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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 11月17日(日) 9時30分から11時30分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加ご希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。


 
また、自主稽古はおおむね週1~2回開催しています。(※自主稽古には東京稽古会会員のみ参加できます)
詳細はお問い合わせください

其の百六十二、肘を伸ばす 大東流合気柔術 東京稽古会  


前回まで、「肘を制する」というテーマで3つの型を取り上げてきました。

可動域の少ない肘関節の逆をとることで、相手に力を伝えやすくするというのがその本論でしたね。


肘を伸ばす3


今回はその補足です。
肘を伸ばすことによって、どう相手を崩すのか、その身体的構造を解説して行きたいと思います。

動画を見ましょう。





受け側の攻撃は片手捕です。
手首を握ってきた相手の外側から手刀をかけます

自分の親指(拇指丘を含みます)が相手の小指丘側に引っかかっている状態を作ってください。
この時出来るだけ密着させるように操作することが大事です。
そのために重要なのは…


肘を伸ばす2


そうです。
力をこめて握りこまないことでしたね。
「引っかける」操作に習熟すると、その意味がつかめてきますので、意識して稽古してください。

ただ、実際にこの身体操作法を稽古してみた人は感じたと思いますが、なかなか相手の身体が崩れるところまでには至らなかったはずです。

それは、「相手の肩から先しか動いていない」からです。


肘を伸ばす1


手刀を振ることによって、相手との接点となる手首が動く、これは当たり前です。
そこから、肘を経由して肩までは力を伝えやすい。
ただ、肩関節は肘とは違って可動域が大きいんです。背面以外、自由に動かせます。
ですから相手の中心部は崩れにくいんですね。


肘を伸ばす5


大事なことは、接点を通じて相手の脇腹(背中を含む)を伸ばさなければならない、ということ。
体側部の脇腹、背中が伸びると、相手の中心にまで力が伝達されます。
そうなって初めて、肘関節を伸ばして制していくという目的が達成されます。


肘を伸ばす4


そのためには、これまでにも何度も言ってきたように、捕り手側(技をかける方)が小手先で(肩から先の力で)操作しないことが必須になります。身体全体を連動して、手刀を操作してください。
そして、手首~肘~肩だけでなく脇腹から腰にかけて、相手の中心を攻める意識を持ちましょう。


Posted on 2017/11/30 Thu. 17:16 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 手刀  中心  連動  大東流  合気柔術 
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其の百六十一、肘を制する(裏落) 大東流合気柔術 東京稽古会  

3回にわたった「肘を制する」シリーズも今回が最後となります。型は「裏落」です。

これまで「逆腕捕」「肘返」と取り上げてきました。どちらも胸を掴んできた相手の腕を捉え、捌きを入れたり角度を変えることで制する操作法でしたね。


肘を制する(裏落


裏落も考え方は同じですが、お互いが立っている分、相手との距離感が大事になります。間合いですね。

動画を見ましょう。






相手(受け手側)が道着の二の腕の辺りを掴んできます。袖捕ですね。
毎度言っていることですが、掴まれたら次の攻撃を受けないために捌きます。

その時に、ただ捌くだけではなくて、相手が掴んでいる接点を利用して、肘を制してしまうんです。

相手の出方によって微修正は必要になりますが、基本的には相手の横に並ぶように足を進めます。
気をつけたいのは、この時に相手に掴まれている袖の位置がブレることです。
どこに自分が動いても、自分の身体の中心を基準にして、相手との接点は同じ位置にあることが重要です。
そうしないと、相手は崩れてくれません。


肘を制する(裏落)1


捌きを入れたら、接点は相手から離れます。必然的に相手の肘は伸びる方向です。
ただ、あまりに距離が空き過ぎると相手を引っ張ることになってしまいます。
すると、抵抗されるか、くっ付いてこられるか。いずれにしても上手くいきません。

相手を引っ張らない適切な位置に移動しながら、こちらも相手の袖を掴みます。
先生が動画内で言っているように、小指から巻き込むようにして握ってください。


肘を制する(裏落)3


さらに、相手が掴んでいる接点と、自分が掴んでいる接点とを一つの直線と意識して、
その角度を変えます

その時に肘の逆関節をとって、肩を詰めるようにしてみましょう。
ぴたりとハマれば、相手は爪先立ちになって無力化されます。
これは実際にはかなり難易度の高い操作ですが、それだけに稽古のし甲斐があります。


ここまで出来れば、後は相手の裏(背中)に踏み込んで投げ倒すだけです。
なかなか、そうはいかないですけどね。


肘を制する(裏落)2


さて、「肘を制する」というテーマで3つの型を解説してきました。
技へのアプローチはこの他にもいろいろありますが、肘の逆関節をとるという考え方は比較的理解しやすいですよね。

これからの稽古でもこの考え方を意識すると、幅が広がるんじゃないでしょうか。





Posted on 2017/11/21 Tue. 19:30 [edit]

category: 袖捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  中心  体重移動 
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其の百六十、肘を制する(肘返) 大東流合気柔術 東京稽古会  

「肘を制する」身体操作法で型を解説するシリーズの二回目は「肘返」です。

前回(「其の百五十九、肘を制する(逆腕捕)」は胸を掴んできた相手の肘を伸ばすことで逆関節にとって制する考え方でした。


肘を制する(肘返し)1


肘返は、それに加えてさらに、自分の思うところに肘を持ってくる(連れてくる)ことで技をかけていきます。

動画を見てみましょう。





双方が座って技を行います。居捕(いどり)ですね。
受け手側の攻撃は胸捕です。
胸倉を掴んできた相手の手首を、親指の付け根で引きつけるようにして、自分の胸に密着させます。

この接点を通じて、相手の肘に力を伝えていくんですね。

まずは相手の肘を伸ばします。親指で引きつけながら、身体を相手の外側に捌きます。前回の逆腕捕では肘に当てた手の角度を変えることでこの操作を行いました。
今回は手首に当てた胸と親指の二点で同じことをしなければなりません。
少し難易度が高いですね。


肘を制する(肘返し)3


身体の角度を変えて、相手の肘が曲がらない方向に力を加えます。さらにやや下から角度をつけて捌くことで、相手の肩を詰めるようにしましょう。
相手の自由な方の手からの攻撃を警戒してください。
ここで当身を入れます。そのまま、当身を打った手を相手の肘にあてがいます。

次に、自分の正面に相手の肘を持ってこなければなりません。
この時、相手の肘にあてた手で強引に持ってこようとしがちですが、これは、力任せの悪手です。

そうではなく、ここでも、胸と親指で挟んだ接点を使うことを意識してください。
具体的には、その接点を使って相手の肘の先端を動かしていくイメージをもつと分かり易いですよ。
今度は、肘の可動域で言えば「曲がる方」に動かす訳ですからやや簡単です。

相手の肘が自分の正面に来たら、肘にロックをかけ、転換して投げます。


肘を制する(肘返し)2


「肘返」どうでしたか?
「伸ばす」と「曲げる」。両方を使って肘を制していきました。

次回は「裏落」です。

Posted on 2017/11/12 Sun. 09:16 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 当身  転換  居捕 
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其の百五十九、肘を制する(逆腕捕)  大東流合気柔術 東京稽古会  

今回から3回にわたって、「肘を制する」操作法を使った型の解説を試みます。
まずはおなじみの逆腕捕です。

「制する」というと何やら大げさに聞こえますが、簡単に言うと、肘を伸ばすことによって、相手の動きを封じるんですね。


肘を制する(逆腕捕)4


肘関節は可動域が比較的小さいために、逆関節をとることで割と容易に制することが出来ます

動画を見て下さい。





何度か取り上げた逆腕捕ですが、今回は最初に胸捕に来た相手の腕を無力化するところに重点をおいて見ていきます。

相手が胸倉をつかんできます。胸倉をつかんでそのまんまなら小中学生のケンカですが、普通はそのあとに第二波の攻撃があると思った方が賢明です。
ボーっと正面に立っているとたちまちその攻撃を受けてしまいますからね。
そうです。捌いて攻撃線を外しましょう

この時、自分の中心に手を上げて、相手の肘にあてがいます。
たまに相手の肘を折りそうなくらいにガツーンと拳を当てる人がいますが、全く逆効果なのでやめましょう。軽く触れるくらいでいいです。
手は拳でも手刀でも構いません。私は手刀を使うことが多いです。


肘を制する(逆腕捕)1


次に相手の外側に捌くのですが、この時、肘に当てた手刀を動かさずに、身体の位置を変えます。
すると、相手の肘にかかる力の角度が変わります
この角度の変化によって、相手の肘が逆関節にとられるんです。

先ほど、肘の可動域の話をしましたが、当然、肘は逆方向には曲がりません

手の力で肘を押したのでは、相手から抵抗されてしまいます。
軽く当てた肘と、相手に掴まれている胸の接点、これらを固定したまま、身体全体の力で相手の肘から肩にかけて力を伝えましょう。


肘を制する(逆腕捕)2


操作する時には、姿勢にも気をつけてください。前屈みになって押そうとしては上手く力が伝わりません。下半身と上半身をひとつにして連動させると、大きなパワーが出ます。

さらに、やや体勢を低くし、一歩踏み込みながら真っすぐに当身を打ちます。
動画にもありますが、両腕を絞り込むようにして中心に合わせながら出てください。

こうなると、相手は肘を伸ばされ、肩を反されて身動きが取れない状態になります。
後はいつも通り、逆腕捕で制していきます。


肘を制する(逆腕捕)3


逆腕捕は最初の一挙動で相手を崩せるかどうかでその成否が左右されます。
そのための「肘を制する」なんですね。

次回は「肘返」です。

Posted on 2017/11/03 Fri. 10:06 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 姿勢  手刀  当身  連動  中心 
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