扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
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其の百三十八、片手捕小手返 
今回は小手返です。
大東流初伝一ヶ条の小手返は両手捕から始まりますが、型の考え方を分かり易く修得するために、あえて片手捕から始めています。

攻撃線を外すための身体の捌き方や親指の攻め、手刀の使い方など、大東流の特徴的な身体操作法を解説します。
まずは動画を見てください。
相手が片側の手首を掴んできます。片手捕ですね。
この時、相手のもう一方の手から攻撃を受けることを意識します。
相手の攻撃線の上に留まったままでいると、まともに攻撃を受けてしまいますね。
そうさせないためにどうするか?
このところ何度かやっているように、外側に自分の身体を移して攻撃線を外します。
足をしっかり動かして体勢を変えましょう。

それと同時に捕られた手首を自分の目の前に持ち上げます。
表現の仕方が難しいのですが、まずは自分の掌を内側に向けるようにしてみてください。
以前、「其の百二十七、手鏡」で解説した身体操作法です。自分の顔を手のひらに映すような意識です。
最初はこれだけの操作で相手を止めることは難しいと思います。
自分の手を持ち上げることにこだわってしまって、力任せになることが多いからです。
そうではなく、自分を掴んできている相手の「手を攻める」というふうに考え方を変えてみてください。

具体的には相手の親指を攻めていきます。
さらに、肘の使い方にコツがある・・・のですが、これ以上ここではバラせないので詳しく解説するのはやめておきましょう。
というのは半分冗談ですが、実際に手を捕ってみないと微妙なニュアンスが伝わりづらいのも事実です。
私のつたない文章では誤解を招いてしまうおそれもありますからね。
もちろん、稽古に来られた方には丁寧に秘訣をお伝えしますので。

さて、足捌きと腕の操作で相手の攻撃を止めたら、空いた方の手で相手の拇指丘を挟むようにします。「つかむ」というよりは、小指の締めを効かせて挟み込むように。
そして、縦に斬り落とすように手刀を使います。
小手返しは、一見相手の手首をひねっているように見えますから、最初のうちは掴んだ手を回転させようと横の動きにこだわってしまう人が多いんです。
でも、それでは力が相手に伝わっていきません。
この動画解説でも再三言っているように、手刀は縦に使うということを意識してくださいね。
相手の肩口をやや外側に削ぎ切るように手刀で斬ると、相手の腰が崩れて、きれいに力が伝わっていきます。

もったいないと思えるほど、たくさんの秘訣を書いてしまいましたが、文章を読んだだけでは習得は難しいものです。
実際に稽古で、試してみましょう。お待ちしています!
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コメント
がんばれ東京稽古会さん!
毎回更新を楽しみに拝見しています。
いつか稽古会に参加させて頂きたいです。
運営はご苦労が多いとは思いますが、頑張ってください。
URL | 香港 #x.E7LWQ6
2017/03/12 04:53 | edit
香港さん、ありがとうございます
コメントありがとうございます。
このところ更新が滞っているのですが、もう少ししたら復活しますので!
温かい言葉、励みになります。
また是非稽古会にもお越しください。
URL | 東京稽古会 #-
2017/03/16 12:12 | edit
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