扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
其の百二十八、肚で止める 
今回取り上げるのは、大東流合気柔術の重要基本操作です。
これまでにも「合気上(あいきあげ)」といったタイトルで何度か登場したことを覚えている人もいると思います。

私は、「合気上」というのは「鍛練法」だと思っています。
力を使わずに「合気で」人を持ちあげて投げ飛ばす、みたいなイメージでとらえられることが多く、「合気上」自体が不思議な技のように思われているようですが、それにはちょっと違和感があります。
でも、「合気上」って、人気あるんですよね。
ウェブで「合気上」を検索すると、山のように解説サイトがヒットします。
youtube上で公開しているこのブログの動画でも、合気上関連の動画閲覧回数はいつも上位に来ています。
合気系武術にまつわる独特のファンタジーの効果、みたいなものでしょうか?
閑話休題。
動画を見てみましょう。
座った状態で両手をとられて押し込まれます。
この時、相手の力を受け止め、さらに相手の重心の下に入るような意識で腰を浮かさせる、というのがいわゆる「合気上」です。
過去記事(「其の百、合気上」)で詳しく解説していますので読んでみてください。
ここでは、合気上の基礎となる身体の使い方を解説します。
それは相手の力を、「下丹田(肚)で受け止める」ということです。
稽古をしていて、どうもよく分からないという表情を見せる方が多いのは、ここです。
それはそうですよね。握られているのは手首ですから。
「ハラ、関係ないやん」
わかります。皆、初めはそうです。

重要なことは、姿勢です。
正しい姿勢を保つことで、地面の反発力を利用すると言い換えると良いでしょうか?
まず、膝に重心がかかるように座ってみましょう。お尻が若干浮くような感覚です。
骨盤の上に、上半身を乗せているイメージを持ってください。
乗せているわけですから、上体は垂直を保たないと、安定しません。
だからと言って、上半身をガチガチにしないように。
力を抜いて、重力が最も素直にかかるように、まっすぐ座ります。
この姿勢が、強い状態、正しい座り方です。

初めに戻りましょう。
相手が手首をとって押してきます。
この時、腕に力を入れて対抗しようとすると、「肩から先の力」しか出ません。
力みをとって、正しい姿勢のまま、丹田と上半身、腕が一体になっているイメージを持ってください。
ここの感覚をつかむのが一番難しいのですが、腕を身体の中心を起点に伸ばすようにするのがコツです。
そして、相手が押してくる力を感じましょう。
さらに、相手の力が手首から腕、肩を通って自分の肚にまで到達するようにイメージします。
これが、「肚で止める」身体操作です。

次回は、この操作法を使って、技をやってみますよ!
- 関連記事
-
-
其の二百七十九、体幹トレーニング(ストレッチ) 大東流合気柔術 2020/03/14
-
其の二百四、座礼の仕方 大東流合気柔術 東京稽古会 2018/09/27
-
其の百九十一、受け手の攻撃について 大東流合気柔術 東京稽古会 2018/06/28
-
其の百二十八、肚で止める 2016/11/05
-
其の九十六、沈んで止める 大東流合気柔術 東京稽古会 2016/04/12
-
其の九十五、軸を作る 大東流合気柔術 東京稽古会 2016/04/08
-
其の六十八、膝行(しっこう) 2015/11/13
-
スポンサーサイト
« 其の百二十九、七里引
其の百二十七、手鏡 大東流合気柔術 東京稽古会 »
コメント
コメントの投稿
トラックバック
トラックバックURL
→http://kobujutsu.jp/tb.php/132-12f3052c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| h o m e |