扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
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其の百三十三、小手詰 
相手の手首と小手を詰めて制する技、小手詰(こてづめ)の解説です。
昨年の三月に行った稽古会でも、同じ型を稽古しました(「其の二十五、小手詰」)。

その当時は、正面打ちすら覚束なかった稽古生の皆さんでした。
今では身体の連動や、中心の意識を持ちつつ稽古に臨んでいます。
まさに「継続は力なり」です。
動画を見ましょう。
今回は片手捕から技を始めます。初伝二ヶ条では正面打ちの受けから入ります。
掴まれた手首の外側から手刀を回し、相手の腕に絡みつけます。
この時、手首の接点で相手を動かそうとしてはいけません。
力がぶつかってしまうことで、相手に抵抗されてしまうからです。
そうではなく、手首の力を抜いて、肘から動かしていく意識を持って行ってみてください。

また、これまでにも何度も出てきたことですが、腕だけを動かすのではなく、身体全体で操作すること。
手刀を身体の中心で使うために、足をしっかりと動かすことが重要です。
編集するために動画をチェックしていますが、この部分に関しては、稽古生の皆さんは相当意識できるようになってきていますね。
2年間の成長が感じられるところです。

さて、今回は特に「小指の締め」を意識するように先生から指導がありました。
相手の手首を極めようとすると、人差し指と親指で力いっぱい握ってしまいがちです。
そうではなく、小指を締めるようにして操作します。
人差し指と親指の力を使うと、屈筋(力こぶの出る方)が働きます。
これは一見強そうに思えるのですが、どうしても小手先の力だけで操作することになってしまいます。
小指を使うことで全身の力を相手に伝えやすくなります。
私もまだ修行途上で、上手く説明することが出来ないのですが、稽古をしていくうえで経験的にそれを感じています。

さらに、正しい姿勢を取ることも大事です。
先生の手本では、腕を曲げているように見える場合もありますが、最初のうちはしっかり腕を伸ばしてやってみましょう。
昨年の三月に行った稽古会でも、同じ型を稽古しました(「其の二十五、小手詰」)。

その当時は、正面打ちすら覚束なかった稽古生の皆さんでした。
今では身体の連動や、中心の意識を持ちつつ稽古に臨んでいます。
まさに「継続は力なり」です。
動画を見ましょう。
今回は片手捕から技を始めます。初伝二ヶ条では正面打ちの受けから入ります。
掴まれた手首の外側から手刀を回し、相手の腕に絡みつけます。
この時、手首の接点で相手を動かそうとしてはいけません。
力がぶつかってしまうことで、相手に抵抗されてしまうからです。
そうではなく、手首の力を抜いて、肘から動かしていく意識を持って行ってみてください。

また、これまでにも何度も出てきたことですが、腕だけを動かすのではなく、身体全体で操作すること。
手刀を身体の中心で使うために、足をしっかりと動かすことが重要です。
編集するために動画をチェックしていますが、この部分に関しては、稽古生の皆さんは相当意識できるようになってきていますね。
2年間の成長が感じられるところです。

さて、今回は特に「小指の締め」を意識するように先生から指導がありました。
相手の手首を極めようとすると、人差し指と親指で力いっぱい握ってしまいがちです。
そうではなく、小指を締めるようにして操作します。
人差し指と親指の力を使うと、屈筋(力こぶの出る方)が働きます。
これは一見強そうに思えるのですが、どうしても小手先の力だけで操作することになってしまいます。
小指を使うことで全身の力を相手に伝えやすくなります。
私もまだ修行途上で、上手く説明することが出来ないのですが、稽古をしていくうえで経験的にそれを感じています。

さらに、正しい姿勢を取ることも大事です。
先生の手本では、腕を曲げているように見える場合もありますが、最初のうちはしっかり腕を伸ばしてやってみましょう。
其の百三十二、締めと開き 大東流合気柔術 
基本動作「合気上」の鍛錬です。

これまでにも何度も登場した基礎的な鍛錬法ですが、今回は特に「接点」の操作について取り上げてみます。
動画を見てみましょう。
双方座った状態で相手の両手首を捕ります。
この時、ただ掴むのではなく、小指から握りこみます。
強く握ろうとすると、親指と人差し指の方に力をこめがちですが、ここはむしろ小指と親指で「輪」を作るようなイメージと言えばいいでしょうか?
すると、人差し指の付け根が相手の手首の骨のでっぱりのところに当たります。
「輪」をゆるめないように、小指を締めて相手の手首から肩までを一直線にして動かしていきます。

しっかりと締まっていると、相手の手首には鋭い痛みが走ります。肩を詰められて、上半身の自由を失わせることが出来ます。
これが、「手首を捕る」という操作です。ポイントは「小指を締める」こと。

次に、手首を捕られた方の操作です。
相手が先ほどの要領で手首を握ってきます。接点に力が加わろうとするのとタイミングを合わせて、両手の指を開きます。
この時、私はやや指先を伸ばすようにしています。指全体が5ミリくらい伸びるようなイメージと言えばいいでしょうか?
すると、相手の小指の締め込みを無力化することが出来ます。
握られたからと言って手首に力を入れてはいけません。相手の力はますますこちらに伝わってきますし、この後自分が相手に力を伝えようとしても、手首が「切れて」しまい、効力を発揮することが出来なくなります。

相手には手首を「握らせる」ように柔らかく指を開きます。手の甲全体で「相手の掌に吸い付く」ような意識で鍛錬してみましょう。
言葉で言うと簡単そうですが、これがなかなかに難しいんです。
相手によっても握り方は全く違いますから、対処法もその都度微妙な調整が必要です。
修行あるのみ。
合気上げの鍛錬は、いつまでたっても奥が深いですね。
其の百三十一、親指を使う(肘返) 
小指の次は、親指です。
前にも解説したことのある「肘返」という型ですね。(其の百一、肘返)

このところ何回かの動画を見た人はお気づきと思いますが、この日の稽古会は隣の会場に女性ダンスチームの練習が入っていて、その黄色い声と音楽が響き渡っていました。
さらに悪いことにワイヤレスマイクの準備を忘れてしまって・・・。
先生の声はとても聞き取りにくいんですが。
動画を見ましょう。
双方座った状態で、相手が胸を捕りに来ます。
その手首を胸と親指で挟みます。この時に、親指の付け根をつかいます。
もっと詳しく言うと、「母指丘の手の甲側」でしょうか?
輪ゴムを指にひっかけてゴム鉄砲を打つとき、親指を立てるようにして張りますよね。
あの感じで、胸に引き付けるんです。
「小指をかける」でも解説したように、ここでも親指の力だけで押さえつけても、そこで発揮できる力はたかが知れています。
そうではなく、腕全体を使って、脇をしめるような感じで引き付けましょう。
この「引き付ける」動きになれると、かなり大きな力が出せます。

さて、相手の手首を自分の胸に固定できたら、そのまま身体を捌きます。
身体全体で動くことで、相手にはより強い力が伝わります。
そして当て身。全身で出ましょう。
もちろん胸に引き付けている手首も同時に動かしますから、相手は後ろに崩れます。
さらに、当て身を入れた手も同様にして、親指の付け根を相手の肘裏に当てます。
手先の力ではなく、腕全体で引き付けるようにしてくださいね。
これで、相手の小手(肘~手首)には強烈なロックがかかります。「詰める」といった方が分かりやすいかな?

さらに相手の側面に膝行して入り身。
この時にやや体勢を低く入ってください。すると、相手の手首から肘にかけて上方に突き上げるような力が加わります。
たまらず相手が腰を浮かせたところを、身体を転換して、投げます。

「引き付ける」動き。どうでしたか?
上手くできるようになると、それほどの力を出さなくても、相手にはものすごいパワーで伝わります。
大東流合気柔術の面白い身体の使い方です。
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