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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 

入会希望者が参加可能な公開稽古は3月17日(日)16時00分から19時00分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

扶桑会のYouTubeチャンネルでは「メンバー限定動画」の配信を始めました。一般公開の動画ではカットしている口伝や、道場でしか見せないコツを取り上げています。
興味のある方は 「Aiki-Kobujutsu」チャンネルホームページ にアクセスして「メンバーになる」から購読手続きしてください!
【扶桑会がTV放送されました!】 縦に使う1 
NHKWorld「J-arena」(↑上の画像をクリックすると無料視聴できます) 
 

【関連商品】 縦に使う1 扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク   
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【Instagram】https://www.instagram.com/aiki_kobujutsu/
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其の二百二十二、一カ条居捕一本捕 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回から4回にわたって居捕を取り上げていきます。
大東流合気柔術では、双方が座ったまま行う技の体系があり、それを居捕(いどり)と呼んでいます。

立ち合い技とは異なり、正座(跪坐)の状態で体を捌かなければならないため、慣れない人には難しく感じられるかもしれません。
座ったまま動くことで、全身の連動を強く意識することができます。居捕を身につけていくことで、大東流をより深く理解することができるといって良いと思います。

それでは、動画を見てください。





立合の一本捕と同じく、受け手の攻撃は正面打ちです。これを攻撃線を外すようにわずかに外側に捌きながら、肘、手首を制します。

肘を関節の位置で掴むことで、上腕を自由に動かさせないようにします。
これと反対に手首は掴むのではなく、手刀をぴったりと当てて止めることを意識してください。


一カ条居捕一本捕1


そこから相手を崩すために当身を打ちながら前に出ます。
この時やってしまいがちなのが、足の動きが不十分で上体が前のめりになってしまうこと。
相手が崩れるのではなく、自分の体勢が崩れてしまっては本末転倒です。

東京稽古会では、膝を立て、大きく踏み込んで当身を打つことを基本にしています。
足先と膝、当身の方向が一つになるようにしてください。


一カ条居捕一本捕2


この当身は相手に痛みによるダメージをあたえるものではないと考えましょう。
あくまでも、身体全体で前に出ることで相手の体勢を崩すことが目的です。

ここまで出来たら、制している相手の腕を斬り落とし、倒します。
この時も、自分の上半身の力だけで倒すのではなく、全身の連動で崩します。
動画を見ると分かるように、足を横に開くようにして腰を回し、その動きに追随するように手刀を斬り下ろしていますね。

これが手先だけで引っ張るようになってしまうと、力が伝わっていきません。
居捕一本捕の場合は、ここが一番の要点といってよいでしょう。


一カ条居捕一本捕4


最後に、固めに入ります。
膝を相手の脇下に当て、肩から肘、肘から手首の順に地面に密着させるようにつけていきます。この時に相手の手首は、自分の鼠径部から太ももの上を滑らせるようにしながら徐々におろしていきましょう。

相手の手首が、肩から横に伸ばした線よりもやや上になるところに下ろしてください。
こうすることで、相手は身動きが取れなくなります。


一カ条居捕一本捕5


ここまで見てきたように、居捕の基本は膝行による全身の移動と連動です。
次回も、別の形でそのことをさらに深めていきますよ。

それでは



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Posted on 2019/01/31 Thu. 12:06 [edit]

category: 一カ条

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 合気柔術  大東流  手刀  重心  当身  正座  居捕  一本捕  連動 
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稽古日誌 平成31年1月27日自主稽古  



風の冷たい冬日でしたが、快晴で気持ちのいい陽差しがさす大東流合気柔術日和でした
いつもの道場で昼から自主稽古を行いました。


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来月の半ばに昇級審査を控え、審査組の稽古にも熱が入りました。
2級組は一カ条の居捕、立合、後捕の25種。


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4級は居捕4本、立合4本の計8種。5級は立合2本が審査の技になります。


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東京稽古会では、審査前に集中的に形を体に練りこむことを大事にしています。
ただ技を覚えるというのではなく、次の段階に進んだときに困らないよう、
大東流の考え方を理解することが必要だと考えているからです。


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一方、審査を受けない組は、この時間を利用して基本的な体の使い方を修練。
今日は、座り方、合気上重心の下に入る動きを研究しました。
これも、大事な稽古ですね。


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大東流合気柔術 東京稽古会では、参加者を随時募集しています。
お問い合わせはメールフォームからどうぞ!
コメントも受け付けてますよ


Posted on 2019/01/27 Sun. 18:05 [edit]

category: 稽古日誌

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  合気上  重心 
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其の二百二十一、一カ条立合裏落 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回は立合の裏落の解説です。他流にも似た技はありますが、大東流合気柔術では相手の裏(重心の後ろ側)に踏み込んで落とすように崩し、倒します。
この時に相手との接点を扱う方法に特徴があるんですね。

それでは、動画を見ていきましょう。





受け手の攻撃は袖捕です。道着の二の腕あたりを掴んで身体の中心を押し込みます。
捕り手側はその攻撃をまともに受けるのではなく、攻撃線を外すように側面に踏み込んでいきます。

この初動で相手を崩せるかどうかで技の成否が決まります。
いくつかポイントがありますので、覚えてください。


一カ条立合裏落1


一つは自分の手で相手を引っ張らないこと。小手先の力では相手は崩れません。
次に、低い体勢で動くこと。棒立ちで踏み込まず、しっかり腰を落としましょう。
さらに、踏み込む位置が重要です。相手の重心が後ろにかかるところにまで移動してください。
この3点を同時に行うことで相手を崩していきます。

続いて中段横に当身を打って相手の腰を崩します。
相手の袖をとった接点が緩まないようにしてください。引っ張るのではないですよ。


一カ条立合裏落2


さらに相手の裏に踏み込みます。
動画にもあるように、ここでも袖の接点が緩まないよう注意してください。
これは実際に稽古するのが一番わかりやすいんですが、考え方として、相手に掴ませているところに余計な負荷をかけない、ということが重要です。
姿勢を正しくとり、自分の重心の上にまっすぐ乗った状態で技を行いましょう。


一カ条立合裏落4


相手の腰に打った当身は引かずに、裏への踏み込みと同時に相手に密着させます
ここで、肩甲骨から手先までを一本にして、腕を反します。
動画で詳しく解説していますが、ここで重要なのは相手に触れている接点が、この「腕の反し」によって全体として動かされることです。
そうすることで、相手はつま先立ちになります。


一カ条立合裏落5


ここまで来たら、手刀を相手のかかとに向けて突きこむようにします。
相手を自分の足元、真下に落とすようにしてください。
前回の車倒と同じように、膝で相手が起き上がらないように押さえます。
とどめを打って、残心。

接点を緩めないこと、接点を相手に密着させて動かすこと
繰り返し稽古して、感覚を掴んでください。


Posted on 2019/01/24 Thu. 18:53 [edit]

category: 一カ条

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tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  重心  当身  攻撃線  体重移動 
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稽古日誌 平成31年1月20日自主稽古  




今日は寒さも幾分緩み、過ごしやすい冬の一日でした

昼過ぎから自主稽古をおこないました。


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交叉捕から手刀を操作して一本捕に崩す動き、続いて片手捕から同じく逆腕捕に崩す動きを基本動作として行った後、
搦投、肘返、四方投などを研究しました。


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東京稽古会では、本稽古で大東流合気柔術の基本の考え方を学び、自主稽古で形の習得を中心に修練しています。

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初めて触れる技はパッと見複雑で、体がついていかないように思うものですが、基本の考え方や、身体操作の集合体なんですね。

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本稽古、自主稽古とコツコツ積み上げていくことで、大東流の深層に徐々に近づいていきますよ。

東京稽古会に、参加してみませんか?



Posted on 2019/01/20 Sun. 21:20 [edit]

category: 稽古日誌

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀 
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其の二百二十、一カ条立合車倒 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回は立ち合いの車倒です。東京稽古会ではここからが4級の審査技になります。
一本捕、逆腕捕とはまた異なる大東流合気柔術ならではの考え方が出てきますので解説していきますね。

まずは、動画を見てください。





受け手の攻撃は横面打ちです。
斜め前に踏み込んで、捕り手のこめかみのあたりを垂直に斬り落とします。
水平に振り回さず、側面から正面打を打つ感覚で行いますよ。

捕り手はその攻撃を手刀で受けますが、この時、相手の横面打ちを払いのけるようにするのではなく、手刀を合わせて相手の攻撃を「乗せる」ような気持ちで受けてください。相手を前のめりにさせるようなイメージですね。


一カ条立合車倒


それと同時に足を踏み込んで中段突きを打ちます。この当身で相手が前に出てくる動きを止めます。

しっかりと踏み込んで打つことで、自分の体勢がやや低くなっているはずです。
このことが後々効いてきます。


一カ条立合車倒4


次に中段に当身した腕を、相手の顎につけます。当身を打った力が緩まないように、腕を伸ばしたまま、相手の体をなでるように動かしてください。

この時、相手との接点は、手刀を受けた手首と顎です。
捕り手の体勢が低くなり、受け手の体重を「乗せる」ことができていたら、上出来です
寄せ足をして自分の重心を一本にしつつ、全身で受け手の接点を持ち上げましょう。
大事なことは全身を連動させて行うことです。腕だけで持ち上げると、上手くいきません。


一カ条立合車倒2


こうなると、相手はつま先立ちになり、無力化された状態になります。
手首と顎の接点を運ぶように体重移動し、重心を横に動かします。
ここでも、全身の連動に留意してください。手だけ、足だけの動きではせっかく崩した相手の体勢が生き返ってしまいます。


一カ条立合車倒5


顎に当てた手刀を相手の肩に移し、相手の裏に体重移動して斬り落とします。腰を崩す意識で行いましょう。
彼我の体勢にもよりますが、ここでも私はできるだけ寄せ足をして、自分の重心を一本にすることを心がけています。
そうすることで、相手を倒す動きに強い威力が加わるからです。

倒れた相手が起き上がらないように、背中に膝を当てます。とどめを刺して、残心。


一カ条立合車倒3


膝で強く押さえつけるようなことはしないでくださいね。力を不必要に入れると、自分の体勢が崩れます。端正に、美しい所作で技を終えるのが大東流です。

次回は、立合の裏落です。お楽しみに!




Posted on 2019/01/17 Thu. 19:16 [edit]

category: 一カ条

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  中心  連動  正面打  重心  当身  体重移動  合気柔術 
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稽古日誌 平成31年1月14日本稽古  


東京稽古会では、おおむね月に一回の本稽古と、週に一回程度の自主稽古を行っています。
本稽古では大東流合気柔術の基本的な考え方、身体操作法を体験的に学び、
また自主稽古では形の習得を中心にした稽古を行っています。

今年からは動画の技法解説に加え、日々の稽古の様子をお伝えしていきます。
(実は1月6日に初稽古を行いましたが、アップしそびれてました

今年一回目の本稽古を、1月14日(月・祝)に行いました。


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東京稽古会では、初めて参加される方は本稽古から来ていただくことにしています。
今回は遠く名古屋から来られた方を含め、4名の初参加の方がおられました。


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まずは、基本の鍛錬法、合気上げです。
今回は姿勢のコントロールを重視し、肩甲骨の操作法を意識して修練しました。


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胸捕から、手首を詰めて制する技法です。
通常行う、逆腕捕や小手詰よりもスピード感のある「効き具合」が面白かったのではないでしょうか?


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今回の本稽古では、大東流に特徴的な、「自分の立ち位置によって相手の攻撃を無効化する」という考え方を取り上げてみました。
相手の攻撃を防ぎ、自分を有利な位置に立たせることによって、相手を制圧するという動きです。


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稽古の詳細は、今後の動画解説でも取り上げていくつもりです。お楽しみに。

東京稽古会では随時参加受付中です。
お問い合わせは、上のメールフォームからどうぞ!




Posted on 2019/01/15 Tue. 23:40 [edit]

category: 稽古日誌

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其の二百十九、一カ条立合逆腕捕 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術、一カ条の形を解説するシリーズ。続いては逆腕捕です。この形の要所は、中心で操作する、ということですね。
早速動画を見てみましょう。





胸捕に来た相手の攻撃線を捌いて外します。
この時に手刀を自分の前に出します。中心線上にちょうど合掌をするように片手を挙げましょう。
その手刀が相手の肘に触れるように自分の体の向きを調節してください。

手刀が肘に触れたら、その位置を決して動かさず体を外側に捌きます。
最初はどうしても腕に力が入ってしまって、手刀で肘を押すような感じになってしまうかもしれません。


一カ条立合逆腕捕3


これまで修練してきた「芯を通して脱力する」考え方を使いましょう。
上手くできれば、相手の肘関節の逆をとって攻撃線を外すことができます。

次に体の中心から当身を打ちます。しっかりと踏み込んで打ちましょう。
ここでも出てきました。中心で操作する」ですね。当身が自分の中心からぶれてしまうと、相手に力が伝わりません。


一カ条立合逆腕捕2


中心で相手に攻め込むと、相手の肩は内側に折れるように曲がります。
こうすることで、反対側の腕からの攻撃を防ぎます。

次に胸を掴んでいる相手の手を逆腕に取ります。
これも何度も取り上げてきた捕り方です。
小指球の付け根に小指をひっかけ、相手の手の甲を包むように掌を密着させます。
親指は相手の母指球の外側に当ててください。


一カ条立合逆腕捕4


この捕り方が出来たとき、相手の肘と手首に触れている両手が自分の中心にあるかどうかを確認してくださいね。ずれていると、やはり力をうまく伝えることができません。

中心に置けていたら、次に倒しにかかります。足、腰の回転と、上体の動きが連動するように相手の肘、手首を斬り落とします。


一カ条立合逆腕捕5


腕だけで操作したり、下半身が先走って上体が遅れないようにしましょう。あくまでも、接点を中心で操作することを心がけてください。

相手が膝をついたら、逆腕に取った手首を鼠径部につけ、膝を脇に当てます。


一カ条立合逆腕捕6


腰を回して相手の中心を攻めるようにします。これで相手の手首はさらに角度がきつくなります。とどめを打って、残心。

どうでしょうか?技の要所に「中心で操作する」が出てきました。
これは大東流合気柔術の基本的な思考法ですね。逆腕捕はそれを習得するのに最適な形でもあります。
一緒に稽古してみませんか?


Posted on 2019/01/10 Thu. 19:08 [edit]

category: 一カ条

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  中心  連動  攻撃線  合掌  中心線  当身  一本捕 
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其の二百十八、一カ条立合一本捕 大東流合気柔術 東京稽古会  



新年あけましておめでとうございます。
今年、大東流合気柔術東京稽古会は5年目を迎えることが出来ました。これもひとえに皆様のご支援の賜物です。心より感謝申し上げます。
私自身、修行の年浅い未熟者ですが、愚直に稽古に励んで参ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


東京稽古会の動画ブログ、これが今年初めての更新です。
今回からは、東京稽古会で行っている昇級審査の形を解説していきますよ。
まずは立合の一本捕です。


一カ条立合一本捕アイキャッチ


「形」は、相手の攻撃の仕方や彼我の体格差などに応じて変化していきます。ここでは、稽古するための基礎となる考え方を示しています。
つまり「形」とは言えど、あまりガチガチに動きをなぞろうとせず、柔軟に対処する気構えが必要なんですね。
あくまで現在の東京稽古会ではこの動きを採用していますが、今後(私の)大東流への理解が深まれば、より効果的な方法に改良されていくこともありますので、ご了承の上読み進めて下さい。

前置きが長くなりました。動画を見ましょうか。





受け手の攻撃は正面打ちです。
しっかりと踏み込んで相手の中心線を斬り下ろしてください。小手先で斬るのではなく、腰を入れた動きでないと、上手く技になっていきませんので注意してくださいね。

捕り手はその攻撃を真正面で受けず、足を動かして捌きます。攻撃線を外すのがその目的です。わずかにずれるだけでも、自分を有利な位置に立たせることができます。
ここでは、相手の肘と手首を制します。特に肘を掴むことで、相手の上腕部が自由に動かないようにしてください。


一カ条立合一本捕1


この初動における留意点はまだあります。一つは後ろに下がって攻撃を受けないこと。
大東流の一カ条では、わずかでも良いので前に踏み込んで対処することが求められます。さらに、相手との接点にもたれかかるような前傾姿勢にならないようにしましょう。

次に相手を崩しにかかります。具体的には相手の脇腹を伸ばしていくような意識で前に出ます。この時に相手の腕が、相手の視野を遮るように操作しましょう。

いつも言うことですが、小手先の動きで腕だけを操作しても効果が薄いです。
全身を連動させることで、相手は腰から崩れていきますよ。


一カ条立合一本捕2


当身を打って相手の腰を引けさせたら、手刀を使って手首を斬り落とします
この時どうしても手首を掴んで引っ張りまわしてしまいがちです。掴まずに、斬ってください。
重心を移動させることも忘れずに。一本捕は「相手の腕を一本にする」と同時に、「自分の体を一本にする」という風に考えると分かりやすいかもしれません。


一カ条立合一本捕5


ここまでの操作でしっかりと崩すことができたなら、相手は倒されているはずです。
手首を鼠径部につけて、肘を固定しつつ、自分の膝を相手の脇につけてください。
腕を下に押し込んではいけませんよ。むしろ自分の足元に相手の肩を引き入れるような意識で、身体の中心を相手の腰に向けます。

とどめを刺すように手刀で当身を打ったら、残心
演武の最後まで気を抜かず、相手の状態を見極める気持ちで行ってください。


一カ条立合一本捕3


冒頭にも言いましたが、これらの手順はあくまで基礎となる操作法です。相手との距離が近くなった時、遠くなった時、自分と相手との角度や高低差などで、それぞれの局面での動きは変わってきます。
その都度、微修正を加えながら、稽古していきましょう!



Posted on 2019/01/03 Thu. 18:10 [edit]

category: 一カ条

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