扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 12月10日(日)12時30分から14時30分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
扶桑会のYouTubeチャンネルでは「メンバー限定動画」の配信を始めました。一般公開の動画ではカットしている口伝や、道場でしか見せないコツを取り上げています。
興味のある方は 「Aiki-Kobujutsu」チャンネルホームページ にアクセスして「メンバーになる」から購読手続きしてください!
【扶桑会がTV放送されました!】
NHKWorld「J-arena」(↑上の画像をクリックすると無料視聴できます)
【関連商品】
扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
【Twitter】https://twitter.com/aiki_fusoukai
【Instagram】https://www.instagram.com/aiki_kobujutsu/
【Facebook】https://fb.com/kobujutsu
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 12月10日(日)12時30分から14時30分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
扶桑会のYouTubeチャンネルでは「メンバー限定動画」の配信を始めました。一般公開の動画ではカットしている口伝や、道場でしか見せないコツを取り上げています。
興味のある方は 「Aiki-Kobujutsu」チャンネルホームページ にアクセスして「メンバーになる」から購読手続きしてください!
【扶桑会がTV放送されました!】

NHKWorld「J-arena」(↑上の画像をクリックすると無料視聴できます)
【関連商品】

【Twitter】https://twitter.com/aiki_fusoukai
【Instagram】https://www.instagram.com/aiki_kobujutsu/
【Facebook】https://fb.com/kobujutsu
稽古日誌 令和二年1月16日、19日、23日自主稽古、26日本稽古 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌です
1月の後半も週に二回の修練を行っています。
まずは1月16日(木)の自主稽古。

昇級審査を控える会員のために、居捕10本、後捕5本を次から次へとかかり稽古風に・・・。
特訓のようにやってみましたが、しっかり課題も見つかったようです。

続いて1月19日(日)も自主稽古。

逆腕捕の握り手、崩し方、固めの習得を中心に二時間。

居捕胸捕、立襟捕、抜手捕、抱締捕の4本でした


1月23日(木)は審査前最後の自主稽古。
最後の追い込みでした。

胸捕、正面打を捌いて小手返を2種。
攻撃線を捌いて外す動きを修練した後、審査技に移ります。

一本捕、逆腕捕、立襟捕、抱締捕と、基本の崩し方、しっかりと手首を腰骨につける操作を最終確認しました。

そして1月26日(日)は令和2年最初の本稽古。
雨にはなりましたが、1月とは思えない暖かな日でした。

稽古ではいつもの基本的な動きを反復して修練。

そして、いよいよ審査です。

審査技は一カ条の立合10本、居捕10本、後捕5本、半座半立5本の計30本。
これは初段の審査と同じ本数です。

緊張からか少し抜けてしまったところもありましたが、無事に一級の認定を受けました。
自主稽古で真摯に取り組んだ結果が出たと思います。

次は黒帯への挑戦です。
東京稽古会では技術向上の道しるべとして昇級・昇段にも力を入れていきますよ~

其の二百七十二、手刀で崩す 大東流合気柔術 東京稽古会 
強く掴まれた手首をはずす「手ほどき」から、流れを切らずに手刀を使って相手を崩し、制していきます。
大東流合気柔術では一カ条の居捕、抜手捕という形になりますが、この動きも手刀の考え方をもとに整理していくことで、核心が見えてきます。

動画を見てみましょう。
双方が座った状態で受け手が両手首を掴んできます。
取られた方は、腕で押し返さず、手刀を活かしてください。相手の肩を詰めるように剣の先を向けましょう。
この手刀を効かせたまま、片方の掴まれた手首をはずしていきます。
前回、前々回と解説した通り、刀で相手の掌を斬り込むように、また、肘の曲がる方向を調節して縦に剣を使いながら操作してみましょう。

この時に注意したいのが、手をほどく操作に気を取られて、もう一方の手刀が死んでしまう(活かされない)ことです。
相手に向けた手刀は技の最後まで、攻めの意識を保ち続けなくてはいけません。
片手が外れたら、その手刀で相手の首筋に向けて当身を打ちます。
同時に、掴まれている腕を柔らかく伸ばし、相手の身体に張りを作ります。

この手を引っ張ったり、あるいは当身のために前のめりになったりしてしまいがちですが、これも剣を使うように、腰を安定させた状態で操作することが重要です。
続いて、自分の身体の中心で手刀を使いつつ、掴まれた手刀を峰が下になるように振り上げます。
同じく首に当てた手刀を斬り込むように下に向け、体を転換。
相手を逆腕捕にとって制します。

と、最後を端折って書きましたが、やはり実際に身体の動きは体感することによってしか伝えずらいですね。
一点だけ。
大きく体を動かしているその時に、手刀を横に回すのではなく、縦に使うこと。
ここが最も大事なところです。

これはつまり、腕の力(膂力)で制するのではなく、剣の理合いで脱力する中で大きな力を伝えていくという、古武術的身体操作法の核心となります。
東京稽古会で、体感してみませんか。
問い合わせはブログ内に設置のメールフォームにてどうぞ。
稽古日誌 令和二年1月12日自主稽古、13日3部稽古 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌です。
1月は週に3回の自主稽古を開催しています。
1月12日(日)は午前中に自主稽古を行いました。

今年のテーマ「基」では重心を意識して動くことを一つの狙いにしています。
この日は軸足にしっかり乗ることを中心に形稽古。

切返、両肩捻、半身投・・・。

さらに肩落を後捕と半座で。
受けの難しい崩しもありましたが、充実した稽古になりました。

そして、翌日13日(月・祝)は3部稽古。
昼の12時半から2時間ずつ、3回の稽古を行いました。
まずは一部。

いつもの手刀詰鍛錬から、正面打ちへの対処を受け方を変化させて。

小手詰、手鏡、巻詰の3本でした。

正面打ちの受け方、捌き方を変えると崩しの方法も変わっていくことを修練の中で体感しました。

続いて15時から17時までの二部。

衣紋締への対処法、また、立技での千鳥足の技法を研究しました。

腰車、帯落、居捕で絞返、抱締の4本。
体幹で崩す、沈む動きを中心に修練しました


そして17時半から19時半までの三部。
写真の背景が真っ暗になっています




両手捕に対して四方投の裏表、半座入身投。後捕の立襟取。

様々な体勢から崩しをかけていくときに、それぞれ重視するところを意識しながら研究しました。

三部合わせて6時間の稽古時間でしたが

気持ちを切らすことなく稽古できました。
東京稽古会では、こうしてガンガン稽古することもできますよ。
参加お問い合わせはブログ内に設置のメールフォームにてお問い合わせください。
其の二百七十一、縦に外す 大東流合気柔術 東京稽古会 
前回に引き続き、相手から掴まれた手首をほどく動きについて考えていきます。
掴み手の切れ目に、手刀の峰、すなわち親指側を当て、剣を使う要領で斬り込むようにして外していくというのがその第一段階でした。

ただ、それだけではなかなか上手くいかないという人も多いと思います。
力が入って押したり引いたり、相手とのぶつかり合いになってしまう場合が多いんですね。
そういう時に、身体の構造からみた、合理的な動きを加味してみます。
動画を見ましょう。
剣の使い方を意識して、自分の手刀を動かしていくのですが、最初はそこが理解しにくいかもしれません。
これまでにも何度か剣の使い方を取り上げてきましたが、その中に「縦に使う」ということがあったのを覚えているでしょうか?
これは簡単に言うと、肘が曲がる方向に合わせて手刀を動かす、ということです。

人間の肘は一方向にしか曲がりません。
動画でも言っているように、剣は肘の曲がる方向に振り上げ、伸びる方向に振り下ろします。
親指側が曲がる方向、小指側が伸びる方向です。
単純な考え方ですが、手刀の曲げ伸ばしを、この肘関節の自然な動きに合致するよう、角度を合わせてみてください。
無駄な力を使うことなく、相手との無用の衝突を避けながら操作することができるはずです。

さらに、角度を変える時に相手との引っ掛かりを感じてしまうことがあると思います。
その時は、腕だけで操作しようとするのではなく、身体の向きを含めた、全身の連動を使うことを意識してみましょう。
これもいつも言っていることですが、剣を使うときには、肩から先だけで動かしません。
全身で操作すること。これは手刀の場合にも当てはまりますよ。

古武術の身体操法を、東京稽古会で体感してみませんか?
参加お問い合わせはブログ内に設置のメールフォームまでどうぞ。
其の二百七十、握りをはずす 大東流合気柔術 東京稽古会 
相手に強くつかまれた手首を、するりと外してしまう身体操作法です。
古武術ではこれを「手ほどき」と言ったりしますが、力に対して力ではなく、身体の構造を利用したり合理的な動きを使うことによって対処していきます。

また、この操作法中にはこれまでに取り上げてきた手刀の使い方、剣の理合いが含まれます。
それでは、動画を見てみましょう。
相手が片手を握ってきます。
本来大東流合気柔術では通常、この接点を利用して相手に崩しをかけていきますが、今回は訓練のひとつとして、この掴み手を離し、逃れる方法を探ります。
逃れる、といっても力いっぱい握ってきている相手に対して、力任せに引っ張ってしまうと、これはどうにもなりません。
自分が力で対応すると、相手はさらに力を入れてくるでしょう。
お互いに力比べの泥仕合になってしまいます。

そうならないために、手刀を使って打開していくんですね。
まずは、掴まれた手の手刀を生かします。
指を柔らかく張り、肘から先が剣になったと仮想してみてください。
相手の掴み手の上に、自由になっている方の手を、そっと当てがいます。
その状態で、相手の掴み手の切れ目、親指と人差し指の間に自分の手刀の「峰」、つまり親指側を当てます。
力任せに回すのではなく、剣で相手の手のひらの中を斬り込んで行くようなイメージでやってみましょう。

斬り込みながら、親指側を切れ目を破るように引き斬ります。
どうですか?
上手くいくと、あっけないほど簡単にはずれてくれます。
先ほど、相手の手のひらを斬り込んでいくと説明しましたが、峰(親指側)だけを使うのではなく刃(小指側)を同時に使う必要があります。
刃と峰、双方のバランスが取れていないと掴み手は切れません。

https://admin.blog.fc2.com/control.php?mode=editor&process=new#
ここも、実際に剣を使って感じをつかんでみるとわかりやすいですね。
次回は、この操作法における手刀の動かし方について、さらに深く考えてみます。
お楽しみに。
稽古日誌 令和二年1月7日稽古初め、9日自主稽古 
令和二年最初の稽古日誌です。
大東流合気柔術東京稽古会は、1月7日火曜日に稽古初めを行いました。

令和二年のテーマは「基」。基本の基、「もと」と読みます。
基本技術の修得に重点を置いた稽古を心がけていこうという思いで定めました。
当面は自分の依って立つ地面を意識し、身体が浮かない古武術の動きを中心に取り組みます。

稽古の方は、まさに基本となる合気上げ鍛錬から一年のスタート。

続いて立合の一本捕、半座の半身投と3本を研究しました。
今年のテーマに沿って足元を意識し、低く動いて技をかける修練をやってみました。

2日後の1月9日(木)も平日稽古。

手刀詰め鍛錬からの、立合裏落、両肘返…。

四方投の表、裏…。

半座の入身投のあと、前回に引き続いて立合一本捕で締め。
いつもより多くの技を行いましたが、相手を投げるための形の修得というよりは、基本的な脱力や沈む意識などを中心に取り組みました。

今年のテーマ「基」(もと)。
カタチを整えるよりもまずは、基本の考え方をしっかり身につけていきましょう。

大東流合気柔術東京稽古会は、今年も参加者を受け入れています。
お問い合わせはブログに設置してあるメールフォームからどうぞ。
其の二百六十九、動いて斬る 大東流合気柔術 東京稽古会 
令和二年、新年の慶びを申し上げます。
今年も大東流合気柔術東京稽古会は、古武術の身体運用法を現代に活かすことを目指し、学びを深めていく所存です。ご支援よろしくお願いいたします。
「剣の理合」を用い、相手との接点を刀を使うように操作して崩していく考え方の続きです。

今回は、居捕の片手取に対応していきます。
動画を見てください。
双方が正座したままの状態で、相手に手首を掴まれます。攻撃線を外すように外側に膝行して捌きます。
それと同時に手刀を斬り上げるようにして、相手の肘を操作します。
この操作によって、腕だけでなく体幹部分まで浮き上がるようにすることが重要なのですが、接点にこだわってしまうと、相手の身体には力が伝わりません。

むしろ、膝行による捌きと、手刀の動きを連動させて、接点にはほとんど圧をかけないようにすることを目指します。
文字面を読むと、まったく理解しにくいのですが、このことが剣を使うことをイメージしながら修練することによって、可能になります。

次に、相手の手首を刀の柄のように握ります。
これまでに見てきたように親指側と小指側を「峰と刃」と考え、刀を構えるように握ってみてください。
腕だけを動かすのではなく、これもまた足を動かし、腰に乗せるようにして操作してください。

はじめは木刀や、模擬刀など、刀をイメージしやすいものを手に持って感覚をつかんでみるのもよいでしょう。
この一連の動きで、相手の腰を浮かせることで技が成立します。
最後に斬り落とすときも同様です。
手先で動かさずに、腰の上に乗り、胸を張るようにしましょう。剣を振り下ろすように…。

同じことばかりを繰り返し言っているようですが、この基本的な考え方の積み重ねが大事です。
東京稽古会で、修練してみませんか?
| h o m e |