扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
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稽古日誌 令和3年4月11日、15日、18日 
不定期更新中の東京稽古会、稽古日誌です。
我々はこんなふうに大東流合気柔術の修練をしています。
まずは4月11日の日曜日、明大前 扶桑会館での稽古。

肩詰め搦め崩し、三ヶ条一本担ぎ、七里引…

両手取り交叉詰め、肘を手刀で崩す操作、裾払い、合気上げなどなど…

習熟度に合わせて修練できるよう、多彩な操作法を取り上げて稽古してみました。

続いて4月16日(木)、明大前での稽古。

手刀詰、居捕小手詰、両小手返で小指の使い方を鍛錬…

中段突きを小手返しに捕る形では、腰を効かせる動きを修練し…

審査を間近に控えた会員は通し稽古にも取り組みました。
居捕、立合、合わせて20本の方を再確認して、次の本稽古に備えます。

そして、いよいよ4月18日の本稽古。

基本稽古、手首の鍛錬を相対稽古で鎌手詰~小手返~手鏡と行った後、三級の審査。

技は要所を抑えられており、無事合格しました。

その後は「足捌き」、「転換」をテーマに本稽古。

中段突きを内・外に捌いて対処する動き…

最後は内腕返しで締めました。

一見、複雑に見える形も、基礎的な動作がその根幹にあることが体感できたと思います。
鮮やかに相手を倒して、制します。

人数は少なかったのですが、充実した本稽古となりました。
それでは、また次回の稽古日誌で。

其の三百三十五 両肩捻 大東流合気柔術 東京稽古会 
後から掴みかかられたとき、まったく手を触れずに投げ飛ばす。
大東流の後捕「両肩捻」という形である。

「まったく手を触れず」という表現をしたが、実はこの「手を触れない」というところにこの技の真髄が含まれる。
相手の掴み手は両肩である。これを後ろから強く保持している。
対してこちらは上体を脱力し、骨盤にまっすぐ上体を乗せた姿勢をとる。

このまま後ろ向きに身体を転換させる。この時に先ほど構えた姿勢を維持することが重要だ。

相手は強くつかんだ手を離すことが出来ず、こちらの体幹の作用をまともに受けて、大きく崩される。
こちらの手、つまり末端部分で操作しない代わりに、もっとも強力な体幹の力を使えるのだ。

いかにして腰の回転力を相手に伝えるかという点が問われるが、その際に「千鳥足」の捌きを使う。
「千鳥足」についてはこのブログでも再三取り上げているので、そちらも参考にしてみていただきたい。

稽古日誌 令和3年4月1日、4日、8日  
大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌。一年2ヵ月ぶりに再開します。
まずは4月1日(木)扶桑教大嗣での稽古。

基本動作の確認のために相対稽古で鎌手詰、小手返の手首鍛練。

両手取りを搦めて詰める、居捕の二ヶ条小手返、両小手返で小指の鍛錬…

最後は搦投で締めました。

続いては4月4日(日)、高津スポーツセンターでの稽古。

小手返、手鏡、七里引、諸手捕、一本捕、裏落、肘返…

三級審査に備えての技の確認など、思いつくままにいろいろと動いてみました。
人数が少ない場合は、レベルに合わせて濃度の高い修練が出来るのがメリットですね。

続いて4月8日(木)、明大前 扶桑教大嗣での稽古です。

搦めの動作から両手取りを肩を詰めて極める動き…

脱力して手刀詰め、袖捕を斬り落として裾払い…

最後は後捕の突落にも挑戦。

この一年間、様々な工夫をしながら、週に二回の稽古を継続して行ってきました。
今後も大東流の技術向上を目指して、鋭意取り組んでいきます。
稽古会に参加してみたい方は、ブログ内に設置しているメールフォームで問い合わせしてください。
其の三百三十四 交叉極め 大東流合気柔術 東京稽古会 
大東流合気柔術には、相手の身体に恰も金縛りをかけたように動けなくしてしまう技術があり、これを見る人の中には不思議な魔術であるような印象を持ったり、あるいは捕り手と受け手が示し合わせて行う「茶番」だと断じられることもある。

そうした技術のなかのひとつが、「搦め」と呼んでいるものだ。
先ほど述べたような魔術でも、茶番でもなく、人間の身体構造と力の伝え方によって物理的に身動きをとれないようにする。
ただ、その際に、現代のスポーツで追及されるようなパワーやスピードとは別のロジックで身体を使うことが要求されるために、その実態を経験したことがない人から、いわゆる「インチキ」だとみなされがちなのだ。

相手からの攻撃線を外し、柔らかく脱力した手刀を使って、相手の肩を詰めながら、自分の身体を伸ばしていく。
急所の掴み方や、力の伝え方に極意があるとはいえ、ごく単純化すると、やっていることはそれだけなのだ。

筋肉量に頼った身体の使い方では、相手をこのような状態にすることは難しい。

攻撃の意識を持った相手に対して、それに抵抗するように動いていては、この合気柔術の真髄ともいえる技術に至る道は遠い。

斯く言う私自身もまだまだ技が荒く、これからの修行で動きの精度を上げる必要があるが、目指すべきところはすでに明確だ。
東京稽古会では、基礎的操作法から、大東流の深奥まで、幅広い内容を修練していく。
参加申し込みは、ブログ内に設置のメールフォームにて受け付けています。
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