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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 
  
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
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其の百七十六、親指を攻める 大東流合気柔術東京稽古会  

相手が手首を握ってくるのを、逆に相手の小手を捕って制します。
これまでに何度もやってきたおなじみの技、小手返です。


親指を攻める1


この時、相手の攻撃が片手捕(相対した側の手でつかむ)と交叉捕(握手をするようにつかむ)と2パターン想定されるのですが、どちらの場合にも同じ考え方を使って制していきます。

それが、今回取り上げる「親指を攻める」です。

動画を見てみましょう。





最初は片手捕。相手が片方の手首を掴んできます。
その手を外そうとしてはいけません。相手に掴ませたまま、自分の方に引き込みます。
手首で引っ張りこむのではなく、肘を前に出す要領です。

すると、相手の手首が自分の目の前に来ますので、もう片方の手を合わせるようにして小指から絡めとります。

この時に掴むのが、相手の親指です。実際には親指の付け根から掌底にかけてのふくらみ、いわゆる拇指丘ですね。そこを攻めていきます。さらに掴まれた腕も同時に使って相手の親指を攻めていきましょう。

動画でも言っているように小手先ではなく、身体の捌きと連動させて攻めることがポイントです。
相手が崩れたら、手刀で斬り落として、固めます。


親指を攻める2


さて、今度は交叉捕です。
片手捕の時と同じように相手の攻撃を引き込むように受けます。
さらに身体を捌きつつ、もう片方の手を添わせるようにして相手の手を捕りましょう。
この時、掴むところはまたしても相手の拇指丘です。
片手捕の時は逆方向、交叉捕の時は同方向に添わせるようにと、手の向きこそ違いますが、親指の付け根を攻めるというポイントは変わりません


親指を攻める4


「攻める」という言葉が力いっぱい痛めつけるという風なニュアンスを与えるかもしれませんが、指先そのものはさほど力を入れない方が有効です。
むしろしっかり小指を絡めて、親指と小指側とで「はさむ」ような感覚で握ってみてください。親指の位置は薬指と小指の付け根辺りがベストです。


親指を攻める3


こうして親指を攻める位置をきちんと取れたら、相手の崩れ方が変わってきますよ。
稽古会でも繰り返して鍛錬していきましょう。





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Posted on 2018/03/15 Thu. 19:19 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 手刀  連動  大東流  合気柔術 
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