東京稽古会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 6月26日(日)14時00分から17時00分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
東京稽古会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 6月26日(日)14時00分から17時00分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
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其の百九十五、合わせる 大東流合気柔術 東京稽古会 
今回取り上げる身体操作は、理解するのに少し時間がかかるかもしれません。
私も出来るだけ分かり易く解説しますので、頑張って読み取ってください。

この動きもやはり、最初の一挙動に技の成否がかかります。
そこで使われる考え方は「剣の理合」です。相手の腕を刀に見立てて、肩を詰めていきます。
この操作法は、このあと数回にわたって取り上げていくので、是非覚えておいてくださいね。
動画を見てみましょう。
相手が手首を握ってくるところを外して、逆に相手を掴みます。
「掛け手」という技法ですね。
これによって相手の重心を前に誘い出し、体勢を崩しやすくさせます。
先ほど言ったように、相手の腕を剣に見立てます。すると、相手の腕の小指側が「刃」の方、親指側が「峰」の方とイメージできますね。
ちょうど刀を構えるように小指側を下、親指側を上にして握ってみましょう。
すると剣を「縦に構える」状態になりました。

ここで、しっかりと縦に構えることが出来ていれば、相手の肩が詰まっているはずです。手の力で無理やりに突き上げるのではなく、まさに刀を構えるように脱力して操作してくださいね。
次に、相手の腕を交叉させて腕を押さえます。
空いた方の手を柔らかく伸ばし、相手の顎に差し入れるようにしましょう。
決して力で押し込まないように。「そっと」当てるぐらいの感覚でちょうどいいです。

すると、相手の手首と顎の間に張りが出来ます。この二つの接点にかかる力の方向が一直線になるように調整してください。
ぴったり合うと…相手はたまらず爪先立ちになってしまいます。
そのまま崩して、倒します。
両手がふさがっているので、ゆっくりお願いしますね。

この「力の方向を合わせる」技法は、いろいろなところに使われています。
慣れないうちは分かりにくいかもしれませんが、稽古で感覚をとっていきましょう!
私も出来るだけ分かり易く解説しますので、頑張って読み取ってください。

この動きもやはり、最初の一挙動に技の成否がかかります。
そこで使われる考え方は「剣の理合」です。相手の腕を刀に見立てて、肩を詰めていきます。
この操作法は、このあと数回にわたって取り上げていくので、是非覚えておいてくださいね。
動画を見てみましょう。
相手が手首を握ってくるところを外して、逆に相手を掴みます。
「掛け手」という技法ですね。
これによって相手の重心を前に誘い出し、体勢を崩しやすくさせます。
先ほど言ったように、相手の腕を剣に見立てます。すると、相手の腕の小指側が「刃」の方、親指側が「峰」の方とイメージできますね。
ちょうど刀を構えるように小指側を下、親指側を上にして握ってみましょう。
すると剣を「縦に構える」状態になりました。

ここで、しっかりと縦に構えることが出来ていれば、相手の肩が詰まっているはずです。手の力で無理やりに突き上げるのではなく、まさに刀を構えるように脱力して操作してくださいね。
次に、相手の腕を交叉させて腕を押さえます。
空いた方の手を柔らかく伸ばし、相手の顎に差し入れるようにしましょう。
決して力で押し込まないように。「そっと」当てるぐらいの感覚でちょうどいいです。

すると、相手の手首と顎の間に張りが出来ます。この二つの接点にかかる力の方向が一直線になるように調整してください。
ぴったり合うと…相手はたまらず爪先立ちになってしまいます。
そのまま崩して、倒します。
両手がふさがっているので、ゆっくりお願いしますね。

この「力の方向を合わせる」技法は、いろいろなところに使われています。
慣れないうちは分かりにくいかもしれませんが、稽古で感覚をとっていきましょう!
其の百九十四、巻き込む 大東流合気柔術 東京稽古会 
通常は片手で行う「手刀詰」を両手でやってみましょう。
やるべき基本は同じですが、片手の時とは違って気を付けるべきところがいくつかあります。
また、この相対稽古ですが、実際に受け手側が力いっぱい握ってきたときにこういう形で極め落とすことが出来るかというと、少し難しいです(よほど達人なら話は別ですが)。

あくまで、この動作は「手首の鍛錬」の一環だと考えてください。
相手の手首を捕ることによって、技をかけられ、手首の柔軟性を高めるのが目的です。
決して、(技に)かかるものかと意地になったり、反対に相手を必要以上に痛めつけるようとすることはやめてくださいね。
二人で行う柔軟体操、くらいの意識でやりましょう。
前置きが長くなりました。動画を見てください。
両手を捕られますが、まずは片手捕の手刀詰めと同じように、片方ずつ手刀を操作していきます。
そのとき、反対側の手刀はしっかりと相手に対して張りを作っておいてください。
そうすることで、抵抗なく手刀を操作できます。
外側から手刀を突きこんだら、同じように反対側の手首にも手刀をかけます。
さて、ここで上手くいかない人は、自分の肩を意識してください。
力が入っていませんか?脱力してください。

それでもうまくいかない人は、今度は膝の力を抜きましょう。
肩を抜き、膝を抜いたら、自ずと手首の力が抜けてきます。
そうすることによって、相手の手首に自分の手刀が絡みつきます。
大東流合気柔術にはその名の通り、柔らかく絡みつくような動きで相手を制していく技法が多くあります。
指先までしっかりと張る意識を持ちつつ、柔らかく脱力して、まさに「巻き込む」ようなイメージで相手の手首を攻めましょう。

簡単には修得できませんが、稽古のし甲斐のある操作法ですよ。
其の百九十三、峰で攻める 大東流合気柔術 東京稽古会 
自分の手を剣に見立てて操作する。
大東流合気柔術の基本となる考え方「剣の理合」のひとつです。
今回はそのバリエーションとして、剣の「刃」の方ではなく「峰」を使って相手を崩していく動きをやってみましょう。

「峰を使って」?どういうことか、分かりませんよね。
動画を見てください。
相手が道着の二の腕の部分を掴んできます。「袖捕(そでどり)」です。
相手の攻撃線を外すようにやや外側に捌きながら、手刀を親指の方から相手の上腕部に絡めるように差し込みます。
ここがポイントです。
以前、自分の腕を「小指側が刃になった剣」として映像化してイメージしよう、と書いたことがありました。
小指側=刃ですので、親指側は刀の背の部分、つまり「峰」となります。
刃がついていないので斬ることはできませんが、硬く丈夫なので強い打撃を与えることが出来ます。
「峰打ちじゃ、安心せい」なんて時代劇の台詞を聞いたことがある人もいるかもしれません(年配者に限ります)。
この峰の部分を使うことで、腕を反すような動きで相手を攻めることが出来ます。

動画にもありますが、相手の肘と、自分の肘が一直線になるように突き込みましょう。
腕だけで操作するのではなく、剣を使う意識で、身体全体の動きと連動させてくださいね。
さらに大事なのは、手刀を柔らかく使うこと。
脱力して、芯を作る意識を思い出してください。
柔術特有の「絡み付ける」動きで、相手の手首を殺すんですね。
このときに腕に力が入っていると、抵抗が出来て、うまくいきません。

うまく剣を差し込むことができれば、相手は崩れます。
面白い動きですよ。東京稽古会で、やってみませんか。
其の百九十二、真ん中に集める 大東流合気柔術 東京稽古会 
相手との接点を真ん中で操作する動きの最終回です。
今回取り上げるのは「裏落」。
前々回の「真下に落とす」でやった動きの発展形になります。

「裏落」は初伝の一ヶ条に出てくる型ですが、その基本形は、相手の裏に踏み込んで重心を後ろにかけさせ、腕を反す動きで腰を崩し、そのまま真下に落とすというものです。
ただ、今回は相手に踏み込むときに、肘の関節をとって崩すやり方で倒していきます。
動画を見てください。
相手が二の腕のあたりの道着を掴んできます。袖捕(そでどり)ですね。
受け側は、ただ掴むのではなく、相手に刀を抜かせないように押さえるイメージで掴んでください。
受け側の攻撃の強度も大事な要素ですよ(「受け手の攻撃について」)。
袖を掴まれたら、自分も軽く肘を曲げ、相手の袖に小指を引っかけましょう。
次に相手に並ぶように前進するのですが、袖を引っ張ってはいけません。

何度も言うように、脱力して芯を作った状態で出ます。
このときに、空いている方の腕も、合掌するように自分の中心で上げてみてください。
ちょうど相手の肘の上あたりで接触しますよね。
こうすることで、全身で前に出ながら、身体全体の力で相手の肘を極めるような状態になります。

腕の力で持ち上げようとするのではなく、あくまで真ん中に力を集めてくるようにしましょう。身体を連動させることが秘訣です。
相手の腰が浮いたら、お辞儀をするように前傾します。
真下に相手を落とすように倒し、固めます。

真ん中で接点を処理する操作法は、どの型の中にも入って来る要素です。
修練して、ぜひ身につけてくださいね。
今回取り上げるのは「裏落」。
前々回の「真下に落とす」でやった動きの発展形になります。

「裏落」は初伝の一ヶ条に出てくる型ですが、その基本形は、相手の裏に踏み込んで重心を後ろにかけさせ、腕を反す動きで腰を崩し、そのまま真下に落とすというものです。
ただ、今回は相手に踏み込むときに、肘の関節をとって崩すやり方で倒していきます。
動画を見てください。
相手が二の腕のあたりの道着を掴んできます。袖捕(そでどり)ですね。
受け側は、ただ掴むのではなく、相手に刀を抜かせないように押さえるイメージで掴んでください。
受け側の攻撃の強度も大事な要素ですよ(「受け手の攻撃について」)。
袖を掴まれたら、自分も軽く肘を曲げ、相手の袖に小指を引っかけましょう。
次に相手に並ぶように前進するのですが、袖を引っ張ってはいけません。

何度も言うように、脱力して芯を作った状態で出ます。
このときに、空いている方の腕も、合掌するように自分の中心で上げてみてください。
ちょうど相手の肘の上あたりで接触しますよね。
こうすることで、全身で前に出ながら、身体全体の力で相手の肘を極めるような状態になります。

腕の力で持ち上げようとするのではなく、あくまで真ん中に力を集めてくるようにしましょう。身体を連動させることが秘訣です。
相手の腰が浮いたら、お辞儀をするように前傾します。
真下に相手を落とすように倒し、固めます。

真ん中で接点を処理する操作法は、どの型の中にも入って来る要素です。
修練して、ぜひ身につけてくださいね。
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