扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿) です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】
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【Twitter】https://twitter.com/aiki_fusoukai
【Instagram】https://www.instagram.com/aiki_kobujutsu/
【Facebook】https://fb.com/kobujutsu
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
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其の三百三十三 外から崩す 大東流合気柔術 東京稽古会 
方手取からの相手の体勢を崩し、帯をつかんで引き落とす。
大東流合気柔術一カ条「帯落(おびおとし)」の変形のような動きを解説してみよう。

今回の動きもまた、相手の攻撃線に対してどう初動を取るかで、技の成否が決する。
すなわち、相手の外側に自分の中心を置き、そこから崩しをかけていく操作である。
さらに手刀は必ず自分の中心で使わなければならない。
相手の力が届かない位置で、自らの力は十全に発揮させる。
再三言っているが、これが我々が修行する上において必須の思考法だ。

外側から、相手の中心を攻める際には、ともすれば手刀を横に振り回すように操作してしまいがちだが、ここも縦に斬り込んでいく意識で稽古してみる。
お互いに、相手の感覚を確かめながら技の精度を高めていくとよい。

崩しの掛け方によっては、相手の力とぶつかることもある。
それはやはり肩から先の力で強引にねじ伏せようとしている場合が大半だ。

脱力し、攻撃線を外し、手刀を縦に使う。
こうした一つ一つの思考法を、当稽古会では「技の要素」と呼んでいる。

上手くいかないときは、こうした技の各要素が複合していないと考える。
本稽古で取り上げる基本動作を繰り返し修練することで、総合的に古武術を捉えていってほしい。
其の三百三十二 捌いて外す 大東流合気柔術 東京稽古会 
相手の攻撃は、一つの力の筋道としてとらえられる。
これは特に合気柔術に限ったことではないが、攻撃を受けた側は、その両側に立ち位置をとることで直接力を受けずに対処することが出来る。

今回は、その立ち位置の変化にちょっとしたアクセントを加えることで、反対に相手の力を封じて、コントロールしてしまう一連の動きを取り上げてみる。
胸倉をつかんできた相手の攻撃線の内側から外側に捌き、同時に相手の手を二ヶ条に捕る。
先ほど言ったアクセントだが、この時の二ヶ条を敢えて軽く、小指だけを引っ掛けるように使ってほしい。

力を入れずに身体の位置を攻撃線の内外で変化させる、このことによって接点となる手首に腰からの大きな力が伝達され、それが相手の体幹に及ぶ。

これは小指を使った操作であることが肝心である。従来ここで解説を試みているように、小指は身体全体のパワーを無理なく伝達するのに適した器官であり、その使い方は大東流の極意に通ずる。

百聞は一見に如かずの謂いの通り、これは実際に体験してみることが理解の近道だ。
東京稽古会への参加は、ブログ内のメールフォームにて問い合わせください。
其の三百三十一 膝詰合気上 大東流合気柔術 東京稽古会 
これは現時点の東京稽古会としての考え方だが、「合気上げ」という技があるわけではない。

相手の攻撃を無力化する操作の一環として、両手刀を使って体幹を崩していく、その鍛練法として「合気上げ」を行う。
あくまでも、相手を崩すための動きのひとつなのだ。
そして、その鍛練には幾通りもの方法があり、どの道筋をとってもいい。

今回は相手の肩と繋げるために、膝を操作して接点を動かしてみた。
鍛練する際に重要なことは、肩から先の筋力を使わずに体幹の力を相手に伝えること。

膝を使って肩との繋がりを作った後は、さらに相手の重心を自分の腰に乗せていくという難関が控えている。

いずれはそこをも克服していく必要があるが、まずはこの修練法で、合気上げの前段をクリアしていってほしい。
其の三百三十 四方投 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術の技術体系のなかでも、今回取りあげる四方投げは多くの核心的な思考法を内包している。

手刀の使い方、体幹の運用法、脱力など、細かく上げていけばキリがないが、今回の動画では特に剣の理合いに基づいて、相手の身体に斬り込んでいくことに焦点を当てた。
すなわち、剣を構えるように差し出した両腕で、相手の肩を詰め続けて斬り倒す方法だ。

実際には、この動画で示したよりもややコンパクトに操作する。

言わば受け手の身体の真横で鋭く体を転換するようなイメージだ。

また、腕を足捌きと連動させて動かすことを強調するために手刀の振りも大き目にしている。

剣で斬り込むように入っていく、その要素を分かりやすく修練するために、本来のキレを弱めているのだが、そこはまた、機会を改めて取りあげてみたい。
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