扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿) です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】
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【Twitter】https://twitter.com/aiki_fusoukai
【Instagram】https://www.instagram.com/aiki_kobujutsu/
【Facebook】https://fb.com/kobujutsu
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿) です。
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其の二百八十六、自宅稽古 大東流合気柔術 東京稽古会 
東京稽古会では、一か所に集まっての稽古が出来ないこの期間、各自宅をオンラインで結んで、鍛錬を行っています。
週に3回の一人稽古ですが、大勢が一緒に行うことで意欲がわきます。
規則的に運動することで、生活にリズムも出ます。
初めての試みですが、数週間が経ち、うまく軌道に乗ってきました。
今日はその様子を紹介します。
自宅稽古では、初めに体幹トレーニングを行います。

以前このブログでも紹介した、
ストレッチ http://kobujutsu.jp/blog-entry-333.html
体軸バランス http://kobujutsu.jp/blog-entry-334.html
体幹トレーニング http://kobujutsu.jp/blog-entry-335.html
この三種を組み合わせることで古武術に必要な身体感覚を養成します。
脱力、軸の感覚、深層筋の活用など、古武術の動きに対してもメリットが大きい鍛錬法ですので、ぜひ取り入れてみてください。

そして、一本捕、逆腕捕といった型の動きを単独で修練できるよう、東京稽古会独自に体操法を考案して、行っています。
剣の動きを意識して操作を行うことで、身体の連動、中心の感覚、重心の移動…諸々の基本動作を反復練習します。
大東流合気柔術の稽古は通常、相対稽古といって、相手と向かい合って行うものです。
ただ、今回のようにいろいろな事情があって相対稽古が出来ない場合も起こり得ますよね。

工夫して、出来ることを見出す。
それもまた、古武術的な発想法です。
楽しんで、この時期を乗り越えましょう!
其の二百八十五 腰で斬る 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術の考え方を、修練を通して学んでいく東京稽古会の本稽古。
本稽古で基本の動きを習ったあとは、それを型の稽古に落とし込んで繰り返し練り込んでいくという方法で古武術の上達を目指しています。

今回の動きは、手刀を全身の連動で使うということを一つの主題としていますが、大東流の型としては、片手取小手返と呼ばれています。
まずは動画を見ましょう。
片手を掴んで攻撃してきた相手に対し、手刀を活かして肩を詰めます。
前回、前々回から取り上げている手刀の概念をいま一度おさらいしておいてください。
柔らかく指を開き、掌から丹田の力を放出するような意識が重要です。
身体を捌きながら、手刀で外側から斬り込むようにします。相手の親指を斬っていくようなイメージを持ってください。

ここが今回の最大のテーマですが、肩から先の力で手刀を動かしてしまうと、相手の力とぶつかり合って、崩すことはできません。いわゆる、「小手先の動き」になってしまうんですね。
刀を振る時のように、足を使い、腰を動かして手刀を操作しましょう。
相手の身体の中心を、腰を使って斬るような意識で稽古してみてください。

手刀がうまく使えれば、相手の身体は体幹部分から崩れます。
続いて、斬り込んだ手の先を小手返しに捕ります。
小手返しのポイントは動画内で説明していますので、そちらを見てください。
それよりも注意したいのは、この小手を取りに行くときに、手先だけを伸ばさない、ということです。

先ほど今回の最大のテーマといいましたが、手刀を操作するときに小手先だけで動かしたのでは、力を伝えることができません。
ここでも同じように、腰と連動させるようにして、小手返しに手首を極めましょう。
この動きを習慣づけられるようになりましょう。
基本の考え方ですが、非常に効果的で、重要です。

もちろん小手返は、この手刀の操作法だけではなく、ほかにも様々な技法を組み合わせて行われますが、こうした一つ一つのアプローチを引き出しとして習得することで、総合的に技術向上へとつなげていきましょう。
其の二百八十四 真中を守る 大東流合気柔術 東京稽古会 
今回も、大東流合気柔術の基本動作を体感しながら学ぶ本稽古の様子を一部公開していきます。
手刀を使って相手に力を伝えていく「手刀詰」という動きを通して、古武術の操作法を習得していきましょう。

カギとなる考え方は、「縦」に、「真中」で動かすことです。
動画を見てみましょう。
片手をつかんできた相手の攻撃線を外すように捌きながら、手刀を縦に斬り上げます。
相手の手首の外側に手刀があって、この手刀から出た力がしっかりと相手に伝わることで、相手の攻撃が無力化されていることを目指します。
次に相手の手首と肘を曲げるように手刀を操作して、肩から先を固めてしまいます。
その状態で、小手を乗りこえるように手刀を伸ばし、斬りおろすと、相手の腰が崩れます。
これが、手首の鍛錬法でもある、手刀詰です。

今回は、この前半部分の動きを拡大してみていきますが、まず大事なことは、手刀を回さない、ということです。
映像を見ると、握られた手首を外側に回しているようですが、これは手刀を親指側に縦に斬り上げています。
その動きと、身体方向を変える動きが同時に行われることによって、手刀が回転しているように見えるんですね。

次に、手刀を自分の顔の前に構えるようにします。
この時、手刀の刃の部分、つまり小指側が相手にしっかりと向いているようにしてください。
手刀から出る力を相手に伝えるためには、身体の真ん中に手刀があることが重要になります。
この手刀によって、自分の正面を守るような意識で構えましょう。

最初は、真中の感覚が取りにくいかもしれません。
一度、両手を目の前で交差させるようにしてみると、思ったより深く構えないと真中を守ることができないのがわかります。
この位置で手刀を構えることで、力の伝わり方がかなり変わってきます。

攻守を表裏一体に考えていくのも、この大東流という古武術の特徴です。
手刀詰めの鍛錬法を使って、そうした考え方を身につけていきましょう。
其の二百八十三、手刀 大東流合気柔術 東京稽古会 
東京稽古会では月に一回の本稽古で、大東流合気柔術の基本的な考えかたを学び、実際に修練し体感する稽古を行っています。
今回取り上げるのは、手刀の使い方です。

これまでにも何度か動きの中で言及してきた手刀の考え方ですが、今回は改めて、双方が手刀を使って行う修練方法のなかで、その理解をはかります。
まずは、動画を見てみましょう。
手刀とは、まず第一義には自分の手を刀とみなして操作する考え方です。
小指側を剣の刃、親指側を峰と仮想して、刀を使うように操作します。
これが大東流の「剣の理合」につながっていきます。
丹田を発した力が、腕の中心をとおって掌の真ん中にある「労宮(ろうきゅう)」というツボから放出されるイメージを持ってください。

指を柔らかく開き伸ばすことで、手の先全体からその力が出ていきます。
指先は力でガチガチにするのではなく、「芯を作って脱力」させましょう。これも、手刀を意識することで得られる古武術的な身体の使い方のひとつです。
その状態で、剣を振るように手刀を上段から斬り下ろしてください。
これが正面打ちです。

正面打ちを何度も繰り返して、脱力しながら手刀を使うことを修練してください。
それが出来たら、相対稽古です。
向かい合って、受け手が正面打ち、捕り手はそれを手刀で受けます。
この時、剣が直角に交差したり、相手の刀をはじき返すように受けるのではなく、相手の剣先に自分の剣先が添うように受けてみましょう。

また、動画の中でも解説していますが、腰を引かず、身体の中心は相手の方を向いていることが大事です。
目安として、両方の膝が相手の方を向いているかチェックしてみると分かり易いでしょう。

こうして、手刀を体の中心で使うことができると、一本捕をはじめとする、多くの型の要点が理解できるようになってきます。

毎日の稽古でも、手刀の概念を頭に入れながら、修練してみましょう!
其の二百八十二 富士山大賞演武 大東流合気柔術 東京稽古会 
去る2月8日に日本橋公会堂にて開催された富士山大賞での演武展示の様子を公開します。
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