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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 
  
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
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其の百二十二、抱締 大東流合気柔術 東京稽古会  



初伝一ヶ条の型、「抱締(だきじめ)」を解説します。

相手が首を締めに来た腕を捕り、最後に自分の腹に抱きかかえるようにして締め付けるところからこの名前がついた、のかもしれません。


抱き締め5


「抱きしめたい♡」みたいなちょっと甘い感じとはかけ離れてますのでお気を付けください

動画を見ましょう。





一見複雑な動きの連続ですが、ポイントを押さえることで理解しやすくなります。

受け手の攻撃は「衣紋締」です。手首と襟を使って頸動脈を締めます。
ボーっとしていると3秒くらいで「落ちて」しまいます。いわゆる絞め技ですから練習するときは面白半分にやらずに、危険性をきちんと認識しながらやること

捕り手側は、当然、ただ締められていてはダメです。
首が締まらないように捌きます。相手の手から逃れようと上半身だけを動かすと、逆効果です。余計に締まっていきますから、必ず足を使って、身体全体で動きましょう

この「捌く」動きで、相手の攻撃線を外します。「其の百二十、攻撃線を外す」で解説したことをもう一度思い出してください。まだ見ていない人は一読するべしです。


抱き締め3


さて、捌くと同時に当身です。相手の腹部めがけて突きを入れます。
これも形だけではなく、相手の腰が引けるように身体全体で当身を入れましょう。
相手が腰を引くことで、締めに来た腕を伸ばさせることが目的です。
この操作が出来ないと次の動きが、効力を発揮しませんから要注意。

相手の腰が引けたら、締めに来ている腕の間から自分の腕を相手の肩めがけて差し伸ばします。
力づくではなく、相手の体に絡みつくように伸ばすのがコツです。


抱き締め4


指先が相手の肩にあたりますが、ここを押そうとこだわってはいけません
先ほど当身を入れた時に「相手の腕を伸ばす」といいましたが、この操作もその延長線上にあります。

ヒントは、相手の腕と自分の身体の「接点」です。
この接点全てを使って、相手の腕を伸ばし、崩します

最初のうちは、差し出した腕一本で何とか崩そうとしてしまいがちです。そうすると小手先の力しか発揮できません。
むしろ腕は柔らかく伸ばすこと。そして姿勢を正しくとることで、全身の力を相手に伝えます


抱き締め2


動画で先生の姿勢を見てください。受け手側は身体が前傾するように崩れていますが、先生は「地面から垂直に生えている」ような盤石の体勢です。

稽古すれば、ここは比較的容易に習得できます。
道場に足を運んで、繰り返しやってみましょう!




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Posted on 2016/09/23 Fri. 09:11 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  手刀  当身 
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