扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
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其の二百五十九、動きを追う 大東流合気柔術 東京稽古会 
座って行う鍛錬法です。
全身の連動と脱力の感覚を養成します。

大東流合気柔術では、この操作法のように双方が座って両手を取らせ、上半身の力を使わずに崩していく「合気上」の鍛錬法もありますが、これもその一変形です。
動画を見てください。
座って両手首を押さえられます。
取られた手首に力を入れて動かそうとすると、相手の抵抗を受けて、力のぶつかり合いが起きます。
そうなってしまうと、強く押し込んできている相手の身体は、よほどの体格差や力の差がない限り動かせません。
腕で動かそうとせずに、身体の重心を移動させるような意識で、膝ごと一方向に動かしてみてください。
そうすると、強く押し込んできていた相手の身体が若干ですが動くはずです。

ここで大事なことは、肩から先の力を抜くことです。脱力が出来ていると、下半身の動きが接点を通じて相手に伝わります。
腕に力が入っていると、引っかかるように相手の力を感じて動かせなくなってしまいます。

相手の身体が動いたら、その動きを注意深く追うようにして、さらに自分の身体を動かしてみましょう。ここでも、上半身の力を使うのではなく、足~腰を動かしていく意識が必要です。
慣れてきたら、相手に手首を押さえられると同時に崩しをかけていく修練をしてみてください。
相手にしっかりと手を取らせることがコツですよ。

この動きは様々な技に応用することができます。
東京稽古会で、体験してみませんか?
其の二百五十八、鎌手詰 大東流合気柔術 東京稽古会 
突きを打ってきた相手の手首を取って、詰めてしまう形です。
東京稽古会では毎回稽古の初めに基本動作を行いますが、その中に手首の柔軟性を高める動きがあります。

この鎌手詰の捕り方もその一つです。
繰り返し稽古しながら、自分なりのコツをつかんでいく必要があります。
動画を見ましょう。
受け手の攻撃は中段突きです。
それと交差させるように、こちらも中段突きを出します。
この時に手だけを出すのではなく、足を使って体で突きを打つことが重要です。
このところ継続して解説してきたように、膝と突きの方向を合わせましょう。

それと同時に、相手の攻撃線の外側に出るように体を捌きます。
今回のポイントはここです。
相手の攻撃を止めながら、打ってきた力の通り道の上に自分の身体を置かないことが、次の崩れを誘発します。
相手の肘に腕を絡め、自分の方に引き付けるようにしながら、外側に重心をかけます。
こうすることで、相手が自然に前のめりになり、体勢を崩してくれます。
ここで相手が安定した体の状態になっていると、手首の関節が極まりにくいんですね。
まずは、身体全体を崩すことが必要です。

最後に手首の極めになりますが、ここは肘が接する自分の胸がしっかりと張れているかということに意識を置いて稽古してください。
手首だけに力を入れても、上手く極まりません。
むしろ手首は軽く折り曲げ、肘と手首の両方を詰めていくようにしてみましょう。

冒頭にも言いましたが、これは基本動作を真剣にやっているかどうかで、上達の度合いがはかられます。
東京稽古会へ参加してみたい方は、ブログ内に設置のメールフォームでお問い合わせください。
其の二百五十七、袖捕小手返 大東流合気柔術 東京稽古会 
これまで数回にわたって手足をそろえて操作する、中心で動かしていくなど、大東流合気柔術の基本的思考法を取り上げてきました。
今回はそれを一つの型に落とし込んでいきましょう。居捕の小手返です。

同じ名前の型でも、相手の攻撃の仕方によって変化していきます。
ただ、どの変化技でも接点を通じて体の真ん中、体幹部分を崩していくというところは一緒です。
動画を見てください。
相手が二の腕部分の道着を掴んできます。袖捕ですね。
受け側は腕を通じて、相手の体が動かないようにしっかり押し込んでください。
捕り手はその圧力に対して、腕の力で抗しようとしてはいけません。
足を動かし、自分の体の中心から手刀を突き出してください。

このとき、前回までやってきたように、膝の上で手刀を操作することが重要です。
そうすることによって相手の体を崩すことができます。相手の攻撃は無効化し、次の動きにつながるんですね。
試しに小手先で(肩から先だけを動かして)当身を打ってみると、相手の体は動かないことが分かるはずです。

当身を防いだ相手の手を小手返しの形にとって、斬り下げます。
これも、手だけで行うのではなく、足を動かして体の中心で取りに行くようにしましょう。
それと同時に足を開き、体の向きを変えます。体を開くことで、相手を大きく崩すんですね。
このときも、体の動きと接点が連動する必要がありますよ。中心で動かしていくこと。
基本的な考え方がきちんと組み合わさったとき、相手を楽に制することができます。

東京稽古会では、大東流の思考法を基本から研究しています。
参加お問い合わせは、ブログ内に設置のメールフォームからどうぞ。
稽古日誌 令和元年9月29日、10月3日自主稽古 
更新できず、溜めてしまった稽古日誌をまとめて投稿しています

まずは9月29日(日)の自主稽古です。

この日は、初めて古武術に触れる方もいて、簡単な護身術のような動きを取り入れながら始めて見ました。

掴まれた手首を外す「手ほどき」から、抜手取、小手返、小手詰など。

体格差や、男女の力の差があっても体の使い方次第で技がかかることを実感する動きに、興味津々だったようです。
(東京稽古会は原則として自主稽古への参加は会員のみに限定しています


続いて10月3日(木)の自主稽古。

体捌きで、相手の攻撃を無効化して自分の有利な位置を取る動きから始めました。

小手返や両袖捕への対処法・・・。

中心で操作する考え方、脱力の重要性などを体感しつつ研究し…、

裏落、搦投などの型にも活かして修練しました。

日々新しい気付きとともに、成長したいですね

東京稽古会へ参加希望の方は、ブログに設置してあるメールフォームからお問い合わせください

其の二百五十六、中心で動かす 大東流合気柔術 東京稽古会 
なんばの動きから接点と手足の方向を合わせる考え方へと進めてきましたが、今回はさらにその接点を自分の中心で扱うことに焦点を当てていきます。

これも大東流合気柔術に特徴的な思考法ですが、中心をどう捉えていくかを含めて様々な派生形、発展形があります。
まずは、基本の形をこの動きで練習してみましょう。
動画を見てください。
相手が両手首を掴んできます。
押し返さず、受け止めて手刀を張り、相手の肩を詰めます。
次に自分の手刀を交差させるように前で合わせるようにします。
手だけを使わず、足を出して腰と連動させるようにしてください。

そうすると相手の肩はさらに詰まります。
そのまま体の方向を変えるように転換します。
前で合わせた自分の手刀を、前で構えたまま向きを変え、手を下ろすようにすると、相手は崩れます。
このとき重要なのが、手を前で交差させることによって自分の中心で相手をとらえているということです。
腰を前に出して、体の中心からはずれているように見えますが、そうではないんですね。自分の芯が向いている方に中心があるといえばいいでしょうか。
いずれにしても、稽古の中で体感すると、理解できると思います。

さらに、手の力を使わずに相手を運びます。
肩から先に力が入ってしまうと、とたんに抵抗を感じて、腕力で振り回すことになってしまいがちです。
最初は、無理に倒そうとせず、脱力しながら体の向きを変えることに専念してください。
徐々にコツがつかめてくると思いますよ。

東京稽古会では、こうした考え方を稽古を通して研究しています。
参加希望の方はメールフォームにてお問い合わせください。
稽古日誌 令和元年9月16日、23日本稽古、26日自主稽古 
すっかり更新が滞ってしまいましたが、東京稽古会は9月中も毎週稽古を開催しています。
まずは9月16日(月・祝)の本稽古です。

この日は大阪から山本敦史先生をお招きし、指導していただきました。
また、東京稽古会では初めてとなる昇段審査も行いました。

昇段審査では受審者ばかりでなく、受け手や進行役も大きな役割を担います。
たくさんの練習を重ねて、しっかりと大役を果たしてくれました。
見学した会員の皆さんも何かを感じてくれたならうれしいです。

翌週の9月23日(月・祝)にも本稽古を行いました。
中心で操作するという考え方を中心に、四方投の習得を目指しました。

そして、9月26日(木)は自主稽古。

この日は北海道は伊達市から、Guillermo Santos先生が東京稽古会に遊びに来てくれました


Santos先生は、北海道で合気道の道場をやっておられます。

インターネットで東京稽古会にアクセスされ、今回参加されました


お互いの技を研究しあい、とても充実した稽古になりました。

Santos先生、また来てくださいね


北海道お土産の「白い恋人」

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