FC2ブログ

東京稽古会への入会について

通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 5月22日(日)14時30分から17時30分まで開催します。
場所は 神道扶桑教太祠 本殿  です。

東京稽古会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。

其の三百八十 帯落 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術 初伝一カ条の形「帯落」。
今日はこの技術の解説を通じて、見た目と実体の間には必ず隔たりが存在するという態度で物事を見る大切さについて述べて見たい。



帯落サムネ2



この形は比較的初心者のうちに出会う技でもあって、一見複雑に見える操作法に戸惑う修行者も多いことと思う。
また、帯をつかんで背骨を折りにかかるようなダイナミックな見た目から、大技であるというような印象を強く持つことも想像に難くない。







しかし、その印象にとどまればとどまるほど習得するのには時間がかかる。
もちろん、短期間に習得することだけが目的ではないので、試行錯誤の上に技の本質を発見することにも意味はあるが、その時であっても、自分が見ているものに囚われないことを目指すべきだと考える。



帯落5



単刀直入に言うと、この技は「相手につかませておく」ことで成立している。

首を絞めに来た相手(受け)が無力化するとき、受けは「首をつかませられている」のだ。



帯落1



技を修練し始めのころは、技をかける側(捕り手)が腕を伸ばし、相手の顎を押し返しているように見えるだろう。

そうではなく、腕を伸ばし、自分の身体を沈め、そして腰を切って攻めあがる一連動作は、相手がつかんだ手を離せないようにするためのものなのだ。

攻撃者と見えたものが、実際にはそうせざるを得ない状況に陥っている実態を、傍観している第三者は知りえない。



帯落3


見た目と実体の間には必ず隔たりがある。
しかし我々は、一見の理解で足りたとし、思考停止してしまいがちではないだろうか。

少なくとも、実態というものを傍目から理解できたように思い込んでしまうことは危険なのだと、心にとどめたい。
自戒を込めて。



スポンサーサイト



Posted on 2022/04/24 Sun. 18:00 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術 
tb: 0   cm: 0

稽古日誌 令和4月7日 10日 17日 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌、今回は4月前半の記録です。



_20220407_234643.jpg



4月7日(木)は、扶桑教太祠 本殿での稽古でした。



_20220407_234147.jpg



「脱力する」をテーマに、小手詰から鎌手詰への変化技…



_20220407_234536.jpg



さらに袖捕への対処法を数種。裏落、肘当投、裾払。



_20220407_233522.jpg



これらの技を相手との距離感や自分の体勢に応じて臨機応変に動くことも、大事な鍛錬です。



_20220407_232444.jpg



状況は常に動いており、一度成功した方法論が次回にも効果があるとは限りません。
予断を排して、その瞬間に最適な解決を見出していく訓練は、日常生活にも十分に応用が利くものといえます。



_20220407_232147.jpg













続いては4月10日(日)の稽古です。
この日も扶桑教太祠 本殿にてお世話になりました。



_20220410_201340.jpg



中心で接点を操作する大東流合気柔術の基本的思考法を実際の操作に落とし込んで鍛錬します。



_20220410_200151.jpg



片手取四カ条詰、居捕肘返、帯落、外巻搦詰など。



_20220410_201152.jpg



筋力によるパワーやスピードに依存して、体を部分的に動かす考え方では、加齢した人間や体力の弱い者は生き残れません。



_20220410_195601.jpg



日本古来の柔術の流れを汲む大東流合気柔術は、全身を同時に運用することで、そうした部分的な力に対応する道を伝承してきました。

そして、先の大戦ののち、日本人は自らその思考法を放棄し、忘れ去りました。



_20220410_195723.jpg



いま我々は、失いかけている日本古武術の方法論を再発見しなければならないときに立ち会っていると考えています。



_20220410_195949.jpg



東京稽古会の活動が、その大きな流れの一筋となって、多くの人に日本古来の知恵を見出してもらえるよう、微力を尽くしていきます。



_20220410_195344.jpg









4月17日(日)は扶桑教太祠 本殿での稽古。


DSC05059_1.jpg



お宮の前の桜も可憐に咲いています。



DSC05064_1.jpg



扶桑教太祠は元亀年間(戦国時代)から続く富士山信仰の拠点として、長く人々の崇敬を集めている神社です。
全くのご厚意から、日本古武術の継承発展を掲げる東京稽古会にご賛助いただいています。



_20220417_191445.jpg



稽古の方は相手との「間(ま)」を意識した動きから。
さらに手首関節の取り方をいくつかの方法で修練したのち、形に落とし込んでいきます。



_20220417_184408.jpg



後取抱締捕、半座裏落、立合裏落…



_20220417_184808.jpg



個別の要素である基本動作を積み重ねて習熟し、それらを複雑な形の動きに再構成していく。



_20220417_185024.jpg



こうした修練法を取りながら、大東流の全体像の把握につとめていきます。
千里の道も、今日の一歩から。
地道に取り組むことが、極意に到るもっとも着実な方法です。



_20220417_185808.jpg










Posted on 2022/04/20 Wed. 20:00 [edit]

category: 稽古日誌

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  居捕  鎌手詰  正面打  小手返 
tb: 0   cm: 0

其の三百七十九 肘を下げる 大東流合気柔術 東京稽古会  




脱力することで自分の感覚が広がり、相手のどこを攻めるのが効果的かを知ることができる。

と、言葉にすれば怪しい宗教染みた物言いになるが、大東流合気柔術の術技において、これは正しいということが実感できる。



肘を下げるサムネ



今回取り上げた操作は、上から押さえつけてきた相手の身体を無力化し、逆に腰を崩して取り押さえてしまう。
普通に考えれば、相手の力に対してそれを上回るパワーをもって抵抗し、何とか凌ぎ返すというところが想像されるところだろう。







だが、ここでは押さえつけられた最初の状態から脱力することで突破していく。
腕の力は使わず、むしろ脱力して手刀の向きを探る。全身の連動を使って、相手の身体を斬り上げる道筋を探る。



肘を下げる3



次に相手の手首に手刀を巻き付けるように絡め、肘を広げて押し下げる。

これら一連の動きに腕の力が加わると、途端に相手とぶつかってしまい、技は停滞してしまう。




肘を下げる2



脱力し、自然体を守ることで、己が感覚が研ぎ澄まされる。
相手のどこに、どの方向に、どれだけの力を向ければいいかを教えてくれる。



肘を下げるサムネ2



決して宗教やオカルトではなく、これは我々稽古会が実際に体感することで育てている技術なのだ。




Posted on 2022/04/17 Sun. 18:00 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  連動 
tb: 0   cm: 0

稽古日誌 令和4年3月24日、27日本稽古、31日 大東流合気柔術 東京稽古会  




大東流合気柔術 東京稽古会の稽古日誌です。
今回は3月後半の記録です。



_20220324_231745.jpg



3月24日(木)は世田谷総合運動公園体育館での稽古。



_20220324_220845.jpg



軸を意識して相手の攻撃を受け止めて、崩す…



_20220324_222347.jpg



基本的な考え方ですが、実際に相手に対するとなかなか思うようには動けません。



_20220324_222054.jpg



正しい姿勢を維持すること一つとっても、頭で考えているイメージ通りにできないのが実情です。



_20220324_223339.jpg



稽古はそうした「自分の不可能性」を意識して、向上への意欲をかきたてるための場でもあります。



_20220324_224843.jpg











3月27日(日)は3月の本稽古でした。



摺足2



この日は基本的な古武術の体の動かし方から始めました。



捌き3



摺足を使って相手の攻撃を捌く動き。
スピードある突きや、木剣などの武器に対する動きを体感していきます。



捌き2



これは実は毎日の稽古で行っている基本動作の中に含まれている動きなのですが、改めて意識すると見えてくるものがあります。



逆襷2



そして、基本動作が複雑な形の中に活かされることを学び、修練する…3時間にわたってじっくりと取り組める本稽古ならではのメニューです。



逆襷3



また、この日は5級審査も開催。



天神5級審査_1



昨年入会した会員が初の審査に挑み、合格。
今後のさらなる精進を望みます。



逆小手 2



稽古はこの後、居捕逆小手、肘当投、裏落。



逆小手



前半で学んだ要素を使って、技をより深く理解していきます。



肘当投



本稽古で基本の考え方を知ることは、大東流合気柔術の習得においてとても重要です。

東京稽古会では本稽古の内容をYouTube動画にして公開するなど、古武術の思考法を紹介することを一つの目的にしています。
このブログもその一つです。



裏落



もちろん実際に本稽古に参加して、実際に古武術の一端に触れることによって得られるものは非常に大です。



搦投



現在のところ、東京稽古会では本稽古への一般参加が可能です。
大東流合気柔術を体感してみたいという人は、メールフォームから問い合わせください。



_20220328_125356.jpg







最後は3月31日(木)の稽古。



1649253139386.jpg



手首の鍛錬から、裏落、両肘返、居反、合気上…。



1649253139445.jpg



相手を自分の重心の上に乗せるということをテーマに修練しました。



1649253139267.jpg



会員相互で自主的に内容を話し合って稽古を組み立てました。



1649253139517.jpg



自ら武術の道を探求していくことのできる、頼もしいメンバーたちです。



1649253139573.jpg












Posted on 2022/04/12 Tue. 20:22 [edit]

category: 稽古日誌

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術  姿勢  重心  正面打  合気上  一本捕 
tb: 0   cm: 0

其の三百七十八 七里引 大東流合気柔術 東京稽古会  




局所を攻めることで、全身を制してしまう場面を古武術の神秘的なイメージとして想像する向きも多いことだろう。



七里引サムネ



大東流合気柔術の七里引という形はまさにそうしたイメージに合致する動きだ。
手首をひねる(ように見える)だけで、相手は身動きが取れなくなってしまう。







ただしこの動きは、手首だけ、肘だけを痛めつければ成功するわけではない。
外見上そう見えるかもしれないが、攻めているのは相手の体幹部分、すなわち腰である。



七里引2



動画にあるように相手の腰が盤石な状態で技をかけても、ほとんど効果がない。
肘を逆関節に捕ることで生じる痛みはあるかもしれないが、それは激しく抵抗されるか、回避されて終わるレベルのものだ。



七里引1



初動で相手の腰を自分の中心にのせてしまい、つま先立ちにして無力化したところを攻める。
それが出j来てはじめて、手首のひねりと肘関節の固めが威力を発揮してくるのだ。



七里引3



せめぎ合っている接点よりも、その向こうにある本体を意識する。
これも古武術が内包する、奥深い知恵であると感じる。






Posted on 2022/04/10 Sun. 18:00 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  中心  手刀  小手返 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

入会はこちらから

大東流合気柔術って何?

これまでの動画と記事

最新記事

最新コメント

カテゴリ

アクセス数

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top