扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】扶桑会DVD「柔(やわら)の力の完成」←Amazonへリンク
其の百四十二、捕らせる 
相手が攻撃の意思を持って手首をつかんできたら、皆さんはどうしますか?
たいていの場合は、振りほどくか、身体ごと引っ張って掴んだ手を離そうとするのではないでしょうか。

大東流では、振りほどいたりひっぱたりせず、逆にその接点を利用して相手の身体の自由を奪おうと考えます。
動画を見てください。
片手を掴んで来た相手に対して、手のひらを開きます。
この力加減ですが、強く開くのではなく、指を柔らかく伸ばすようにして手の内を「張る」ような感覚です。
相手はこちらの手を封じようとしてくるわけですから、当然強く握ってきます。
そこに対抗するのではなく、むしろその力を迎え入れるように自分の手の甲を相手の掌にくっつけるようにしてみましょう。
言葉で聞くと一体何のことを言ってるのかわからないですよね。
ここからは実際に誰かに手首を握ってもらった方が分かり易いかもしれません。

手の甲を相手の掌にくっつけると言いましたが、どこにくっつけてもいいわけではありません。
具体的には相手の拇指丘と小指丘の膨らんでいる部分に密着させます。
肘の辺りで自分の腕を軽く握って見てください。上腕の方から手首に向かって握った手を滑らせて来ると、自然に引っかかるところがあるのが分かると思います。
そこが、密着させる部分です。
不思議なもので、ここを攻められると、握っている側は手を離せなくなります。

さて、密着させたら相手の肘を突き上げるように、手を操作します。
手を軽く開き、指を柔らかく伸ばしています。そう、手刀の形になっていますね。
手刀は、手首のところで曲げてはいけません。刀は真っすぐでしょ。
そのイメージを持ってください。
さっき、相手の肘を操作すると言いましたが、それにはコツがあります。
相手の肘と自分の肘を一直線にしてみてください。
手刀で、相手の体を擦り上げるようにして振りかぶります。
上手くいかないときは、腕だけ(肩から先)で手刀を動かしていることが多いです。
刀を操作するように、自分の中心で手刀を使うように心がけてみてください。
脇を締めて、膝の延長線上に手刀を乗せるイメージを持つと、感覚が掴みやすくなりますよ。

最後は三カ条の形に極めて、終了です。
相手は爪先立ちになって、身体の自由を奪われた状態です。
初めは攻撃を仕掛けてきた相手を、無理なく制して形勢逆転です。
実際にここまで出来るかどうかは、稽古次第ですけどね。
東京稽古会で、体験してみませんか?
- 関連記事
-
-
其の百五十一、小指丘にかける 大東流合気柔術 東京稽古会 2017/08/08
-
其の百四十六、剣を使う 大東流合気柔術 2017/06/15
-
其の百四十四、中心に上げる 大東流合気柔術 2017/05/22
-
其の百四十二、捕らせる 2017/04/20
-
其の百三十八、片手捕小手返 2017/02/19
-
其の百三十三、小手詰 2016/12/24
-
其の百二十九、七里引 2016/11/11
-
スポンサーサイト
« 其の百四十三、粘着させる 大東流合気柔術
其の百四十一、両手捕切返 大東流合気柔術 »
コメント
コメントの投稿
トラックバック
トラックバックURL
→http://kobujutsu.jp/tb.php/146-da37fcd4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| h o m e |