扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿) です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】
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【Twitter】https://twitter.com/aiki_fusoukai
【Instagram】https://www.instagram.com/aiki_kobujutsu/
【Facebook】https://fb.com/kobujutsu
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
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其の二百三十九、一カ条立合小手返 大東流合気柔術 東京稽古会 
一カ条立合、小手返(こてがえし)の動画解説です。大東流合気柔術に限らず、同じく「小手返」の名がつく動きが合気道や他流派にもありますので、聞いたことがあるという人もいるかもしれません。
手首から肩甲骨にかけて関節を逆にとり、体幹を崩していきます。
同じ小手返でも、相手の攻撃の仕方によって動きがかなり違うんですが、今回は両手を掴まれた時の型を解説していきます。
動画を見てください。
両手を掴んでくる相手の力を受け止めます。腰を沈め、手刀を相手に向けてください。
腕の力で押し返すと、次の動きがうまくいきません。
肩から先は脱力して、体幹で受け止めましょう。
相手の身体を突き込むようにしながら、肘を出し、手刀を立てていきます。
自分の肘に相手の重みを乗せるような意識でやってみてください。

相手のかかとが浮いたら、腰を切り、相手の出足と逆側に体をずらします。
全身で攻めることで相手の身体が崩れたら、出足側の手首をつかみます。

小手返の基本形は、掌の母指球側と手の甲の小指球側に内向きのひねりを加えることで関節を極めて行きます。
ここでは相手の母指球に自分の小指を、相手の手の甲、薬指と小指の付け根のあたりに自分の親指を当てます。

次に相手につかまれている手刀で、相手の親指を腰に向かって斬り込んでいきます。
ここも、手の力ではなく、腰を切って全身で動かしてください。
ここまでの操作で相手の腰は大きく崩れるはずです。

指の付け根「手根骨(しゅこんこつ)」に手刀を当て、斬り下ろしましょう。
肩甲骨まで逃げられない力を受けた相手は、回転しながら倒れます。
相手の崩れ方に応じて、固めて、残心。
次回はこの動きを「居捕」で行う型を解説します。
稽古日誌 令和元年5月23日自主稽古 26日本稽古 
5月23日(木)の自主稽古の参加者です。
この日は審査技をみっちりやりました。
時間が足りないと思うほど集中したので、写真はこの一枚だけです



さて、26日(日)は本稽古でした。
いつものように体幹バランストレーニングを一時間。

重力を感じながら、体の軸を作っていくトレーニングをじっくりやってみました。
足にゴム製のベルトをかけ、特殊なマットの上でトレーニングすることで、ふらつかない体を作ります。

本稽古では、合気上げの鍛錬法。

「肘を合わせる」をテーマに、さまざまな動きで修練しました。

袖捕から肘を押さえて制する動き。
脇詰、掛け手から肘を立てて制する動き、後捕から肘を取って制する動き・・・などなど。

少人数での本稽古でしたが、その分、密度の濃い修練になりましたね。

今後も、東京稽古会では古武術(大東流合気柔術)の考え方を楽しく学べる稽古を続けていきますよ!

参加してみたい方は上のメールフォームからお問い合わせください。
其の二百三十八、半身で詰める 大東流合気柔術 東京稽古会 
相手のまっ直ぐに向かってくる攻撃をずらして、こちらの有利な状況にもっていく身体操作を数回にわたって解説してきました。
今回はその大東流合気柔術に特徴的な動きを使って、相手を制する具体的な技術に発展させていきます。
動画を見てください。
前回同様、相手が胸捕に取ってきます。
前襟を握って押し込んでくるところを、若干内側に捌きながら手首の小指球部分をつかんでください。
これは崩しの前の予備動作です。

自分の指がかかったら、攻撃線を外すように捌きましょう。
相手の腕に添うように、半身の姿勢になってください。
この時に、自分の中心が相手の方を向いているかを意識してくださいね。
どんなに攻撃線を外していても、自分の身体が相手に対して横向きになっていると力は届きません。

次に相手の腰を崩していきますが、ここで、相手の肩に届いた力が外れないようにすることが重要です。
具体的には、「引っ張り落とそうとしない」ことを心がけてみてください。
相手の身体から接点が離れると、上手くいきません。
また、動画でも言っているように、接点(手首)を極めることにこだわってしまうと、肩に届いた力は抜けていきます。

少し前に解説した「其の二百三十一、届かせる」や「其の二百三十二、順に詰める」を参考にして、稽古してみましょう。
稽古日誌 令和元年5月9日、12日、16日、19日自主稽古😄 
東京稽古会はこのところ自主稽古を週に2回のペースで開催中です。
5月9日の木曜日、いつもの道場で。

この日は、肘を攻めて崩す動きを研究しました。
腕を伸ばして肘を斬る操作、そこから逆腕捕、小手詰、一本捕と派生させての修練。
上級者は腰車、帯落にも取り組んでいましたね。

続いては5月12日の日曜日。
写真には写っていませんが、大阪からの参加者もあり、熱の入った稽古でした。
合気上げ鍛錬で「肘を合わせる」考え方を練りこんだ後、居捕の切羽、後捕の脇搦、半座の肘挫など、難易度の高い操作をじっくりと研究できました。

5月16日(木)の自主稽古には昇級審査を目指す会員が5人参加しました。

全体で小手詰、四方投をやった後、それぞれ五級技、一級技を修練。
時間が足りない!と感じてしまうほど、充実した稽古になりました


最後は5月19日、日曜日の自主稽古です。
9人が参加して、小手詰、鎌手詰、裾払、手枕、四方投と、「手首の詰め」をテーマに多彩な操作を研究しました。
ちょっと手首が痛かったかも


東京稽古会では、随時参加者募集中です。
お問い合わせは、上のメールフォームからどうぞ!
其の二百三十七、ずらして崩す 大東流合気柔術 東京稽古会 
前回まで、相手の攻撃を受け止めつつ、その攻撃をずらして打開していく操作について見てきました。
正面で受けるのではなく、相手の攻撃線に沿うように体を捌くことがその主要部分でしたね。

ここまでは両手捕への対処法でしたが、今回はより体に近い場所への攻撃について考えてみましょう。
動画を見てください。
まずは胸捕に取ってきた相手の攻撃を受け止めます。
まっすぐに押してきた力に対して、真下に沈んでください。
次に攻撃線をなぞるように体を外側に捌きます。
大きく横に開くのではなく、相手の攻撃にできるだけ近い動線をたどってください。

前回も解説したように、この操作のキモは、「半身になって相手に対する」ことです。
外側に捌きながらも、自分の中心は必ず相手の方へと向けるようにしておいてください。
この半身の捌きが決まれば、接点を通して相手の肩が詰まっているはずです。

そうしたら、相手の手首を軽くおさえ、腕を柔らかく伸ばして相手の顎を撫でるように斬り落としてください。
手だけの操作で行わず、足で踏み込み、腰を使って斬り落としましょう。
前回(其の二百三十六、ずらして止める)の操作と同じく、全身の連動に留意して行うことで、相手を大きく崩すことができます。

最初は、相手に引っかかるようになってしまうかもしれません。うまくいかないときは、相手の攻撃線から自分の身体が外れているかどうかを確かめてください。
捌いて半身になるということは、相手の攻撃を外しつつ、自分の力は中心で発揮できるということです。
いくつかのポイントが同時に決まれば、驚くほど簡単に相手を倒すことができます。
じっくりと稽古してみてください!
其の二百三十六、ずらして止める 大東流合気柔術 東京稽古会 
前回、相手が両手を掴んできたときに、それを止める方法を解説しました。
ただ、そのままでは状況は打開できません。
相手は押してくる。自分はそれを止めている…とはいえ、やっぱり力比べの様相ですよね。
では次に何をすればいいのか。
今回はそれを考えてみましょう。
動画を見てください。
両手を掴んできた相手を止めていますが、この状態というのは、とても力を必要とします。
つまり、相手の攻撃を正面からまともに受けてしまっているんですね。
そのままでは、相手側が有利な状態です。
形の稽古の時にいつも言うとおり、相手の攻撃線を外すように捌く必要があります。
ただ、この時に考慮しなければならないことがいくつかあります。

一つは、掴まれている手首(腕)で相手を操作しないことです。
もちろん、手首は相手とつながっている大事な接点ですから、ここを通じて力を伝えるんですが、それが腕力だけになってしまうと、相手は動いてくれません。
手刀を構えた状態で、全身の連動で動くことが必要になってきます。
次に、ここが最初はわかりにくいところだと思うのですが、相手の攻撃線に沿うように動くこと。
そうすることで、初めて相手の体勢を崩すことができます。

動画にもある通りよくやってしまうのが、「相手の攻撃線を外す」という言葉を聞いて、真横にステップを踏むように動くことなんですね。
そうではなくて、相手が攻撃してくる力を矢印のようにイメージして、その矢印をなでるように自分の体を動かしてみてください。
体の軸を回すようにして、相手に近づく、というほうが理解しやすいかもしれません。
映像を見ればわかる通り、これは相手に対して半身になって構えるということと同じ意味です。

この操作で、相手の体勢は崩れます。
今回は、練習のために大きな動きでやって見せていますが、実際には微妙な動きで崩しをかけていくんですね。
これも、大東流の核心につながる考え方です。
次回も、これを発展させた動きを取り上げますよ。
稽古日誌 令和元年5月2日自主稽古 5月6日本稽古 
令和になって最初の稽古は、5月2日の自主稽古でした。

小手返、手刀詰、いつもの鍛錬の後、それぞれの課題を一時間ほど研究しました。
まさに自主稽古ですね。

これからはこうした「自分でデザインする」稽古の時間も取っていくつもりです。
さらに、10連休の最終日、5月6日には本稽古を行いました。

一時間の体感バランストレーニングのあと、「接点を通じて腰を崩す」をテーマにじっくりと練りこみました。
この様子は、後日動画とともにブログにアップしますね。
さて、10連休中に3回の稽古会を開催しました。
その合間を縫って、ささやかながら家族サービスの真似事も…。

たまには、支えてくれる家族に感謝の気持ちも示さねば


いつもありがとうございます。
其の二百三十五、手刀で止める 大東流合気柔術 東京稽古会 
どんなことでも、まず最初の一歩が大事ということが言えると思うんですが、大東流合気柔術でも、「初動」がとても重要なんです。
今回取り上げるのも、その「初動」の一つです。正面から両手を掴まれたときの対応の仕方を取り上げてみます。

改めて見てみると単純な動きですし、ごく当然のことを言っているようですが、大東流の核心ともいえる考え方です。
動画を見てください。
相手が両手首をとってきます。
これに対して、腕の力で押し返すのはあまりいい考えではありません。
どんなに腕の力が強かったとしても、体全体で押してくる相手に対しては分が悪い。
また、全身で押し返したとしても、しょせん力比べにしかなりません。
そのまま押し合いへし合いしていても、事態は打開できませんよね。
大東流ではこういう時、まず真下に沈みます。
若干膝を緩め、歩幅を開いて相手の力を受け止めてください。

同時に、掴まれた手の指を柔らかく開き、指先を相手の喉元のあたりに向けます。
これを「手刀を生かす」と言います。
自分の肘から先が、刀になったという風にイメージしてみてください。
その刀を相手の体の中心に向け、ピタリと構えてみましょう。
このとき脇を絞め、肩を落としてください。
そう、まさに刀を正眼に構えているような意識です。
こうすることで、相手の重心の下に入り、とにもかくにも押してくる力を止めるんですね

最初はなかなかうまく止められないと思います。
その場合は相手の重心が前足に乗り切ってしまう前に、手刀を構えてみてください。
少し早めのタイミングで、上記の操作をしてみましょう。
ただ、この操作で相手を止められたからと言って、問題が解決するわけではありません。
次回から、止めた後の動きについても解説していきますので、お楽しみに。
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