扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
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稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
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其の百三十九、合掌捕 大東流合気柔術 
<ブログの更新が滞ってしまいました。本業の方がかなり忙しかったものですから。
4月を過ぎればまた余裕が出てくると思いますので通常運転までもうしばらくお待ちください…>

合掌捕は大東流の初伝三ヶ条の型の一つです。
動きそのものは大きなものではないですが、それだけに稽古の積み重ねと集中力が必要になります。
動画を見てみましょう。
双方座った状態から始めます。
相手が自分の手首を掴みに来たところを、すり抜けるようにして掴み返します。
これを「掛け手」と言います。
この操作の要諦は、相手が前のめりに体勢を崩した状態を作り出すことにあります。
大東流の技のほとんどが相手の体勢を崩すことが目的ですから、「掛け手」が上手く決まればそれだけで後の操作がスムーズになります。

相手の手首を握ったら、小指を使って相手の小指丘を締めます。親指と人差し指で力をこめて握りがちですが、そうすると相手に力が上手く伝わっていきません。
むしろ親指と人差し指は軽く固定するような感覚です。
そして身体の中心に向かって軌道を描くように握った手首を擦り上げていきます。
両腕でこれを行うことで「合掌」するような形になりますね。「合掌捕」の名の由来はここから来ているのではないでしょうか?推測ですが…。
ここでやってしまいがちなのが手首の力だけで相手を「持ち上げよう」とすること。
そうすると、相手の手首にしか力が伝わらず、うまくいきません。

肚(丹田)から動かしていく意識で稽古してみましょう。
「手首を肚から動かす」という言葉は、初めのうちは何のことだかさっぱりわからないと思いますが、鍛錬を重ねるごとになんとなく感覚がつかめてきます。
この「合掌捕」で使われる4カ条の掴み方、受け側は慣れていないとかなり痛いです。かつ日常的にあまり経験しない痛みなので、驚くかもしれません。
ただ、受ける方も鍛えることで手首がだんだん強くなってきます。古武術の稽古は受け取り双方ともに鍛錬できる優れたメソッドですね。

今回は最後に「搦投(からめなげ)」の要領で倒し、固めましたが、この方法についてはまた、日を改めて解説しますので。
また道場でお会いしましょう!
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