FC2ブログ

扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 
  
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
【関連商品】扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク

其の百二十一、打ち込む(車倒) 大東流合気柔術 東京稽古会  

質問:初心者が武術修行をするうえで、早く上達するためにはどうすればよいと思いますか?


打ち込む3


なんと今回は、その答えを大公開します。
動画を見ましょう。





はい。もうわかりましたね。

答は「相手に届くように攻撃する」です。

なんじゃそれ と言うツッコミ、ありがとうございます。
でも、初めのうちは、ほんとに皆さんキチンと打ち込めていないんです。

手が届いていなかったり、相手に力が伝わっていなかったり、付き合いたての恋人同士のようにただぎこちなく手を握り合っているだけ、みたいなことも多々あります。

大東流の修業は、まずは「受け」と「捕り」を仮想しての型稽古が中心です。
約束の上で技を始めることが大半ですから、お互いが変な馴れ合いで中途半端な攻撃をしてしまいがちです。

そうすると、技を行う意味がなくなってしまうんです。


打ち込む2


今回取り上げた「車倒(くるまだおし)」では手刀を使った「横面打ち」です。
受けの手刀が捕り手に届いてない場合、もしくは届いていてもちゃんと踏み込んで斬りこんでいなかったりした場合、捕り手側の次の動作には何の必然性も生まれません
なぜなら、何もしなくても安全だから。
手刀を受けなくてもいいし、当身で相手の前進を止める必要もない。

型稽古が、「振り付けの練習」になってしまうんです。

でも、そうなってしまうのも無理はないかもしれません。
人に対して攻撃を仕掛けることなんて、日常的には考えられませんよね。

「相手のこめかみから乳首に向かって斬り下げろ」とか言われてもピンときません。
分かります。私も最初はそうでした。

ただ、古武術の稽古そのものが非日常的な体験であるということを考えるならば、刀で命のやり取りをしていた当時の人々の意識に寄り添うことは必須です。


打ち込む1


「相手を殺すつもりで攻撃する」ことで、開けてくる意識の地平があります
これが、武術修行の上達につながっていくんです。

賢明な皆さんには言わずもがなとは思いますが、決して暴力を推奨しているのではありません。
生命の存立の境界をイメージすることが、より良い生き方につながると言えば少し大げさでしょうか。

関連記事
スポンサーサイト



Posted on 2016/09/17 Sat. 09:46 [edit]

category: 横面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀 
tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://kobujutsu.jp/tb.php/125-24f0af9a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

入会はこちらから

大東流合気柔術って何?

これまでの動画と記事

最新記事

最新コメント

カテゴリ

アクセス数

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top