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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 
  
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
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其の百三十五、包む  


相手の手首を捕る操作方法です。
逆腕捕の際に、この方法をマスターしておけば、見違えるように技がかかりやすくなりますよ。


包む4


ポイントは、力を入れて握りこまないことです。
このところいつもこの言葉を言っているような気がしますが、それは大東流において「力づくで操作しない」ということがいかに大事かということを表しています。

前置きはこのくらいにして、動画を見てみましょう。





お互いに向かい合って、受け側が腕を伸ばします。
捕り手は相手の手の甲に自分の掌を同じ向きに重ね合わせます。
逆腕捕の掴み方ですね。

相手の小指丘の付け根、少し膨らんだところに自分の小指を引っかけます
親指以外の四指で小指丘を、親指で相手の親指の外側を持ち、挟み込むようにします。

この時、相手の手を握りつぶすようにしたり、手首を曲げようとしてしまいがちです。
慣れないうちは、皆必ずそうなってしまいます。

不思議なことに、そうすると技はかからないんですね。


包む3


動画にあるように、四指と親指で相手の手の甲を「包む」ようにします。
力を入れて握ってはいけません。
その代わりに、包んだ手の形を、しっかりと維持するんです。

私自身は、このことを「手で籠(ケース)を作るように」と表現しています。

手の形を変えない(維持する)というのは、案外力を必要としません。
それでいて、相手には驚くほど力が伝わります。
逆に力をこめて握ると、接点から力が逃げていってしまうんですね。
上手く表現できませんが、稽古を続けていくうちに体験的に理解できます。


包む1


さらに、相手の手を包んだあとに、身体の中心で手を斬り落とすようにします。
ちょうど相手の手首を刀の柄に見立てて斬るような意識です。

横や斜めに動かすのではなく、縦に斬ることがとても重要ですよ。
そうすることで、自分の力を効率よく相手に伝えることが出来ます。


包む2


今回の操作法は、逆腕捕を上達させる秘訣ですが、その他の型にも応用が効く重要な考え方です。
正直、ここで公開していいものかと思うくらいの内容ですが。

稽古会では、さらに深いところまで研究していますので、興味のある方は是非参加してみてくださいね。


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Posted on 2017/01/22 Sun. 09:12 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀  姿勢 
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