そうではありません。
一番効いているのは、肩をつかみに来た手首です。
ここを、肩と手ではさんで操作しているんですね。

肩と手ではさむ、と書いてますが、実際には相手の手首に伝わっているのは全身の力です。それが手首の関節に集中しますから、相手はとても抵抗できません。
この時に、焦って肘を押し下げようとすると、手首への力の集中が切れて、途端に相手は楽になります。
受け手からすれば、伸びてきた腕からの攻撃を警戒した途端に、掴んでいたはずの自分の手首が極められてしまうわけですから、心理的にも虚を突かれてダメージが大きいんです。

もう一つ大事なのが、その場で立ったままやらないこと。
しっかりと身体を開いて、相手の崩れるスペースを作ることが必要です。
さらに足を捌いて位置を変えながら、全身の力をうまく相手に伝えましょう。
「技は足でかける」。これ、大事です。
テンパると、すぐ忘れてしまうんですけどね。
一見、大きく動かしている腕で相手に力を伝えているように思いますが、そうではなくて身体全体の力を相手の手首の一点に集中させています。

その分、かなり痛いんですが。
動画を見ましょう。
相手が肩のあたりを掴んできます。
身体を開くように外に踏み出しながら(この時フェイント的に当身を入れても良い)、掴まれた腕の上に自分の手を巻き付けるようにかざします。
同時に空いた方の手で、掴んできている相手の手の甲を包むようにします。
かざした手を伸ばすようにして下ろします。
相手の腰が崩れたら、そのまま体勢を低くしましょう。

相手の腕を斬り落とすようにしているところで、肘を逆関節にとって極めているように見えるかもしれませんが、そうではありません。
一番効いているのは、肩をつかみに来た手首です。
ここを、肩と手ではさんで操作しているんですね。

肩と手ではさむ、と書いてますが、実際には相手の手首に伝わっているのは全身の力です。それが手首の関節に集中しますから、相手はとても抵抗できません。
この時に、焦って肘を押し下げようとすると、手首への力の集中が切れて、途端に相手は楽になります。
受け手からすれば、伸びてきた腕からの攻撃を警戒した途端に、掴んでいたはずの自分の手首が極められてしまうわけですから、心理的にも虚を突かれてダメージが大きいんです。

もう一つ大事なのが、その場で立ったままやらないこと。
しっかりと身体を開いて、相手の崩れるスペースを作ることが必要です。
さらに足を捌いて位置を変えながら、全身の力をうまく相手に伝えましょう。
「技は足でかける」。これ、大事です。
テンパると、すぐ忘れてしまうんですけどね。
お知らせです。【7月の本稽古について】 
東京稽古会では、毎月一回、大阪から大東流合気柔術琢磨会の山本敦史先生をお招きして指導をいただいています。
大東流の基本的な身体操作から、初伝の型の稽古なども取り入れて、初心者にもわかりやすく取り組める内容が一部で好評を博しています。

さて。
次の東京稽古会の本稽古は、今週の日曜24日に開催されます。
なのですが。
今回は諸事情により、山本先生の指導はありません。
会員相互に、基本動作を中心に大東流合気柔術の技法を修練する予定です。
自主稽古に参加された方はお分かりと思いますが、本稽古では習得しきれなかった内容を、じっくり時間をかけて練り込むことのできる良い機会ですよ。
新しい発見があるかもしれません。
参加をお待ちしています。

其の百十三、折りたたむ 大東流合気柔術 東京稽古会 
相手の手首を折りたたむようにして地面につけ、制します。
こう書くと、いかにも力技で相手をねじ伏せるようなイメージを持たれるかもしれませんが、ハズレです。

例によって、力を使わずにやったほうがスムーズに相手を倒せるんですね。古武術では。
動画を見ましょう。
相手に手首を掴まれます。
前回やった「手を開く」操作で相手の攻撃を止めます。(其の百十二、開いて止める)
手首を柔らかく使い、相手の腕の上から巻き付けるようにして、手首をつかみます。
この時、手先だけを動かしたのでは、上手くいきません。
相手に「嫌がられる」、つまり、相手の抵抗を受ける感じが強くなります。

手を動かすときには、必ず身体全体で操作すること。
これまで何度もやってきましたから、分かりますよね。(「其の百三、連動する」、「其の百十、前に置く」など)
相手の腕の外側に手刀を回すときには、身体を外に向け、次に内側に斬りこむときにはまた腰を内側に回します。

こうすると、不思議なことに、相手の手首はさほどの抵抗感なく折れてくれます。
これは、相手が強い力で握っていればいるほど、そうなります。
バットの両側を二人で握って回しあいっこしたら、太い側を持った人が、有利ですよね。
太い方を子供が握って、細い方をプロレスラーが握っても、子供が勝ちますよね。
あれ?このたとえ合ってましたっけ???
つまり、手首がバットの細い方で、腰がバットの太い側ですといいたかったんですが・・・あかん、混乱してきた。
ともあれ。
相手の手が曲がったら、空いた片方の手を手の甲に添えるようにして優しく折りたたむようにします。

この時点で相手の腰は崩れているはずですから、そのまま自分の体勢を低くすると、あっけなく相手は倒れてくれます。
ここも、力任せに手の力で押し崩そうとしてはダメです。
相手の手を握っている接点には、必要以上の圧力をかけず、身体全体を連動させて低くなることがコツです。
これで、相手は抵抗なく倒れます。

あらためて、自分の書いた文章を読み返すと、「インチキ臭いぞこいつ」と思われるんじゃないかと心配ですが・・・。
でもホンマやねんもん!
気になる方は、一度稽古会へどうぞ。
東京稽古会は、誰でも参加できますので。体験も可能です。
こう書くと、いかにも力技で相手をねじ伏せるようなイメージを持たれるかもしれませんが、ハズレです。

例によって、力を使わずにやったほうがスムーズに相手を倒せるんですね。古武術では。
動画を見ましょう。
相手に手首を掴まれます。
前回やった「手を開く」操作で相手の攻撃を止めます。(其の百十二、開いて止める)
手首を柔らかく使い、相手の腕の上から巻き付けるようにして、手首をつかみます。
この時、手先だけを動かしたのでは、上手くいきません。
相手に「嫌がられる」、つまり、相手の抵抗を受ける感じが強くなります。

手を動かすときには、必ず身体全体で操作すること。
これまで何度もやってきましたから、分かりますよね。(「其の百三、連動する」、「其の百十、前に置く」など)
相手の腕の外側に手刀を回すときには、身体を外に向け、次に内側に斬りこむときにはまた腰を内側に回します。

こうすると、不思議なことに、相手の手首はさほどの抵抗感なく折れてくれます。
これは、相手が強い力で握っていればいるほど、そうなります。
バットの両側を二人で握って回しあいっこしたら、太い側を持った人が、有利ですよね。
太い方を子供が握って、細い方をプロレスラーが握っても、子供が勝ちますよね。
あれ?このたとえ合ってましたっけ???
つまり、手首がバットの細い方で、腰がバットの太い側ですといいたかったんですが・・・あかん、混乱してきた。
ともあれ。
相手の手が曲がったら、空いた片方の手を手の甲に添えるようにして優しく折りたたむようにします。

この時点で相手の腰は崩れているはずですから、そのまま自分の体勢を低くすると、あっけなく相手は倒れてくれます。
ここも、力任せに手の力で押し崩そうとしてはダメです。
相手の手を握っている接点には、必要以上の圧力をかけず、身体全体を連動させて低くなることがコツです。
これで、相手は抵抗なく倒れます。

あらためて、自分の書いた文章を読み返すと、「インチキ臭いぞこいつ」と思われるんじゃないかと心配ですが・・・。
でもホンマやねんもん!
気になる方は、一度稽古会へどうぞ。
東京稽古会は、誰でも参加できますので。体験も可能です。
其の百十二、開いて止める 大東流合気柔術 東京稽古会 
居捕です。双方が座った状態で相手の力を受け止め、崩して倒します。
腕の力を使わずに行うことで、身体の中心の力を養う鍛錬になります。
まずは、動画を見ましょう。
手首を捕って押してくる相手の力を、手を開いて止めます。
今回はここを修得するのが目的です。
力まずに、手首の力を抜いた状態で指を開きます。
手首で押すのではありません。
掴まれたところの位置はそのままにして、指先から出る力が相手の喉元の辺りに突き刺さっていくような感覚です。

文字だけ読んでいると、書いてる人間の頭がおかしくなったのかと思われるかもしれませんが、身体操作の意識としてはそういうことなんです。
脇を締めて、相手を攻める意識を持ち続けながら、両手を動かします。
時計の針でいうと、9時15分から、12時30分の位置へ。
手を開いて、相手がしっかり止まっていれば、これだけで崩すことが出来ます。

相手を攻める意識を持ち続けることを、先生は別の言葉で「腕を伸ばす」と言っています。
やってみると分かりますが、相手を無理やり倒そうと考えると、腕を引っ張ったり、肘を曲げたりしてしまいがちです。そうなると、相手は動きません。
腕を伸ばし続けることで、常に自分の力を相手の方に伝えることが出来ます。
今回の考え方ですが、前にやった「其の百二、手を開く」で紹介したものと同じです。あの時は立合(双方が立った状態)で行いましたね。
どちらも、掴まれた瞬間、相手の力が向ってくる瞬間のタイミングをとらえることが重要です。
これをつかむには実際に人と対面して稽古するしかありません。

東京稽古会で、お会いしましょう。
腕の力を使わずに行うことで、身体の中心の力を養う鍛錬になります。
まずは、動画を見ましょう。
手首を捕って押してくる相手の力を、手を開いて止めます。
今回はここを修得するのが目的です。
力まずに、手首の力を抜いた状態で指を開きます。
手首で押すのではありません。
掴まれたところの位置はそのままにして、指先から出る力が相手の喉元の辺りに突き刺さっていくような感覚です。

文字だけ読んでいると、書いてる人間の頭がおかしくなったのかと思われるかもしれませんが、身体操作の意識としてはそういうことなんです。
脇を締めて、相手を攻める意識を持ち続けながら、両手を動かします。
時計の針でいうと、9時15分から、12時30分の位置へ。
手を開いて、相手がしっかり止まっていれば、これだけで崩すことが出来ます。

相手を攻める意識を持ち続けることを、先生は別の言葉で「腕を伸ばす」と言っています。
やってみると分かりますが、相手を無理やり倒そうと考えると、腕を引っ張ったり、肘を曲げたりしてしまいがちです。そうなると、相手は動きません。
腕を伸ばし続けることで、常に自分の力を相手の方に伝えることが出来ます。
今回の考え方ですが、前にやった「其の百二、手を開く」で紹介したものと同じです。あの時は立合(双方が立った状態)で行いましたね。
どちらも、掴まれた瞬間、相手の力が向ってくる瞬間のタイミングをとらえることが重要です。
これをつかむには実際に人と対面して稽古するしかありません。

東京稽古会で、お会いしましょう。
其の百十一、片手捕四方投 大東流合気柔術 東京稽古会 
片手を掴んできた相手を、手刀を使って投げ倒します。
以前に解説した四方投は、両手を掴まれるところからでしたね(「其の百五、四方投げ」)。今回は片手捕です。
前回、前々回(「其の百九、つなげる」,「其の百十、前に置く」)の身体操作法を使っていますので、分かりにくかったら、もう一度そちらを参照してみてください。

しっかりハマると、受け手側はちょっと痛いんですが…動画を見ましょう。
相手が手首をつかんで来ます。
外に踏み出して、手刀を使って、内側から相手の腕を斬りこんでいきます。
もう一方の手を添えて、相手の手首を握ります。
今度は相手の腕が刀だと仮定し、その刀を振りかぶるようにして、身体の向きを変え(体の転換)斬り落とします。

ちょっとわかりづらいかな?最初は自分の手刀で相手に斬りこみ、崩します。
その時、自分の手の中には相手の手首がありますね。
ちょうど刀の柄を握るような形になっているはずです。
そこを、相手の腕ではなく、刀に見立ててしまうんです。これがコツです。
最初にハマると痛いと書きましたが、ハマるのはこのコツを相手が使ったときです。
人間の腕をモノ扱いするんですから、えげつない古武術です。

もう一つのコツは、相手の肘を突きこむようにすることです。握っているのは手首ですが、そこを動かそうとこだわるのではなくて、その先の肘を動かしていきます。
これも相手の腕を刀に見立てることの応用です。
刀を使うとき、柄を動かすことにこだわるやつはいませんよね。その先の刀身・刃の部分が重要ですから。

ここまで3回にわたって、手刀を使った身体操作と、意識の修練を解説しました。
大東流合気柔術を理解するヒントがたくさん含まれているので、また、稽古で繰り返しやってみましょう。
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