扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
其の百六十六、搦投 大東流合気柔術 東京稽古会 
今回は搦投(からめなげ)です。
この型は大東流合気柔術の中でも特徴的な、「大東流らしい」技だと思います。あくまで個人的にですが。

関節や身体の構造を利用して技をかけることで、相手はひとりでに固まっていくんです。
「自縄自縛(じじょうじばく)」という言葉がありますが、そんな感じですね。
まずは動画を見てください。
受け手側の攻撃は「胸捕正面打」です。
前襟をつかんだ状態から、正面打ちを打ちこみます。
捕り手側は、通常の正面打ちの時と同じく、相手の攻撃線を外して手刀を受けます。
ただ、胸倉を掴まれていますから、大きく動くというよりは、わずかに「太刀筋をかわす」くらいの捌きが良いでしょう。
ここで、前々回解説した「重心の移動」が活きてきます。

大事なことは、胸を掴んだ相手の腕と、正面打ちを打ってきた相手の腕を深く交叉させることで、相手の肩を詰めてしまう操作です。
この時に大きく自分の位置を動かしてしまうと、ピシャッとハマらなくなるんですね。
これは私自身の稽古から来る感覚なので、人によっては違うと思われる方がいるかもしれません。
しっかり相手の肩を詰められたら、正面打ちを打ってきた腕を、相手の下腹部に向けてくっつけます。
動画で先生が言っているように、「相手の手刀で斬りこんでいく」イメージです。
腕を横に振り回さず、縦に斬ること。
自分の中心で操作することを心がけてください。

相手の両腕が、肘の上、二の腕の中間部分で交差しているような状態になっていれば、相手は自分から腕を絡みつけていくような状態になります。
肩関節を詰められて、そこから逃れようとして、さらに行き場を失っていくような状態ですね。
その交差部分を弛めないように、倒し、固めます。
固め方については…ちょっと文章にはしづらいですね。
ということで、この続きは道場でお伝えします!。
東京稽古会で、お待ちしていますよ。
この型は大東流合気柔術の中でも特徴的な、「大東流らしい」技だと思います。あくまで個人的にですが。

関節や身体の構造を利用して技をかけることで、相手はひとりでに固まっていくんです。
「自縄自縛(じじょうじばく)」という言葉がありますが、そんな感じですね。
まずは動画を見てください。
受け手側の攻撃は「胸捕正面打」です。
前襟をつかんだ状態から、正面打ちを打ちこみます。
捕り手側は、通常の正面打ちの時と同じく、相手の攻撃線を外して手刀を受けます。
ただ、胸倉を掴まれていますから、大きく動くというよりは、わずかに「太刀筋をかわす」くらいの捌きが良いでしょう。
ここで、前々回解説した「重心の移動」が活きてきます。

大事なことは、胸を掴んだ相手の腕と、正面打ちを打ってきた相手の腕を深く交叉させることで、相手の肩を詰めてしまう操作です。
この時に大きく自分の位置を動かしてしまうと、ピシャッとハマらなくなるんですね。
これは私自身の稽古から来る感覚なので、人によっては違うと思われる方がいるかもしれません。
しっかり相手の肩を詰められたら、正面打ちを打ってきた腕を、相手の下腹部に向けてくっつけます。
動画で先生が言っているように、「相手の手刀で斬りこんでいく」イメージです。
腕を横に振り回さず、縦に斬ること。
自分の中心で操作することを心がけてください。

相手の両腕が、肘の上、二の腕の中間部分で交差しているような状態になっていれば、相手は自分から腕を絡みつけていくような状態になります。
肩関節を詰められて、そこから逃れようとして、さらに行き場を失っていくような状態ですね。
その交差部分を弛めないように、倒し、固めます。
固め方については…ちょっと文章にはしづらいですね。
ということで、この続きは道場でお伝えします!。
東京稽古会で、お待ちしていますよ。
其の百六十五、抜手捕 大東流合気柔術 東京稽古会 
今回も居捕です。
両手を捕られた状態から相手を崩し、最後は逆腕捕のかたちで制していきます。
最初に相手が掴んでいる手を外すのですが、これは自分の手首でも訓練出来るのでやってみましょう。
手解き(てほどき)というれっきとした技術です。

まずは右手で左手首を強く握ってみてください。
その状態で一所懸命に左手を外そうと思ってもなかなか外れませんね。
そこで、左手を少し回転させて、小指側(尺骨)を右手の親指と人差し指の隙間に合わせます。
そのまま、左腕を水平に開くようにして伸ばすと…あっけなく外れましたね。
この抜手捕では、小指側ではなく親指側を使いますが、相手の掴み手の切れ目に小指側か親指側を合わせ、肘を伸ばすか曲げるかすると、比較的簡単に切ることが出来ます。
簡単な護身術として覚えておいてくださいね。
前置きが長くなってしまいました。
動画を見ましょう。
両手を捕られたところで、脇を締め、相手に向けて指を立てます。
手刀で相手の喉元を突くようなイメージを持つとよいでしょう。
やや身体をずらすようにして、片手を突き出します。
先ほどの要領で抜手を行い、手が外れると同時に、首筋に手刀で当身を打ちます。
この時、手だけで打っては効果がありません。
しっかりと膝を立てて踏み込んでください。
さらに同時に、相手が掴んでいる手を上方に伸ばし、親指で相手の肩を突くように攻めます。

ここまでの動作を一挙に行うことで相手を崩します。
ただ、慌ててはいけませんよ。
重要なことは、踏み込む方向、当身を打つ方向、さらに掴まれている腕を制する方向が一致することです。
両手と踏み込んだ膝、つま先の方向が一直線上に乗っていることを意識してください。

ここまで来たら、逆腕捕にとって制していきます。
攻め手をゆるめずに、しっかりと全身で押さえましょう。
前回(「其の百六十四、居捕逆腕捕」)同様、重心の掛け方で技の成否が決まります。
少しづつでもいいですから、継続して稽古を積みたいですね。
其の百六十四、居捕逆腕捕 大東合気柔術 東京稽古会 
居捕の逆腕捕。これも何度か取り上げた型です。
同じ型を稽古しても、その時々によって意識するポイントが異なるのが、古武術の面白いところです。

相手の攻撃の仕方や強さ、または身体的特徴によっても、こちらの対処法が変わってきます。
出来るだけ多くの引き出し(対処法)を身につけておくと技に深みが出てきますよ。
今回は身体を「適切な位置に動かす」ことの重要性について書いてみたいと思います。
動画を見てみましょう。
双方座って技を行います。受け手の攻撃は胸捕です。
この時に、胸を掴んできた相手のもう一方の手を警戒してください。
相手は必ず攻撃してくるという意識が大切です。
実際に、相手に模擬短刀などを持ってもらって稽古するといいかもしれません。
相手のもう片方の手からの攻撃を受けないようにするためには、そのままの位置に留まっていてはダメです。

自分の正面に手刀を擦り上げるようにして、相手の肘に手を当てます。
同時に身体をやや外に移動しながら相手の肩を詰めるように踏み込みます。
と、実際にやってみると感じることですが、
正座をしているので、立っている時よりは身体を自由に動かしにくいですね。
そこで、相手の外側に重心をかけつつ、膝を前に進めるようにしてみましょう。
この時、膝に重心がかかっていますね。
上半身で相手を押し込もうとしては力が伝わりませんよ。
正しい姿勢で自分の中心からまっすぐに相手に力を向けてください。

さらに、相手の中心に当身を打ちながら大きく踏み込みます。
中心と言いましたが、胸を掴んでいない方の肩に向かって踏み込むようなイメージでもいいでしょう。
これで、相手の攻撃は完全に無効化されます。
初心者ほど大きく足を動かしがちですが、稽古を積めば、ほんの少し重心を移動させるだけで、相手を制することが出来ます。
自由に動きにくい居捕では、特にその効果がはっきりと表れますよ。
同じ型を稽古しても、その時々によって意識するポイントが異なるのが、古武術の面白いところです。

相手の攻撃の仕方や強さ、または身体的特徴によっても、こちらの対処法が変わってきます。
出来るだけ多くの引き出し(対処法)を身につけておくと技に深みが出てきますよ。
今回は身体を「適切な位置に動かす」ことの重要性について書いてみたいと思います。
動画を見てみましょう。
双方座って技を行います。受け手の攻撃は胸捕です。
この時に、胸を掴んできた相手のもう一方の手を警戒してください。
相手は必ず攻撃してくるという意識が大切です。
実際に、相手に模擬短刀などを持ってもらって稽古するといいかもしれません。
相手のもう片方の手からの攻撃を受けないようにするためには、そのままの位置に留まっていてはダメです。

自分の正面に手刀を擦り上げるようにして、相手の肘に手を当てます。
同時に身体をやや外に移動しながら相手の肩を詰めるように踏み込みます。
と、実際にやってみると感じることですが、
正座をしているので、立っている時よりは身体を自由に動かしにくいですね。
そこで、相手の外側に重心をかけつつ、膝を前に進めるようにしてみましょう。
この時、膝に重心がかかっていますね。
上半身で相手を押し込もうとしては力が伝わりませんよ。
正しい姿勢で自分の中心からまっすぐに相手に力を向けてください。

さらに、相手の中心に当身を打ちながら大きく踏み込みます。
中心と言いましたが、胸を掴んでいない方の肩に向かって踏み込むようなイメージでもいいでしょう。
これで、相手の攻撃は完全に無効化されます。
初心者ほど大きく足を動かしがちですが、稽古を積めば、ほんの少し重心を移動させるだけで、相手を制することが出来ます。
自由に動きにくい居捕では、特にその効果がはっきりと表れますよ。
其の百六十三、逆腕に捕る 大東流合気柔術 東京稽古会 
片手を捕られたとき、その手を逆腕捕で制します。
稽古会では何度も出てきている逆腕に捕るという身体操作ですね。
今回は捕り方の復習と、さらにプラスしてちょっとしたコツを解説していきます。

逆腕捕の主要な部分については繰り返しになりますが、その反復こそが稽古です。
動画を見て、確認していきましょう。
相手が片手の手首を握ってきます。
毎度のことですが、攻撃線を外すように捌いて手刀で腕の外側から攻めます。
もう片方の手を上げ、相手の手首の小指丘の膨らんだ部分に、小指を引っかけるように当てます。
親指は相手の親指の付け根に当て、手の甲を包み込むように握ります。

「引っかける、包み込む」感覚はどちらも力任せに握りこむことを避けるためでした。
以前の動画解説を参照してください。
「其の百三十、小指をかける」「其の百三十五、包む」
こうしておいて、もう片方の手を添え、相手の肘を軽く曲げます。
肘を動かなくする(ロックをかける)ことで、肩~腰へ力をダイレクトに伝えるための操作です。
刀で斬りこむように、やや相手の手首を前に倒します。
かなりの力が加わりますから、むやみに大きく押しこまないこと。手首の硬い人は怪我をしてしまうおそれがありますから。

手の力ではなく、身体全体で軽くお辞儀をするようにしてみましょう。
正しい姿勢と形で操作できていれば、相手はたまらず崩れます。
手首を逆腕に捕るときに、あわてて腕を伸ばすのではなく、自分の中心で両手を合わせるようにすることが上達の秘訣です。
手刀の動きを小手先で行うのではなく、身体全体で連動させます。
その時に重要なポイントですが…

ここに書いてしまうとあまりにアレなのでそこは稽古会で伝え
ますね。
道場でお待ちしてます!
| h o m e |