扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 6月25日(日)12時30分から14時30分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 6月25日(日)12時30分から14時30分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
稽古日誌 令和元年8月20日、22日、25日 自主稽古 
東京稽古会の自主稽古。
お盆が明けて8月20日(火)には、平日ながら9名が集まりました。

事情があって私自身が一時間ほど到着が遅れたのですが、上級者を中心にメニューを考えながら稽古を始めてくれていました

四カ条詰、手刀詰、逆腕捕など、手首を操作して相手を制する技を中心に研究しましたよ。

続いては、8月22日(木)の自主稽古。
少人数でしたが、大東流合気柔術の根本思想である、脱力、中心の意識をじっくりと稽古しました。
写真も可愛く一枚だけ


そして、8月25日(日)の自主稽古には総勢14名が参加しました。

この日は居捕の合掌捕、立合い搦投(からめなげ)をみんなで修練した後、習熟度に合わせてそれぞれの型を修練しました。

自分の稽古内容を積極的にデザインしていくのも、楽しいものですよ


東京稽古会は、週に1~2回の自主稽古を開催しています。
参加希望の方は、上のメールフォームでお問い合わせくださいね

其の二百五十、詰めたまま入る 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術の術理に、初動で有利に立つということがあります。
その方法は多岐にわたりますが、「肩を詰める」という操作は中でも重要です。

これまでもその「肩を詰める」を何度も取り上げてきましたが、今回は手刀の使い方に焦点を当てて見ていきましょう。
動画を見てください。
片手取に捕ってきた相手の攻撃線を外すように外側に捌きながら、手刀を構えます。
手刀を向ける先は、相手の攻撃、すなわち自分の手首を握っていない方の手です。
この操作で、相手の肩が詰まっているかどうかが、まず最初の関門です。

手先で押し返したりせず、全身で相手を止める意識で操作してください。
前回、「其の二百四十九、伸ばして合わせる」でやった「脱力」も大事な要素です。
次に、相手の腕の外側に入るように身体を進めます。
ちょうど相手と背中合わせになるような気持ちで体を転換してください

この時、気を付けてほしいことがあります。
先ほど、初動で手刀を相手に向け、攻撃を止めました。
体を転換させる際に、その手刀の力の方向を変えないようにしながら、動く必要があります。

自分が動くとなるとどうしても、その動きに気を取られて接点の意識がおろそかになりがちですが、ここで重要なのは相手を攻め続けることです。
ここでは、手刀で詰めた相手の肩への圧力を失わないように操作し続けてください。

初めのうちはどうしても手首を引っ張るように動かしてしまうと思います。
考え方としては、構えた刀を相手に向け続けるようにして、相手の裏に入ることです。
東京稽古会で、修練してみませんか?
お問い合わせは上のメールフォームからどうぞ。
稽古日誌 令和元年8月1日、8日、11日自主稽古 12日本稽古~からの暑気払い会 
夏も終わりに近づいてきましたが、携帯が壊れるやら、何やらと多忙で稽古日誌の更新が滞っていました

すみません。
8月前半の稽古をまとめてアップします。
まずは8月1日(木)の自主稽古です。

人数は3人と少なかったんですが、これまでの本稽古の動きをおさらいしながら、じっくりと大東流の考え方を研究できました。
相手に触れずに倒す…

伸ばして固める・・・
ちなみにこの日は今思い返しても汗が出てくるくらい暑かった!

続いては、8月8日の木曜日。

手首の鍛錬から、小手返しに変化をつけて…

手先だけの技になると、相手が動いてくれません。

それには、相手の重心をコントロールすること…
全身で動いていくことが大事です!

続いては8月11日(日)の自主稽古。
日曜日は参加者が多いですね


接点で相手の身体を動かして行く操作を中心に…

稽古相手が多いと、やっぱり張り合いがありますね

楽しく稽古できました。

さらにその翌日・・・二日連続でしたが、本稽古を行いました

初参加の方6人を含む19人が集まりました。

この日のテーマは「なんばの動き」
足と上体の方向を合わせることで、効率の良い体の運用を図ります。

古武術の基本的な考え方にじっくりと取り組みました。

稽古の後は、恒例の暑気払い会。
冷えたビールやソフトドリンクで乾杯しました。

稽古の後の汗を補ってか、大量の飲み物消費量


次の稽古も、がんばりましょう

其の二百四十九、伸ばして合わせる 大東流合気柔術東京稽古会 
肘を合わせる操作の更なる応用編です。
大東流合気柔術の基本でもある、「脱力」の考え方が入ってきます。

前回までは肘を曲げての操作でしたが、今回は互いの腕を伸ばすように意識していきます。
では、動画を見てください。
相手が高手部分(二の腕)を押さえてきます。袖捕(そでどり)ですね。
それに力で対抗せずに、外側に捌きながら腕を大きく回し、相手の腕に、自分の腕を密着させます。
この時、自分の肘と相手の肘が一直線上に並んでいることを確認してください。
肘が合わせられていることが確認出来たら、その形を崩さないように自分の腕の角度を変え、相手の身体が自分の身体の真下に来るように操作していきます。

理論上は肘が一直線上にあるわけですから、その角度を変えれば相手の身体も同じように追随してくるはずです。
ですが、その状態を維持することができなくなると、ひっかかりができてしまって力づくで相手の腕をねじ伏せようとしてしまうんですね。

ここで、意識してほしいのが、脱力です。
一連の操作のなかで、自分の腕を柔らかく伸ばしてください。
そうすることによって、相手の肘との密着度が増します。
力を入れてしまうと、この密着が失われます。
つまり、「肘を合わせる」状態ではなくなってなってしまうんですね。

古武術の独特な考え方で、最初は難しいかもしれませんが、継続して稽古していきましょう。
其の二百四十八、捌いて合わせる 大東流合気柔術東京稽古会 
肘を合わせて全身を動かしていく操作法の応用編です。
前回は合気上げ鍛錬法のひとつの方法として、互いの上腕部を一直線上に置き、肘を合わせるやり方を取り上げました。

同じ動きを、今回は立った状態でやってみましょう。
まずは動画を見てください。
相手が片手取で手首をつかんできます。
そのままの状態では反対の手からの攻撃がありますので、まずはそれに対応して外側に捌きます。
同時に手刀を使って相手の攻撃を防ぎます。
この時に、相手の肘と自分の肘を直線上に置くように操作してください。

この操作で、相手の動きを止めたところで、肘の角度を維持したまま互いの腕の下をくぐって、相手の後ろに回り込みます。
手刀を相手の背中につけるようにして、肘を押さえ、固めてください。
大事なことは、相手の肘と自分の肘を合わせることですが、この時に腕だけを動かすような操作をすると相手の全身を動かすことができません。

必ず捌きを入れ、全身の動きで手刀を操作するように意識してみてください。
動画にもあるように、剣を使うように動くと、上手くいきます。
自分の身体を転換して回り込むときも、体を回すことだけを意識すると外れやすくなりますので、剣の意識を忘れないようにしてくださいね。

東京稽古会では、日常行う稽古で大東流合気柔術の基本的な考え方を修練しています。
興味のある方は、上のメールフォームからお問い合わせください。
其の二百四十七、肘を合わせる 大東流合気柔術東京稽古会 
東京稽古会では、大東流合気柔術の基本術技を自主稽古などを通じて継続的に鍛錬していますが、そのうちでも多く取り上げているのがこの「合気上げ鍛錬法」です。

合気上げには鍛錬の目的や方法によってさまざまなアプローチの仕方が考えられます。
今回はそのうちのひとつを紹介しましょう。
動画を見てください。
双方が座ったまま、捕手側は軽く肘を曲げ、手を相手の方に向けます。
受け手は相手の手首を握り、中心に向かって押し込んでください。
捕り手側はこの時、押し込んできた相手を跳ね返すようにはせず、からだ全体で受け止めるように意識します。

最初は反射的に腕で押し返してしまうことが多いのですが、そこを重点的に鍛錬してください。
押し返さず、受け止めることで、相手が押してくる方向が感じられるようになります。
次に手刀を作り、相手に肘と、自分の肘が、上腕部で形成される一直線上に並ぶように操作します。つまり、「肘を合わせる」んですね。

肘を曲げて行っている場合は、比較的容易に合わせることができるでしょう。
肘と肘を合わせる感覚が掴めたら、そのままの状態で相手の肘を動かしてみてください。手刀を使い、からだ全体の操作を意識してください。
肩から先の力で強引に持っていくと、うまく行きませんよ。

からだ全体で操作するためのひとつのポイントですが、背中を丸めず、正しい姿勢で技を行うことです。
稽古を通じて細かい部分の精度を上げていくことで、古武術独特の身体の使い方を会得していってくださいね。
| h o m e |