扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿) です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】
扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
【Twitter】https://twitter.com/aiki_fusoukai
【Instagram】https://www.instagram.com/aiki_kobujutsu/
【Facebook】https://fb.com/kobujutsu
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿) です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】

【Twitter】https://twitter.com/aiki_fusoukai
【Instagram】https://www.instagram.com/aiki_kobujutsu/
【Facebook】https://fb.com/kobujutsu
稽古日誌 平成31年4月21日本稽古 4月28日自主稽古 
大東流合気柔術東京稽古会では、4月の本稽古を21日に行いました。
久しぶりの会場、汗ばむくらいの陽気のなかでの稽古でした。

「力を届かせる」をテーマに、手刀詰のバリエーション、両手取から肩を詰めて崩す動き、片手取を裏に捌いて崩す動き…、

さらに袖捕からの小手詰、一本担、七里引と、変化に富んだ操作で「届かせる」にアプローチしましたよ。
東京稽古会の本稽古では、大東流の基本動作を丁寧に積み上げながら、古武術的な相手を制する動きに落とし込んでいきます。
初心者にもわかり易く、経験者には歯ごたえのある内容を目指していますよ!

また、4月28日は自主稽古でした。
世の中は10連休ですが、熱心な会員さんが集まり、汗を流しました。

両手取を手刀で崩す→正面打を裏に入身して崩す→一本捕。
胸捕から小手詰→逆腕捕と積み上げていきました。

一本捕と逆腕捕は、入門者が最初に触れる型ですが、じつはかなり奥深い技術です。
この稽古で、それを感じられたのではないでしょうか?

この大型連休中にも、あと2回の稽古を行う予定です。
自主稽古は会員のみの参加となりますが、本稽古は初めての方も参加可能です。
参加希望の方は、上のメールフォームからお問い合わせください。
其の二百三十四、一カ条居捕抱締 大東流合気柔術 東京稽古会 
両手で首を絞められたときの対処法の一つを解説していきます。
大東流合気柔術では双方が座った状態で行う技術の体系を居捕(いどり)と呼んでいますが、これは居捕の「抱締(だきじめ)」と呼ばれる形です。
動画を見てください。
受け手の攻撃は衣紋締です。
奥襟と前襟をつかんで頸動脈を絞めてきますので、捕り手はすかさず顎を挟んでブロックしてください。
形の稽古とはいえ、油断していると本当に血流が止まってしまいます。
非常に危険ですので、真剣な態度で取り組んでくださいね。

次に相手の攻撃線を外すように捌きます。同時に内側の膝を立てて当身を打ってください。この操作で相手の腕を攻め、体勢を崩しましょう。
相手が崩れたら、腕を柔らかく伸ばし、遠いほうの肩に当てます。
この時、私は若干ですが真下に沈み込むようにしています。

相手との対格差や、崩れ方の違いなどに応じて動きは変わりますから一概には言えないのですが、相手を引き込んで腰を伸ばしてしまうことが、この一連の操作の目標だと思ってください。
引き込む、と言いましたが、これは決して相手を引っ張ることではありません。
また同様に、伸ばした腕で相手を押し込んでも効果はありません。
大事なことは相手の体勢を崩すことです。

そのために、伸ばした腕、掴まれた襟首、さらに自分の腕と接触している相手の肘のあたりの3点でバランスを取り、張りを作ります。
これが出来ると、相手は力の逃がし場所を失って、腰を伸ばされてしまうんですね。
こうなれば、相手は自分の膝だけで重みを支えている状態です。
体を開いて真下に投げ落とします。

この時に相手の腕を自分の腹に引き付けるように抱き込みます。
これが「抱締」の名の由来です、と言いたいのですがこれは定かではありません

複雑ですが、柔術らしい動きです。一緒に稽古してみませんか?
稽古日誌 平成31年4月18日自主稽古 
夏のような陽気の一日の終わりに、自主稽古を行いました。
職場から学校から、いつもの道場に駆け付けた面々です。

今日は前半に車倒、帯落、切返の三本を行いました。
「真下に沈むこと」に注意して研究しましたね。

後半は一本捕と逆腕捕の組、一カ条の半座半立の組に分かれてそれぞれ修練しましたよ。

四月とはいえ、けっこう、汗かきましたね

其の二百三十三、一カ条立合帯落 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術、一カ条立合の帯落(おびおとし)の動画解説です。
この動きも、最初のうちは複雑に見えるところが多いのですが、操作の原理をつかむことで簡潔に理解することができます。

また、形の解説ということで一つ一つの操作を固定して見せていますが、本来は攻撃に対して流れるように対処し、一連の動きで制してしまいます。
ここでは、この技に最初に触れる人のために、ポイントを整理して伝えていきますね。
動画を見ましょう。
受け手の攻撃は衣紋締です。
捕り手は首が絞まらないように顎を当てて防いでください。
そのまま攻撃線を外すように千鳥の足運びで捌いて当身を入れます。
この動きで相手の腕が伸び、首を絞める動きを緩めましょう。

さらに、相手の身体に手刀を滑らせるようにして、顎に当てます。
同時に真下に沈みます。
今回のポイントはここです。
どうしても手本を見ると、相手の顎を押して崩しているという風に理解されることが多いのですが、決してそうではないんですね。

これは、受け手が掴んできている襟と、顎に当てた手、その二つの接点の間を柔らかく伸ばした腕によって「張り」を作る、そのことで相手の身体を崩していきます。
先ほども言ったように、本来的には千鳥に捌く、当身を入れて顎に手を当てる、沈んで相手を吊り上げる、こうした動きはほとんど同時に、一連の流れの中で生起します。

そしてそのことが、大きな威力を生むのですが、最初はなかなかそうはいきません。
まずは遠回りに見えますが、一つ一つチェックポイントをクリアするように稽古していきましょう!
稽古日誌 平成31年4月14日自主稽古 
稽古日誌 平成31年4月11日 自主稽古 
其の二百三十二、順に詰める 大東流合気柔術 東京稽古会 
手首と肘を極めて、そのまま腰を崩し、倒してしまう操作法です。
大東流合気柔術では小手詰という形がこれに該当しますが、今回はこの小手詰を使って相手に力をどのように伝えるかを修練しました。

前回解説した手刀詰の発展形と思ってもらえば良いかもしれません。
それでは動画を見てください。
受け手が正面打を打ってきます。捕り手はそれを捌いて受け止め、さらに体重移動して相手との間合いを取ります。
手刀詰でも同じ動きをしましたが、間合いを取ることで相手を前のめりにさせ、こちらの有利な位置に立ちます。
手首を逆腕に捕ります。最初は難しいですが、コツは手を相手につけたまま掴んでいくことです。手を離して掴もうとすると上手くいきません。

ここからが、今回の肝(キモ)です。
小手を取った手刀で、相手の指先を天井に向けるようにします。さらに肘に当てた手をすべらせ、手首の近くに置きつつ手首を極めます。
手首が決まったら、慌てずに自分の身体を相手の肘に向けます。両手で力んで肘を詰めようとすると、手首が緩みます。
手首を決めたままの状態で、肘を詰めてください。

それが出来たら、次は肩です。同じように、手首と肘を緩めないようにして、肩を詰めてください。
手首、肘、肩が詰まったら、その三点が詰まった状態を崩さないようにして、腰を崩します。

最初は手首だけ、あるいは腕だけを動かしてしまいがちですが、慣れてくるとほとんど肩から先は動かしません。動画でも言っているように、目線を動かすことで、体の中心に狙うポイントをとらえていくような意識で行ってみてください。
稽古を重ねていくと、徐々にこの感覚が取れるようになっていきますよ。
稽古日誌 平成31年3月31日 本稽古/4月4・7日 自主稽古 
3月31日(日)は本稽古でした。
大阪から山本先生を招いての貴重な稽古会です。
本稽古で全身の連動を中心に2時間修練してからの…

特別稽古を1時間。
この日は一カ条の半座半立の形を稽古しましたよ。
大阪の山本道場からも2人参加してくれました。

続いては、4月4日(木)の自主稽古。

平日でしたが、色んな動きを複合した技をみんなで研究しましたよ。
肩を詰める操作に苦労していたようですが。

結局楽しそうですね

そして今日、4月7日は日曜日の自主稽古。

桜が満開、春爛漫の会場で汗を流しました


正面打を捌き、手首を極めて崩す操作。
胸捕を逆腕に極めて、肩を詰めて崩す操作。

二時間ぶっ通しでこの二つの動きを、いろんな角度から研究してみました~

4月も東京稽古会は、週二日の稽古を行っています。
お問い合わせはブログのメールフォームからどうぞ。
其の二百三十一、届かせる 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術では、接点を通じて相手の体幹部分を崩していくという考え方があります。
たとえば手首を掴まれたり、胸倉をつかまれたとき、まさにその相手の攻撃してきた部分を使って崩し、倒してしまうんですね。

客観的に見るととても不思議な動きですが、きちんと言葉で説明のつく操作です。
もちろん、説明できることと「出来る」ことの間には大きな違いがあるんですが。
動画を見ましょう。
相手に片手の手首を掴まれます。この手首の接点を通じて相手を崩す、いわゆる「手刀詰」ですね。
今回はこの動きを、「相手に力を届ける」という観点で解説して行きます。
手刀詰は基本の鍛錬法として稽古でも頻繁に行いますが、手首ばかりを痛めつけるようになってしまい、相手の腰を崩せないことが多いんですね。

それは、自分の手刀が固く、また性急に下に向けてしまうことで、力が届いていないことが原因です。
動画にあるように、相手の手首に手刀を絡みつけ、次に肘を詰め、さらに肩まで力を届かせるようにしてください。
それまで、手刀で相手の手首を斬り落とす動きをしてはいけません。

また、相手を手で押してしまうと、これも肩に力が届きにくくなります。
相手の攻撃線を外すように捌き、間合いを取ることで、相手がこちらにもたれかかるようにしてみましょう。
手刀で攻める気持ちを抑え、柔らかく、体の中心で手刀を操作する意識を持ってください。

動画を見ると…私の動きもかなり硬いですね

説明することと、「出来る」ことは違う…実感しています

| h o m e |