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大東流合気柔術 東京稽古会スケジュール

次の本稽古は 9月27日(日)11時00分から14時00分まで
開催場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)に開催しています。通常稽古は会員限定です。
東京稽古会への参加を希望の方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の二百九十四 居捕肘返 大東流合気柔術 東京稽古会  



 
大東流合気柔術では、関節や体の構造を研究し利用することで、通常では生み出せない力の伝達を行います。今回はここ数回にわたって取り上げてきた肘についての考え方を統合して、ひとつの形を習得していきます。



肘返6



一カ条の居捕肘返という形ですが、肘を利用して力を伝え崩す過程が分かり易くあらわれています。

動画を見ましょう。







胸倉をつかんでくる相手の手首に親指の付け根をあて、胸と密着させます。
前回、「挟んで斬る」や、前々回の「曲げて斬る」でやった考え方ですね。

足を進めて当身を打ちます。両手が一直線上に乗るように出ることで、威力を増します。



肘返1



続いて、相手の肘を曲げるように腕の方向を変え、さらに前進。
肘が曲がる方向に、身体全体で出ることで、無理なく相手に力を伝えます。



肘返3



ここまで崩したら、相手の肘と手首が一直線になるように手刀の峰側(親指の付け根)を引き寄せます。
相手の腕を挟んで、手刀が一直線上に乗っている状態です。「いただきますの形」を前後に分離させる考え方ですね(「其の二百九十三 挟んで斬る」)。



肘返2


わずかに身を沈め、構えた手刀を立てるようにすると、相手の腰が持ち上がります。
引き落とすのではなく、真下に沈むように。

相手はこれで無力化しますので、足を立て替え、180度転換して、投げます。



肘返5



複雑に見える動きの連続ですが、肘を攻めて力を伝えていく、ひとつ一つは単純な動きの複合体です。

東京稽古会では、こうした多岐にわたる考え方の習得を通じて、大東流そのものを理解していきます。積み上げた一つ一つの要素を、複合させ、派生させながらより深いところにある武術の神髄に迫っていきましょう。
 
 









Posted on 2020/06/28 Sun. 15:25 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  中心  当身  転換 
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其の二百九十三 挟んで斬る 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回は、古武術の動きに合掌「いただきます」のかたち)が非常に有効だという話をします。
 
日本人は昔から、自然の恵みや、人知を超えた存在に対して敬虔な気持ちになったとき、そっと手を合わせて感謝の気持ちを表すことをしてきました。
 


挟んで斬る3



掌を自然に合わせると、口から顎の高さに指先があり、脇が締まります。
肩甲骨は自然に下がり、身体の力は抜けて、重みがの丹田のあたりで感じられるのではないでしょうか。
この感覚で体を動かすことが、大東流の操作法として、とても理にかなっているんです。
 
動画を見ましょう。
 






相手が中段突で攻撃してくるところを、体を捌いて外します。
 
このときに突きこんできた拳(手首)と、肘の急所(前々回「其の二百九十一 肘を斬る」参照)を同時に手刀で挟むようにします。
 


挟んで斬る6




手首は峰(親指側)で引き付けるように、肘は刃(小指側)で切り込むように伸ばします。
この押し引きのバランスで相手の腕を攻めることで、全身の動きを止めるのですが、両方の手刀の使い方に極意があります。

それが、「いただきます」のかたちなんです。



挟んで斬る1



これまでも大東流の身体操作法を何度も解説してきましたが、伸ばした手刀と、引き込んだ手刀は、どちらも自分の中心で使われていることが重要です。

正しい方法で相手の突きを止めたとき、両方の手刀を合わせると掌はぴたりとくっつくはずです。
このかたちが合掌、つまり「いただきます」になるんですね。



挟んで斬る2



脇が締まり、肩の力が抜け、指先まで柔らかく張って手刀が活きた状態。
この状態が相手を抵抗なく制する、柔(やわら)の身体運用法です。



挟んで斬る4



稽古では、お互いに感謝の気持ちを忘れずに、身体を動かすことのできる幸せを感じながら…とよく話します。
さまざまなことに合掌する気持ちで、修練することも大切かもしれませんね。



Posted on 2020/06/21 Sun. 12:12 [edit]

category: 中段突

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  古武術  姿勢  中心  攻撃線  丹田  合掌  中心線 
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其の二百九十二 曲げて斬る 大東流合気柔術 東京稽古会  




前回につづいて、肘の関節を利用して相手の動きを制していく考え方です。



曲げて斬るサムネ2



一方向にしか曲がらない関節である肘を、伸ばしてしまうことで動きを制限したのが前回「其の二百九十一 肘を斬る」)の方法ですが、今度はその特性を逆に使います。

動画を見てください。







袖を捕ってきた相手の肘に、親指の付け根を当てて腰を切ります。
手刀の「峰」側を使って斬り込む意識で行ってください。
相手の身体が前に泳ぐように崩れたら、手刀をかえして斬り落とすように体勢を低くします。



曲げて斬る1



肘を伸ばす方法と、曲げる方法。
時に応じて二つのやり方を使い分けますが、これは相手との距離感や、身体の状態によって選択します。
この場合は、近接したところで押し込まれているので、すでに相手の肘は曲がっており、それを利用するわけですね。



曲げて斬る3



さて、肘が曲がる方向に力を加えることで、抵抗なく相手を崩していくことが初めの動きの目的ですが、その時に力で押し込むと、相手は身体を固めてしまいます。



曲げて斬る6



腕の力で斬り込もうとせず、当てた手刀を脱力した状態で使うことが重要です。
また、手刀は手首から先だけを意識せずに操作しなければなりませんが、これについては実際に手を取ってやってみた方が理解しやすいでしょう。



曲げて斬る2



今回の動きには、脱力した状態で相手との接点にかかわるという極意が含まれています。

東京稽古会では、こうした古武術の核心技法を分かり易く解説しながら修練しています。
お問い合わせはブログ上部の「メールフォーム」からどうぞ。











Posted on 2020/06/14 Sun. 12:14 [edit]

category: 袖捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術 
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其の二百九十一 肘を斬る 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流は、合気柔術と呼ばれる通り、柔術の流れをくむ武術です。
昔から日本では柔(やわら)と呼ばれるように、相手の身体の急所を取り、関節の逆をついて制していく技法の体系といっていいでしょう。



肘を斬る2



これから数回にわたって取り上げる動きは、その急所・関節のひとつである「肘」を扱う考え方です。

動画を見てください。







相手が二の腕のあたりを押し込むように掴んでくるところを、外に捌き、腕を伸ばします。
手刀を活かして、剣で斬り下ろすように操作すると、相手の腰が崩れ、倒れます。

たったこれだけのことですが、実際に袖を取られて圧力を受けると、力みが入ってしまい、容易に崩すことはできません。



肘を斬る3



考え方のひとつとして、「身体を伸ばす」という点に注目してください。
肘を斬り落とすという目的にこだわって、力任せに手刀で押し込もうとすると、相手から大きな抵抗を受けます。
肘は逆には曲がらない関節ですから、そこに大きな力を加えられると、受けた方は必死になってそれを防ごうとします。結果、力のぶつかりあいが起き、膠着してしまいます。



肘を斬る5



まずは、斬り落とすことは先におき、肘を攻めることで相手の肩を動かしていくことを目指してください。

肘を攻める際には、その急所を的確に狙うことも重要です。
肘関節の裏、頬杖をついたときに当たる部分が急所です。腕を伸ばして肘の裏を触ると突起がありますが、その高手側(肩に近い方)を狙います。



肘を斬る4



ここに手刀を柔らかく当て、操作していきます。
くれぐれも力任せに攻めないこと。相手の身体が固まってしまいます。
柔(やわら)の思考法で、動いて下さい。





Posted on 2020/06/07 Sun. 20:04 [edit]

category: 袖捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  中心  連動 
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其の二百九十 四方投裏 独習法 大東流合気柔術 東京稽古会  




今回も東京稽古会が取り入れている一人稽古法です。

大東流一カ条両手取の四方投には、手刀を使って真っすぐ前に出たのち体を転換させる「表」技と、反転して手刀で相手を攻めたのちに転換する「裏」の二種類の崩し方があります。



四方投裏5



どちらも、相手に近い方の手刀を主に使うことで、相手に力を伝えていくところは同じです。剣を相手に向けて、外さないところも共通して重要な点です。

今回はそれに加えて、特に意識したい点を中心に解説していきます。

まずは動画を見てください。







両手を取ってきた相手の掌を、斬り上げるようにして喉元に短刀の切っ先を向けます。
これは「表」技と同じ。

次に相手の隣に並ぶように足を差し出します。
脚の小指と小指を合わせるようにして、反転する準備をします。



四方投裏4



実際の相対稽古においては、ここは一瞬の流れのうちに通り過ぎる過程ですが、あえてこれを一つの動きとして抽出しているのには理由があります。

反転する過程において、短刀が相手から外れてしまうことが多いんですね。
実際に相対稽古では、この部分で引っかかり力技に陥ってしまうことが多く見られます。



四方投裏7



丁寧に、正確に相手を狙って動きましょう。
反転して隣に並んだ時も同様です。構えた短刀はあくまでも相手に力を伝えるための道具であることを意識してください。



四方投裏1



剣を構える際に重要なのが、自分の軸上で剣を操作することです。重心を乗せて、剣を身体全体の力を集中させる道具としてつかいましょう。



四方投裏3



そして、それとほぼ同義になりますが、骨盤の上に垂直に上半身を乗せた正しい姿勢を維持しつつ動くことも重要です。



四方投げ裏サムネ



この二つのポイントを意識して四方投の裏を修練してみましょう。
剣の使い方のエッセンスが含まれた、非常に効果的な鍛練法になります。






Posted on 2020/06/02 Tue. 15:20 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  姿勢  中心  重心  剣の理合 
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