扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
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其の百二十、攻撃線を外す 大東流合気柔術 東京稽古会 
単純な考え方が、最も重要だということは良くあります。
今回の身体操作法(と言うよりも動き方と言った方がいいでしょうか)も、
そんなことの一つです。

双方立合で正面打ちからの小手返しという技を行いますが、大事なのはその技の始まりの部分です。
今回は、そこを中心に解説していきますね。
動画を見てください。
相手が正面打ちで攻撃してきます。
こちらはその打ち込みに対して、手刀で迎えうち、攻撃を止めます。
相手の手刀は、自分の脳天から腰までを両断しようという意図のもとに真っ直ぐ打ち下ろされます。
いわば、攻撃が直線的に向かってくるわけです。
これを相手の「攻撃線」といいます。

一方、それを受ける側は、その攻撃線状にとどまっていては、いかに受け止めているとは言っても、不利な状態に居続けることになります。
そこで、相手の攻撃を受けると同時に、自分の位置をずらします。
足を捌き、身体全体を動かすんです。
相手の攻撃を受け止めている手刀は、動かしてはダメです。
ここが最重要ポイントです。
手だけで、相手を動かそうと思ってはいけません。

繰り返して言います。
足捌きを使って、身体全体を動かしましょう。
自分の手刀の位置は、動く前と後で変わっていません。
動画をよく見てくださいね。自分の身体の中心線上から動いてません。
この操作で、攻撃してきた側は、自分の発した力が相手にコントロールされているように感じてしまうんです。
さて、攻撃線を外して、自分が有利な位置に立ったら、受けた手刀を斬り落とすようにして、相手の拇指丘を小指から握りこみます。小手返しですね。
さらに相手の側面に踏み込みながら、相手の手の甲に手刀をあてて斬り落とします。
小手を捕られ、抵抗できなくなった相手は倒れるしかありません。

きわめて武術的な思考法と言えるのではないでしょうか?
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