大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール
次の本稽古は 1月24日(日)14時00分から17時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
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稽古日誌 平成31年4月21日本稽古 4月28日自主稽古 
大東流合気柔術東京稽古会では、4月の本稽古を21日に行いました。
久しぶりの会場、汗ばむくらいの陽気のなかでの稽古でした。

「力を届かせる」をテーマに、手刀詰のバリエーション、両手取から肩を詰めて崩す動き、片手取を裏に捌いて崩す動き…、

さらに袖捕からの小手詰、一本担、七里引と、変化に富んだ操作で「届かせる」にアプローチしましたよ。
東京稽古会の本稽古では、大東流の基本動作を丁寧に積み上げながら、古武術的な相手を制する動きに落とし込んでいきます。
初心者にもわかり易く、経験者には歯ごたえのある内容を目指していますよ!

また、4月28日は自主稽古でした。
世の中は10連休ですが、熱心な会員さんが集まり、汗を流しました。

両手取を手刀で崩す→正面打を裏に入身して崩す→一本捕。
胸捕から小手詰→逆腕捕と積み上げていきました。

一本捕と逆腕捕は、入門者が最初に触れる型ですが、じつはかなり奥深い技術です。
この稽古で、それを感じられたのではないでしょうか?

この大型連休中にも、あと2回の稽古を行う予定です。
自主稽古は会員のみの参加となりますが、本稽古は初めての方も参加可能です。
参加希望の方は、上のメールフォームからお問い合わせください。
其の二百三十四、一カ条居捕抱締 大東流合気柔術 東京稽古会 
両手で首を絞められたときの対処法の一つを解説していきます。
大東流合気柔術では双方が座った状態で行う技術の体系を居捕(いどり)と呼んでいますが、これは居捕の「抱締(だきじめ)」と呼ばれる形です。
動画を見てください。
受け手の攻撃は衣紋締です。
奥襟と前襟をつかんで頸動脈を絞めてきますので、捕り手はすかさず顎を挟んでブロックしてください。
形の稽古とはいえ、油断していると本当に血流が止まってしまいます。
非常に危険ですので、真剣な態度で取り組んでくださいね。

次に相手の攻撃線を外すように捌きます。同時に内側の膝を立てて当身を打ってください。この操作で相手の腕を攻め、体勢を崩しましょう。
相手が崩れたら、腕を柔らかく伸ばし、遠いほうの肩に当てます。
この時、私は若干ですが真下に沈み込むようにしています。

相手との対格差や、崩れ方の違いなどに応じて動きは変わりますから一概には言えないのですが、相手を引き込んで腰を伸ばしてしまうことが、この一連の操作の目標だと思ってください。
引き込む、と言いましたが、これは決して相手を引っ張ることではありません。
また同様に、伸ばした腕で相手を押し込んでも効果はありません。
大事なことは相手の体勢を崩すことです。

そのために、伸ばした腕、掴まれた襟首、さらに自分の腕と接触している相手の肘のあたりの3点でバランスを取り、張りを作ります。
これが出来ると、相手は力の逃がし場所を失って、腰を伸ばされてしまうんですね。
こうなれば、相手は自分の膝だけで重みを支えている状態です。
体を開いて真下に投げ落とします。

この時に相手の腕を自分の腹に引き付けるように抱き込みます。
これが「抱締」の名の由来です、と言いたいのですがこれは定かではありません

複雑ですが、柔術らしい動きです。一緒に稽古してみませんか?
稽古日誌 平成31年4月18日自主稽古 
夏のような陽気の一日の終わりに、自主稽古を行いました。
職場から学校から、いつもの道場に駆け付けた面々です。

今日は前半に車倒、帯落、切返の三本を行いました。
「真下に沈むこと」に注意して研究しましたね。

後半は一本捕と逆腕捕の組、一カ条の半座半立の組に分かれてそれぞれ修練しましたよ。

四月とはいえ、けっこう、汗かきましたね

其の二百三十三、一カ条立合帯落 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術、一カ条立合の帯落(おびおとし)の動画解説です。
この動きも、最初のうちは複雑に見えるところが多いのですが、操作の原理をつかむことで簡潔に理解することができます。

また、形の解説ということで一つ一つの操作を固定して見せていますが、本来は攻撃に対して流れるように対処し、一連の動きで制してしまいます。
ここでは、この技に最初に触れる人のために、ポイントを整理して伝えていきますね。
動画を見ましょう。
受け手の攻撃は衣紋締です。
捕り手は首が絞まらないように顎を当てて防いでください。
そのまま攻撃線を外すように千鳥の足運びで捌いて当身を入れます。
この動きで相手の腕が伸び、首を絞める動きを緩めましょう。

さらに、相手の身体に手刀を滑らせるようにして、顎に当てます。
同時に真下に沈みます。
今回のポイントはここです。
どうしても手本を見ると、相手の顎を押して崩しているという風に理解されることが多いのですが、決してそうではないんですね。

これは、受け手が掴んできている襟と、顎に当てた手、その二つの接点の間を柔らかく伸ばした腕によって「張り」を作る、そのことで相手の身体を崩していきます。
先ほども言ったように、本来的には千鳥に捌く、当身を入れて顎に手を当てる、沈んで相手を吊り上げる、こうした動きはほとんど同時に、一連の流れの中で生起します。

そしてそのことが、大きな威力を生むのですが、最初はなかなかそうはいきません。
まずは遠回りに見えますが、一つ一つチェックポイントをクリアするように稽古していきましょう!